07/07/19 22:16:03
エルサレムで同性愛者の集会
カテゴリ同性愛
エルサレムで10日、同性愛者らが理解を深めてもらおうと大規模な集会を行った。
3つの宗教の聖地であり、厳格なユダヤ教徒も多い場所だけに、厳しい批判も多い中での開催となった。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、3つの宗教の聖地であるエルサレム。これらの宗教では、
いずれも同性愛は罪であり、最大のタブーの一つとされている。
シンボルの虹の旗を振りかざし、同性愛者らが派手な衣装で町を練り歩くゲイパレード。
2年ぶりに開催される今年、聖地での開催に強く反対する声が宗教界から起こった。
ユダヤ教の戒律を厳格に守った暮らしを続ける超正統派ユダヤ教徒の地域では、
激しいデモが連日行われ、多くの逮捕者も出す事態となった。
反対派は「(同性愛は神に)禁じられたことです。本当に気持ちが悪い」
「彼ら(同性愛者)は、ほかの人々にも気持ち悪いことをさせようとしている。
自分たちだけでやっていればいいものを、ほかの人にも広げようとしていて悪影響だ」と話す。
一方、集会の主催者は「我々がパレードを通じて訴えたいのは、人は平等だということです。
ゲイだけでなく、権利の尊重や、寛容な民主性を求める一般の人々のためでもある」と述べた。
結局、町中をパレードするという当初の予定を変更し、警備しやすい大学キャンパスでの集会形式となった。
それでも、計7000人の警官が警備にあたり、厳戒態勢での開催となり、会場の入り口では、
厳重なセキュリティーチェックが行われた。
主催者によると、イベントには9000人が参加。表現の自由、
自由なエルサレムを目指すというメッセージが読み上げられた。
隔離された場所での開催となった結果、大きな混乱は起こらなかった。
主催者は「私たちは反対に負けずにこの町にとどまり、戦い続けます。
来年は、町でパレードします」と話した。