06/06/12 05:42:20
>>203
「あ、いやな、その、なんちゅうか…。」
照れ臭そうに頭に手をやるトウジ。
「惣流のヤツにはたかれてもうてな、それで…いや、それでちゅうわけでもないんやけど…あ、えと…要するにやな、こないだのことや。」
なんとなく予想していた言葉に胸がドキドキしはじめた…。
「ワシも男やからな、はっきり言わんとあかん思てな。シンジ…。」
暗くてよく見えないけれど、こっちを真っ直ぐ見ているトウジの顔を、じっと見つめかえす。
ゴックン…。
(トウジはやく言ってよ。)
トウジの次の言葉を、さらにドキドキする胸が催促する。
(言ってよ、僕のこと…。)