06/04/25 20:19:26
>>194
(はぁ、なんで僕がこんな気持ちにならなきゃいけないんだろ)
お腹が空きすぎて少しチクチクと痛い気がする。
リビングはもう薄暗いが、まだアスカは帰ってきていないようだ。
とりあえず買いだめしてあるインスタントの山から一つ取り上げ、めんどうな体の欲求を満たすと、すぐに自室へ引き返す。
何も考えずに眠りたいけれど寝過ぎて目は冴えきっている。
暗く静まり返った部屋はそれでなくても余計なことを考えてしまうけれど、ここ以外に自分の居る場所もない…。
ベッドの傍らには携帯が転がっているがもう随分時間が立ちすぎているし、第一なんと言ったらいいのかわからない。
八方ふさがりの狭い部屋で仕方なくいつもの単調な音楽を再生する。
(そのうちトウジから何か言ってくるよ、たぶん…)
今日の様子ではとてもそんなことは期待できないと分かっていても、そう望まずにはいられなかった。