古畑任三郎と戦わせたいエヴァキャラat EVA
古畑任三郎と戦わせたいエヴァキャラ - 暇つぶし2ch168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 23:29:59
>>166-167
テラワロスwwww
そういえば日向も姿形変えて出てたような…

169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/01 07:58:08
ちょwwなんでそんなにエヴァ陣営が絡んでるんだwwww

170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/01 20:10:29
ワラタ、GJです

171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/09 02:41:30
あげ

172:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/09 04:06:57
>>168
日向は生存するが、クロトという別名は死亡するから出さなかったんだとオモ。

173:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/09 09:31:32
古畑「シンジさん、あなたはアスカさんの首を絞めて殺しましたねー」
シンジ「だって、アスカは僕を助けてくれないんだ、僕を見捨てたんだ、僕を殺したんだーーーーーっ!!!」

古畑「気持ち悪い…」

ここで古畑のテーマの代わりにkomm,susser todがかかり、シンジがお縄をちょうだいする。


174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 08:43:43
神降臨まで保守

175:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:06:07 6Zf5kahY
古畑「すると、あの三角の建物が本当の研究所ということですか~、う~ん実に興味深いですねぇ。」
古畑、半信半疑の目をこちらに向けてきたが、最初は自分もそうだったなとも思い返して冬月は視線を古畑から外した。
ゲヒルン・・・。表向きは人工進化研究所などという一風変わった名前を冠されているが、内部の人間は皆
この施設をゲヒルンと呼ぶ。当然この不可解な名称区分は外部への表面的な隠れ蓑と実質的な研究機関と
を分けるためのモノなのだろうが、このような秘密主義的なやり方がどうも好きになれないというのは、冬月自身の割り切れない複雑な思いが拒否反応として浮き出ている証左のなのだろう。
「着きましたよ?冬月さん?」
やはり古畑の声で冬月は、ハッと我に返った。
冬月「では、こちらの第一ケージへご案内します。」
ワクワクしながらついてくる今泉、古畑は辺りを注意深く見回している。
誰かの足音が聞こえる。ナオコは一瞬背筋が凍りついたが大丈夫と自分に暗示をかけて、足音が遠ざかるのを待った。しかし1分もしないで、その足音の主は彼女の居る第一ケージへとやってきた。
ナオコ「あら・・・冬月先生。こちらは?」
かすかに声が震えるのを古畑は見逃さない。
冬月「ああ、私の古い友人の古畑さんと、その部下の今泉君だ。古畑さん、赤木ナオコくんだ、優秀な科学者だよ。」
古畑「ぇどうも、はじめましてーわたくしふ・る・は・たと言う者です。以後お見知り置きを」
今泉「今泉慎太郎です~!。どうも・・・」
ナオコ「はじめまして古畑さん、今泉さん。」
ナオコ、冬月に近づき例の件を報告した。
冬月「なんだって!?すぐに案内してくれ。」
ナオコ「ここですわ・・・。」
一同絶句。そこには変わり果てた姿のレイが横たわっていたからだ・・・。



176:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:09:30 6Zf5kahY
警察の人間が慌ただしく廊下を行き来する。
西園寺「古畑さん。これは間違いなく自殺と考えられます。発見時の血の固まり具合から推測するに、死亡推定時刻は恐らく10時ごろになると思われます。」
古畑「だろうねぇ。しっかしさあなんか気にならない?」
西園寺「なんか、というと?」
古畑「だってさぁぁ西園寺君、自分で首を絞めたあと、スピーカーの角が頭にぶつかったんでしょ? だとしたらあんなに綺麗に頭に穴があくわけ無いんだよ。」
西園寺「確かに言われてみれば不自然ですね。それにたまたまあの場所に居たなんて偶然にしては出来すぎてますからね。」
古畑「そうなんだよ。それになんで、頭が濡れてたのか・・・どうも引っかかるなあ?」
今泉「誰かが水をかけたとか?」
古畑「それはありえません。もし水をかけたんなら辺り一面水浸しでしょう?しかしそうなると誰かが・・・」
今泉「誰かが頭でも洗ったんじゃないですか?」
古畑「そこなんだよぉ今泉君。もし誰かが頭を洗ったんなら必然的にあの少女を裸にするか、あるいは足を持って頭だけ水に浸すとかなにかしら水が必要になるんだよ。ところが、この一番ケージの中には水道はない。
したがってこの事件が自殺であるならば、水道のあるどこかの部屋で彼女自身が頭を洗ったと考えなければならない。そして一番近い水道は・・・どこでしたっけ?赤城さん?」
ナオコ「医務室です。」
古畑「ちなみに医務室の鍵は?」
ナオコ「私が持っていますわ。で、でもこんなことになるなんて・・・。わたしの監督不行き届きだわ・・・。」
古畑「お気持ちお察しします。でもご自分を責めてはいけません。」
古畑、目線を下へさげるとナオコのほうをじっと見つめる
ナオコ「うっ・・・っうう・・・。」
古畑「大変申し上げにくいのですが、彼女、最近何かおかしなことを言ってませんでしたでしょうか?」
ナオコ「いっ・・・いえ、何もそんなことは・・・。」
古畑「そうですか。ありがとうございます」
ナオコ「一刻も犯人が早く捕まることを祈っていますわ。」
古畑「おっしゃる通りです・・・」


177:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:11:32 6Zf5kahY
古畑「彼女おかしいねえ。」
古畑2人の部下に語る。
そして、今泉すこし興奮気味に
今泉「何がおかしいんですか!!?」
古畑「だってさ、まだ“殺人”って明白に断言してもいないのに、『犯人が早くつかまることを祈っています』なんて言うんだよぉ?彼女知ってたんだよ~。この事件が自殺じゃないってこと」
西園寺&今泉「なるほど・・・。ということはこの事件は殺人事件ということですね?」
古畑「そういうことですぅ。」



178:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:13:24 6Zf5kahY
リツコ「母さん!!いったいこれはどういうこと?」
ナオコ「見てのとおりよリツコ、レイが・・・自殺したわ・・・。」
リツコ「そんな・・・。」
古畑「あのぉ~、二、三窺ってもよろしいでしょうか?あれ、こちらは?」
ナオコ「紹介します。赤木リツコ、私の実の娘です。リツコ、こちらは古畑さん。刑事さんよ」
リツコ「はじめまして・・・」
古畑「はじめまして~、リツコさん。」
ナオコ「それで、古畑さん何か?」
古畑「はい、え~あれから考えてみたんですが、どうも引っかかる点がありまして・・・。
これなんです・・・。」
そう言って古畑はおもむろに遺体の首を彼女らの方に向けた。
リツコ「これは?どういうことでしょう?」
古畑「見ての通りです。そしてぇぇ、ここで重要なのは彼女の首です。ご覧ください。
ここに首を絞めた跡があります。そういえばあなた、さっき亡くなったレイさんが自分で自分の首を絞めた
とおっしゃいましたね?ところがぁ、もし、自分で首を絞めてお亡くなりになったんだとしたら
絶対にあってはならないものがここにあるんです。」
ナオコ「そ、それはどういうことですか?」
古畑「ここです。ここに小さな引っかき傷があるんです。」
ナオコ「その引っかき傷がどうかされましたか?」
古畑「あれ・・・?お分かりにならない?いいですか?遺体の手を見てください。もし、自分で首を絞めたなら傷が出来るはずないんです。」
リツコ「爪がない・・・。」
古畑、にやりと笑い・・・
「その通りです。爪がなければ、こんな風に傷がつくことはまずありません。となると・・・、彼女は殺された可能性も十分に有りますぅ・・・。そして、内部の者の犯行である可能性が非常に高いということも言い添えておきます。」
古畑はそれっきりパイプ椅子に腰掛けて、てのひらをおでこにやり、何か考え事をしている。


179:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:14:20 6Zf5kahY
程なくして碇ゲンドウ・・・この施設の所長があらわれた。彼は“あの件”の時とはまるで違う雰囲気を醸し出していたが、仮面の下には何か動揺の色が垣間見えて以前と変わらないなという印象を古畑に与えた。
何時の間にか時計は12時を回り、捜査員が帰り始めたのを見届けて古畑は所長・・・碇ゲンドウに近づいた。
古畑「おひさしぶりです。ゲンドウ所長」
ゲンドウ「おひさしぶりです。古畑さん・・・。」
そう言うとゲンドウはナオコの方へゆっくりと近づいていった
そして何事か囁きあった後、ゲンドウは所長室へ戻って行った・・・


180:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:15:37 6Zf5kahY
程なくして碇ゲンドウ・・・この施設の所長があらわれた。彼は“あの件”の時とはまるで違う雰囲気を醸し出していたが、仮面の下には何か動揺の色が垣間見えて以前と変わらないなという印象を古畑に与えた。
何時の間にか時計は12時を回り、捜査員が帰り始めたのを見届けて古畑は所長・・・碇ゲンドウに近づいた。
古畑「おひさしぶりです。ゲンドウ所長」
ゲンドウ「おひさしぶりです。古畑さん・・・。」
そう言うとゲンドウはナオコの方へゆっくりと近づいていった
そして何事か囁きあった後、ゲンドウは所長室へ戻って行った・・・


181:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:16:23 6Zf5kahY
↑まちがった。スマソ

182:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:17:46 6Zf5kahY
最初に口を開いたのは今泉であった。夜も12時を過ぎて、さすがに家へ帰ることは諦めたらしい。
「古畑さ~ん。ちょっとこっち来てくださいよ!」
古畑「なんだよ~?急に?なんなの?」
今泉「聞いちゃったんですよ。ナオコさんと所長、付き合ってるんだってさあ。ああ、羨ましいなあホントにもう!!。」
古畑「それ本当?」
今泉「本当ですよ。さっき花田君に聞いてきたばっかりなんだから。」
花田「よっ、久しぶりっ!」
西園寺「Nervで働いてたんだ、大使館はどうしたの?」
花田「ああ、辞めたよ。閣下が死んですぐ。しっかし何、まだ警察は犯人捕まえられないの。何やってんだよ警察は。犯人は赤木博士だよ。間違いない!動機は嫉妬だろうね。彼女かなりプライド高そうだろ?多分、所長のことで何かあったんだな、間違いない!」
西園寺「とすると、ナオコさんと所長が付き合っているというのは本当なんだね?」
花田「もちろん!部内ではもっぱらの噂だよ」
西園寺「しかしそうなると、碇所長は不倫していたことになります。所長は既婚者で妻の名はユイ、子供もいて
現在は知人に預けているそうです。」
古畑「なんで子供、預けてるの?」
西園寺「はい、実はユイ夫人は2004年のエヴァ初号機の起動実験での事故で既に亡くなられています。そしてその時から子供を預けているそうです。」
古畑「なるほどぉ、ありがとう。西園寺君、それに花田君もね」
花田「では、私は仕事に戻るんで、これで。古畑さん!!Auf wiedersehen!!」
古畑「西園寺君、ナオコさんと所長の関係を洗っといてくれる?」
西園寺「分かりました古畑さん」
花田の後を追うようにして今泉と西園寺はそれぞれ別の方向へ散っていった。


183:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:19:07 6Zf5kahY
(周囲の照明が消える)
古畑「え~、今回の事件はどうやら非力な人間の起こした事件のようです。そして恐らく犯人は女性です。しかし彼女は、大事なことを忘れていました。それは・・・古畑任三郎でした。」

ターミナルドグマはひんやりとした空気でとても快適だったが、おおよそベストとは言いがたい場所だった。
なぜなら、周りはレイの予備体がひとつ残らず同じ顔をして笑っているからだ。かといって外には出られないし、外に出る必要もないので、少しくらい気分が悪くてもここにもう少しとどまる決心をした。今夜は夜が長く感じる。
ナオコはふと、あの古畑とか言う刑事のことを思い出したが“かなり年上だな”という印象しかそこにはなく、むしろ
彼よりは頭の禿げた間の抜けた刑事・・・そう、名前は・・・忘れた。のほうに思考は向いていた。
手を見ると、肌はカサカサで、マニキュアが剥がれていた。
所長・・・碇ゲンドウに断ってここにきてから既に1時間が経過し、ナオコはふと事件を回想した。レイの色白な顔
 零号機のオレンジがかった黄色、そして碇ユイ・・・。今は手遅れ、なにもかも・・・。


184:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:20:41 6Zf5kahY
彼女はターミナルドグマを出るとまっすぐ第一発令所に向かった。そこにはMAGI BALTHASAR・2(マギ・バルタザール)があった。そして待ちかねていたように古畑はそこにいた・・・。
古畑「2,3よろしいですか?」
ナオコ「どうぞ・・・。」
古畑「はいぃ。しかしこちらでは説明しにくいので、第一ケージまで御足労願えませんかぁ?」
ナオコ「・・・いいですわ」
古畑、歩きながら
「え~失礼を承知でお聞きしますが、あなた所長と不倫してましたね?」
ナオコ、一瞬顔をこわばらせると
「実を言うと、まったくそのとうりですわ。でも所長は未亡人ですし・・・。」
古畑「ええ・・・。そしてもうひとつはこれなんです。MAGIの起動パスワード、あなたぁ~、知っていますよね?」
ナオコ」「はい。知っていますわ、それが何か?」
古畑「はい~、ええー他に知っている人は?」
ナオコ「あとは・・・。娘のリツコだけですわ。それにしても何故、パスワードのことを?」
古畑、口元が緩み
「ははははは・・・。え~実はですね、昨日うちの今泉が悪戯して、待機状態のMAGIのスイッチを押してしまいましてね、その時に“パスワード”の入力画面が出てきたんです。」
ナオコ「でも、どうしてパスワードなんか調べるんですの?」
古畑「はいー、そこなんです。犯行当時、電力会社に残っていたデータから推測するにMAGIは起動状態だったんです。そこで、パスワードを知っている人間が何か手がかりを持っているのではないか?・・・そう推測したんです。」
ナオコ「なるほど・・・。全て見事な推理ですわ、古畑さん。」
古畑「ははははは・・・。ありがとうございますぅ~。」
そういう古畑の目は淋しげな視線を床に落としていた。
ナオコはそんな古畑を見てもうダメかもしれないという感覚に襲われた。
そして古畑の携帯が鳴った・・・。


185:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:22:44 6Zf5kahY
西園寺は慌てて古畑に携帯をかけた。彼はエヴァを見てしまったのだ。そして古畑にそれを報告した。

二人は殺害現場となった第一ケージへ到着した。
古畑「はい~。ようやく分かりました。」
ナオコ「なにが、ですか?」
古畑「犯人です~。やっぱり、この事件は他殺でした。そして、内部の者の犯行のようです・・・。」


186:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:24:08 6Zf5kahY
ナオコ「ど、どうしてそんなこと言い切れるんですの?」
リツコ「そうですよ。古畑さん」
古畑「それは、アナタ方のほうが良く分かっているはずです。この施設は、表向きには人工進化研究所なんて呼ばれていますが、内部ではゲヒルンと呼ばれている、しかも人工進化の研究なんてしてない。実際はこれの研究開発を行っていたんです。」
古畑はそう言ってボタンを押した。刹那、扉が開きエヴァ零号機が姿を現した。
古畑「え~このロボットの研究開発をしていた・・・。違いますか?」
リツコ「・・・ええそうよ。でもそれはロボットではないわ。汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン、その実験機に当たります。」
リツコはわざと零号機という言葉を使わなかった。彼に今どれくらいの知識があるのか測りたかったのだ。
古畑「はい。エヴァンゲリオン、略してエヴァ。これはその零号機に当たるそうですね?そしてパイロットは・・・」
ナオコ「綾波レイですわ。」
古畑「はい、そして彼女は内部の人間によって殺された・・・。」
ナオコ「ですから、なぜ内部の人間の犯行といえるんですか?証拠はあるんですの?」
今度はやや強い口調でナオコは言った。
古畑「簡単なことです。何故なら彼女はこの日本のどの小学校にも所属していないんです。」
ナオコ「それは彼女の過去は全て抹消済みだからですわ。彼女はエヴァのパイロットとして最適な訓練を受けるため・・・」
古畑「では外出をしていないと?」
リツコ「まったくではないけどあまり外には出ないわ」
古畑「はい、ありがとうございます。これではっきりしました。外部の人間の犯行ではありません。
何故なら普段あまり外に出ない彼女が犯罪者のターゲットになることはまずありえないということ、
そしてゲヒルンの警備は研究所にしてはあまりにも物騒な警備体制が敷かれているということ・・・。
以上のことから考えてこの事件は内部の者の犯行であると断言できます。」
ナオコ「では、犯人は誰なんですか?」


187:46の続きを妄想する人
06/02/17 00:28:02 6Zf5kahY
>>174 駄作を投下したがどうだ
>>46  ネタサンクス。

みなさま駄作でスイマセンでした。では

188:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 01:19:18 ZeLV1Eld
。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!

189:46の続きを妄想する人
06/02/18 00:00:41 z6uR2rS5
古畑「それは貴女です。ナオコさん。なぜなら貴女は知っていたじゃありませんか?この事件が自殺ではないということ・・・。」
ナオコ「何故そう言い切れるんですか?」
古畑「ええぇ~、貴女さっき言ってたじゃありませんか?『一刻も犯人が早く捕まることを祈っていますわ。』と。私あの時殺人だなんて一言も言ってません。」
ナオコ「知らないわ。」
ナオコは嘘をついた。しかし古畑はそれを無視して話を続ける
古畑「はい、そして彼女・・・被害者の頭には殴られた後がありました。
さきほど貴女は、『スピーカーが落ちてたまたま頭に当たったんじゃないか』と・・・。
しかしこの傷のできかたは尋常じゃありません。スピーカーの角が当たったくらいではこんな傷はできません。
これはなにか鈍器のようなもので殴ったものだと推測されます。」
ナオコ「そう・・・。それで?


190:46の続きを妄想する人
06/02/18 00:19:48 z6uR2rS5
古畑「そして、これです。見てください。ちょうど10時ごろにグラフが跳ね上がってますね?これは先ほど電力会社か
ら送られてきたこの施設の消費電気量を表したグラフです。わかりますか?ちょうど犯行が行われた時刻です。
つまり、犯行時間にはまだこの施設にナオコさんかリツコさんが残っていたことになります。」
ナオコ「リツコは9時半ごろに帰ったわよ。私は居たけど・・・」
古畑「はい、では貴女がMAGIを付けたんですね?」
ナオコ「そうです。でも私はやってませんわ。」


遅筆なので今日はこれまでにします。皆さんおやすみなさい



191:46の続きを妄想する人
06/02/19 00:42:14 ygt6ZIk5
古畑「え~、私用心深い性格なので一応本当にそうか確かめましょう。お~い、今泉君!!」

今泉は大事そうに何かを抱えて走ってきた。
古畑「ええ、お恥ずかしいことに最近手相占いにはまってましてね。見せてくださいませんか?」
ナオコは無言で手を差し出した。
古畑「・・・おや、爪のマニキュアがはがれてますね?ん~どういうことでしょう?」
ナオコ「さあ・・・なんででしょうね?」
古畑「かわいらしいピンク色のマニキュアですねぇ。今泉君、例のものを。」
ナオコ「?」
古畑はピンセットでおもむろにそれを取り出し、ナオコの爪のうえに重ねた。
古畑「え~、色がぴったり合いましたね。実はこれ、先ほど貴女にも説明した首の引っかき傷のあるあたりに大量に付着していたものです。もうお分かりになりましたね?」
ナオコ「マニキュア・・・。もう3日も爪のお手入れしてなかったから。私って馬鹿な女ね。」
その瞬間ナオコの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。そしてリツコは呆然と立ち尽くすのみだった。
ナオコ「あんな人形にも勝てなかった・・・。確かにもう婆さんは用済みなのかもしれませんわ。」
古畑「そんなことはありません。貴女はまだ用済みなんかじゃありません。
GOD'S IN HIS HEAVEN. ALL'S RIGHT WITH THE WORLD. 『主は天上にありて、全て世はこともなし』 Robert Browning の "Pipa's Song "の一節です。
わかりますか?あなたの人生はまだ終わってないんです。」
ナオコ「はい・・・。だからしばらく一人にしてくれませんか?」
古畑は無言で手をかざし、彼女にむけて笑ってみせた。

そして、あのテーマ音楽が流れる。
テロップが流れる。



192:46の続きを妄想する人
06/02/19 00:43:27 ygt6ZIk5
第三新東京日日新聞の朝刊より抜粋
赤木ナオコ博士が人工進化研究所(以下、人進研)で遺体となって発見された。死因は転落による頭部の強打だった。
遺書はなく、その他、手がかりがまったく無いことから博士が自殺した可能性は低いと見られる。
人進研の公式発表では赤木ナオコ博士は事故により死亡となっており・・・。

「この事件は闇に葬られた。もはや新生NERFには婆さんは必要ないだろう・・・。」

終劇 (音楽此処まで)


193:46の続きを妄想する人
06/02/19 00:45:02 ygt6ZIk5
以上で終劇となります。皆さんどうもありがとうございました。

194:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 01:28:12
なんでわざわざMAGI起動させるの?
あと、レイの頭が濡れてたってのはどーなったの?

195:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 02:54:56
ちゃんと読んでる人もいたんだな。

196:46の続きを妄想する人
06/02/19 21:31:10
>>194
レイの頭が濡れてたのは古畑も分からなかったからです。
本当は入れるはずのエピソードが有ったのですが、歯切れが悪くなるので省略しましたスイマセン。
後で入れておきます。
MAGIはナオコの証言に矛盾が生じないよう、あえて起動させました。(スピーカーうんぬんのところ)
読んでいただき有り難うございました。そしてご指摘どうもでした。

197:46の続きを妄想する人
06/02/20 21:37:12 dKquBIyL
古畑「そんなことはありません。貴女はまだ用済みなんかじゃありません。
GOD'S IN HIS HEAVEN. ALL'S RIGHT WITH THE WORLD. 『主は天上にありて、全て世はこともなし』
Robert Browning の "Pipa's Song "の一節です。わかりますか?あなたの人生はまだ終わってないんです。」
ナオコ「はい・・・。だからしばらく一人にしてくれませんか?」
古畑「わかりましたぁ。実は最後に1つだけ質問が有るんですが?」
ナオコ「なにか?」
古畑「ええ、レイさんの髪の毛が濡れていたことなんですが?」
ナオコ「ふふふ・・・。それは秘密ですわ。古畑さん・・・。」
古畑「んふふ・・・。」
そういうと古畑はどうぞと無言で手をかざし、彼女にむけて笑ってみせた。


こちらに訂正します。みなさんどうも有り難うございました。

198:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/24 20:57:07
前略(カヲルが誰かを殺してごまかしたらしい)

中略(古畑に追い詰められたようだ)

カヲル「・・・そのようですね、ボクにとって生と死は等価ですから・・・
    ところでこんなジョークをご存じですか・・・」
古畑「そ、それはまさか・・・」
カヲル「ボクが道を歩いていると、赤い洗面器を頭に乗せた人が・・・」
古畑「どうしたんです、続けて下さい」
カヲル「・・・時が来たようです。途中ですが失礼します」

   起動した弐号機と共にセントラルドグマを目指すカヲル

古畑「ま、待って下さいぃぃぃぃぃぃぃ・・・」


通りすがりです、失礼しました。

199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/26 01:26:25 ndRdapc6
>>198まってくださいぃぃぃにワラタ

200:EVA×IDEON  A CONTACT
06/02/26 01:35:58 dPFdSSPX
エヴァヲタならイデオンを潔く語ってくれ

201:DECOっていいね。
06/03/03 16:19:38 yebmVs4J
145 :ノーネームパラダイス万 :2006/03/03(金) 16:17:08 ID:9ONUDPVj0
古畑さん~~~。。
難題??
これ見てくださいよ。
どれ?
URLリンク(page7.auctions.yahoo.co.jp)
URLリンク(page7.auctions.yahoo.co.jp)
これ見てくださいよ。
どれ?
URLリンク(page7.auctions.yahoo.co.jp)
これ見てくださいよ。
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これ見てくださいよ。
どれ?
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分かった。後で見とく。

202:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/03/11 18:27:46
保守

203:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/03/13 15:14:48
age

204:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/03/13 15:52:12 9sbmu0A1
スレの成長度   ■□□□□□□□□□ 【12.05ドキュソ】
ネタスレの可能性 ■□□□□□□□□□ 【10.3ドキュソ】
クソスレ度    ■■■■■■■■■■ 【100ドキュソ】
1の厨房度    ■■■■■■□□□□ 【68.25ドキュソ】
名スレ度     □□□□□□□□□□ 【0ドキュソ】
悲惨な1度    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【臨界点突破】

☆総合判定結果 D-

         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   .| スレがかなりダメダメ化しています。
 ( ;・∀・) < 1は自作自演、または新たな”ネタ”を提供し、
 (    )  | スレを盛り上げることに全身全霊を注いでください。
 | | |  . | オナーニしてる場合じゃないですよ(藁
 (__)_)  \____________________





205:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/03/21 19:29:36
でも保全さげ

206:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/03/23 07:37:56
中盤までは良スレだったぞ

207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/03/29 03:11:15
hoshu

208:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/03 22:34:38
保全さげ

209:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/05 21:36:08
あげるよ・・

210:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/10 21:57:18
うんうんsageだね

211:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/11 00:51:54 YHdMb6Zq
51 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/01/06(金) 23:59:04 ID:l+CALiIL
>>51
それでますますハゲるわけだな

>>51さんの髪の毛が実はヅラであることを古畑に検証して欲しい

212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/15 23:45:22
保守

213:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/19 19:59:52 Cte6ppxq
もういっそのこと
「古畑VSネルフ」で

リツコもミサトもシンジもレイもアスカもゲンドウも冬月もMAGIもとにかくネルフ関係施設職員みーんなグル。
最強

214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/20 02:05:03 U6HLhRSI
古畑「えぇ~、あなたのこと最初から怪しいと思っていましたぁ。」
リツコ「いきなり何を…」
古畑「動機は何ですかぁ?おそらく愛情関係でしょう。あなたは司令を愛していた」
リツコ「…古畑さん、私忙しいんですけど。」
古畑「現場近くにぃ、ごく小さな陶器の破片が落ちてましたぁ。これですぅ、見覚えありますかぁ?」
リツコ「……!」
古畑「え~今さっき鑑識から連絡がありました。実に興味深い報告でしたぁ、ほんの少量のコーヒーが付着していたそうですぅ、赤城博士、ん~ふっふっふ、あなたのマグカップいかがしましたぁ?」
リツコ「…割れたから捨てたわよ。悪いですか?」
古畑「とぉんでもない!しかぁし…それだけじゃないんです…コレ!」

続かない

215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/23 18:40:39
リツコ「…私の下着?!」
古畑「その通りですぅ…被害者は下着フェチでした、それも犯罪的な」
リツコ「ネルフの人間なら皆知ってることだけど…それと今回の事件に、何の関係が?」
古畑「これは亡くなったとき被害者がポケットの中で握っていたものだと言ったらー…あなたどうしますか?」
リツコ「なっ!!そんな…有り得ないわ!意識を奪われた状態でそんなこと…ハッ!?」
   「やられたわね…機械ばかり相手にしてるから、こんなブラフに引っ掛かるのかしら?」
古畑「んふふ、ご理解が早くて助かりますぅ…」
  「確かに被害者は意識を奪われた状態で致命傷を負いましたがぁ…
  私まだそんなこと一言も言ってませぇん」


正直、スマンかったw

216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/27 21:01:34 7YhMrsr1
古畑「えぇ~、先程動機は愛情関係と私申し上げましたが…、ひとつ疑問があるんです。」
リツコ「…なにかしら?」
古畑「彼…碇司令、あなたのことを本気で愛してらしたと思います。きっと。」
リツコ「なんでそう思うのかしら?興味深いわ。」
古畑「ん~ふっふっふ…、なぜそう思うかと言うと…司令室、実に大量の下着がみつかりましたが、どれもこれも赤城博士、あなたのものです…。全ての下着にネコの印がついていました。」
リツコ「そうよ…だけど、あの人は私の誕生日にウサギマークの下着をプレゼントするんだもの…、私はネコを愛しているのに!」
古畑「…えぇ~、博識な女性の趣味はいくら私でも推理できませんでした。」
正直すまんかった 今は反省している

217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/28 16:06:31 pSTMRXv8
>>216
あ、謝るくらいなら最初から書かないでよね!

す、少しは楽しかったから今日のところは許してあげるわよ…

218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/04/28 20:53:33
>>216
おおー、GJ。そしてありがとう。
正直、勝手に続けといてオチが思い付かないからどうしようかと思ってた

219:マヤの場合
06/05/02 19:49:27
古畑「ん~フフフ…最初からあなた怪しいと思ってたんですぅ~、言い逃れるには余りにも不自然な点が多いんです…ンフフ」
マヤ「…何が言いたいんですか?はっきり言ってください!古畑さん、私、もうあなたの顔見たくないんです!」
古畑「えぇ~それは非常に喜ばしいことですぅ、何故なら私はもうあなたに会うのはこれきりでしょう。」
マヤ「だから何でよ?!」
古畑「言っていいんですかぁ?えぇ~ヘッヘッへ…貴方を逮捕できるからですぅ…フフフ。」


220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/02 21:06:58 mTV4TyZo
マヤ「なんで私が逮捕されなきゃならないのよ!」
古畑「えぇ~あなた、赤城博士が殺害された晩何をしてるとおっしゃいましたぁ?」
マヤ「だからその日は、大学時代のみんなと飲んで普通に家に帰ったって言ったじゃない!」
古畑「え~、失礼ですが、家に帰ったの何時くらいですかぁ?」
マヤ「10時に飲み会終わって11時には家に帰ったわよ!」
古畑「ン~フフ…あなた、嘘つきましたね…?」
伊吹「……嘘なんかついてないわよ。」
古畑「えぇ~たぁしかに、あなたは大学時代の友人と飲み会に行ってらした、10時にもお開きになった。しかぁし…11時には帰宅していません…。ンッフッフ…お~い、今泉く~ん。」

ジャン!

今泉「あ、アハハ…マヤちゃん(笑)」
マヤ「?!」
古畑「今泉のヤツですねぇ~、伊吹さんのこと大学時代から好きだったらしいんですよ、こんな顔してねぇ~エッヘヘへ。それで無謀にも飲み会終わってからあなたに告白しようとしたらしいんです。」
今泉「ちょっ!古畑さん、やめてくださいよ!」
古畑「えぇ~重要なのはここから。よろしいですか?このバカ、告白するタイミングわかんなくてアナタの後ついていったそうです。まるでストーカーですよねぇ~(笑)それで、今泉、どこまでつけて行ったの?」
今泉「…第3新東京市の、ターミナルドグマ前までです…。」
古畑「それ何時くらい?」
今泉「二時間くらいおっかけてましたから…深夜丁度までですかね…?」
古畑「君刑事だろ?ストーカーは犯罪だよ?ほら、もう向こう行って!邪魔!」今泉「ちょっ、酷い!マヤちゃ~ん、また遊ぼうね~。」

221:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/02 21:22:54 mTV4TyZo
古畑「エヘヘ…あなたターミナルドグマまで行って何してらしたんですかぁ?」
マヤ「…仕事が残ってたから戻ってたのよ…。」
古畑「おやぁ、嘘までついてですかぁ?」
マヤ「………ほしかったのよ…。」
古畑「え~なんですって?」
マヤ「…先輩にいじめて欲しかったのよ!」
古畑「え~なんです……………………て?」
マヤ「そうよ!だって先輩に縛られたかったんだもの!先輩の鞭が欲しかったんだもの!だから先輩の部屋まで行ったのよ!」
古畑「……………………………………」
マヤ「でも、いじめられてる時先輩が『マヤ、私、もうあなたを縛るのはこれが最後よ。私好きな人がいるの』なんて言うからカッとしちゃったのよ!」


古畑「えぇ~、人の趣味は人の数だけありますが、さすがの私も予想外でした」

222:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/02 21:25:34 mTV4TyZo
正直すまんかった。今は反省している

223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/02 21:32:22
古畑「いえいえいえ~、いいんですよ~、いい仕事してますよ~、GJですよ~、はい~」

224:ミサトの場合
06/05/02 22:02:14 mTV4TyZo
古畑「えぇ~、仕事明けのビールは実に最高ですぅ」
ミサト「話せるじゃない古畑さん、ほら、どんどんやって!」
古畑「こぉんな美人についでもらえるなんて最高ですぅ」
ミサト「やぁだぁ~口がうまいんだからぁ古畑さんてばぁ~」
古畑「とても29には見えませぇん、実に若いですねぇ~」
ミサト「そぉ~?まだまだ私もいけるわね(笑)」
古畑「しかしこんな美人が殺人を犯すなんて実に残念ですぅ…。」


ミサト「……………」


古畑「ンフフ…あなた、日向さんを殺しましたね…?」

続くかも

225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/03 10:42:08
古畑「あなただったんですね?」
男「・・・・」
古畑「あなたしかありえないんですよ」
男「・・・・」
古畑「え~今回は未遂で済みましたが、もし彼女が
   チャーシューを食べていたら、、、、
   若い命が1つ失われていました」
ラーメン屋のおやぢ「チャーシュー抜きと言われ、焦りました」

226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/06 19:46:19


227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/10 14:32:11 KQj4wCLe


228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/10 15:49:33


229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/10 19:55:38 sAiiQXgg


230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/10 20:16:09


231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/10 20:16:39
ウウリイィィィィィィィィィィィィ!!

232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/10 20:16:43


233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/13 17:52:47


234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/17 02:32:54 da0+1cfW


235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/24 18:54:59
今、レイが犯人のSSを妄想中なんだが…なんかトリックの案ない?トリック思いついてくれればかくお。

236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/24 20:38:50
それまでの事件で「1人目のレイは目の前で飛び降りor焼身自殺」と「2人目は首無しの身元不明遺体」とかで犯人は3人目のレイとか(抽象的ですまんが

237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/25 00:35:06
レイがレイを殺せるシチュエーションってことか?心霊現象以外無理じゃね?
そもそも、心持たぬ三人目が彼女らを殺そうと思う事の出来る背景も分からないんだが…

238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/25 17:33:09
>>235
誰が犯人なのかが重要だな。
>>236のように1or2人目のレイなのか、あるいはナオコなのか、ゲンドウなのか。
それともチルドレンなのか。

239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/25 21:04:49
ども!235です。今現在の妄想の進み具合は…   ・犯人はシンジorレイ(それぞれ話のおおまかな展開と結末は考えてある)  ・被害者はゲンドウ、冬月、赤城(連続殺人。最初の一人が殺害されたあと、古畑登場。三人目殺害後解決編。)

240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/25 21:06:13
235の妄想の続き…   ・時間軸はシトとの戦い中orEOE後。      ・舞台はジオフロント  てなわけなんですが…  こんな条件でどんなトリックを使えばいいか知恵をください~。m(__)m
後、犯人と時間軸はどちらがいいかもきかせてください~

241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/26 18:06:08
>>240
人間の力では絶対に不可能な状態の遺体
エヴァの使用が疑われるが・・・起動の記録は無い・・・

レイには完璧なアリバイがあって×××を使った・・・とか
一時的に○○○に△△して・・・とか

ここでトリックを書いちまったら、本編はどこに書くのよ?

242:235
06/05/27 20:53:54 cXgcP75O
まあ、そういうわけで現在古畑についての情報を集めて考え中です。ちなみに、犯人はレイ、時間軸はバルディエル戦~渚カヲル襲来前の間で、やろうとおもっとります。引き続きそんな条件のなかで、なにかアイディアがあればお願いします。

243:235
06/05/27 21:00:55
sage忘れました。スマソorz…で、追加で要請ですが、誰かよい古畑SSを見つけたら(エヴァ以外もこの際おK)参考にしたいので教えてくれませんか?現在古畑の小説版を読むなどしてイメージを膨らませてますが古畑の独特の口調がつかめなくて…おねげ~します。

244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/29 21:24:09
シンジを犯人にして、「だからみんな氏んじゃえ!」を実行するSSが読みたい。いや、マジで。

245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/29 22:14:01
>>244
名前は明かせないがそのネタで日本用意しています。
二年ほどお待ちください。



そッか…ありふれたネタだったか…orz




246:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/05/30 19:14:37
おぉ、245乙!しかし…二年か…貞本じゃないんだから…。いや、わかってる。わかってるよ。だからおとなしく“ろくろっ首”になって待つよ…

247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/01 02:16:51
>>240
古畑はトリックよりも、そのトリックをどう暴くのかを楽しむ物だから。

犯人がレイなら、年齢操作も自由自在にできる。
バルディエル戦~渚カヲル襲来前と思わせておいて、
実は何十年も後の話。

レイ以外は全員、2015年じゃないと理解している。
古畑さえも。
最後の最後で
「綾波さ~ん。実は貴女は最大のミスを犯しています。
 今年は2015年じゃないんですよ。
 2035年なんです。碇シンジ君はとうの昔に亡くなられています。
 惣流アスカラングレーさんも。貴女がさっきまで接していたのは
 彼らの名前を騙った赤の他人なんです~。
 ネルフは何故、貴女にそんな嘘を吐いているのかは私には分かりません~」

とか、サプライズがあったら面白い。

248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/07 21:04:40
JAのうらみから時田がリツコとミサトを殺害するってのはどう?やっぱジオフロント内部じゃ古畑登場させにくいし…

249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/07 21:27:20
動機としては弱いんじゃないかな?ミサトはJA止めただけだし、時田はNERVの細工知らないし。
ゲンドウが知り合いとして呼ぶのは?警察の世話になってるしw

つーか、みんなトリックとか心理戦で挫折してるよな…俺もだけど。

250:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/07 21:28:33
任せろ!

251:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/07 22:28:31
まかせた!!

252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/07 23:38:29
何をだw

253:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/10 21:11:23
本格ギミック小説

254:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 00:38:51
古畑「あなたが犯人ですね?赤城さ~ん。自首していただけますかぁ~?」    リツコ「ふっ…ブザマね…私…。」

255:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 03:48:48
実は真犯人 冬月

256:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/20 23:56:33
今小説書いてるんですが…書きあがったやつから順次うPしていくのと全文できあがってからまとめてうPするのはどちらが好まれますか?

257:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/21 00:01:55
>>256
2chだったら、後者じゃないかな?
感想もらえば励みになったりするし、修正もできるし。

258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/21 00:07:59
前者じゃない?

259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/21 17:01:02
長編なら前者、短編なら後者かな。

260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/24 22:17:00
おk。把握した。で、そろそろ素人の駄文を投下しようと思うわけだが…何分初心者なためトリップの付け方がわかりませんorz…どなたかこの私めにご教授賜ってくださらないでしょうか?

261:付けた事ないけどこうだっけ ◆3HioLDbjnQ
06/06/24 23:18:19
半角か全角のシャープの後に名前で今やってみた(####)↑

262:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/25 00:00:38
後に名前、じゃなくて名前の後に、だorz

263: ◆eoulu.Huto
06/06/25 13:57:02
>>260
名前欄に半角の#+好きな文字列。
このレスの名前欄は#古畑

264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/28 21:22:55
保守

265:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/02 20:31:25
保守、この絶望的状況化におけるこれだけが希望なのだ。

266:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/03 20:48:27
ぬるぽ

267:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/03 21:13:04
>>266
ガッ

268:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/07 10:47:32
シンジ「ゴメン。勝手に片付けたよ。ゴミ以外は触ってない」
古畑 「ン~フフゥ(笑)。…何故~アナタには~(笑)、
    ゴミとゴミでない物の区別が判るんですかァ~(笑)」

269:の
06/07/07 10:58:47
古畑 「ン~フフゥ(笑)。…例えば、このボロボロの包帯~
    チョッとヤフオクで調べてみましょ~。今泉君!」
今泉 「と言うより私が即金5万で買い取らせて頂きます!」

レイ 「あ、アリガト。(///)…」


270:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/07 12:41:56
古畑「ン~フフゥ(笑)。首を絞められている被害者が、
   最後の言葉を発している最中に幕が閉まりました~(笑)。
   東映パラスさ~ん(笑)。アナタ、チョッと怪しいで~す。」
    

271:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/10 11:42:56
保守

272:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/10 22:56:49
古畑のSSを書くのなら、古畑の口調は変に強調しないほうがいいのだろうか?(小説版警部補古畑任三郎みたいな)        けっこうシリアスな内容だから古畑の独特な口調にこだわりすぎると自爆する恐れが…

273:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/11 11:39:08
そこまで気にしなくても、書き手の好きな方でいいんじゃないかな?
あるいは、説明台詞は普通で、短文のみ古畑口調にするとか

274:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/16 16:00:10 bdBL3G5W
にゃるへそ。把握した。

275:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/24 21:00:01 zxVPz7z4
ぬるぽ!ぬるぽ!ぬるぽ!あー誰でもいいから古畑風エヴァSSかいてくり~

276:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/25 14:10:49
ゲンドウ

277:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/25 14:20:54
古畑「らめぇええええええええ そこはぁああああああああ らめぇえええええええええ」

278:sage
06/07/25 14:32:37
古畑「んふふ~、あなた、鈴原さんと渚さんを殺しましたねぇ~?」

シンジ「しょ、証拠がないじゃないですか…」

古畑「ん~…あるんですよ~ハイ。実は私見てたんですよ~あなたがヘンテコなロボットに乗って二人を潰す瞬間を」

シンジ「…しかたなかったんだ…そうしなきゃ僕が殺されてたんだ!」

279:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/25 15:59:46 LgxkY6pX
ゲンドウ「はい、私はやめてって言ったのに…彼が無理矢理、鈴原君を殺したんです」

280:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/25 17:25:23
>>277
アイス落としそうになったwwww

281:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/25 18:45:08
それは嬉しいですw

282:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/28 17:04:58
CM

古畑「え~、キール議長どの。あなたがやろうとしている
人類補完計画を阻止しに来ました。」
キール「だ、誰だ?!」
古畑「んふぅ~(笑)あなたは碇ゲンドウに今までの任務遂行を
任せていた。しかし~碇はあなた達の考える計画とは
少し違う形で遂行しようとしていました~。それを見かねたあなたは
あの白いロボットで攻撃と計画の遂行を実行しようとしました~」
キール「な、何故それを?」
古畑「え~、ロボットはコアを外して壊しておきました。
あなたの負けです。」
キール「誰だかしらんが最後に教えてくれ。どうしてここに入れたのだ?」
古畑「え~、このクレジットカード。」

それは最高品質と信頼の マスターズカード。 

283:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/01 17:01:27 lZhW1dFF
人類の危機に立ち向かう勇気:price less

284:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/07 12:09:56
田村正和も若いときはよかった

285:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/13 00:58:49
乾いて候

286:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/15 21:56:49
このスレには夏厨がわいてないな…喜ぶべきなのか、スレの過疎を嘆くべきなのか…どう思います古畑さん?

287:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/21 07:22:26
いやぁ実はコロンボです

288:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/28 01:19:26
成り上がりのベルギー人ですぞ!

289:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/07 00:11:18
オリエント急行殺人事件か

290:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/09 20:57:22
欧米か!!!!!!!11

291:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/15 19:32:31 /nxGEj15
続編期待保守

292:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/15 20:15:40
URLリンク(storage.irofla.com)

293:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/16 01:06:51
というか、むしろ、夜神月と戦わせてみたい。

294:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/16 11:07:10
スレリンク(leaf板)
それならここがある

スレ違いだけど

295:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/26 23:10:09
保全さげ

296:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/05 15:58:19
あげ

297:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/09 17:16:19
古畑vsSMAP放送日age

298:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/09 21:20:20
年明けのが最後じゃなかったのかw

299:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 00:06:37
つ【再放送】

300:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 16:40:40 yPRcrC9z
V.S.SMAP再放送だけどおもすれ~
なんか、戸田恵子がリツコさんとなんとなくかぶった…なんで?

301:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 16:47:27
さすがの古畑もシンジと同じ運命なら鬱にもなるよ

302:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 16:56:02
古畑vsゲンドウ
古畑vsリツコ

なんか見応えありそう

303:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 17:55:58
>>300
SMAPに入れ込んでて、結局貧乏くじを引かされるとことかが、ゲンドウとリツコの関係に似てるような気もする。

304:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 19:08:25
古畑「逃げちゃ駄目だぁ~逃げちゃ駄目だぁ~逃げちゃ駄目だぁ~逃げちゃ駄目だぁ~逃げちゃ駄目だぁ~…いて!舌噛んじゃった」
古畑「ごめんくださ~い綾波さん入りますよぉ~?あっ!入浴中でしたか~
ちょ~っとちょ~っと!いけませんいけませんよ
ちゃんと服きてくださ~い……あっ…んふふっ(横目でちらっと見て変顔)」

305:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 19:32:00
古畑「あの~ちょっとよろしいですかぁ?」
ゲンドウ「…何者だ貴様」
古畑「ご紹介遅れました私警視庁の古畑という者ですが」
ゲンドウ「帰ってくれ部外者に教えることもない、立入禁止だ」
古畑「いやぁ~おっどっろっきましたねぇ~こぉーんなでっかいロボットがナーブにあるなんて!」
ゲンドウ「…ロボットではないそれにネルフだ(怒」
古畑「いやロボットじゃなきゃ何なんです~おかしなことを言う方だ~んふ」
ゲンドウ「人造人間だこれは!」
古畑「へぇ~人造人間!すごいな~信じられない」
ゲンドウ「…(こいつ私を煽って探る気か!)」

306:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 19:44:39
古畑「それにしても人造人間ふ~ん、今泉君きみ知ってたか?」
今泉「そりゃ今やエヴァは地球を救うヒーローみたいなもんですから常識ですよ~」
古畑「ん?何だって?エッ…何だって?」
今泉「エヴァですよエ・ヴァ」
古畑「へば?ん?あ~エバ聞いたことないや」
今泉「やだなぁ古畑さんなんにも知らないんだなぁ。人造人間エヴァンゲリオンって言うんです。何でも子供が乗ってるそうですよ?」
古畑「何だ~やっぱりロボットじゃないかぁ…え?子供!?」
今泉「なんでも番号順に~チャイルドレンって名乗るって話です」

307:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 19:52:28
古畑「じゃあワンチャイルドレン、ツーチャイルドレンって出席でも取るのかい?
学校じゃあるまいし!君私をからかってないか?」
今泉「ほっ本当ですって古畑さんニヤニヤ、信じてくださいよぉ」
西園寺「性格にはファーストにセカンドチルドレンです」
今泉「うるさいなぁ!君は黙っててよっ」
ゲンドウ「……(時間の無駄だ付き合いきれん)こほん!私はこれで帰りますよ!」
古畑「ちょ~っとちょ~っと!あ~っ行っちゃった…君のせいだよ今泉くん…ペチッ」
今泉「アイテッ!」

308:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 02:42:36 DhAnD8mf
今泉「あっ!ファーストチルドレンのレイちゃん!
   僕ね、テレビで見てるよ、君のこと。」
綾波「・・・・・・・・」去ろうとする綾波。
今泉「あっちょっちょっ君、君!・・あいた!」引きとめようとして柱にぶつかる
  「ぼぼぼ僕君のファンなんだ・・・・・良かったらサインください!」
綾波「・・・・・・・・・・」
今泉「・・・・・・・・あ、レイちゃん?あの・・・・サインを・・」あせる今泉
綾波「・・・・命令があればそうします・・・・」
今泉「あ・・・そう?・・・・あ、そうだ今回の事件で2,3聞きたいことがあるん・・・
   あ、あれ?レイちゃん?」
綾波退場



309:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 10:57:43
このスレバロスwwwwwwwwwwww

310:1
06/10/11 15:12:01 aGM+z9RL
ゲンドウ「起動開始」
リツコ「主電源全回路接続!」
古畑「いやぁぁエバの起動実験まで見せていただけるなんて光栄ですぅ~んふふっ」
ゲンドウ「・・・・貴様が無理やり押しかけてきたんだろうが・・・・」
古畑「え?ゲンドウさん何か言いませんでした?」
ゲンドウ「・・・・・」
古畑「ゲンドウさん?」
ゲンドウ「・・・・知らん」
今泉「古畑さん!ぼぼぼぼっ僕緊張してきました!」周囲のものにやたらと触る
リツコ「触らないで!!」
今泉「はっはっはっはっはい!!」慌てて転びそうになりボタンを押してしまう
古畑「馬鹿!」今泉のおでこをたたく
  「・・・君の押したボタンで何もおきなくてよかったね」周囲をうかがう
マヤ「可動電圧 臨界点まで0.3 0.2 突破!!!!」
起動システム「第2段階へ移行!!」
シゲル「パイロット接合に入ります、接合開始」


311:2
06/10/11 15:14:33 aGM+z9RL
マヤ「絶対境界線まで後・・0.9・・・・・0.5・・・・パルス逆流!!!!」
零号機「ぬゴアああああああああああああああああああ」
古畑「なななっ何ですか!?誰の声ですか~!?」
今泉「あわわわわっ」転ぶ今泉
シゲル「第三ステージで異常発生!拒絶が始まってます」
マヤ「零号機制御不能!」古畑たちは完全に蚊帳の外
ゲ「実験中止、電源を落とす」
古畑「実験中止ですか~!?あのロボットどうなったんですかしゃべってますよ~!?」
ゲンドウ「少し黙っていろ!」
今泉「あわわわわわっ」声にビックリして壁にぶつかりながら避難する今泉
リツコ「予備電源に切り替わります!・・・危険です下がってください!!!」
古畑「リツコさんの言うとおりですぅ~!!!!ゲンドウさ~ん!
   ゲンドウさん危ないですよ~!!」後ろに下がりながら、逃げ腰で話す古畑
ゲンドウ「レェェェェェェイ!!!」声をかけようと近づいた古畑驚く
マヤ「オートエジェクション作動します!」レイのプラグ射出する
ゲンドウ「いかぁぁぁぁぁん!!!!」声をかけようと近づいた古畑驚く
リツコ「特殊ベイクライト急いで!!」
ゲンドウ「レェェッェェイ!!!」声をかけようと近づいた古畑驚く
まや「5  4   3  2  1」
古畑「どこ行くんですか危ないですってゲンドウさ~ん!」ゲンドウを追いかける
ゲンドウ「ぬわぁぁぁう!!」加熱したハッチをひらこうとしてやけどする
古畑「あ~あ~あ~・・・またあなたは無茶を・・・誰か~誰か軍手~」手をふる古畑
ゲンドウ「がぁ!ぬおおお!大丈夫か!レイ!レイ!・・・そうか・・・」
古畑「・・おい君のせいじゃないのか?変なボタンを押すから・・」
今泉「ぼっ僕ですか!?そんな~ひどいや古畑さん」小声で話す2人

312:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 20:38:26
↑すんげ~うけるっ

313:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/13 15:28:46 nMUEPk2G
保守ついでに
URLリンク(imepita.jp)

314:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/13 23:06:57
>>313
保存したw

315:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/14 21:17:48 OUoEVXeS
ミサト「レイ!!」
リツコ「自爆する気!?」
レイ「私が死んでも代わりはいるもの」

古畑「な~んかひっかかるな~自殺とは思えない、今泉君やってみて」
今泉「ちょっ僕にはできませんよ~w」

316:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 22:30:13
>>315
でもけっきょくやらされる今泉君

317:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 20:50:15 gCmEgQMJ
播種

318:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/18 19:33:44
今泉「古畑さんは言ってたよ、チビはうるさいって、チビは用無しだって」
ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリクタッ
西園寺
「あんたみたいな窓際族の代わりはいくらでもいるんだよ、今泉」

319:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 00:39:30
今泉カワイソス

320:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/30 00:47:26 Dgn0W1TJ
age

321:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/05 16:42:09
今泉のことかー!!!

322:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/14 23:51:10
ほす

323:マイク男
06/11/15 17:00:55
赤木リツコ

324:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 14:25:37


325:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 21:15:42
保全さげ

326:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/07 23:12:24
保全さげ

327:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/12 01:10:04
ほす

328:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 19:18:35
ほす

329:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 10:07:02
綾波 レイ

330:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 11:31:07 Jp7QaU6g
hosu


331:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/19 16:47:44
保守

332:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/02 23:02:59
ほす

333:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/13 15:08:05
話がかみ合いそうも無い根府川と

334:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/18 17:11:58
hosyu

335:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/02/26 23:12:08
保守

336:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/18 14:02:35
どくだみ、ハブ茶プーアールー、

337:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/23 19:33:14
のがれものおりん

338:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/03/23 20:09:18
冬月

339:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/08 01:01:06
保守

340:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 01:29:02 7fvaY6Sz
古畑「スマップの事件、解決したの私なんですよ~」
ミサト「スマップなつかし~」

341:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 06:43:01 9g/OcnuW
あえての委員長

342:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 10:10:35
PS2の名探偵エヴァンゲリオンって微妙に『逆転裁判』チックだったけど、シンジが古畑っぽかったらそれはそれで面白かったかも。

343:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/22 11:47:28
juk

344:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/04/27 15:20:44
     }           {                 i.  /^′
     ,}         ,:彡              | /
     {       ,.イ´         j: i_,,. -ーt′
     } /~"ニフ {.   /二ニニィ  {フ=ニ、ト、
     j | {// ,i'     ,ヘツ_>'/  : ド=’イ | ヽ
     '; |`<''/  {    丶 ̄ ./    |、   ルリ
      〉 \イ,.,.、冫              l.、 |    4号機はァ…、なぜ廃盤になったのか…。
      l、  \,,ハ.          /` 丶  :},)|     古畑任三郎ですた。
        ヽ、 ,ハ ヽ      / ` ‐⌒ー ' , |‐- .._
        >'i \ ヽ.    , ‐--ー一 ''゙!丿    \
       ,/l   ヽ \ 丶、    `"二´ ,' |       ト、
       ノ |    ヽ.  丶、 `ヽ、    ___ノ  |.      | |

345:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/04 13:43:23 h0hGNzeh
古畑 「ん~っふふふ、あなたのようなタイプが最もボロを出すということを私は経験で知ってます~。」

アスカ 「…………。」

346:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/05/21 01:42:18
保守

347:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/06/08 16:42:19

ゲンドウ「いつから解った……。」

古畑「最初からです~。んふふ。」

348:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/06/27 08:41:54
ホシュ

349:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/06/28 23:44:25 ku4iTDa+
んっふふふふ

350:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/06/30 18:54:53
巨大化した古畑が使徒と戦うスレかと思った。

351:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/20 01:12:38
アヴァンタイトル

 え~、推理小説に出てくる犯人。
 彼らはたびたび、ウソのアリバイをでっちあげ、刑事の追及を逃れようとします。
 刑事たちは巧妙に仕組まれたウソのアリバイを暴くために四苦八苦するわけですが、
 これは、非常に、非効率なやり方なんです。
 手っ取り早いのは、犯人が犯行現場にいた証拠を見つけること。
 ……アリバイの真相?
 ん~ふっふ、それは犯人に聞いてください。


古畑任三郎 VS 惣流・アスカ・ラングレー(被害者:碇シンジ)


投下しておk?

352:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/20 02:21:35
許可などいらん

353:犯行編
07/07/20 19:19:34
>>351の続き

―2015/09/18(金) 12:20 佐世保市街-ラーメン屋

 アスカと加持がラーメン屋でとんこつラーメンを啜っている。
「……そうさ、サードチルドレンの緒戦でのシンクロ率は40%を軽く越えている」
「うそ!?」
「嘘じゃないさ。アスカもドイツ支部で、初号機の戦いぶりよく見ていただろう?」
「で、でも、あんなの、たまたま初号機が暴走しただけじゃないですか」
「持って生まれた才能、ってヤツかもな」
 箸をテーブルに叩きつけて席を立つアスカ。
「……アタシ、もうホテルに戻ります!」

―2015/09/18(金) 12:40 佐世保市街-シティホテルの303号室

 アスカ、自分の旅行バックの中を探る。
 ヘアカラースプレー、カラーコンタクト、黒ぶち眼鏡、ハードスプレー、黒いつば広帽子、
 黒い革ジャケット、ジーンズ、腕時計、革靴、手袋、現金、人形……ジャックナイフ。
 テレビをつけ、チャンネルをNHKにあわせ、少しうるさいくらいまでボリュームアップ。
 靴を脱ぐアスカ。かかとの僅かな切れ目から、慎重に小さな機械を外し、人形の髪に飾る。
 アスカを監視するために密かに取り付けられていた盗聴機、兼、発信機である。
「アンタは『人形』なんだから、いい子にしてるのよ『アスカ』」

―2015/09/18(金) 13:50 佐世保市街-シティホテルの廊下

 303号室から、黒ずくめの『少年』が出てくる。
 男装したアスカだ。
 目深に帽子を被り、ジャケットのポケットに手を突っ込んで、廊下を歩く。
 黒く染めた髪はジャケットの中に隠れており、本来の長さが分からない。
 アスカが自分に言い聞かせるように小さく呟く。
「行くわよ……アスカ」

354:犯行編
07/07/20 19:21:16
―2015/09/18(金) 14:10 佐世保駅
―2015/09/18(金) 15:30 長崎空港
―2015/09/18(金) 17:00 第三新東京空港
―2015/09/18(金) 17:20 第三新東京市-千石原駅

 アスカ、第三新東京市、葛城ミサト宅へ向けて移動

―2015/09/18(金) 17:35 マンション「コンフォート17」-11階の廊下

 アスカ、目の前のドアに書かれている部屋番号、「11-A-2」を確認。
 続いて表札も確認。ネルフドイツ支部で頭に叩き込んできた情報と素早く照合する。
(ミサトの名前と、サードチルドレンの……間違いない、ここだわ)
 ふぅ、と一つ息を吐き、インターホンを押す。……応答なし。
 もう一度、押す。
 しばらくして応答あり。 
「はーい、どちらさまですか?」
 まだ声変わりしていない少年の声。アスカ、インターホンに向かって笑顔。
「どうも、こんばんわ。葛城ミサトさんのお宅はこちらでよろしいかしら?」
「ミサトさんのお知り合いですか……少し待っていてください」
 5秒待たずにドアが開く。
 中から顔を出した少年は、間違いない、サードチルドレン『碇シンジ』である。
 料理でもしていたのか、黄緑色のエプロンを着たままの姿だ。
「はじめまして、アタシ、『園部』という者です。あなたは? ミサトのボーイフレンドかしら?」
「い、いや、ボーイフレンドとか、そういうのじゃないです!
 僕、碇シンジです。仕事の都合でミサトさんと同居してるんです」
「ええっ!? あなたが碇シンジ君?」
 アスカ、シンジに顔を寄せ、トーンを落とす。
「サードチルドレン、でしょ? 初号機専属パイロットの」

355:犯行編
07/07/20 19:23:09
「!? えっ、なんでそのことを……」
 シンジ動揺。アスカ、すかさずネルフドイツ支部のIDカードを見せる。
 シンジ、カードに書かれているドイツ語の中から「NERV」という文字を見出す。
 アスカがカードを裏返す。
 名前や生年月日がやはりドイツ語で記載されているが、シンジの目は写真に向く。
 そこには赤茶けた髪で、青い瞳の少女が写っているが、目の前の黒ずくめとは同じ人間とは思えない。
 アスカはシンジの目が動揺するのを見て取ると、カードをポケットに仕舞った。
「驚きましたか? これは……」
 アスカ、眼鏡を外し、両目の黒いカラーコンタクトを外す。
「……ああ、変装してるんだね。驚いた」
「ちょっとワケありでね。髪とかも染めてるんですよ」
 コンタクトを戻し、眼鏡をかけなおす。
 シンジが何か気付いた表情。アスカに耳打ちする。
「ここ、盗聴されてませんから……」
 アスカ、それを聞いてウインクを返す。
「ミサトに会いに来たんですが、まだお仕事みたいですね。少し時間を潰してからまた来ます」
「あ、あの、良ければ上がっていってください。ミサトさん、今日は9時過ぎるって言ってましたから」
「それじゃあ……お邪魔させてもらおうかしら」
(この男、チョロい……こんなのがエヴァのパイロットだなんて許せない。アタシが許さない!)
 アスカ、玄関に入り、シンジの後ろについてキッチンへ。

356:犯行編
07/07/20 19:24:26
「こちらにどうぞ。いま、お茶、淹れますね」
「すいません、アタシ、床に座るのってまだ苦手なんですよ。こちらでよろしいかしら?」
「あっ、ご、ごめんなさい。……どうぞ」
 シンジ、食卓の椅子を引く。アスカ、そこに座る。
 湯気の立つ湯呑みが出される。が、手に持ったまま、口をつけないアスカ。その視線は台所へ向いている。
 台所にはまな板が出ており、千切りにされたキャベツと包丁が乗っている。
「今ちょうど晩ご飯の支度していたんですよ。あの、園部さんも一緒いかがですか?」
「あら、変な時間にお邪魔してしまったわね。そんなつもりはなかったんですが」
「実はさっき『夕飯は外で済ますから』ってミサトさんから電話があって、
 ちょっと余っちゃうんですよ。これ」
 シンジはそう言って、台所の上の食材―キャベツの他、挽肉やジャガイモ―を見る。
「そういうことでしたら、頂いてもよろしいかしら?」
「ええ、是非」
「アタシは気になさらずに、どうぞ、お料理続けてください」
 シンジ、手袋を脱ごうとしないのを不審に感じながらも、アスカに背を向けて料理を続ける。
 包丁がまな板を叩く軽快なリズムがキッチンに響く。
(チャ~ンス! ……いや、ダメ。あの包丁で反撃されたら厄介ね)

357:犯行編
07/07/20 19:26:02
 少し考えた後、アスカ、湯呑みを倒す。食卓や床にお茶がこぼれる。
「キャッ!」
 シンジ、振り返る。
「ごめんなさい。思ったより熱かったら、びっくりして……」
「あ、大丈夫ですか? 足とかにかかりませんでした?」
「ええ、それは大丈夫ですけど、床が……」
「別に、気にしないで下さい。今、拭きますから」
 シンジ、台所の布巾で食卓の上を拭く。
 その後、雑巾を持ってきて、四つん這いになって床を拭く。
 アスカ、席を立ち、ポケットのジャックナイフを取り出す。その刃の冷たい輝きにシンジは気付いていない。
「アタシが……ずっとアタシが一番なのよ!」
 アスカの全体重を乗せた刃がシンジの背中に突き刺さる。
「うぐっ!!」
 ナイフを一度引き抜き、第ニ撃、第三撃と突き立てる……第四撃でシンジの反応が無くなった。
 血溜まりに伏せるシンジ。10秒程度、息荒く呆然とするアスカ。
 我に返ったアスカは、返り血をキッチンペーパーで大雑把に拭き取る。
 使ったペーパーはトイレに流す。さらにトイレットペーパーを脱衣場に持ち込み、
 鏡でチェックしつつ細かい返り血を拭き取ってゆく。
(この服は明後日、太平洋に捨ててしまうから、見た目だけ血がついていなければ……)
 納得がいくまでチェックすると、血がついたトイレットペーパーもやはりトイレに流し、リビングに戻る。
(!? エプロンが……)
 シンジは先ほどと変わらず血溜まりに伏せていたが、エプロンが外れ、テーブルの下に丸められている。
 アスカが襲撃したときにはエプロンを着たままだったはずだ。
 アスカ、シンジの脈を取る……彼は確かに死んでいる。
(そっか、あのときはまだ生きていたんだわ。でも、もう死んだみたい……大丈夫ね)
 アスカ、キッチン備え付けの電話から、タクシー会社に電話をかけ、
 あらかじめ携帯電話に録音しておいた合成音声を再生する。

358:犯行編
07/07/20 19:27:18
―2015/09/18(金) 18:10 マンション「コンフォート17」-集合玄関前

 タクシーに乗るアスカ。運転手、バックミラーから年若い客をじろじろ伺う。
「……千石原駅までお願いします」

―2015/09/18(金) 18:25 第三新東京市-千石原駅-女子トイレの個室

 アスカ、ジャケットを裏返して着なおす。色はお気に入りの赤。
 さらにコンタクトを外す。青い瞳で黒い髪の『少年』になる。

―2015/09/18(金) 18:45 第三新東京空港
―2015/09/18(金) 20:35 長崎空港
―2015/09/18(金) 21:55 佐世保駅

 アスカ、佐世保の宿泊先へ向けて移動。

―2015/09/18(金) 23:05 佐世保市街-シティホテルの303号室

 青い目、赤い髪の少女がバスルームから姿を現す。バスローブ姿だ。
 人形の髪から盗聴機を外し、靴底に戻す。
 そしてベットの上に転がると、人形を抱きしめたまま、含み笑いを漏らした。
(うふふふ……『アスカ』? ちゃんとお利巧にしてた?)
(これで、もう、文句なしにアタシが一番……みんなが見てくれる! 認めてくれる!)
 点けっぱなしだったテレビには、氷原を群れで歩くペンギンの姿が写っていた。


犯行編ここまで

359:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/20 19:39:21
エプロン
女子トイレ
つけっぱなしのテレビ

・・・が、気になるな

360:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/20 19:53:40
>>359
即レス㌧
続き(事件編)は書き上がり次第投下しますので

361:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/20 21:16:36
長らく保守った甲斐があった。
ものすごく期待しているw

362:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/20 23:00:12
この「犯行編」だけで証拠というか解決まで導けるんでしょうかね

363:351です
07/07/20 23:33:46
>>362
まだ無理かな?と思います。
明示していない手がかりがあります。
遅筆スマソですが、事件編を待ってください。

ただ、勘の良い人なら、オチまで読める人がいるかもしれません。

・・・というので回答になってますかね?

364:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/21 00:12:33
ネタバレポロリになるから、作者は返答スルーしといてくれw

365:351です
07/07/21 00:23:01
>>364
おk
以後、沈黙します。

366:事件編その1-古畑、到着
07/07/21 17:39:27
―2015/09/18(金) 22:30 マンション「コンフォート17」-集合玄関前

 古畑、自転車を漕いでマンション前に到着。待っていた今泉が駆け寄る。
「古畑さ~ん! こっち、こっち」
「わかってるよ。うるさいな~。自転車置き場どこ?」
「あ、ここの裏です」
「今泉君、これ停めて来なさい。現場、何階?」
「あ、あっと11階」
「部屋番号」
「11のAの2」
「あっそ。じゃ、これカギ。前輪、後輪、両方ね。後で上に持ってきて」
 今泉、古畑の愛車セリーヌを押して自転車置き場に。
 古畑、マンションの中へ。

367:事件編その1-現場検証
07/07/21 17:41:03
―2015/09/18(金) 22:30 マンション「コンフォート17」-葛城ミサト宅

 古畑が玄関に入ってくる。中には数名の制服警官がいて、各々作業をしており、
 時折、カメラのフラッシュが焚かれる。
 古畑、警官の一人に所属を伝え、白い手袋をつけてキッチンに入る。
 キッチンには被害者がうつ伏せに倒れていた。
「どう? 状況は」
 古畑に気付いた警官が「ごくろうさまです」と返答する。
「ガイシャは碇シンジ。この部屋に住む中学2年です」
「まだ若いじゃない」
「ええ。……殺害方法は刺殺ですね。目に見える外傷が背中に4箇所」
「即死?」
「いえ、詳しくは解剖待ちになりますが、4箇所とも致命傷ではなさそうです。失血死じゃないかと」
 古畑、無言で合掌。
「犯行時刻は?」
「これも解剖の結果次第ですが、血痕の乾き具合から4時間以上は経過しているものと」
 古畑、テーブルの下にエプロンと雑巾を発見。これらにも血痕が付着している。
 台所の上には挽肉のパック、ジャガイモ、それにまな板の上には刻みかけのキャベツ。それと空の湯呑み。
「彼、料理してる最中だったんだ。時間的に夕飯だね。母親は?」
「ガイシャの母親はすでに他界しているようです。父親とも別居中です」
「じゃ、一人暮らし?」
「同居人がいます。名前は葛城ミサト。彼女が保護者を」
「今はどこに?」
「奥の部屋に控えてもらっています。……相当こたえた様でしたよ」

368:事件編その1-ミサト1
07/07/21 17:42:37
 古畑、奥の部屋の襖の前に移動。
「あの~、失礼してよろしいですか?」
 一拍置いて「どうぞ」と返事がある。古畑、襖を開ける。
 目を真っ赤にしたミサトがベットに腰掛けている。
 右手にハンカチを持って、時々、目頭を抑える仕草をしている。
「ええ~、私、警視庁の古畑と申します。このたびはご愁傷さまでした」
 ミサト、無言で会釈。
「少しお話を」
「はい。そこにお掛けになって下さい」
 ミサト、学習机の椅子を古畑に勧める。
「この部屋もしかして、彼の?」
「そうです。シンちゃんの……」
「え~、お察しします。失礼ですが、シンジ君とはどのような?」
「シンちゃんは私の部下なんです。父親とはうまく行ってなかったみたいだから、私と」
「えぇ、シンジ君はあの若さで働いてらっしゃる? 偉いですねぇ」
「そう……シンちゃんエヴァンゲリオンのパイロットなんです。エヴァ、ご存知で?」
「ええ、ええ、それはもう。この前、部下の…今泉っていうバカなんですけど、
 こいつのせいでパトカーがガス欠しちゃいましてね。シェルターに入るの間に合わなかったんです。
 そしたらイカみたいなでっかいのが飛んできて……」
「使徒ね。第四使徒」
「その使徒に危うく踏まれそうでしたよ。でも、そのとき紫色のでっかいのが出てきて、
 イカをやっつけちゃったんです」
「それがエヴァ。初号機ね。あのときシンちゃんも乗っていて…」
 ミサト、目頭を押さえる。
「ええっ! あのでっかいのを操縦していたんですか? 彼が?」
 ミサト頷く。

369:事件編その1-ミサト2
07/07/21 17:44:25
「ええ~、彼がパイロットということは、あなたは?」
「ネルフの作戦課長です。あの作戦を指揮していたのも私です」
「ん~ネルフの作戦課長というのは、私どもにはなじみの薄い職業でして……どのようなお仕事でしょうか」
「大まかに言って軍隊の一部隊長と同じようなものだと思って頂ければ」
「なるほど、でも課長ともなれば、管理業務とかも?」
「そうです。それで、今日も遅くなって、9時過ぎちゃって、帰ってきたらシンちゃんが……」
 ミサト、また泣き出す。その時、襖の向こうから今泉の声。
「古畑さん、古畑さん、ちょっと、ちょっと」
 襖を少し開けて手招きする今泉。睨み付ける古畑。
「……ん~、では今夜はこれくらいで。よくお休みになって下さい」

370:事件編その1-二つの目撃談
07/07/21 17:45:47
 部屋を出る古畑。襖を閉めると今泉のオデコをピシリ。
「何?」
「あの、カギ」
「……まったく、そんなことで事情聴取を妨げるんじゃない」
「いえ、も、目撃者が見つかったんです」
「それを早くいいなさい」
「玄関に待たせています。あ、カギ」
 古畑、自転車のカギをポケットに仕舞い、玄関へ。
 スーツ上下にネクタイの男が二人いる。一人は角刈り頭の男で、もう一人はバーコードだ。
 制服警官がメモを取りながら、話を聞いている。
 別の警官が古畑に気付き、内容を説明する
「角刈りの方は、ガイシャや葛城ミサトが勤務している『ネルフ』という組織の一員だそうです。
 もう一人はタクシーの運転手」
「なんて?」
「角刈りはネルフの保安部の人間で、この部屋の監視をしていたそうです。それで不審な人物を見かけた、と」
「それで?」
「今日の17時30分頃この部屋を訪ねた人物がいるそうです」
「死亡推定時刻と重なるね。特徴は?」
「上から下まで真っ黒だ、と。帽子、眼鏡、革ジャケット、ジーンズ、靴、すべて。
 中学生くらいの男だったそうです。その人物は17時30分頃、玄関でガイシャと言葉を交わした後
 この部屋に入り、18時少し過ぎた頃に出てきたと」
「ふーん。で、もう一人のあのバーコードは」
「……18時頃にこのマンションの前で、やはり黒ずくめの人物を乗せたと。
 歳はやはり中学生くらいに見えたと言っています」
「拾ったの?」
「いえ、タクシー会社の無線で」
「どこからの電話で?」
「いま、問い合わせいます。で、結局その人物はここの最寄の千石原駅で降りたようです」

371:事件編その1-裏返しのTシャツ
07/07/21 17:47:43
 そのとき、鑑識の一人が古畑の肩を叩いた。
「あのぅ、もうこっちの作業は終わったんで、仏さん運び出したいんですけど」
「ああ、ごくろうさん。もういいよ」
 担架に乗せられるシンジ。遺体が仰向けになる。
 シンジは白いTシャツを着ている。シャツには乾いた赤黒い血痕が付着している。
 胸に大きな日の丸が描かれ、何か漢字らしきものが書いてあるという奇抜なデザインだ。
 ただ、輪郭がぼやけており、漢字が読み取れない。
「待って! ……これ、シャツ、裏返しに着てるね」
 古畑、逡巡の後、もう一度シンジをうつ伏せにする。
 そしてシャツをめくって、背中の刺し傷と、シャツが破れている箇所を見比べる。
「シャツが破けているところと、刺し傷の場所が合ってない……君、このシャツをちゃんと着せてみて」
 鑑識の一人が、シンジの裏返っているシャツを脱がし、表に返して着せなおす。
 古畑はまたシャツをめくる。シャツの破れ目と、背中の刺し傷の位置がぴったりと一致。
「やっぱりだ。彼、刺された後に、シャツを脱いで、裏返しに着たんだよ。
 あるいは犯人の仕業か……君、この写真一枚撮っておいて」
 指名された鑑識の一人が、シンジに向けてシャッターを切る。
 古畑、玄関に移動し、バーコード頭に話しかける。
「すいませ~ん、もう少しお話を」
「ん? 何ですか?」 
「え~、あなたが乗せた、黒ずくめの人物なんですけど、髪とか目とか肌の色なんかに特徴は無かったでしょうか?」
「う~ん、色白だったってことは覚えてるんですけど。それ以外は何も。髪は染めてなかったし、目も普通だったよ」
「ううん、質問を変えます。日本人に見えましたか」
「ああ、外人には見えなかったな」
「なぜ?」
「そりゃ、黒い目に黒い髪して日本語喋るんだから、日本人だろ」
「訛りとかは?」
「無かったよ。きれいな標準語だったな」
「んっふっふ、ご協力ありがとうございました」

372:事件編その1-犯人は外国人?
07/07/21 17:49:11
 古畑もう一度キッチンへ。警官の一人が古畑に報告。
「電話の件、回答来ました。18時ちょうどくらいにこの部屋の電話からタクシー会社に電話した者がいるそうです。
 しかし、残念ながら、音声は残っていないとのことです」
「そう、ごくろうさん……今泉君! 君、何やってんの?」
 今泉が振り返る。
「こ、これ。かわいいですよ」
 今泉、ペンギンに目線を合わせて、指でくちばしをつついている。
「おやぁ、ペンギン!? この家のペット?」
「そうです。葛城さんに聞いたら名前、ペンペンっていうそうです。あ痛っ!」
 ペンペン、今泉の指に噛み付く。怒ったのか、そっぽを向いて寝床がある冷蔵庫に。
 ボタンで開閉するドアを開けて、さっさと中に入ってしまう。
「う~ん、賢い鳥だねぇ。……それより、今泉君。君、これから被害者の交友関係を洗いなさい」
「は、はい。って、やっぱ盗みじゃなくて、怨恨ってことですか」
「物は盗られてないからね。特に、彼に一番近い外国人を探しなさい」
「ううぅ、彼にそういう友達がいるなんて思えないなぁ」
「友達なんて言ってないよ。……彼、死ぬ間際にTシャツを裏返しに着たんだ。
 電話で助けを呼びたいけど、もう立てない。運悪く携帯電話も手元に無い。そんな状況で」
「犯人がやったんじゃないですか?」
「仮に、の話だよ。裏返しのTシャツ……彼のダイイングメッセージだったとしたら」
「あの日の丸に、なんか変な字をプリントしたTシャツが、ですか?」
「日の丸を裏返す……ノットイコール日本……彼、犯人が外国人だって言いたかったんじゃない?」
「で、でも、黒目黒髪で日本語ペラペラだったって証言があるのに」
「可能性の話だよ」

―2015/09/20(日) 13:30 太平洋上-空母オーバー・ザ・レインボー

 アスカ、弐号機で第六使徒ガギエルを殲滅。
(やっりぃ! ファーストチルドレンはまだ単独で使徒を倒したこと無いはず。
 だから、実質アタシがNO1、エヴァのエースパイロット……ふふふ……ママ、アタシを見て!)

事件編その1ここまで

373:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/21 23:35:43
シンジ君、死に際に粋なことをするなあww

374:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/22 04:54:43
すげぇw
351氏と保守してた住人GJw

375:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/23 20:25:14
期待保守
このスレ初期からROMってます。
良作ですね、楽しみです。

376:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/24 12:27:15
また無駄に長いオナニー投稿がこのスレにも出てきたな
お気に入りから外そう

377:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/24 19:09:46
えー、彼はなぜ、わざわざ「お気に入りから外す」ことを宣言したのか?
キーワードは「夏」。えー、みなさんも推理してみて下さい
古畑任三郎でした

378:事件編その2-古畑、アスカと会う
07/07/25 00:18:05
―2015/09/20(日) 20:30 第三新東京市-シティホテルのレストラン

 アスカのコメカミに青筋が立つ。
 昼間、太平洋上で使徒を屠ったアスカは、その日のうちに第三新東京市に到着した。
 ここはアスカの当面の宿泊先となるホテルの地下にあるバイキング方式のレストランである。
 晩餐に加持を伴ってレストランに入ったアスカは、
 トレイを抱えたまま先ほどから目の前を行きつ戻りつする長髪の男に、いらいらしていた。
 長髪の男はこの暑い盛りに黒いロングコートを着て、
 アスカの目的である惣菜-ハンバーグの目の前に陣取っている。
「……あの~、それ取らないなら、どいてくれません?」
 アスカが我慢ならず、棘のある言い方。男が振り返る。古畑である。
「ああ~、すいませんでした~、あなたもサバの塩焼きを?」
「アタシはハンバーグ! ……じゃなくて、迷ってるんだったら、どいてって言ってるのよ」
 アスカの声を聞きつけて加持が現れる。
「どうしたんだ? アスカ。……やあ、古畑さんじゃないですか」
「ああ、加持さんですね。その節はどうも」
 アスカ、加持と古畑を見比べる。
「あなた、加持さんのお知り合いなんですか?」
「ん~、昨日お会いしたばかりですけどね」
「まさか、古畑さんとこんなところでばったりだなんて、奇遇だな。よければ一緒にどうですか?」
「はい。そうさせて頂きます。ところで……」
 古畑、声を潜める。
「このお嬢さんが、昨日おっしゃっていた? 船の上で大活躍だったっていう?」
 大活躍という言葉が聞こえたアスカは、機嫌を直す。
「そうよ、アタシは惣流・アスカ・ラングレー。船の上での事件はアタシが解決したのよ。たった一人でね!」

379:事件編その2-協力の約束
07/07/25 00:20:02
 アスカ、加持、古畑の三人が4人用テーブルに座って各々の晩餐に舌鼓を打っている。
 加持の紹介で古畑が刑事だということを知り、アスカは静かに緊張した。
「ところで、昨日おっしゃっていた、例の事件。犯人は見つかったんですか」
 例の事件。加持の周りを憚った遠まわしな言い方。アスカは緊張を悟られないよう、食事を続ける。
「ええ~、残念ながら、まだ何も。でも……」
 古畑がテーブルに身を乗り出す。アスカ、思わず引く。
「ここだけの話ですけど、犯人は外国人じゃないかって思ってます」
 喉を詰まらせるアスカ。
「ん~ふっふ、大丈夫ですか? 惣流さん。あなたも彼のことご存知で?」
「え、ええ、もちろんよ。折角、同じパイロットとして良いチームになれるかなって思ってたのに
 その矢先に殺されるなんてね」
「殺され……私は青葉さんのギターが盗難された事件のことを言っているのですが。『殺される』とは?」
 アスカはあくまで平静を装う。
「え? 碇シンジ君が死んだこととは関係ないんですか?
 ……ごめんなさい、アタシ、彼が死んだって聞いて、結構ショックだったのよ。
 思わせぶりな言い方をされると、なんでも彼の話に聞こえてしまうの」
「ん~ふっふ、私の言い方がまずかったです。あ、もちろん、碇君の事件についても調査を進めています。
 ところで、惣流さんは彼のことご存知で?」
「彼って? 碇くん? それとも青葉さん?」
「えー、碇くんの方です」
「彼とは面識ありませんよ」
「見ず知らずの人のこと、そんなに気になりますか?」
「彼の活躍、ドイツでも噂でしたから。アタシ、もう彼のこと戦友だと思ってたの。
 まだ会った事無いのに変ですよね」
「いえいえ、そんなことありません。お察しします」
「でも、アタシ、こういう性格だから気にしないフリしてたんですよ」
 古畑、一拍、間を置く。
「亡くなった彼のためにも、惣流さんも是非捜査にご協力を。我々も全力で犯人を見つけます」
「え、ええ、アタシに出来ることなら、なんでも」

380:事件編その2-鳥の足跡
07/07/25 00:22:14
―2015/09/21(月) 8:00 第三新東京市-シティホテル向かいのファミレス

 古畑と今泉が窓際の席でコーヒーを啜っている。
 古畑は事件の証拠写真の束に目を落とし、今泉はシティホテルの正面玄関を見張っている。
「古畑さ~ん。あ、あの子が犯人っていうのは、おかしいんじゃないかなぁ」
「なんで、そう思うの?」
「だって、昨日来たばかりですよ。日本に」
「違うよ。加持さんの話だと先週の金曜日には日本にいたよ。佐世保にね」
「でも、会ったこと無い人を殺しに来るかな。第三新東京市まで」
 古畑、今泉の疑問には答えず、写真をめくっていく。
 その中の一つを見た時、古畑の手が止まった。そして、声を殺して笑い出す。今泉がその様子を気にかける。
「いや、仏さんの前では言わなかったけど、自分の名前をプリントしたTシャツって、彼、なかなかのセンスだよ」
 古畑、写真の一枚を今泉に見せる。シンジが裏返しに着たあの日の丸Tシャツである。
 今泉も思わず吹き出す。
「このTシャツ、彼自分で注文したらしいです。シャツに好きな文字をプリントしてくれる店で」
「ええっ、それホント? だとしたら……ん?」
 古畑の目が写真のある部分に釘付けになる。
「これ、鳥の足跡じゃない?」
 古畑が指差した先は血溜まり。今泉が目を細める。
 そこには、小さな鳥の足跡が血溜まりから食卓の影に向かって続いている。
「あっ、これペンペンですよ。きっと」
「う~ん、あのペンギン? 犯行時に食卓の下に隠れたってこと?」
「だ、だとしたら、ペンペンは犯人を知ってますよ。きっと」
「……じゃあさ、今泉君、ペンペン連れてきてよ。今から」

381:事件編その2-しつこい男
07/07/25 00:23:49
―2015/09/21(月) 8:30 第三新東京市-シティホテルのレストラン

 アスカのコメカミにまた青筋が立つ。
 アスカが欲しいサンドイッチの前でうろつくロングコート。古畑だ。
「あら、古畑さん、お早いことですこと」
 振り返る古畑。
「おはようございます。惣流さん」
「公務員の古畑さんは、祝日もお仕事ですか?」
「いえ~、今はプライベートです。ここのレストランは良く使うんですよ~。ご一緒にいかがですか?」
 頷くアスカ。二人は思い思いの料理を取って、2人用のテーブルへ。
「え~、昨日の続きなんですが、どうも碇シンジ君の事件も外国人が犯人だという可能性が」
「待って。そもそも、アタシは彼が殺された、としか聞いてないの。一体、どういう状況だったんですか」
 古畑、わざとらしく周りを見渡し、真剣な顔を作る。
「刃物で、4回も刺されています」
「……なんでまた……」
「金目の物は盗られていないと、同居人がはっきり証言しています。怨恨の線が強いです」
「怨恨? もしかして、彼、あまり普段の行いが良くなかったとか?」
「調べた限りでは『普通の良い子』ですね、彼は」
「じゃあ、なんで?」
「彼は良くも悪くも普通の中学生です。ある一点を除いては」
「それは?」
「エヴァンゲリオンのパイロット。他の中学生と違う特徴といえばこれくらいしかない」
「……戦いに巻き込まれた人の逆恨み、とか?」
「はい、十分ありえることです」
「でも、彼の住所を知っている人なんてたかが知れているんじゃない? 学校の友人とか」
「おや? 私、彼の自宅が現場なんていいましたか?」

382:事件編その2-疑惑の表明
07/07/25 00:26:17
「物盗りじゃないって言ったわよね? 誰でも自宅で殺されたっだって思うわ。違うの?」
「んふふ、そうでした。事実、現場は彼の自宅です。でも、彼の住所を調べるのは簡単ですよ。
 彼の職場―ネルフのデータベースを閲覧できる方なら、誰でも調べられます」
 古畑、懐から一枚の紙を取り出す。『従業員データ 氏名:碇シンジ 住所:第三新東京市―』
「ええと、あのぉ、なんて名前でしたっけ、金髪の素敵な女性に調べて貰いました。
 調べてみた限りでは、あなたも碇シンジ君の住所、ご存知ですね?
 ええ、ある日を境に、彼のパーソナルデータや戦歴を参照なさってますね、何回も」
 オムレツを口に運ぼうとしていたアスカの手が止まる。
「え~、あの日どちらにいらっしゃいましたか?」
「……あの日って?」
「ああ、失礼しました。先週の金曜日です」
「その日は、佐世保にいたわ」
「ええ~、一日中ですか」
「そ、一日中。午前中は観光、お昼にラーメンを食べて、そのあとはずっと宿泊先のホテルよ」
「んっふっふ、ご協力ありがとうございます」
「プライベートなんて言った割りには、しっかりお仕事なさってますね」
「すいません、仕事柄と申しましょうか……ええ、気分直しに面白いものを」
 古畑、一枚の写真をアスカに見せる。
 アスカ、目に飛び込んできた赤黒い血痕に眉をしかめるが、日の丸Tシャツとその文字を見て、吹き出す。
「やだ、自分の名前をプリントするのが日本の流行なの? それに不謹慎よ。クックック」
「ふっふっふ、もちろん被害者と面識がある方の前では、こんなことしません」

383:事件編その2-ペンペンの証言?
07/07/25 00:27:42
 そのとき。
「痛っ!」
 アスカ、足に痛みを覚え、思わず声を上げる。
 足元を見るとペンギンが、しつこくアスカの足をくちばしで突いている。
「なによ! コイツ! 失礼なペンギンね!」
 アスカ、ペンギンを足蹴にする。
 古畑、アスカと背中合わせに座っている薄い頭の男を発見する。
「では、惣流さん、わたしはこれで……」
 古畑、ペンギンを抱えると、今泉の腕を掴み、レストランの外に引きずり出した。

―2015/09/21(月) 8:50 第三新東京市-シティホテルの駐車場

「まったく君は、なにやってるんだ!」
 ペンペンを抱える今泉に古畑が一喝。
「あ、あの子が犯人ですよ。な、ペンペン」
 クエッっとペンペン、一鳴きする。
「そのペンペンがどんなに賢くても、動物の証言で犯人捕まえられるわけないだろ!」
 古畑、今泉のオデコをピシリ。

384:事件編その2-リツコの親切
07/07/25 00:29:39
―2015/09/21(月) 10:00 ネルフ本部-自動販売機コーナー

 古畑と今泉が缶コーヒー片手にぶつぶつと談義する。
 そこに通りかかるリツコ。
「あら、古畑さん。それと、ええと……」
「今泉です」
「今泉さん。青葉君のギターは見つかったかしら?」
「はい。やはり、外国人窃盗グループの犯行でした」
「ギターは?」
「残念ながら、換金されてしまって行方を追っているところです」
「あら、青葉君も難儀なものね。あ、そうだ、あなたなちのIDカード、出来上がったわ」
 リツコ、白衣のポケットからネルフのIDカードを出す。
「これであなたたちは『特別客員技術者』としてネルフに出入りできるようになったわ」
「失礼ですが、その『特別客員技術者』というのは?」
「ネルフの従業員ではないけど、ネルフには出入りできる人たち。私の部下として、ね」
「んっふっふ、でも私、警察官なんで、副業は規則上……」
「ま、ネルフからお給料が出るわけじゃないから。副業には当たらないんじゃない?
 それにね、青葉君の件もそうだけど、シンジ君の件も早く解決してもらいたいの。私としては」
 古畑と今泉、リツコからカードを受け取る。
 写真入のそのカードにはこう書いてあった。
『ID:150765X NAME:古畑ニンザブロウ』
『ID:150766X NAME:今泉シンタロウ』
 古畑、口の端を吊り上げ―暗転。

385:事件編その2-幕間
07/07/25 00:31:05
幕間

 え~、碇シンジ君を殺した犯人は惣流アスカさんと見て間違いないでしょう。
 やはり彼女は葛城宅を訪れたことがあります。
 多少のハッタリを交えて、彼女の自白を引き出そうと思います。
 ヒントは『ネルフの風変わりな習慣』。
 解答編は7/28の23:00からトリップ「◆c9OwFy0cL. 」で落とします。
 以上、古畑任三郎でした。


事件編その2ここまで

386:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/25 00:32:38
乙!ワクワクテカテカ
楽しみに待ってます

387:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/25 03:47:56
解決編だけ鳥つけるのか
なかなか演出巧者な作者さんだな
解決編wktk

388:351
07/07/25 22:40:57
え~、>>385の訂正です~

×解答編 → ○解決編

389:解決編 ◆c9OwFy0cL.
07/07/28 23:00:18
>>385

―2015/09/21(月) 11:30 第三新東京市街-喫茶店

 アイスミルクティーで喉を潤す、黄色いワンピース姿のアスカ。
 アスカの隣の席には大きな買い物袋が置いてある。
 中身は第壱中学校の制服である。日本に来る前に注文しておいたものだ。
(学校は休み明けの24日からね。これからアタシの新しい生活が始まる……ふふふ)
 ついこぼれてしまう笑み。
 それを凍りつかせたのは、視界を遮った黒いロングコートだった。
(また、あの男……)
 路上から窓際の席のアスカに向かって手を振る古畑に、アスカは行儀のよい笑顔を返す。
 そして、やはり古畑は店内に入ってきた。
「あのぉ、ここ、よろしいですか? あっ……抹茶ラテを一つ!」

390:解決編 ◆c9OwFy0cL.
07/07/28 23:03:25
 ウエイトレスが抹茶ラテを運んでくると、古畑はさっそくストローを咥える。
「今日は何の用ですか?」
 古畑、手帳とペンを取り出し、「宍」「道」という文字を書き、アスカに見せる。
「ええ~、これ何て読むのか分かります?」
「『シンジ』でしょ。日の丸Tシャツに書いてあった字」
「え~、彼の名前は非常に特殊で、日本人でもこれを『シンジ』とは読めません。
 私も最初、『シシドウ』と読んで、なんの事なのか分かりませんでした。あなた、よく読めましたね」
「前にも言ったわよね。ネルフのデータベースで見たのよ」
「記録されてないんですよ。ネルフのデータベースには。下の名前の漢字は登録されていないんです。
 赤木博士に確認しました。ネルフでは下の名前はすべてカタカナで扱う習慣なんだそうです。たとえば……」
 古畑、内ポケットからネルフのIDカードを取り出し、アスカに示す。
 そこには『NAME:古畑ニンザブロウ』と表記されている。
「くっ……」
「え~、日本では、赤ちゃんに名前をつけるときに、漢字とその読み仮名を自由に組み合わせて良いんです。
 例えば、『白』という漢字をつけて、『クロ』と読ませるのもアリです。
 もちろん、『白』という字を見て『クロ』と読めるのは、それと知っている人だけです。
 『白』さんは一生、初対面の人から『下のお名前何とお呼びすればよろしいですか』と聞かれ続ける運命なんです。
 シンジ君の場合も同じで、ネルフのデータベース以外、彼の情報を得ることが出来ないはずのあなたが、
 『宍』と『道』という漢字を見て『シンジ』と読めるのはおかしいんです。
 しかし、あなたは彼の日の丸Tシャツを見て、名前が書いているとおっしゃいました。
 え~、どこでこの字の読み方をご存知になったのか……教えていただけますか?」
 アスカが沈黙する。じっと青い瞳を見つめる古畑。
 そうして数秒の後、その凝視に耐え切れず、アスカ、顔を背ける。
「……大体、見当ついてんでしょ? アタシがそれをどこで知ったのか」
「え~、彼の部屋の、表札。漢字は読めないけど、表札に書いてあるんだから、きっと名前なんだろう、と」
「ふふ、なんでもお見通しね。正解よ……あ~、もう、ちっくしょう!」
 赤い髪をかきむしるアスカ。店内の視線が集まる。

391:解決編 ◆c9OwFy0cL.
07/07/28 23:05:02
「え~、詳しい話、お聞かせ願いますか」
「……悔しかったのよ。あの男が何の訓練もなしにいきなり実戦で戦果をあげたことが」
「……」
「アタシがパイロットになるためにどれだけ訓練を積んだと思っているのよ!
 同い年の子供が遊んでいるのを横目に見ながら、休む間もなく、訓練、訓練!」
「……」
「アタシが血と汗と涙を重ねて、やっと上り詰めた先に、あの男は平然と立っていた。何の努力もなしに」
「……それで、彼を?」
「ええ。でも、もう終りね。せいせいするわ。エヴァの悪夢から一足先に開放されるんだもの」
 アスカは赤い髪留め―インターフェースヘッドセットを外し、テーブルの上に置く。
「え~、仲間を殺してまでやらなくちゃいけない仕事なんてありません……大変、残念です」
 アスカの肩が力なくうなだれる。
「ひとつ聞いていい? あんた、犯人は外国人って言ってたわよね。あれ、なんで?」
「え~、シンジ君が着ていたTシャツです。彼、あのTシャツを裏返しに着ていました」
 アスカはエプロン姿のシンジを思い出す。
 あのときはTシャツの柄がエプロンに隠れて見えなかった。
「日の丸を裏返す……日本ではない……つまり日本人以外の犯行じゃないかと」
 そうだ。アスカはドイツで使っていたIDカードをシンジに見せている。
 外国人だということはシンジも知っていたはずだ。帰り道にあえてタクシーを使い、
 運転手に黒い服装を印象付けたつもりだったが、まさか、シンジ本人がそんなメッセージを残していたとは。
「死に際にやってくれるわねぇ、サードチルドレンも」
 アスカ、ミルクティーを一口。

392:解決編 ◆c9OwFy0cL.
07/07/28 23:06:41
 そのとき、アスカの携帯電話が緊急事態を告げた。ネルフ本部からの着信。
 2コールを待たずに電話に出るアスカ。青い瞳に緊張が蘇る。
「え!? 使徒が!」
 アスカ、古畑を振り返る。
 古畑は笑っている。
「え~、お話の続きはお仕事の後で」
 古畑、アスカの手にヘッドセットを返す。
 掌の中に戻ったプライドの象徴を見つめるアスカ。
「ふ~ん、アタシ、随分信用されてるのね」
「はい」
 古畑、頷く。
「なにしろ、あなたは人類を守るエリートパイロットですから」
 ヘッドセットを握り締めるアスカ。
「……仕方ないわねぇ。最後にもうひと仕事がんばりますか」
 アスカはおもむろに席を立ち、出口に走り寄る。
 そして、外に出る直前、一回振り返って古畑を指差した。
「荷物とお会計、お願いね。後で払うから取りに来るのよ。いいわね!」
 そう言い残し、アスカは喫茶店の外に駆け出す。
 残された古畑は、太陽に靡いた赤い髪の眩しさに、思わず目を細めた。


解決編ここまで

古畑任三郎 VS 惣流・アスカ・ラングレー fin

393:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:47:15
面白いぐらいに反応が無い

394:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/30 23:28:11
うp主は、みんなに推理して欲しいとか無かったの?
ただうpすればそれで満足?

395:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/07/31 03:54:36
>>394
ものすごくして欲しかったです>推理
でも、どうやら失敗だったようだと悟り、幕引きにしました。

396:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/01 01:08:53
んー、あなた肝心なこと忘れてますぅ。
ここはエヴァ板ですよ。過疎で有名の。
おまけにこのスレ、今までどれだけ寂れてました?
多分リアルタイムで見てた読者なんてほとんどいなかったことでしょう。
そうだよね、西園寺くん?

えー、それとですねぇ、ここだけの話。
実は私、推理なんてからきしダメなんですよ。したこともない。
スレにはずっと生息してるんですけどねぇ。んっふっふっふ。

でもこれだけは言えますぅ。
アナタ、面白かった。
ぜひまた書いてもらいたいものです。
いちファンでした。

397:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/02 01:43:16
>>396
㌧クス
今度はもうちょいマターリやってみます
ネタできたらまた来ます

398:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/02 19:56:21
結局ハッタリって何だったの???

399:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/04 06:08:29
>>398
シンジの下の名前の漢字表記をググれ
アスカが騙されているのがわかる

400:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/06 21:20:18
400get

401:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/11 20:05:58
よくできてるとは思います

ただ、後から「じつはこんなことになってました」
ってのはちょっと白ける

402:351っす
07/08/11 21:52:43
>>398
「宍道」は地名です。アスカが言い逃れできないように、
古畑は特殊な名前だと嘘を吐きました。

>>401
貴重なご意見㌧
シンジの名前を解決編前に提示するか、しないかは散々悩んだところです。
ヘタレな俺は結局提示せず・・・今度はもうちょっと大胆にやってみます。

403:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/18 00:08:41
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 )

 )・∴  ∞
 (∵ (・∀・ ))) ドンドン ガンガル
  )←━cc )))
 (    し-Jll   ホホジボジセッセセ ホジセッセ
 )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (
  ).            _..,∞,,,
 (.           ●'''" * ""'';;,         大きなスコップに パワーアップ!
  )  / ̄ ̄|    \.从 从 ;;;ミ
 ( /     |     ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ.  /|   壱ちゃんに負けずに ほじせっせ
  <       <|===(,,,ノ(,,,ノ===<  |
 ( \     |      ヽ    ;;ミ.  \|     (´´ほじほじせっせ ほじせっせ
  \ \__|        > >  ,/~  (´⌒(´
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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404:351
07/08/18 02:00:10
犯行編10レス投下します。
(犯行編、事件編、解決編で一作です)

>>403
グロ(エロ?)注意

405:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/08/18 02:23:27
早いな。前回から

406:VSレイ
07/08/18 02:41:51
※ 前回とは連作ではありません。シンジやアスカは何事も無かったかのように生活して
います。しかしながら、『特別客員技術者』という設定だけは本作でも使います。古畑や
今泉はエヴァについてある程度知識を持ち、ネルフの面々とは顔見知りで、一般職員が出
入り可能な施設に、古畑たちも出入り可能という設定です。


アヴァンタイトル

 アニメーションはドラマよりもリアルだ。
 ……ん~ふっふ、これは嘘っぱちです。
 「絵」であるアニメが、「実写」であるドラマよりもリアルなんてことはありえません。
 んー、でもみなさん、本当にそう言い切れますか?

 たとえば、家族。

 実際に親戚が一同に会した集合写真を思い出して下さい。
 顔立ち、身長……なんとなく血の繋がりがあるのが想像できたりします。

 しかし、ドラマに出てくる家族は全然似ていません。
 アニメの方は……


古畑任三郎 VS 綾波レイ(被害者:碇ゲンドウ)

407:犯行編-少女は瞳を閉じたまま
07/08/18 02:43:10
 少女は裸のままベットの上に横たえられていた。
 一糸纏わぬ少女の肢体、その肌を蒼白く見せている月の明かり。レースカーテンの影が
まだら模様となって、ベットと少女に張り付いている。
 少女は両手を鳩尾の上で組んだまま瞼を閉じていた。その組んだ両手の下には一冊の大
学ノートがある。背表紙や角が丸まっていて、少なくとも新品ではないだろう。

 室内の照明はただ月明かりのみ。
 少女の四方を囲むコンクリートの壁には、ポスターやコルクボードの類は一切存在しな
い。目立った家具も無く、その灰色の空間からは、住んでいる者の生活の匂いがまったく
感じられなかった。もしも、窓に鉄格子でも嵌っていれば、ここが刑務所の独房だと言っ
ても通用しそうな雰囲気だ。

 唯一、ベットの脇に5段のひきだしが置いてある。高さ1メートル程度でプラスチック
製のものだ。
 ひきだしの上には飲みかけの錠剤の包装や、水が入ったビーカーなどが散乱している。
そこに埋もれている小さな置時計は、「PM 08:04」を表示していた。

 少女の瞼は閉ざされたまま、開く気配は無い。

408:犯行編-ゲンドウの住まいへ
07/08/18 02:44:21
 見上げた頭上にそびえ立つ、25階建てのマンション。その巨大なコンクリートの箱が
綾波レイを見下ろしている。レイの目的地はこのマンションに居を構えるゲンドウの部屋
だ。

 レイがそのマンションの正面玄関に到着した頃、すでに時計は午後9時を回っていた。
縦横に整列する窓の多くは明かりが灯っており、8割以上の住人が帰宅していることが窺
える。

 レイは中学校の制服を着ていた。
 今日、学校の授業が終わると、レイはそのまま帰宅した。自宅にカバンを置き、代わり
に黒いトランクを持ってきた。トランクは今日のためにあらかじめ用意していたものだ。
 トランクはレイの胸の高さほどある、かなり大きめの物だ。底面にはキャスターがつい
ており、アスファルトの路面を転がってゴロゴロという音が立つ。レイはその音と共に、
このマンションまでトランクを押してきた。

 マンションの正面玄関は自動扉である。その脇には、電卓のキーようなものが取り付け
られている。ここで暗証番号を入力するか、訪問先の住人に開けてもらわないとマンショ
ンの中には入れない仕組みだ。

 レイの細い指がキーを打つこと4回。自動扉が左右に開く。

 レイがゲンドウ宅を訪れるのは初めてではない。正面玄関の暗証番号は、ゲンドウ本人
からずっと昔に教えられていた。レイは無意識のうちに正確な番号を叩く。指先が番号を
覚えていた。もう過去に何回も入力した番号だったから。

409:犯行編-立入禁止
07/08/18 02:45:51
 集合玄関に入って、レイが向かった先はゲンドウの部屋ではなかった。22階のゲンド
ウの部屋に行くためには、高層用エレベーターに乗る必要があるが、レイはエレベーター
乗り場には向かわず、そのまま1階の廊下を奥へと進んだ。向かう場所はゴミの焼却施設
である。

 このマンションは各部屋にダストシューターが備え付けられている。ダストシューター
に捨てられたゴミは、全て1階の焼却施設に集まるよう配管されていた。ダストシュータ
ーを落ちてきたゴミは焼却炉の中に貯まり、毎週、管理者によって焼却処分される。

 レイが焼却施設のドアを押し開ける。中は真っ暗だ。手探りで照明のスイッチを探り、
明かりを点ける。

 まず目に入ったのは、本棚、使い古したロッキングチェア、布団。これらが部屋の一角
を陣取っている。ダストシューターに入らない大型のゴミである。
 奥の壁の中央には、灰色の長方形が見える。焼却炉の蓋である。蓋には小窓がついてい
る。たぶん耐熱ガラスだ。蓋のすぐ脇の壁には、いくつかのスイッチが配置されている操
作盤があり、今は緑色のランプが点灯している。

 レイはトランクを大型ゴミの一角に置くと、足早に退室する。そしてポケットから一枚
のプレートを取り出す。プレートはプラスチック製で、今日のために三日前、東急ハンズ
で購入したものだ。レイはそのプレートを焼却施設のドアノブに吊るす。そして白地に赤
い文字で「使用禁止」と書いている面が表になっていることを確かめると、来た道を戻り、
エレベーター乗り場に歩を進めた。


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