07/12/01 20:21:41
>>922
笑いを解説するのって難しいな。あえていくつかポイントを挙げると、
・蟻に紹介されるという不条理なシチュエーション
・差異の見出せない蟻たちに「強い」「弱い」っていう属性が付与されている
これら二つだけでも笑いの要素になっているけど、それに加えて、
・これら現実世界ではまず「ありえない」場面に、いかにも「ありがちな」日和見男の戯画が描かれているというギャップ
が、笑いを引き起こすわけです。
まあこんな説明受けたからって笑えるわけでもないよね。
ちなみに荒木さんの方がギャグ漫画になりえてない(笑えない)のは、
・虫に紹介されるという契機が、刑務所内という場面設定によって、不条理さを軽減されている。
・強い・弱いという属性も、これも房内でのヒエラルキーによって意味を持ってしまうので、この点でも当たり前すぎる