ジョジョとシャナの奇妙な冒険 メロンパン5個目at CSALOON
ジョジョとシャナの奇妙な冒険 メロンパン5個目 - 暇つぶし2ch2:無
07/09/28 22:17:15
2ゲット♪

3:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/09/28 22:19:06
何で、直前で変わる・・・・・・・!orz

4:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/09/28 22:24:52
ともあれ1様乙です。
無冥も自分でホームページでも開設して書けばいいのかなぁ
等と漠然と考えております。(作り方全然知りませんがw)
第一部が終わったら少しずつ挑戦してみようかな?
それではw

5:マロン名無しさん
07/09/29 02:13:34
>>1

6:マロン名無しさん
07/09/29 02:19:17
>>1シルバーチャリ乙

7:マロン名無しさん
07/09/29 04:15:32
新スレキターーーーー!!!

>>1

8:マロン名無しさん
07/09/29 09:43:56
>>4
猛烈に賛成する
今すぐにでもそうしてほしいくらいだ。

9:マロン名無しさん
07/09/29 17:29:26
久々に見たんだけどさ('A`)の人ってどこいったの?

10:マロン名無しさん
07/09/29 18:34:35
>>9
よくは覚えてないんだが、
('Α`)=無冥 蹟怜だったか?
ついでに>>1乙。

11:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/09/29 20:43:22
え、と。
何もいわないで待たせるのも何なので先に申し上げておきます。
最近色々な事で私情が立て込んでおりまして、あとHP開設に
備えて過去の作品を書き直したりしておりまして(今読み直すとCHAPTER#1とかヒデェw)
次の投下は多分再来週くらいになると想います。
無冥如き鬼畜外道のSSを楽しみにしてくれている方をお待たせするのは
大変心苦しいのですがコレも作者の仕様と割り切り気長にお待ちください。
それでは。

12:マロン名無しさん
07/09/29 22:59:20
どっちかというと過去の方が好きな面子はどうすれば…。

13:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/09/29 23:20:15
>>12
あ、基本的な流れは殆ど変わりません。
劇場版Zガンダムのようなリニューアルと考えていただければw
だって最初の頃のヤツ主語が抜けてるわ、情景描写は足りないわ、
会話連発で誤魔化してるわでヒドいンですものw

14:マロン名無しさん
07/09/30 12:33:39
頼むからさっさとHP立ち上げて出てってくださいね^^

15:マロン名無しさん
07/09/30 12:36:10
>>14
何様のつもりだ?
こいつ

16:マロン名無しさん
07/09/30 13:11:13
>>15
相手にすんなよ。
SS書きもしないくせに職人けなして悦に浸ってるだけのただのバカだ。


17:マロン名無しさん
07/09/30 16:47:02
>>13
頑張れー
でも前スレでもあったように最近の文章はちょっと装飾過剰で読みづらい箇所が多いよ。

わざわざ難しい言葉を使ったり、一文をだらだら引き延ばしたりしなくてもいいんじゃない?初期のほうが読みやすかったし、キャラの心理もよく伝わって来た。

勝手なお願いかもしれないけどもう一回無冥さんには原点に立ち返ってみてほしいな。

18:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/09/30 19:32:20
 >>17
 どもです。
 御指摘感謝致します。
 少しでも読み易く伝わり易くなるよう鋭意努力致します。
 でも無冥は脳内が常時下記の動画のような香具師なので果たして出来ますでしょうかねw
 ↓
 URLリンク(www.nicovideo.jp)
 URLリンク(www.nicovideo.jp)

 でもやるだけやってみますw
 以後次の投下まで雑談はなるべく控えたいと想います。
 何か妙に寒くなってきたので住人の皆様もお身体には気をつけて。
 それではw

19:マロン名無しさん
07/10/01 21:18:49
保守

20:マロン名無しさん
07/10/02 10:08:06
保守

21:マロン名無しさん
07/10/03 17:07:12
保守

22:マロン名無しさん
07/10/04 14:39:41
保守だ!

23:マロン名無しさん
07/10/04 18:06:09
サブラクが使う剣ってどれも金属製?

24:23
07/10/04 21:28:42
>>23だけじゃ分かりづらいかも知れないから補足
今書いてるジョジョシャナクロスSSでサブラクとリゾットでどうのこうのってのをしたいんだ
サブラクの剣が鉄製ならリゾットはメタリカで止められるし、
そうじゃないならリゾットがサブラクに斬られて終わりだしで結構極端だからさ
それでちょっと聞いときたかったんだ

25:マロン名無しさん
07/10/04 22:37:04
リゾットのスタンド能力の主体は
「相手の血液の鉄分を凶器に変えて攻撃する」
だから、磁力自体の精密動作性はあんまりないんじゃないか?
少なくともマライアのバステト女神には劣ると思う。
でもまぁ、そこは作者が独自の考えで改変しちゃって良いんじゃない?
要は面白いかどうかなんだからさ。

26:マロン名無しさん
07/10/04 23:21:54
終了。
何事も無かったかのように次の話題ドゾー↓

27:マロン名無しさん
07/10/04 23:46:02
無冥さんのはジョジョベースだけど、シャナベースでSS書くなら
4部が最適だよな?

28:マロン名無しさん
07/10/05 14:03:31
>>26はなんで勝手に仕切ってんの?
自治厨ウザイ新しい職人起点だから邪魔すんな。
>>24期待してるぜ。

29:マロン名無しさん
07/10/05 16:38:03
紅世の徒に鉄分はあるのだろうか?
無かったらリゾットはかなり苦戦することになるが


30:マロン名無しさん
07/10/05 16:42:55
【キャラ名】エルフィール・トラウム
【作品名】ザールブルグの錬金術師
【そのキャラへの想い】
かわいいんだって!ゲームへの思い入れも入ってるかもしれんがすげぇいい!!
マジ付き合いたい!俺のつぼにおおあたりだっての!
現実にもいたらと何度思ったことか!天然なとことか、庶民っぽいとことか、
錬金術を使えることとか!最高!!


以上、心からのシャウト。

31:マロン名無しさん
07/10/05 16:46:47
鉄分というか血液が無いだろう。
紅世の徒は。
だから、血液鉄分操作の能力を封じられるとリゾットはかなり苦しい。
メタリカは攻撃力が人間並だし。
相手の武器の鉄分を操作して操るとかならなんとかなりそうだが。

32:マロン名無しさん
07/10/05 16:48:06
>>30
誤爆乙。

33:マロン名無しさん
07/10/05 17:01:42
関係ないけどGEはパワーCクラスの割には車数台を一瞬でスクラップにしたりと
以外にスゴイ

34:マロン名無しさん
07/10/05 17:25:22
>>29
零時迷子の戒禁で腕をブチ折られたシュドナイの傷口から血じゃなくて炎が出てた辺り、紅世の徒に血液はないんだろうな

35:マロン名無しさん
07/10/05 19:33:10
>>24
サブラクの使う剣の大半は宝具でない只の剣だから金属製で良いはずだ。
剣型宝具とか、石で出来た物も有りそうだけど。

36:マロン名無しさん
07/10/05 21:51:33
>>33
Cは普通と人間並の2種類あるから無問題。
ちなみにGEが普通でMBが人間並ね。

37:マロン名無しさん
07/10/07 16:00:47
保守

38:23
07/10/07 18:52:40
冒頭だけ出来たので投下します

39:鉄と壊刃
07/10/07 18:55:13
一話


とある夜。
一人の男が、繁華街の裏路地を歩いていた。
男の名はリゾット・ネエロ。
彼の服装は膝下まである、胸の部分が大胆に開いた黒いコートに、黒い帽子。ズボンは白と黒の縞模様。
殆ど全身黒尽くめ、といった様相だ。
他に身体的特徴を付け加えるとするならば・・・リゾットの両の眼が、真っ赤に充血していることだろうか。
でも目が充血しているからといって、別に眼病にかかっていたりするわけではない。
ついさっき目にごみが入ったとか、そういうわけでもない。
じゃあ何が原因か、と言えば、彼の体質・・・いや、「能力」が原因かもしれない。

リゾットは、とある目的があってこの街に来ていた。
そしてその目的のために、男を一人、捜していた。
捜すのは、そいつがこのリゾットの知人だったりとか、逆にそいつにリゾットが呼ばれていたからとか、そういうのではない。

リゾットは、そいつを暗殺するために、その男を捜しているのだ。


40:鉄と壊刃
07/10/07 19:00:05
リゾットがその男を殺すのは、私怨によるものではない。
「組織」を裏切ったその男を、「組織」に所属するリゾットが、「組織」の命令で、殺しに行くのだ。
「組織」からの情報に拠れば、その男は「組織」の金を持ち出して逃げたらしい。
早い話、男は「組織」を裏切ったわけだ。
当然「組織」は怒り心頭。こんな裏切り者を生かしておくつもりなど毛頭無い。
というわけで、「組織」の構成員であり、特にこういった汚れ仕事を主に行うリゾットに、その役目が与えられたのだ。

リゾットの仲間が調べたところに拠れば、ターゲットの男は昨日と同じホテルに滞在しているとのこと。
つまり、こちらの動向には気づいていない。
無論、リゾット自身もそのように行動していたわけだから、当然といえば当然だが。

しばらく裏路地を歩いているうちに、ターゲットの男が滞在するホテルが見えてきた。
リゾットはそれを確認すると、そこで立ち止まり、ぼそりと一言、呟いた。

「・・・メタリカ」

その声に応じるかのように、リゾットの身体から、奇妙な呻き声が上がる。

ロォォォォォォォォドォォォォォォォォォ・・・・・・・・・

呻き声が上がるのと同時に、リゾット自身の身体にも変化が起きる。
リゾットの衣服が、身体が、まるで周囲の背景に溶け込むかのように、その輪郭をかき消しているのだ。
そしてリゾットの姿が輪郭を無くし始めてから数秒後、リゾットは完全に背景と一体化した。

41:鉄と壊刃
07/10/07 19:00:59
これが、リゾットの能力。
スタンドと呼ばれる、像(ヴィジョン)を持った超能力だ。
スタンドの能力は、人によってその実体がまるで異なる。
特にリゾットのスタンド―メタリカは、磁力を操ることができる。
この能力によってリゾットは、砂中の砂鉄であろうが、鉄製のメスであろうが、
さらには人間の体内の鉄分であろうが、自由自在に操作できるのだ。
なお、今回リゾットが行ったのは、砂鉄を身体の表面にくっつけて背景に擬態する、というもの。
これにより、リゾットの姿は軽く辺りを見回した程度では、見つけることができないようになる。
リゾットがこれから行うこと―いや、リゾットが日常的に行う「暗殺」において、これほどそれに適した能力は無いだろう。

自分の姿を背景に溶け込ませたリゾットは、そのままの状態でホテルの裏口へと向かう。
いくら自分の姿が非常に見えにくくなっているとはいえ、正面から堂々と入ってはさすがに不審に思うものが何人かは出る。
というか、そんな事をするのは自分の能力への過信そのものである。
過信は、自分を危険に陥れる。
それを十分に理解している故にリゾットは、常に慎重に慎重を重ねた行動を取る。
そして裏口を見つけたリゾットは、そのドアノブに手を掛け―

その瞬間、この街の全てが、茜色に包まれた。


42:鉄と壊刃
07/10/07 19:03:30
「何が起きた!?」

リゾットは素早くドアノブから手を離し、周囲を警戒する。
自分と同じスタンド使いの仕業と考えたためだ。

「スデに俺たちの事はバレていたのか? いや、そんなハズは無い! ならばこれは―」

素早く思考をめぐらせるリゾット。
これまでに、こちらの行動がターゲットに察知されたような形跡は何もなかった。
つまりこれがターゲットが雇ったスタンド使いの仕業だとは考えにくい。
だとすれば―

そこまで思考を行き渡らせた瞬間だった。

突然、無数の剣が、炎が、雨霰のように、リゾットに降りかかってくる。
いや、リゾットにだけではない。
この街の全体に、満遍なく、剣と炎が降り注ごうとしている。

「無差別攻撃だと!?」

突然自分を襲った絶体絶命の状況に驚きを覚えながらも、リゾットは瞬時にそれに対応した。
暗殺者として幾つもの修羅場を潜り抜けてきたことが、リゾットを助けた。

43:鉄と壊刃
07/10/07 19:04:53
リゾットは瞬時にメタリカを発動する。
その対象は、自分に降り注ぐ無数の剣の、最前列に位置する数十本。
それらを磁力で空中に留めると、素早く、防御シェルターのようにずらりと自分の頭上に並べる。
直後、その後に続いていた無数の剣が、甲高い金属音とともに次々と剣の壁に弾き飛ばされ、
リゾットの周囲の壁や地面に突き立ってゆく。
炎もまた同様に剣のシェルターに阻まれ、リゾットの身を襲う事はない。

「しかし、これもスタンド能力なのか? だとすれば・・・さっきの空間を茜色にする能力は・・・何だ?
 事前に発動したからには・・・・・・おそらくこの剣と炎を降らせる能力に・・・何らかの形で必要になる効果を持っているハズだ。
 だとすれば、一体どういう能力なのか・・・」

剣が地面に突き刺さる音、後から降ってきた剣が、先に地面に突き立っていた剣を突き砕いて、新しく地面に突き刺さる音、
そして自分が作ったシェルターに降り注ぐ剣の群れが弾かれていく音を聞きながら、
リゾットは再び思考をめぐらせ、自分に言い聞かせるようにブツブツと呟いていた。

この能力が何を意図したものかは分からない。
ただ一つ分かっているのは、この能力が自分の暗殺の妨げになるということだ。

「こんな能力で・・・もう一度水を差されてはかなわん。本体を撃破しておくことが必要だ・・・・・・」

44:鉄と壊刃
07/10/07 19:07:22
やがて、剣と炎の雨が止んだ。
リゾットは、それらが降ってくる気配がなくなったのを確認し、
地面に突き立ったり、散らばったりしている剣を避けながら、表通りに出る。
擬態に使った砂鉄は既にリゾットの身体から剥がれてしまっていたが、そんな事は問題ではない。
どうせ表通りも、この茜色の攻撃で大混乱に陥っている。
裏路地から人一人飛び出してきたところで、気にする者もいないハズだ。
そう踏んで表通りに飛び出したところで、リゾットは驚くべき光景を目にした。

「人が・・・止まっているのか!?」

そう、表通りにいた人間が、まるでマネキンか何かのように、ピタリと動きを止めてしまっているのだ。
中には降ってきた剣に腕を切り飛ばされたり、足を切り落とされたりした者もいる。
身体の一部を、爆弾か何かで吹き飛ばされたように傷付けられた者もいる。
だが、そうしたものも含めて、この場で身動きしている者は、リゾット以外に一人もいない。

「いや・・・これが最初に仕掛けられた茜色の攻撃の正体か。
 しかし・・・・・・妙だ。スタンド使いの動きまでもを・・・止めるならまだしも・・・俺はこうして普通に動けている。
 となれば・・・恐らく・・・これは『ただの人間』の動きを止めるための・・・・・・能力だ。
 しかし・・・何故『ただの人間』なのだ? ・・・・・・決闘でもしようという能力なのか?」

ブツブツ呟きながら、見知らぬ能力を前に、冷静に分析を続けるリゾット。
その後姿に―

「俺の攻撃を無傷で凌いだのか? ただの人間が?」

不愉快そうな声が、かかった。
声がしたのは自分の後ろ、その上方。
そう当たりをつけて、リゾットが素早く振り向く。


45:鉄と壊刃
07/10/07 19:10:10
そして振り向いた先、3階建てほどのビルの上に、男が一人いた。
男の格好は、地面に届くほどの長いコートに、顔の下半分と額を覆うターバン。
腰には業物とおぼしき剣が一振り差してある。
男の顔はターバンによって殆どが覆われているため、リゾットの側からその表情を読み取ることはできない。

「本来の標的には初撃を最小限に凌がれ、その上逃げられた。それは再び追うから今はいい。
 今問題にすべきは貴様だ。何故貴様は生きている? 何故貴様は封絶の中で動ける?
 貴様に聞きたい事は山ほどあるぞ。
 万全を期した一撃が貴様如き人間如きに凌がれたとあっては『壊刃』の名折れだ。
 そして貴様が生き延び、かつ封絶内で動ける理由が貴様が所持しているであろう宝具にあるのなら、その出所も聞くことになる。
 加えてせめてもの成果にそれを貰い受ける。
 だが仮にそれらが宝具によるものだったとしても、
 どうせそれは装飾具が何かであろうからすぐに俺の手から離れることになるのは確実だが。
 広範囲攻撃から逃れられるだけの防御力も、封絶内で動けることも、俺にとっては不要なものだからな」

男は淡々と語り続ける。
どうやらリゾットに何らかの興味を示しているらしいがそれにしてもこっちとしてはどうでもいい話が多い。
というか、ブツブツ言うあたりが何だかリゾットに似ている男だ。
それに「封絶」とか、「宝具」とか、リゾットには理解できない単語も多い。
一体何者なのか、こいつは。リゾットがそう考えていると―

46:鉄と壊刃
07/10/07 19:11:12
「さて、これから俺は貴様を討滅することになるが、せめてその前に俺の名を教えておこう。
 俺の名は、サブラク。『壊刃』サブラクだ」

親切にも、相手のほうから名乗ってきた。
「壊刃」サブラク。
リゾットからすれば知る由も無いことだったが、彼は同胞から、そして敵から生粋の殺し屋として知られていた男だった。

「そうか・・・。だが、俺からお前に教える名は・・・ない。俺は暗殺者だからな・・・・・・。
 それに・・・おれ自身としても、お前を消しておきたいところだ。
 俺にもやるべきことがある・・・・・・なので、もう一度水を差されては困る・・・・・・」

そしてリゾットも、適当にサブラクに答える。


時刻は零時数分前。
暗殺者、リゾット。
殺し屋、サブラク。
出会うハズも無かった二人が出会った。
そして殺し合いが、始まる。


To Be Continued...

47:23
07/10/07 19:15:02
今日はここまでです。

ヨーハンとフィレスを狙ったサブラクの攻撃にリゾットが巻き込まれて・・・という感じです。
リゾットがサブラクの攻撃を防御した方法に多少無茶があったかもしれませんが、ご容赦を。


48:マロン名無しさん
07/10/07 19:34:02
GJです!
リゾット好きなので活躍させてあげてください。
しかしよく喋るなサブラク。
スリッパで後ろから「やかましい!」って頭はたきたいw

49:マロン名無しさん
07/10/07 19:52:09
>>47
最初の数十本だけで防ぎきるんじゃなく、防いで砕けた剣を棄てて別の剣を操って盾にする、ってほうがより見栄えがすると思うんだけどな。

何であれ GJ しか相応しい言葉はないけど。

50:マロン名無しさん
07/10/07 20:54:31
GJ リゾット大好きだあああああッ!!

サブラク「今から俺が話す作戦のことだが、これはお前が封絶内で動けることを想定して
いて、なおかつある程度の特殊宝具の影響も無効化できないかという希望も含めての作戦で
あり、またさまざまな面について未知数な……」
リゾット「要点だけ話せ」
サブラク「すまん」

なんかこんな図が浮かんだ。

51:マロン名無しさん
07/10/08 01:17:18
間違いなくサブラクは承太郎にもっともウザイと思わせる敵だな

52:マロン名無しさん
07/10/08 01:26:29
作者はリゾットにもけっこう独り言を言わせてるし、
>>45の下から3行目でも、リゾットの独り言≦サブラクの独り言、っぽくしようとしてるのは見て取れるんだが、
文章にして9行も一人で喋り続けた(喋らせてしまった)サブラクと比較するとリゾットの独り言は軽く霞むな

53:マロン名無しさん
07/10/08 18:01:41
>>51
メリヒムだっけ?
あれ絶対承太郎と合わなそう。
ヴィルヘルミナとも相性悪そうだしシュドナイはボコボコにされるだろうしなwww
合いそうなのは姐さん位か?
酒の飲み比べとかやりそうw

54:マロン名無しさん
07/10/08 22:08:12
>>51
鬱陶しいと言うなら教授を忘れちゃいけねえ。あの喋りは確実にプッツンまっしぐら。

>>53
飲み比べの果てに姐さん+αが暴走、承太郎が「喧しいっ、鬱陶しいぜ!」か「うるせぇうるせぇうるせぇ!」と叫び決闘に発展、周囲一帯が壊滅というオチがつく、と。

55:マロン名無しさん
07/10/08 22:52:59
>>53
淡々と次々にボトルを開け続ける承太郎。
(ジョセフの)オゴリなので終始上機嫌の姐さん。
(姐さんに)無理やり付き合わされている花京院。
酔った勢いでここぞとばかりに女性を口説きまくるポルナレフ。
酒代に頭をかかえるジョセフ。
何故か一緒にいるシャナとヴィルヘルミナ。
やべwカオスだwww

56:マロン名無しさん
07/10/09 18:26:30
神曲発見。

URLリンク(www.nicovideo.jp)
 URLリンク(www.nicovideo.jp)

誰か5部で書いてぇ~。
いや、リゾットで書いてる人いるけどさw
でも出来れば長編が読みたい。

57:マロン名無しさん
07/10/10 01:11:56
>>56
5部読み終えてシャナ観終えたら俺が書くよー
でもまだ4部途中だから先が長い(´・ω・`)

58:マロン名無しさん
07/10/10 18:47:03
>>55
苦笑しながらも酔っ払い共の世話をするオカン的立場な悠二を加えることを要求する。

因みに自演でも荒らしでもない。

59:マロン名無しさん
07/10/10 19:26:19
>>58
それはそれで面白そうだが無冥さんのSSじゃ無理だろ。
無冥さん自身が悠二は出さないって明言しちゃってるし。
他の職人待つか>>58が自分で書くしかないな。

60:マロン名無しさん
07/10/10 19:29:35
悠二が自分の街を出るのは完全にオリジナル展開になるから難しそうだな

61:マロン名無しさん
07/10/10 19:41:32
悠二自身にDIOを倒す理由が全くないからな。
というかDIOが相手じゃ悠二絶対死ぬだろ?

62:マロン名無しさん
07/10/10 19:47:46
そこをなんとかして勝つのがジョジョ

63:マロン名無しさん
07/10/10 19:55:38
悠二はジョジョじゃないだろw
家で少女がリストラくらった事を思い出せ。
ジョジョのラストバトルに一般人は参加出来ない。
したら某上院議員みたいに利用されつくして死ぬ。


64:マロン名無しさん
07/10/10 20:08:22
悠二が矢で射抜かれてスタンド能力に目覚めればおk

65:マロン名無しさん
07/10/10 20:12:00
ザロービ程度を倒せるぐらいじゃ、3部の凶悪な敵スタンド使いと渡り合うのは困難
でも頭は回るからジョセフポジションで頭脳派として起用するのも手

アヴさん→シャナ
ジョセフ→悠二

で三部を進めるのもアリかもしれない

66:マロン名無しさん
07/10/10 20:12:36
早人的な活躍をすればおk

67:マロン名無しさん
07/10/10 20:17:38
問題は書いてくれる職人が現われるかどうかだな。
もっと職人に「敬意」を払わないと誰も書いてくれないぞ。


68:マロン名無しさん
07/10/10 20:24:35
>>66
早人はスタンド使いじゃないが、母親の為なら吉良義影にも立ち向かい
自らの命をも投げ捨てる程の黄金の精神の持ち主だぞ?
悠二にそこまでの「覚悟」はあるのか?


69:マロン名無しさん
07/10/10 20:26:25
>>57
ちょwお前はいらないwww空気嫁wwwww

70:マロン名無しさん
07/10/10 20:31:08
>>69
読むのはお前だよ。
書いてくれるって言ってるんだから「敬意」を払え。
お前みたいなののせいで他の職人みんないなくなったんだぞ?

71:マロン名無しさん
07/10/10 20:33:51
なんか妙な流れになりつつあるぞ

72:マロン名無しさん
07/10/10 20:35:57
サバイバーの予感

73:マロン名無しさん
07/10/10 20:36:34
悠二の話題が出ると荒れるよなこのスレ。
取りあえず荒らしが来ないうちにいつもの過疎に戻ろうぜ。

74:マロン名無しさん
07/10/10 20:49:57
このスレのヌクモリティのなさは異常
職人は不言実行で投下を敢行するしかないって世界だな

75:マロン名無しさん
07/10/10 21:15:51
>>74
それがマロンクオリティー

76:マロン名無しさん
07/10/11 13:57:14
世知辛い世の中だぜ・・・

77:マロン名無しさん
07/10/11 16:32:43
無冥氏関連で時々荒れるこのスレだけど、その根底には無冥氏の雑談以前に悠二を巡る対立があると読んだ!
無冥氏を支持・擁護してるのはジョジョが主流の反悠二派
無冥氏を叩きまくってるのはシャナが主流の悠二肯定派
これがこのスレの対立構造だ
実は無冥氏の雑談は表面上の問題でしかなかった
無冥氏は悠二を軽んじる発言で争いの原因を作ってしまった
無冥氏のすべきことは出さないにしてもノーコメントにすべきだった!

78:マロン名無しさん
07/10/11 16:41:09
>>74
むしろSS系のスレではそれが常識だと思ってたが
やっぱり職人がベラベラ自分語りしたり馴れ合ったりするのを
受け入れるような所もあるの?

79:マロン名無しさん
07/10/11 17:50:30
>>78
「俺書くよ」って言ってるやつに、「そうか、頑張れ」とレスつけるのは見たことあっても、
>>69みたいに「お前は書くなよ」とレスつけるのはマロンでは初めて見た
それに前にウェザーで書いてた人に対しても「もう書くなよ」とか平気で言うやついたし

SSのクオリティとか作者の品位にスレ住民のヌクモリティが比例するVIPみたいなとこもあるにはあるが、
それは「面白くなきゃクソ」みたいなノリが常のVIPだからこそ許されること
マロンではもうちょっと職人を大事にするべき
まだ完結して無いとこでは無冥氏とか三部直後の承太郎の人とかヴィルヘルミナさんの人とかリゾットの人とかさ


だがさすがに無冥氏は喋くりすぎ
サブラクじゃないんだからもうちょっと自重して
でなきゃ住民の心が離れる

80:マロン名無しさん
07/10/11 18:54:31
>>>78
俺は結構他のSS関連のスレとか行くけど、
職人が投下の後で自分語りしてるのは別にそんなに珍しい事じゃないぞ。
顔文字とか使ってテンパってるのもかなりいるし。
だからこのスレ来て職人の雑談にいちいち過剰反応してるやつ見て驚いた。
SSの批評するならともかく作者の雑談に噛みつくってなんだそれ?
これじゃ職人がやる気なくすのも当たり前。


81:マロン名無しさん
07/10/11 19:04:04
>>77
思うんだが悠二が好きなやつは「原作」読めば?



82:マロン名無しさん
07/10/11 19:46:16
>>77
確かに無冥氏自身に問題がなかったといえばうそになるが、
でも嫌いなキャラを嫌いというのは別に悪い事じゃないんじゃないか?
俺も悠二が嫌いだし、ジョジョにも嫌いなキャラはたくさんいるぞ。

83:マロン名無しさん
07/10/11 21:02:01
不思議でしかたないんだが無冥氏アンチの連中はなんで無冥氏のSSを読んでるんだ?
無冥サンも前言ってたけど嫌いなら読まなきゃ良いじゃん。


84:マロン名無しさん
07/10/11 21:17:41
ジョジョの兄弟スレやボススレにいたやついるか?
初期の職人こそネ申だったが、便乗してつまらん作文を垂れ流していくやつらに対して
住民が安易にGJGJいい続けたことにより職人も離れていき、最後には荒らしと住民と自称職人(笑)とでgdgdな最後になった。
69みたいな書き方はさすがに過激かもしれんが、つまらんものはつまらん、出なおしてこい!
と言うくらいの姿勢はあったほうがいいと思う。
なんでもかんでも「職人にはまずGJ」「敬意を払え!」という考え方には賛成できない。


85:マロン名無しさん
07/10/11 21:32:44
>>84
俺も何でもかんでもGJしろとは言わないけどさ。
つまらなかったらスルー位でいいんじゃないか?
マロンの連中は叩きの加減をしらないからそんな殺伐とした
雰囲気じゃ良いSSも生まれないと思う。

86:マロン名無しさん
07/10/11 21:50:44
北風はバイキングを作るかな?

87:マロン名無しさん
07/10/11 21:54:17
>>86
バイキングは確実に生まれるが、その数は少ないだろうな

88:マロン名無しさん
07/10/11 21:55:31
>>77
俺は悠二肯定派だが最後まで読み進めた上で悠二が嫌いというなら別にいいさ。
だがろくに読まず嫌いだの要らないだのと言う奴にだけは我慢ならない。
否定派も既刊全部読み終えた上で言ってるのかと問いたい。

>>83
作品と作者は別物だからか。

作品読まないで氏のレスばかりを批判するよりはましだと思うんだが。


89:マロン名無しさん
07/10/11 22:24:38
>>88
その意見だと真中を嫌いと言うためにいちご100%を全巻読破
しなければならないという地獄に耐えなければならないわけだが。
大体特定のキャラを嫌いっていうやつは大抵全巻読んでないだろ。


90:マロン名無しさん
07/10/11 22:39:26
>>81
その理屈で言えば悠二以外にも承太郎好きな奴は3部読んでろとか
早人好きな奴は吉良戦読んでろとかで排除し放題じゃねーか。
阿呆な事言いやがって、お前は悠二と悠二肯定派を見下せりゃなんでもいいんじゃねーのかと。

91:マロン名無しさん
07/10/11 22:45:18
>>88
お前厨房すぎだよ。
誰がどんな理由でそのキャラを嫌おうとそれは個人の自由だろ。


92:マロン名無しさん
07/10/11 22:55:44
おまいらその辺にしとけ。
またスレが荒れるぞ。


93:マロン名無しさん
07/10/11 22:59:51
もう荒れてる…

94:マロン名無しさん
07/10/11 23:02:34
サバイバー!

95:>88書いた奴
07/10/11 23:41:17
>>89
地獄? 特定キャラが嫌いだから全巻読んでない?
そのキャラにいれ込んでいるからこそ、じゃないのか?

>>91
全てを知った上で嫌い続ける奴の方が、始めだけで嫌だと投げ出す根性無しより清々しく思うからだ。
それに矛盾になるから個人の自由を理由にするな。

96:マロン名無しさん
07/10/11 23:52:54
…誰か95の意味分かった人いる?俺はお手上げだ。蒟蒻が欲しい世界だ。

97:マロン名無しさん
07/10/12 00:37:10
>>83
つまりこういうことじゃね?

                  ヽ人人人人人人人人人人人人人人人ノ
         / ̄(S)~\  <                      >
       / / ∧ ∧\ \<  嫌なら見るな! 嫌なら見るな!  >
       \ \( ゚Д,゚ ) / /<                      >
         \⌒  ⌒ /  ノ Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´
          )_人_ ノ  
          /    /
      ∧_∧ ■□ (    ))
     (   ; )■□  ̄ ̄ヽ
   γ⌒   ⌒ヽ  ̄ ̄ノ  ノ

98:マロン名無しさん
07/10/12 04:47:18
それぞれに込められた描写があるのに、毛嫌いする人はどうかと思う。
けど所詮は他人だし、自分の価値観とは180度と逆な人も居る訳だ。
弁論なんて偏見の衝突にすぎないし、何が正しいあれが正しいと言えば正しくないと思う人間も居る。
キャラが嫌いな人も居れば、作風そのものが嫌いな人も居る。
他人の考えなんて分からないし、分かった所で自分の考えと対立するだろう。
「あーこの人はこう見てるんだな」って黙認すれば良いじゃないか。
他人の感性・思考・言動を完全に理解できる人間なんていない。
だからこそ寛大に受け止めてあげよう。

これも一つの意見だから、気に入らければ何でもどうぞ。

99:マロン名無しさん
07/10/12 08:46:21
だからマロンには立てるなといったんだ。
言ってもわからぬ馬鹿ばかりか…

100:マロン名無しさん
07/10/12 16:57:55
100ゲット

101:マロン名無しさん
07/10/12 19:12:06
>>99
次はどっか他に立てような。
状況はあんまり変わらんと思うが。

102:マロン名無しさん
07/10/12 20:26:22
いや、マロンから出ていってくれればわざわざ追い掛けて粘着したりしないよ。



俺はね^^

103:マロン名無しさん
07/10/12 21:47:05
「嫌なら見るな」って結局「俺の作品にケチつけるな」って事なんだよな
叩かれたくないなら見せなければいいのに

104:マロン名無しさん
07/10/12 21:54:31
>>103
それはさすがに違うだろ。
逆に聞くがじゃあなんで嫌なのに見るんだ?
ツンデレか?

105:マロン名無しさん
07/10/12 22:21:35
相手にするな。
バカに構うおまえもバカ。

106:マロン名無しさん
07/10/12 22:25:44
見るな?見てみたら気に入らなかったかもしれないだろ!
消えろ?罵倒するだけかよ!
バランスってのを考えてくれよ。叩きも援護も。

107:マロン名無しさん
07/10/12 22:45:36
>>106
あのさ、新人の君にはわからないかもしれなけどさ。
無冥さんのアンチは初期の頃からいるわけ。
それこそ悠二だせって今でもしつこくいってるくらいに。
こっちもいいかげんうんざりしてるんだよ。

108:マロン名無しさん
07/10/12 23:10:44
いいかげんにしろ。
叩きも擁護もスレ荒らしてるだけなのがわからないか?
くだらないあらそいはほかのスレでやれよ。

109:マロン名無しさん
07/10/12 23:33:40
('A`)だった頃の方がまだマシだったな
アンチも擁護も

110:マロン名無しさん
07/10/12 23:35:54
>>109
もうどうでもいいよ。
投下まで過疎ってるのが一番良いよ。

111:マロン名無しさん
07/10/12 23:47:09
>>109
それはない

112:マロン名無しさん
07/10/13 02:24:23
アニメでしかシャナを知らない俺には何で悠二が嫌われてるのかわからない
何かやらかしたの?
逆にシャナの吉田さんに対する暴言が軽くウザい

113:マロン名無しさん
07/10/13 02:34:01
>>112
俺個人の見方だけど

いつもナヨナヨとしている。
優柔不断。
異常なまでの朴念仁。
やたら空気が読めない性格。
半分自らの意思で敵であるバル・マスケの盟主になった。

これぐらいか。


114:マロン名無しさん
07/10/13 02:38:22
>>112
アニメ版と原作版の悠二はほとんど別人に近い
それでも優柔不断さは変わらんけどね
一回小説見てみれば悠二が嫌われる理由が判るはず

あと吉田さんは意外とかなりのサイコ女なんだよな・・・・・・・・

115:マロン名無しさん
07/10/13 03:12:17
>>114
個人的にはなぜ吉田さんがあんなに嫌われてるのか理解できん。
恋愛ってのはアンフェアなもんだろ。「吉田さんのせいで~」って話も特に知らない。
ツンデレ好きが反発してるだけなのか?

116:マロン名無しさん
07/10/13 03:48:01
>>113
何で自ら盟主に…。何考えてんだ?

まぁ恋愛は先手必勝の一種の戦争だよな。恋愛以外にも人間関係は駆け引きだよ

117:マロン名無しさん
07/10/13 07:18:34
腐女子様(笑)のSS待ちわびてるおまいらワロスw

118:マロン名無しさん
07/10/13 08:14:32
無冥さんは男だろ?

119:マロン名無しさん
07/10/13 08:32:20
反応するな。
またサバイバーが発動するぞ。

120:マロン名無しさん
07/10/13 08:59:13
そうだな。サーセン

121:マロン名無しさん
07/10/13 09:56:01
>>116
一説には、シャナと吉田さんの板挟みに耐えられなくなったから、と言われている。

122:マロン名無しさん
07/10/13 10:02:05
>>112
つヒント、人それぞれ。
悠二が好きな人もいれば嫌いな人もいる。
価値観は様々。
一番悪いのは自分の価値観を人に押し付ける事。

123:マロン名無しさん
07/10/13 12:29:01
>>121
理由がちと酷いな。どちらか好きならハッキリと言えば良いし、両方好きじゃないならハッキリと言えば良いだけなのに
>>122
もしかして戦うスレ住人?

124:マロン名無しさん
07/10/13 12:38:18 JtVOPArc


125:マロン名無しさん
07/10/13 13:04:28
>>123
ラブコメの主人公なんて大概そんなもんだろ。
DIO様みたいに会ってすぐにズッキュ~~~~~ン!じゃ
話が成り立たない。

126:マロン名無しさん
07/10/13 20:11:03
>>122
112に対していきなりその返しは過敏すぎるんじゃないか?

127:マロン名無しさん
07/10/14 00:30:00
>>123
>>121は某所住人etcの考えたネタなんだけど本当の所は、
打算や未練とかの余計な感情や両親へのすまなさとかで、二人への想いがはっきり出来なかったからだ。
改善されてきたとはいえ未だ健在なあのヘタレ具合も原因の一つだけど。

坂井千草の懐妊で心の整理がつきだし、『二人の決戦』への最終決断をした途端に“黒悠二”が現れて洗脳臭い誘いをかけて攫ってっちゃったんだよ。

某所でも通じるネタ混じりだけどこれでシャナEND、吉田END、ヘカテーEND、DEAD ENDのフラグ4つが立ったってところ。


128:マロン名無しさん
07/10/15 01:42:44
ウォーターランドで吉田さんを肩車したり、クラスの連中と一緒に試験勉強したり
学園祭でロミオ役をする承太郎を想像できる人いる?

129:マロン名無しさん
07/10/15 01:53:11
肩車はなんとか可能。
試験勉強はフケそう。
ロミオ役はやりそうにないよな。

130:マロン名無しさん
07/10/15 09:25:03
>>128
ありえねぇ~~~~~~wwwwwww

131:マロン名無しさん
07/10/15 09:54:29
紅堂伽藍拾弐魔殿極絶無限神苑熾祇(ゾディアック・アビスティア・アヴソリュート・エクストリーム)

こればっかりは何度見ても吹き出す

132:マロン名無しさん
07/10/15 10:09:00
>>131
なんかの戒名みてぇだよな。

133:マロン名無しさん
07/10/15 11:25:12
>>131
お前が無冥さん嫌いなのはわかったからわざわざ書き込むな。
スレの空気悪くするのも荒らしと同じだと気づけ。

134:マロン名無しさん
07/10/15 11:45:49
いや、荒らしなんだってw荒らしに反応するおまいも荒らしプギャーwwwww

135:133
07/10/15 11:53:22
サーセン。
以下何事もなかったように過疎で。

136:マロン名無しさん
07/10/15 14:31:31
やっぱり、素直に御崎町と杜王町が同じ場所だった的に話を進めるのが一番楽かもな
吉田さんが悠二に弁当持って来たのを見て泣き出す億泰とか、
エステ「シンデレラ」にシャナとか吉田さんとかオガちゃんとか入っちゃったりとか、
トニオさんの店で飯食った悠二が色々と回復したりとか・・・

とりあえず楽しそうではあるな


137:マロン名無しさん
07/10/15 17:00:01
>>136
悠二が康一君と間田と一緒に露伴の家に行って記憶読まれたり
それで助けに来たシャナと仗助が露伴ボコボコにしたり
露伴がアラストール舐めてみたり
露伴が漫画のネタの為に存在の力を扱う術を身に付けようとしたり

あれ?露伴関係ばかりだ?

138:マロン名無しさん
07/10/15 18:12:33
>>137
>>露伴が漫画のネタの為に存在の力を扱う術を身に付けようとしたり
そして何故か悠二より上達が早い露伴先生

139:マロン名無しさん
07/10/15 18:45:15
>>138
調子に乗って存在の力を使い過ぎたせいで、漫画の売上が落ち込み漫画家生命の危機に陥る。紆余曲折あって危機は脱したものの、それ以降は決して使われなかった。

存在の力=他者との繋がりだからこんな事に陥りそうだ。


140:マロン名無しさん
07/10/15 19:20:33
4部とのクロスか。
読みたいが馬鹿な粘着荒らしが常駐している以上実現の可能性は微妙だな。


141:マロン名無しさん
07/10/15 20:01:15
また荒れるような発言が

142:マロン名無しさん
07/10/15 20:06:12
>>141
でも荒らしが原因で新しい職人こないのも事実だぞ。
せっかく書いても叩かれるは粘着されるはじゃ誰もSS書こうなんて思わない。
その証拠に初期の職人は無冥さん以外みんないなくなっちゃったじゃん。

143:マロン名無しさん
07/10/15 20:53:13
新しい職人さんならリゾットの人がいるじゃあないか

144:マロン名無しさん
07/10/15 23:16:49
だがリゾットの人は短編のにおいがプンプンする
ワガママを言うようだが、長編を書いてくれる作者が欲しいところだ
SSスレの繁栄のためには長編が不可欠だしさ

145:マロン名無しさん
07/10/15 23:32:39
>>144
ネットに当たったボールはどっちに落ちるかわからない。
それは神のみぞ知る。
しかし、このスレの住人は「奇跡」の存在も信じている。
祈ろう。「奇跡」が起きる事を・・・・

146:マロン名無しさん
07/10/15 23:34:20 Cqp4vUIC
明日(10/16)は最萌トーナメントのシャナの出場日です。
勝てばベスト8進出です正念場です投票お願いします。
コードはPC用と携帯用の両方で取れるのでできれば両方で投票してください。

公式ページ URLリンク(animemoe2007.hp.infoseek.co.jp)

投票方法
[[AT0000-animemoe-07]] ←コード発行所で発行されたコードを貼る(必須・完全一致のみ有効)
<<シャナ@灼眼のシャナ シリーズ>>と記入する

※投票コード発行所はこちら
URLリンク(animoe.skr.jp) PC用
URLリンク(animoe.skr.jp) 携帯用

・PCによるコード予約絞め切りは22:53:00です
・投票時間は01:00:00~23:00:59です。(23:00:00ジャストではありません)

投票場所 (案内→投票所→アニメ最萌トーナメント2007 投票スレRound○○)
投票スレ スレリンク(vote板)l50


147:マロン名無しさん
07/10/16 00:04:29
>>146
見てみたら釘宮対決でワロタ

148:マロン名無しさん
07/10/16 09:56:32
何このスレ作品に対する否定的意見はみんな荒らし扱いされるの?

149:マロン名無しさん
07/10/16 10:43:13
>>148
ちょっと自分の思い通りにいかないとすぐに火病るシャナ厨が粘着してるからだよ。
>>106とかさ。
前スレでもみんながGJGJ言ってる中一人無冥さんの投下後の感想に
火病ってるバカがいたし。
否定的意見を書き込むのは結構だがせめて空気は読んで欲しい。
このスレ嫌いなやつもいれば好きなやつもいるんだぞ?


150:マロン名無しさん
07/10/16 10:55:15
でもこのスレが定期的に荒れるのはある意味しかたないことだよな。
初代スレがジョジョ厨とシャナ厨が互いに煽りあってけなしあう
泥沼スレだったから。
そこに神が現れて今のSSスレになったわけだけどさ。

151:マロン名無しさん
07/10/16 10:58:18
みんながジョンガリAの如く空気の流れを読んで、
ジョニィみたいなスルー能力を持ってればいいのにな。

152:マロン名無しさん
07/10/16 11:08:19
>>150
その神も今はいなくなってしまったわけだが。
荒らしも好き勝手に暴れてるだけじゃSS読めなくなるって
わからんのかね?
このスレ潰す事が目的なら何言っても無駄無駄無駄だけどさ。

153:マロン名無しさん
07/10/16 15:06:57
荒らしだと思うんならスルーすりゃあいいだけの話

154:マロン名無しさん
07/10/16 19:12:33
>>153
その荒らし自身が自分が荒らしだという自覚がないのが最悪なんだよな。
なんか書き込みみてるとSS書きもしないくせにこのスレの代表者みたいな顔してるし。
重度のシャナ厨の悠二厨であることに間違いはないようだが。
まぁアンタの言うとおり基本スルーが一番か。

155:マロン名無しさん
07/10/16 19:25:38
何か変なのがいるわけだが

156:マロン名無しさん
07/10/16 20:16:08
>>154
鏡ミロ

157:マロン名無しさん
07/10/16 22:37:14
>>154
>>1をちゃんと三鷹?
荒らしに反応する奴も荒らしだぞ?

158:マロン名無しさん
07/10/17 09:46:46
>>157
>>1をちゃんと見たか?荒らしに反応する奴も荒らしだぞ。

159:マロン名無しさん
07/10/17 14:15:25
収拾が着かなくなるから終わりにしなさい。
ビチ糞共が!!(エンヤ婆様よりの言葉)

>>160以後はいつも通りの小康状態になります。

160:マロン名無しさん
07/10/17 14:24:45
>>159
それマライア姐さんじゃねーのか?


161:マロン名無しさん
07/10/17 16:36:38
>>160
俺ポルナレフの悲劇と混ぜて覚えてたのか?
もう一度読んでこないと駄目だな。

162:マロン名無しさん
07/10/17 16:56:44
>>161
逝って来い。
あと惚れるなよ。
顔崩れなければマージョリー並に美人だから。

163:マロン名無しさん
07/10/18 13:38:23
>>161
プルプル震えだしたら危険信号!ページを3つ程まとめてめくるんだ!!

164:リゾットの人
07/10/18 21:05:55
SS書きにあるのはシンプルなたったひとつの思想だけだ・・・たったひとつ!
『執筆して投下する』!
それだけよ・・・それだけが満足感よ!
投下直前のスレの空気とか・・・! スレに人がいるとかいないとかいうことなぞ・・・!
どうでもよいのだァーーーーーーーーーーーーーーーッ!


というわけで2話が始まります
引用元は3部DIOのセリフ

165:鉄と壊刃
07/10/18 21:06:58
2話


とある繁華街。
夜には七色のネオンできらびやかに飾られるこの街は、今宵は茜色の炎であかあかと照らされていた。
しかしそこにいる者にはそれは分からない。
ただ二人の例外を除いて、それが認識できる者は、ここには一人もいない。

その二人の例外が、互いを敵と認めて向き合っていた。
「暗殺者」リゾットは大通りと路地が交わる一点から敵を見上げ、
「壊刃」サブラクはリゾットのすぐ傍に建つ、低いビルの屋上から敵を見下ろす。
言うまでも無く、リゾットにとっての敵はサブラクであり、またサブラクにとっての敵はリゾットだ。

二人を取り囲むのは、サブラクが作り出した茜色の炎の結界「封絶」と、地面に突き立った無数の剣。
そして先ほどのサブラクの奇襲によってズタズタに引き裂かれ、破壊された繁華街の町並みと、そこにいた人間「だった」もの。
二人を邪魔する者はここにはいない。
そしてこれから始まる二人の戦いを止められる者も、ここにはいない。

166:鉄と壊刃
07/10/18 21:08:06
「来い、『ミステス』リゾット・ネエロ。
 貴様の力を俺に見せてみろ。
 貴様に何が出来るのか、そしてどこまで俺に抗えるのかを見せてみろ。
 ここには貴様を邪魔するものは一人もいない。
 全ては俺の『封絶』で止まっている。
 『エンゲージ・リンク』の二人も此処にはもういない。
 『彩飄』の自在法『ミストラル』で俺の攻撃範囲内から既に逃れているからな。
 しかしあの二人はしぶとい。
 もう何年も追い続けているが未だに仕留め損ねるばかりで・・・」

サブラクはまだ喋っているが、リゾットはそれを無視してメタリカを発動する。
正直付き合い切れんと思ったからだ。
「ミステス」だの「エンゲージ・リンク」だの、理解できない単語がさっきの長口上よりも多い。
多分こっちに何かを理解させるために長々と説明してるのではないのだろう。
それにさっき、自分で自分を「怪人」と言っていた。
多分変人な方のスタンド使いなんだろう、と先ほどそれを聞いたリゾットはそのように当たりをつけた。
彼の仕事柄、ときたま出くわすスタンド使いの中には、まれに頭のネジが一本外れたようなヤツがいた。
スゴイ力をある日突然手に入れると、手に入れた本人がどこかおかしくなるものなのだ。

話を戻す。
サブラクとリゾットの距離は14から15メートル。
それに対してメタリカの射程は10メートル。
若干、遠い。
リゾットが得意とする「ある戦術」は、この間合いでは使えない。
だがリゾットにはそんなことは問題ではない。
射程が足りないなら、それを補って戦う方法があるからだ。

167:鉄と壊刃
07/10/18 21:09:20
「メタリカ・・・」

ロォォォォォォォドォォォォォォォ・・・・・・

リゾットの呟き、そして彼の体内から響く呻き声とともに、彼の周囲に突き立つ数本の剣が宙に浮かび上がる。
さらにそれらの切っ先が、ビルの屋上に立つサブラクへと素早く向けられる。
直後、リゾットが宙に浮かべた剣の全てがサブラクの胴体へと殺到した。
それらはまるで強く引き絞った弓から放たれた矢のように、一直線にサブラクに襲い掛かる。

メタリカには鉄分同士を無理やりに結合させて凶器を作り上げられるだけのパワーがある。
そのパワーで武器を飛ばせば、射程10メートルの限界を簡単に超えることが出来るのだ。

しかしサブラクはそれらを一瞥すると、手ごろな位置に突き立っていた剣を素早く引き抜き、
そして無造作に、自分に向かってくる全ての剣を切り払った。
しかもサブラクの長口上は、切り払いの最中も続いていた。

「・・・と、貴様もある程度歯応えがあることを期待していたが・・・この程度か。
 そうであれば貴様程度の者など腐るほどいる。
 だがそうであったなら先刻の俺の初撃から無傷で逃れられるはずも無い。
 つまり・・・貴様はまだ力を隠しているということだ。
 俺の全力を持って貴様を討滅するのは容易いがそれではつまらぬ。
 早急に全力を出すがいい。
 出したところで俺を討滅する事など叶わぬがな」

そしてやっと長口上が終わった。
その間、リゾットに飛ばされ、サブラクに切り払われた剣の残骸が宙を舞っていた。
そしてそれらの全てが真ん中で真っ二つに両断されていた。

168:鉄と壊刃
07/10/18 21:10:22
「・・・・・・」

リゾットは今のサブラクの切り払いが語るものを正確に把握していた。
今の芸当をやるには、常人を遥かに上回る・・・いや、人としての限界さえ上回るパワーと剣の技量が無ければならない。
そしてこのことが示すのは―

「お前は・・・人間じゃあないな・・・・・・」

サブラクが人外の存在である、ということだった。

(しかし・・・人間で無いとすれば何者だ?
 やつが仮にスタンドだとしても・・・少なくとも近距離パワー型のはず。
 でなければ剣で剣をブッた切るような真似はできん・・・。
 しかしやつの傍に本体らしき人間はいない・・・。
 そういうことだ? 俺は今・・・何と戦っている・・・・・・?)

リゾットが得体の知れぬ敵への恐怖を内心に感じている間に、サブラクが再び口を開いた。

「何を言い出すかと思えば・・・俺がやっと人外だと気付いた、ということか。
 『紅世の王』を前にして自分が何と戦っているかも分からないとは、随分と愚かな事だな。
 それとも『紅世』の事を何も知らぬとでも言うのか?
 いずれにしても、貴様が実に奇妙な『ミステス』であることに変わりは無いが」

そう言いながら、サブラクがいきなり手にした剣をリゾットに投げつけた。
投げ放たれた剣は空気を切り裂いて回転しながら、凄まじい速度でリゾットに迫る。
防ぐか避けるかしなければ、体が真っ二つになる。

169:鉄と壊刃
07/10/18 21:11:25
だがリゾットに焦りはない。
そしてポーカーフェイスのままでメタリカを発動し、剣の軌道が変わるように磁力で力を加える。
いくらメタリカが強力だとはいえ、サブラクのパワーで正面から投げつけられた剣を止めることはできないからだ。

果たしてリゾットを両断するはずだった剣はその軌道をそらし、
リゾットにはかすりもせずに地面に深々と突き刺さった。

「なるほど・・・ある程度貴様の宝具の力が理解できた。
 物質の運動に干渉し、操作する、といったところか。
 名に聞く『鬼功の繰り手』と同系統の力か・・・面白い。
 そうであれば貴様が俺の初撃から逃れ得たことにも説明がつく。
 しかし、そうであるならばこのまま距離を置いて戦っても千日手だ。
 貴様の攻撃では俺に傷一つ付けられんし、俺の攻撃も貴様にはかすりもせぬ。
 そしてもう一つ。
 貴様のその奇妙な力には、俺のパワーを真正面から受け止められるだけのパワーは無い。
 あれば、真正面から止めているはずだからな。
 つまり貴様は俺の斬撃を止める事も出来ない。
 そして貴様では俺に傷一つ付けられん。
 ならば俺がやる事は一つだ」

サブラクはそこで口上を切ると、周囲に突き立った無数の剣のうちの二振りを引き抜き、二刀流の形をとる。
そして―

「直接、刃を交えて決着する」

ビルの屋上の床を蹴り砕き、流星のようにサブラクがリゾットに斬りかかった。

170:鉄と壊刃
07/10/18 21:14:45
しかしリゾットはその動きに迅速に、正確に対応する。
リゾットはサブラクの着地点を瞬時に見極め、横っ飛びにその場を逃れる。
暗殺者として鍛えられた自身の脚力と、常人に比べて多量の鉄分を含む自分の身体をメタリカの磁力で強引に引っ張ったことが、
サブラクの奇襲からリゾットを救った。
直後、一瞬前までリゾットがいた場所に、サブラクが激突するようにして着地。
同時にサブラクの周囲に土煙が上がり、さらに着地点のちょうど正面にあったビルの壁面が十字に大きく抉られた。
避け損ねたなら自分がああなっていただろう。
リゾットは背筋に寒いものを感じながら土煙から距離をとり、メタリカをサブラクに対して発動。
「ある戦術」を試みる。
だが―

(こいつ・・・体内に鉄分が全く存在しない。
 やはり人間ではないのか?
 だが中距離型にはこれほどまでのスピードもパワーも出せん。
 こいつ・・・マジに何者だ・・・・・・?)

目的の失敗から更なる分析を試みるリゾット。
だがどれだけ思考を回転させても、出てくる答えは「サブラクが人間で無い『何か』である」ということだけ。
先ほど感じたものと、何も変わらない。

そして土煙から距離をとったリゾットを追うように、サブラクが土煙の中から飛び出した。
凄まじい勢いで踏み込み、リゾットを間合いに捉える。
捉えたと同時に、サブラクが右から横薙ぎの一閃を放つ。
リゾットはそれにメタリカで対応。
地面を蹴って後ろに飛び退るのと同時に自分の体をメタリカで後方に押しやり、
さらにサブラクが振るった剣の切っ先をメタリカで鉄分程度の大きさの粒子にまで分解。
自分の体を刃が通るのを逃れる。

だがサブラクは止まらない。
必殺を期したであろう自身の一撃が相手にかわされる事を予想していたかのように、あっと言う間に間合いを詰める。
そして暴風の如き無数の剣撃がリゾットに襲い掛かった。

171:鉄と壊刃
07/10/18 21:16:09
斬撃が迫り来る方向は四方八方、縦横無尽。
どの方向から攻撃が来るのかなどとても読めたものではない。
読めたとしてもそれに二の太刀、三の太刀が目にも留まらぬ速度で重ねられる。
急所への攻撃意思が微塵も感じられない、一見すればただの強引な攻めだが、
全ての動作が流れるように繋がり一切のスキを感じさせない。
サブラクは一撃必殺を期した攻撃ではなく、とにかく相手の身体に攻撃を当てることを最優先したのだ。
仮に攻撃が当たったとして、それがどれだけ浅いものだとしてもサブラクにとってそれは問題にならないからだ。
彼の自在法「スティグマ」の前では、傷の深浅は問題にはならないからだ。

だがリゾットは、斬撃の竜巻とでも称するべき猛攻をもって襲い掛かるサブラクを凌ぎ続けていた。
長年の裏社会での生活で鍛えられた肉体と、メタリカを用いた身体ごとの移動。
そしてサブラクの剣の精妙な動きをメタリカの磁力で絶えず妨害し続けることで、
サブラクの恐るべき斬撃による被害を服を掠められる程度に留めていた。
先ほどのように、切っ先を狙ってメタリカで金属分解を狙えるなどというのは、今の状況ではとても無理だ。
少しでもこの危険すぎる相手から気をそらせば、自分の体が真っ二つになる。
だから妨害程度のレベルでしか、メタリカを相手に干渉させることは出来ない。
そしてこのような不利に身を置き、斬撃の嵐を凌ぐ間も、リゾットはポーカーフェイスを保ち続けていた。
そのことが、サブラクを苛立たせていた。

サブラクは元来不平屋である。
何をするにも持ち前の長口上で文句を垂れながらになるくらいだ。
つまり機嫌を悪くしやすいのだ。
激怒する事は少ないにしても、何事につけすぐにカチンとくるタイプだった。
それ故に、今まさにこの状況に苛立っていた。

172:鉄と壊刃
07/10/18 21:17:37
何故このミステスは俺の剣を一太刀も食らわずにいられるのか。
ミステスの分際で、人間の分際で、こいつは紅世の王たる俺の猛攻を凌ぎ切っている。
まるで雨風でも避けているかのような顔つきで「壊刃」の俺の斬撃を凌ぎ切っている。
そればかりでない。
この男は自身の力で先ほどから俺の剣の動きを妨害し続けている。
そのために俺の剣は一瞬遅れ、結果としてこの男の身体を掠めることすらできない。
こいつは気に入らん。
いや、そもそも俺の初撃から無傷で生き延びた辺りから気に入らん。
この男は、今すぐに仕留める。

そう腹に決めたサブラクは、すぐに行動に移る。
一瞬前の斬撃で既に踏み込んでいた右足に力を込め、左の剣で神速の突きを仕掛ける。
先ほどまでの流れるような斬撃の嵐とは一転して、鋭い直線的な攻撃だ。
それゆえに、リゾットも一瞬遅れた。
遅れたために、先ほどのように左右に身をかわすのは間に合わない。
それをやったところで、確実にどちらかの腕が根こそぎ持っていかれる。
ならば、とリゾットは両足を地に着けたまま、今度は下方向に、メタリカで強引に上半身を引っ張る。
すんでのところでリゾットの身体の上を、サブラクの突きが通り抜けた。
だがサブラクもそれは予想していた。
自分のパワーに正面から対抗できるだけのパワーがリゾットの力に無いことは、サブラクも既に把握済み。
だからこそ、リゾットは例え回避がギリギリになろうとも必ず回避を選ぶ。
またリゾットは、先ほどからサブラクの動きを絶えず妨害し続けることで、サブラクの猛攻を凌いでいた。
だからこそ、サブラクの攻撃パターンの急変に、一瞬だが対応が遅れた。
そこにつけ込むスキがあるのを、サブラクは見逃さなかった。
リゾットの回避と同時に、サブラクは左の突きのために踏み込んでいた左足を地面にめり込むほどに強く踏み込み、
突きのために前方に流れた体勢を強引に上に持ち上げる。
それと同時に突きのためにやはり前方に流れていた左手を右に振りかぶる。
狙いはリゾットの胴体。
今の体勢では、リゾットは回避行動を取れない。
この一閃で、両断する。

173:マロン名無しさん
07/10/18 21:21:16
支援!
燃えるぜ!
スタンド使いと紅世の徒のバトル!

174:鉄と壊刃
07/10/18 21:21:16
「がぁっ!?」

そう思った瞬間、無数の剣がサブラクを貫いた。
そしてサブラクの身体はそのまま後方に、人形のように吹っ飛ばされる。
そのサブラクに、さらに後ろから数本の剣が突き刺さった。
突き刺さった衝撃で、吹っ飛んでいたサブラクの身体に急ブレーキがかかる。
その衝撃にびくんと身体を跳ねると、サブラクはそのまま崩れるようにして倒れた。

始めから、リゾットの狙いはこれだったのだ。
いつか敵が焦れて、必殺を期した攻撃を再び仕掛けてくる瞬間を、リゾットは待っていたのだ。

自分の体で、自分の後方にメタリカで浮かべた剣を隠し、相手の目に入らないようにする。
そして相手の攻撃を、上半身のみを下に引っ張って回避。
この回避がギリギリになることも、相手に予測されることも想定の範囲内だった。
そして実際に回避はギリギリだったし、相手は完全にこちらの動きを読んでいた。
読んでいたからこそ、リゾットを確実に仕留める事にだけ気を向けてきた。
リゾットの後ろに何があるかという事など気にもかけなかった。
だからこそ、リゾットの必殺を期した奇襲をまともに受けてしまった。

そしてリゾットの身体の上を矢のように通り抜けた剣の群れは、完全に虚を突かれた敵に命中。
敵はそのままメタリカのパワーで吹っ飛ばされる。
そこへダメ押しとばかりに後方からさらに数本、メタリカで操作した剣を突き刺したのだ。

サブラクから挑んだ接近戦から始まった息もつかせぬ攻防に決着をつけたのは、
皮肉にもこの戦いの引き金となったサブラクの初撃に用いられた、大量の剣のうちの数十本であった。

175:鉄と壊刃
07/10/18 21:22:24
全身から何本もの剣を生やして地面に横たわるサブラクを見下ろすリゾット。
そしてリゾットは思う。
結局この男は何者だったのか。
この男が狙っていたのは誰だったのか。
「グゼ」とは何か。
訳の分からないことばかりだった、と思い、その場を立ち去ろうとしたリゾットに―

「驚いたぞ・・・・・・まさかあのような形で一杯食わされようとはな」

死んだはずの相手から、話しかけられた。
同時に、ガチャガチャと無数の金属が地面に落ちる音がした。
思わずポーカーフェイスを崩してそちらを見やるリゾット。

「バカな・・・! 貴様、何故・・・・・・」

そこには、無傷のサブラクが立っていた。
そしてその足元には、サブラクに突き刺さっていたはずの剣が散らばっていた。

176:マロン名無しさん
07/10/18 21:25:35
支援させて・・・いただきます

177:鉄と壊刃
07/10/18 21:36:17
「俺は他の徒や王と違って随分死ににくく出来ている。
 腕を切られようが、足をもがれようが、首を切り飛ばされようが、その程度では俺は死なん。
 そして一度や二度殺されたぐらいでは俺は死なん。
 ましてや貴様程度の火力では・・・俺を殺すには程遠い。
 そして言ったはずだ。
 『俺にどこまで抗えるか、やってみろ』とな。
 まだまだ貴様は抗えるはずだ。
 貴様はまだ無傷で、それ故に俺の『スティグマ』の影響も受けずに済んでいる。
 貴様はまだ十分に戦えるだろう。
 ならば、来い。
 貴様がどれほど歯応えがあるのか、この俺に見せてみろ。
 この俺を一度殺したのだ。
 まだまだ楽しませてくれなければ、割に合わぬ。
 さあ、来い。
 『ミステス』リゾット・ネエロよ」

今宵、この世で最も忌ま忌ましい長口上は、まだ終わらない。
終わりさえ、見えない。


To Be Continued...

178:鉄と壊刃
07/10/18 21:39:28
以上です
途中、というかラスト1レスのところでさるに引っ掛かったのでびっくりしました


多分次で完結です

179:マロン名無しさん
07/10/18 21:43:42
>>178
乙です!
相変わらずよく喋るな、サブラクwww

180:マロン名無しさん
07/10/18 21:46:11
>>178
面白かったです。
リゾット強い!
流石暗殺チーム・NO1!

181:マロン名無しさん
07/10/19 14:21:15
やっぱサブラクは頑丈だな
息の根止めるならスタプラや世界でも手こずりそうだ

182:マロン名無しさん
07/10/19 14:51:10
実際は封絶張られた時点で死刑なんだけどね
もしかしたらシャナ世界ってDBより強くね?

183:マロン名無しさん
07/10/19 14:55:28
強さ議論は荒れる元になるからヤメレ。
封絶の設定は職人が好きに料理すれば良し。
身動きできないスタンド使いが徒に喰われるだけの
SSなんてつまらんだろう。

184:マロン名無しさん
07/10/19 16:30:49
>182
フリーザ様に星を壊されて終りだろ

185:マロン名無しさん
07/10/19 18:35:38
>>181
サブラクの戦法のせいで承太郎もDIOも消耗戦は必至。
徒も吸血鬼も双方人間がいれば容易に回復できる。
だが直接補給しなくてはならないDIOと、本体の上に居れば何時でも補給できるサブラクじゃ当然DIOが不利。人間は言わずもがな。
結局マラソンマッチじゃ負け濃厚。正体見破れないだろうから悠二立案の作戦は実行困難。

複数で代わる代わる戦うしか手はないんじゃね?

>>182
封絶発明以前はDB最強?
螺旋の風琴万歳!!ついでに教授も。

186:マロン名無しさん
07/10/19 19:04:20
また始まった・・・
やれやれだぜ・・・

187:マロン名無しさん
07/10/19 20:05:24
アニメ版と原作版の佐藤の性格が180度違うのには吹いた

188:マロン名無しさん
07/10/19 20:10:05
>>185
吸血鬼のDIOはエネルギー無尽蔵なんじゃね?
相当深い痛手食らわなければ息切れはないはず

と、議論はここまでにする

189:マロン名無しさん
07/10/19 20:14:32
亀だが職人さん乙

対人戦に特化したリゾットのメタリカは人外のサブラクには不利か
単純な戦闘力ピカイチなギアッチョかメローネなら大丈夫だろうけど

190:マロン名無しさん
07/10/19 20:17:23
>>185
俺個人の意見を言わせてもらうと、
DIOが時を止めてその間に粉微塵になるほど打ち砕き
更にタンクローリーを頭上にセットした状態で世界を解除すれば
サブラクは何も出来ずに死ぬと思う。
でもシャナのファンはこの意見にむかつく者も多いだろう。
だから強さ議論は避けるのが得策。
答えは出ないし荒れるからね。

191:マロン名無しさん
07/10/19 20:24:03
>>190
ハイハイ荒らし荒らし

192:マロン名無しさん
07/10/19 20:34:32
皆、落ち着いて『茶』でも飲もうや…ジョロジョロジョロジョロ…

つ旦

193:マロン名無しさん
07/10/19 20:56:51
今読んだ
そして職人GJ
ヴィルヘルミナさんに全身串刺しにされてもすぐに元通りになってたサブラクのやばさは異常
悠二案以外なら、サブラクの存在の力が枯れ果てるまで、それこそGER並に、
無限に殺し続ける以外に殺し方無いからな・・・リゾットがどう頑張るかに期待

194:マロン名無しさん
07/10/19 20:57:39
OVA版ジョジョ見たけどDIO様、世界を時止め以外にあまり使ってないね
ほとんど素手で戦ってる

大型クルーザーをブン投げたり投げつけられた塔を素手のラッシュで破壊したり
タンクローリーをやっぱ素手で破壊したりと相当気分が『ハイ』だったんだろうなぁ・・・・・

195:マロン名無しさん
07/10/19 21:04:17
広範囲に渡ってビルの屋上を粉砕したジョセフの波紋を毛ほどに効いてないDIO様・・・・・・・・
瞬間最大2000キロから4000キロの吸血鬼のパンチを素手で受け流す承太郎・・・・・・・・



196:マロン名無しさん
07/10/19 21:07:55
スタンド使ってるに決まってるやん

197:マロン名無しさん
07/10/19 21:08:03
>195
DIOは吸血鬼をやめてしまったのか?

198:マロン名無しさん
07/10/19 21:13:45
>>190
あれ体の一部分だけだし串刺し・瓦礫の雪崩・特大炎弾でも堪えなかったから耐え切りそうなんだよな。
でも一部分であっても『意志を持った本体』だから有効なのかもしれないか。
結局は各自に任せるしかないというのか。

>>192
言いたいことは解るし承服するがその『茶』は駄目。そんな不吉なのは断じてNOだ!!

>>197
吸血鬼から多少でも進化したのか、波紋が不完全だったのか。

199:マロン名無しさん
07/10/19 21:18:15
>>198
ビルを粉砕する波紋に不完全はないだろ・・・・・常識的に考えて・・・・・・

ああ、あとDIO様がスタプラのラッシュを素手で払いのけるシーンあるよ
スタンドはスタンドでしか干渉できないはず・・・・・・・



200:マロン名無しさん
07/10/19 21:22:11
DIOに勝たせるなら時間止めてサブラク人形抱えて急いで遠くへ行けばいいと思うよ。

201:マロン名無しさん
07/10/19 21:25:29
無冥氏のSSでは承太郎はミステス。
ということは既に徒に存在を喰われていた。

ところでミステスって子供作れるの?
できなければ徐倫の存在が・・・・

202:マロン名無しさん
07/10/19 21:28:49
>>199
波紋がビル破壊するわけないだろ……常考

203:マロン名無しさん
07/10/19 21:28:55
>>200
ヴァニラに頼べばガオンで終了だろ


204:マロン名無しさん
07/10/19 21:31:02
>>202
OVA見ろよ

205:マロン名無しさん
07/10/19 21:33:05
>>202
ビルの屋上を粉砕した時にジョセフの足の下から波紋の波が出てたぞ

206:マロン名無しさん
07/10/19 21:37:35
ちなみに該当の表現がある12話の脚本・演出・絵コンテは今敏なんだぜ

207:マロン名無しさん
07/10/19 21:48:47
>>200
ワールドでヌケサクみたいに輪切りにして気化冷凍法で粉砕して無駄無駄で粉微塵にしてから
お次に時止めしてロードローラーかタンクローリーで押しつぶしてさらに上からのラッシュで
追い討ちかけてタンクローリーならとどめの大爆発で
勝ったッ!第三部完!m9

・・・とはいえそれでも不死身っつーんならしゃあねーが

208:マロン名無しさん
07/10/19 21:52:27
>>206
演出力の高さに脱帽したよ俺は

209:マロン名無しさん
07/10/19 21:56:09
>>207
戦闘力はDIOのほうが上だろうがそれでも生きてたのならとっておきの武器

『逃げる』

210:マロン名無しさん
07/10/19 22:02:11
>>201
それは紅世の徒からの承太郎の見方。
徒にとって人間は燃料でしかなく、その燃料が自分達と対等に渡り合うなどありえない。
だから、あれは強力な力を持ったミステスに違いない、と徒は思ってるわけだ。

211:マロン名無しさん
07/10/19 22:02:14
流れ変えるけど無冥氏、アブさんを出してくれ~~~~~~
能力被るけどさぁ~~~~~
戦闘力は決してシャナに劣ってないし、戦力増強できるし、みんなのまとめ役だし
生命探知機作れるし(地味に器用)

212:マロン名無しさん
07/10/19 22:03:56
意外に荒れてないな。
ジョジョ厨もシャナ厨も互いに「敬意」を払うようになったという事か。
ディモールト・ベネ。

213:マロン名無しさん
07/10/19 22:04:16
>>201
馬鹿野郎だな、何処まで逝っても承太郎は人間だ。

Ⅰ.徒に勝てる人間は億、いやこのスレじゃ千に一つくらいしか居ないという事実から承太郎は人間じゃないと考える。
Ⅱ.だがフレイムヘイズでも徒でもない。
Ⅲ.だったらミステスなんだ。

三段論法と消去法の併せで考えてるからそうなったってだけ。徒はスタンドの事はたいして知らないらしいし。

ちなみに原作でも曖昧だがトーチは子は成せないらしい。
恐らく過去と未来の繋がりの大部分が断ち切られたからだろう。

214:マロン名無しさん
07/10/19 22:05:50
アブさんは実は三部パーティーじゃあ最強なんだぜ
そのせいか後ろからガオンされたけど

215:201
07/10/19 22:06:05
>>210
サンクス
ソラトなら贄殿遮那よりスタプラ欲しがりそうだね


216:マロン名無しさん
07/10/19 22:13:47
>>211
無冥氏のSSはバトルメインだから原作じゃあまり活躍できなかったアブさんも
大活躍間違いないかもね。超強力な遠距離技を多数持ってるし。

アブさんはシャナに対スタンド使いの戦法を教えた現代の師匠という設定がいいかも。
過去スレにあったやつだけど。

217:マロン名無しさん
07/10/19 22:14:44
>>207
トドメの大爆発数十発か都市一つ消滅なら何とかなるらしいが・・・・

>>212
シャナスレじゃ大変なことになってるさ。幾ら新刊間近でイライラしてるからってな。
ここくらいの平穏は欲しい。

218:マロン名無しさん
07/10/19 22:16:21
ジョジョキャラは強い奴ほど冷遇をうける
アブさんのみならずフーゴやウェザーもね

219:マロン名無しさん
07/10/19 22:19:28
零時迷子がブチャラティに転移してくるというのもおもしろそう
>>216
それいいかもね
でも無冥氏に強要は厳禁だ

220:マロン名無しさん
07/10/19 22:22:08
>>218
ウェザーの何処が冷遇なんだ
かなりのキーマンじゃないか

221:マロン名無しさん
07/10/19 22:25:40
ベ ロ ン ッ !

ブチャ「この味は!・・・・・ツンデレの『味』だぜ・・・・・・シャナ!」

シャナ「うるさいうるさいうるさい!!!」(いつも以上に顔真っ赤)

222:マロン名無しさん
07/10/19 22:32:18
>>187
kwsk

223:マロン名無しさん
07/10/19 22:32:31
その後アラスパパに消し炭にされヴィルヘルミナにミンチにされるブチャ

224:マロン名無しさん
07/10/19 22:40:43
設定上、今さらアブや悠二だしたら矛盾が生じるだけ
悠二出したかったら逆に悠二をジョジョ世界に送るしかない
スタンドは厳しいから波紋で頑張れ

225:マロン名無しさん
07/10/19 22:43:30
ジョジョキャラは弱いだろw
シャナやDB以前にハンターキャラに負けてる
スピードなど身体能力差がありすぎる

226:マロン名無しさん
07/10/19 22:45:20
>>222
佐藤は原作版じゃかなりのお調子者でおふざけキャラだったがアニメ版じゃ
田中以外とは非常に無口。二人とも悠二や吉田さんとは親交無し。
顔つきはいかにも不良といった感じに引き締まってて表情も田中以外には
まったく表に出さず性格もかなり荒い。

田中同様、中学時代はとても荒れており『狂犬』のあだ名がついていた。

227:マロン名無しさん
07/10/19 22:51:12
>>225
とりあえず全ジャンル最強スレを見てくればいい

228:マロン名無しさん
07/10/19 22:51:11
>>224
こんな話を思い付いたが文才乏しいからな。

新兵器研究施設で試作品の実験を見ていたシュトロハイム少佐が「ナチスの科学は世界一~」と言った後に、「は~たして、ほぉ~んとぉ~にそぉう~でしょ~うかぁ?」という珍妙極まりない口調で異を唱える声が・・・

どんな展開もたった一言で納得させられる便利な変人を知らない奴は確実にモグリ。
若かりし頃のジョナサンと巡り逢うことだって出来る。

229:マロン名無しさん
07/10/19 22:53:34
佐藤は市民プールに半強制的に誘おうとしたオガちゃんに
「行かねーよ・・・・勝手に決めんな・・・・・・」とウザそうに返答し
平井さんのことでシャナに怒鳴っていた悠二に対し、田中と一緒に
「優等生ぶってんじゃねーよ」と挑発した

でも姐さんに別れを告げられた時の悔しがり度は田中以上だった

230:マロン名無しさん
07/10/19 23:00:47
>>228
教授がシュトロと・・・・・・・

紅世の宝具の存在に驚愕しさらに宝具で強化されるサイボーグシュトロ
そして二人同時に「紅世の科学力は世界一ィーーーーー!!」

231:マロン名無しさん
07/10/19 23:01:18
>>213
吉田さんみたいに一般人でも特定の宝具持ってりゃ封絶の中で動ける場合もあるからな
それにマージョリーさんがラミーを「存在が細い」と評してたあたり、
ある程度自在法をかじってりゃ相手の存在の力のレベルも把握できるみたいだし、
その三段論法&消去法は可能だろうな


232:マロン名無しさん
07/10/19 23:04:17
>>228
教授がナチスに協力したらスターリン・グラード戦線でドイツが圧勝しちまうwww
その後、紅世の徒や宝具の力で世界征服を目指すドイツ

233:マロン名無しさん
07/10/19 23:05:26
しかし職人の投下でスレの加速がかなり進んだな

234:マロン名無しさん
07/10/19 23:06:47
教授はチョコ先生と友好関係を結んだら一番ヤバイ

二人とも破滅のマッドサイエンティストだから

235:マロン名無しさん
07/10/19 23:09:19
よく考えたらチョコ先生って紅世の従よりだよな
普通に出てきても違和感があまりない気がする

236:マロン名無しさん
07/10/19 23:10:12
>>234
チョコ先生は流石に世界の崩壊のレベルまでは教授に協力しないと思うよ
だって世界が崩壊したらチョコ先生の生きがいである人の死の観察が出来なくなるじゃんw

237:マロン名無しさん
07/10/19 23:12:29
>>233
アナベルグ
「コレこそ私が求めていた文明の加速ですよ!!」

238:マロン名無しさん
07/10/19 23:19:06
>>237
ウェザー「貴様は自分が悪だと気づいていない最もドス黒い邪悪だ・・・・・・」

239:マロン名無しさん
07/10/21 00:01:42
保守

240:マロン名無しさん
07/10/22 22:14:04
メロンパン展開マダー?

241:マロン名無しさん
07/10/22 22:17:34
だが断る

242:マロン名無しさん
07/10/23 08:51:40
>>241
偉そうに何なの?職人でもないくせに…

243:マロン名無しさん
07/10/23 19:49:05
>>242
荒らしは完全スルー。
構うヤツはどんな理由があろうと荒らしと同じ。
それがこのスレの黄金の掟。
敬意を払って実行せよ。

244:マロン名無しさん
07/10/23 21:11:10
くだらね

245:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 16:45:52
30分後位に投下予定。
サルる可能性大。
気長にお待ちを。

246:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:00:56










連載コラボSS

ジョジョの奇妙な冒険×灼眼のシャナ

原作 荒木 飛呂彦 高橋 弥七郎

Collaborated by 無冥 蹟怜

*STARDUSTφFLAMEHAZE*

第一部最終回

【CHAPTER#18 戦慄の暗殺者FINAL ~LAST IMPRESSION ~ 】








247:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:04:22
「エメラルド・スプラッシュッッ!!」
 白い封絶の放つ光に幻想的に照らし出された廊下に響く、
清廉なる美男子の声。
 その声の主、花京院 典明の「幽波紋(スタンド)」
『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』の両の掌中から滔々と流れ落ちた
高密度の緑色の液体が瞬時に畝って集束し輝く無数の翡翠の結晶へと変貌し、
そしてスタンドの手から発せられる眩い輝きを以て一斉に弾ける。
 無より生み出された輝く翡翠の魔連弾は、即座に空間を隈無く疾走し
彼に向かって襲いかかってきていた巨大な武装燐子達の全身に隈無く突き刺さって
爆散させ瞬く間に貫殺する。
 白い封絶に覆われた因果孤立空間。
 学園中央部に設置された時計台の針が静止した世界。
 まるで全ての時間が止まってしまったかのような無音の静寂。
 その中で、細身の身体に狂いなくフィットした
バレルコートのような学生服にその身を包み、
黄楊の油で綺麗に磨かれた淡い茶色の髪を揺らす中性的な風貌の美男子と、
異形の怪物達の死闘が絶え間なく繰り広げられていた。
「先刻の大爆発。どうやら戦局に大きな動きが在ったようだ。だがッ!」
 ギャギィィィィ!!
 華麗な体術で横っ飛びに中空を舞った花京院の、その1秒前までいた場所に
機能性を欠いた大仰な造りの無数の武器、剣や槍や斧などが突き立てられ
リノリウムの床を打砕する。
「この人形達、そしてこの特殊空間を生み出す能力、”封絶”が
解除されてない処を見るとまだ決着はついてないようだな」
 側方に一回転し、手をついて着地して冷静に状況を分析するその花京院の傍らで、
スタンド、ハイエロファント・グリーンが流法『エメラルド・スプラッシュ』を
すかさず高速連続発射し、前方の巨大燐子3体を爆砕、存在の闇へと葬り去る。



248:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:06:03
リノリウムの床の上に舞い散る白い火花が消えると同時に訪れる沈黙。
 次の刹那。 
 花京院の、その中性的な美貌が切なげに翳った。
「空条……君は……無事なのか……?」
 脳裏に浮かべた、その神聖なる白金の幽波紋光で覆われた勇猛且つ高潔な姿。
 そこへ。
(!?)
 何故か、一人の可憐な少女の姿が重なる。
 真紅の瞳。
 真紅の髪。
 小柄な躰に纏ったまるでマントのような黒寂びたコート。
 その少女は、その彼の傍らで片目をこちらにベェッとやる挑発的な仕草で
花京院に向けて笑みを向けていた。
 想像の中とはいえ完全に勝ち誇った表情で。
(!!)
 その事に何故か無性にカチンッときた花京院は怒りで一瞬思考が止まるが、
しかしすぐに己を自制して落ち着きを取り戻す。
 体温の上昇による発汗作用により、彼が愛用しているライムオイルを基調(ベース)に
した爽やかな香りのフレグランスが一際強く空間に靡いた。
「あと、一応、マジシャンズ、も」
(シャナ、だっけ?)と頭の中で付け加え、額に少々青筋を浮かべ、
若干苛立った口調で花京院は呟いた。
 まぁ幼いとはいえ戦場で女性を蔑ろにした自分に非が無いわけでもない。
 無意識に湧き起こる苛立ち故にあまり納得は出来ないが。
 そんな、彼の気の休まる暇もなくいきなり調理室と美術室、その両開きのドアが一斉に開き、
その中から再び大小形態様々、フィギュアとマネキンとマスコットの武装燐子達が
大挙して花京院に押し寄せる。


249:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:07:57
「クッ!まだこんなに数が!これじゃあキリがない!」
 一階部分の敵はこれで最後だと想いたいが、先刻からロクにインターバルもなしで
流法(モード)を連続して撃ち放っているので、己のスタンドパワーの残量は
そろそろ半分を切る。
 故にペース配分の事も考えなければならない。
 そんな押し迫った状況の花京院とは裏腹に、武装燐子達は件の如くガラス玉の瞳と
耳まで裂けた口とで、まるで血に飢えた獣のような表情で花京院を見据えていた。
 この動く人形達”燐子”は「存在の力」という人間の生命エネルギーに酷似した
力で動き、さらにソレのみを喰らう能力が在るとかつてDIOの豪奢な館の書庫で
フリアグネから聞いた事がある。
 そして今、この特殊空間の中で仮死状態のように静止している他の生徒達や教師達を
無視して自分のみを標的に絞って追撃をしかけてきているのは、
停止している生徒達よりも、その中で生き生きと動き回っている自分の方が
美味そうに見えるのからなのか?それとも或いは”動く者を優先的に攻撃しろ”と
遠隔自動操作されているからなのかもしれない。
 物質の遠隔操作能力は自分の最も得意とする処。
 自分が出来るなら、フリアグネにも出来る。
 自分と同じ領域に、フリアグネもいる。
 まるで合わせ鏡の如く、自分と酷似したその存在。
 だから。
 互い、に。
「クッ!!」
 花京院は唐突に脳裏に浮かんだ、華麗な花々の香気にその身を包まれた
耽美的美貌の貴公子の姿を精神の力で無理矢理消し飛ばした。


250:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:09:11
(このボクとしたことが……こんなときに……うかつな……!)
 両目をきつく閉じ、一度強く頭を左右にふってから、
花京院はそのままその脇にあった開いた窓からスタンド、
ハイエロファント・グリーンの右腕を細い螺旋の紐状に変化させ、
射程距離の延びたスタンドの触手をまるで登山用の
ザイルのように三階に向けて伸長させて投擲し、その窓枠括りつける。
 元々他の生き物やスタンドへの潜行、寄生を目的に生み出した能力なので
その巻き絡める力は細い見た目に反して強力だ。
 そのままの体勢で触手をクレーンのように巻き戻してスタンドと共に
その本体である花京院の身体は、スタンド法則の影響で素早く上階へと昇っていく。
 みるみる内に眼下で縮小されていく数十体の燐子の大群に、
「どうした!?このボクを喰らいたいンだろう!!
だったら早くこの上まで追ってこい!!」
血気押し迫った声でそう叫びその静謐なライトアンバーの瞳で燐子達を見下ろす。
 燐子達は一度戸惑ったように互いに顔を見合わせ、その位置を元に戻すと
無機質なガラス玉の瞳に白い小炎が宿りそれが次の行動命令の発動の合図なのか
上階に逃げた花京院を追ってその背後に有った階段に大挙して押し寄せた。
 全身にかかる重力の魔をその肌に感じながら花京院は、
(これで、少しは時間が稼げる。その間になんとかヤツらを
一網打尽にする手を考えなければ。出来れば、 ”エメラルド・スプラッシュ”
一発で「全滅」出来るような手を)
これから撃つべき戦術を脳裏で構成する為に、
その長い能力の修練で培われたスタンド操作の集中力を引き絞り始める。 
 その彼の眼前に、予期せぬ光景がいきなり飛び込んできた。


251:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:10:25
(ッッ!!??)
 スタンドを使った上空移動途中。
 視界に入った2階の惨状。
 時間的にはほんの数秒だったが、2階に存在するありとあらゆるモノが破壊されていた。
 少なくとも花京院の瞳にはそう見えた。
 蛍光灯が割れ、リノリウムの床の表面が剥がれ、壁が抉れ、
全ての教室のプレートが砕けていた。
 そして、その周囲にもれなく数多の白い炎が類焼している。
 まるで爆弾テロにでもあったかのようなその壊滅的な惨状。
 問題なのはその惨状事態ではない。
 その「状況」だ。
「誰が」そこにいたかだ。 
 花京院の鼓動がうるさいくらいに早鐘を撃つ。
 その背筋に冷たい雫の伝う戦慄が走る。
「彼」は、そのとき、2階、に。
「く、」
 震える花京院の口唇から、
「空条オオオオオオオオオオオオォォォォォォォッッ!!!!」
自分でも予期しない程の絶叫が飛び出した。
 しかし、当然の事ながら「彼」の返事は返って来ず、
自分の望みに反して非情にも花京院は目的地である3階に到着する。
「空……条……」
 半ば放心状態に近い状態でその淡く潤った花京院の口唇から、
普段の清廉な彼の雰囲気からは想像も出来ない程弱々しい呟きが漏れる。
 そして。 
 すぐにもその身を翻して二階の窓から飛び込みたいという欲求が耐え難く
心の底から沸き上がってきた。
 が、しかし、その強烈な感情を花京院は己の全精神力を総動員させて
なんとか抑えつけた。
 そして、爪が皮膚を突き破る程強く拳を握りしめ己がいま果たすべき
事を再確認し強い決意と覚悟と共に彼のいる筈の場所に背を向ける。


252:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:11:33
口内もきつく食いしばったのか、その口唇の端からも血が細く伝っていた。
(任せてくれ……空条!約束、したよな……?
今度はボクが君を助ける番だと。
『君がボクにそうしてくれたように』
例え、何が在っても絶対にッ!)
 彼は、自分に他の生徒達の安全を託した。
 自分を ”信頼” して託してくれた。
 だから。
 加勢になどは行かない。
 否、行けない。
『そんな事をしても彼は決して喜ばない筈だから』
 自分に出来る事は、ただ一つ。
 信じる事だけだ。
『彼が、自分にそうしてくれたように』
 だから、自分も、彼を ”信頼” する。
 彼の頭脳を。
 彼の能力を。
 そして、何よりも。
 彼の、その高潔なる「勇気」を。
 こんな事で、自分を倒した彼がやられる筈はない。
 遠く離れているのにまるですぐ傍にいるかのような、
そんな不思議で奇妙な感覚を花京院はその細身の身体に静かに感じながら
決意に充ちた瞳で顔を上げた。
 その視線の先。 
 3階の惨状。
 否、「状態」だった。
 そこは。
『なんともなっていなかった』

253:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:13:10
「どういう、こと、だ?」
 珊に足をかけ窓の縁に手で掴まったまま花京院が見下ろした3階の風景は、
白い幻想的な光に覆われていることを除けば平穏そのもの。
 まるで黄昏時の放課後のように、沈黙と静寂とで包まれていた。
 それが2階の惨状と反比例して余計に不気味さを増大させる。
 優れたスタンド使いである花京院だけが感じ取る事が出来る、一抹の異和感と共に。
「一体、どういう事だ?2階はアノ惨状だったのに、
『何故3階はなんともなっていないんだ?』」
”狩人”の余裕?
 絶対に有り得ない。
 あの純白の貴公子は、そのやや軽薄そうな見た目と甘い風貌とは対照的に、
度が過ぎるほどの完全主義者。
 水も漏らさぬ完璧な戦略と、一片の解れも存在しない緻密な戦術で
今まで歴戦の強者達を闇に葬ってきた正に至宝の暗殺者だ。
 その彼が最後の砦ともいうべきこの「場所」を無策のままで放置する事など
有り得る筈がない。
 ならば。
 どうする?
 もし、自分だったら。
 どうする?
(もし、彼にも、 ”アレ” が出来るのだとしたら……)
 花京院は静かにスタンドの右腕を紐状に変化させ窓枠の下にタラリと揺らし、
その射程距離が通常の3倍以上に引き延ばされた拳を一度振り子のように
大きく揺らし素早い手捌きで封絶に煌めくリノリウムの廊下に高速で撃ち込んだ。

254:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:14:31
 ズガァッッ!!
 砕けて空間に飛散するリノリウムの青い破片。
 その刹那。
(!!)
 突如、そのスタンドの拳の着弾箇所に奇怪な紋章が刻まれた
小型の純白の方円陣が浮かび上がった。
 そしてその円陣内部から夥しい数の人形の白い手が犇めき合って蠢き合い、
何もない空間を無造作に何度も何度も掴み合う。
「やはりッ!結界(トラップ)かッッ!」
 驚愕の事態。
 通常はその防衛本能故、反射的に背後に飛び去る処。
 しかし。
 花京院は。
 逆に。
 前方に向けて大きく跳躍し、本体と同化させたスタンドの足で着地、
そのまま鋭く床を蹴って全力で疾走(はし)った!
 次々に3階の廊下の上に奇怪な紋章が刻まれた白炎の方円陣が浮かび上がり、
その内から再び漏れなくおぞましき人形の腕が飛び出してくる。
 やがて、その手に標的が触れない事が解ると、白い方円陣の内部から
先刻同様大仰な武器を携えた大小性別種々様々な人形が次々に
現れ、花京院に向かって大集団で襲いかかってきた。
(やはり、いつもの言葉通り勝利の方程式は万全というワケか。
ボクが無防備にあのまま床の上に飛び降りていたら、
おそらくアノ「結界」の内部にある特殊空間に引きずり込まれていた筈だ。
もし空条かマジシャンズだったのならこの圧倒的数量の前に
相当自力を削られていた事だろう。彼らの能力は「近距離パワー型」
ソレ故に対複数戦には不向きな能力だ)
 疾走しながらも花京院の集中力は極限まで研ぎ澄まされ、瞬時に状況を分析、
把握、そしてその対応策を紡ぎ出す。



255:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:16:26
(流石に「炎の暗殺者」の名は伊達ではない。
十重二十重で構築された完璧な戦略。戦う前から既に勝利が確定している。
特に空条は他の生徒達が人質に取られているも同然の状況の中、
例え殺されても逃げ出す選択だけは絶対にしないからその効果は絶大だ)
 後方を仰ぎ見ると、廊下で犇めくその人形の数は目測で約60体以上。
 始末し損ねた一階の人形達の数も合わせればその全体数は軽く100体を超える筈だ。
 しかし、そのような窮地にあっても、花京院はその平静な美貌を崩さない。
(だが、そのような完璧な戦略は、ボクのような”異分子”の存在の前には往々にして
その脆さを晒け出すモノ。ソレが解っていた、か?フリアグネ?)
 そう心の中で静謐に呟く花京院の琥珀色の瞳には、
スタンドの放つエメラルドの燐光をも上回る気高き光で満ち溢れていた。
(此処は ”敢えて” 一点外しておくべきだったな?そうすればこのボクを
疑心暗鬼に陥らせこの階に足止めする事も出来た。
この事は確実に君に不利に働くぞ? ”狩人” )
 花京院はその口唇にアルカイックな微笑を浮かべ、穏やかな視線で燐子達を見る。
 疾走したその先。
 3階東棟の突き当たり。
 そこに設置された窓枠の外に、花京院はすぐさまに紐状に延ばした
スタンドの触手を窓の外に打ち放ち、自分も同時に外部にその身を投げる。
 そして、その背後で突き当たりの窓枠と壁とをブチ破って次々と
大地に落下しながら自分を追ってきた燐子達を空中で一瞥すると、
花京院は再度紐状になったスタンドの触手を旧校舎と新校舎とを
繋ぐ電線に巻き絡め勢いよく一回転して落下エネルギーを相殺する。
 そして素早く触手を電線から振り解いてその細身の身体を廻転させながら
空中を飛翔し、周囲の空気を巻き込みながら渡り廊下に設置された床板を
踏み割って着地。
 そのまま踏み切りのエネルギーを殺さずに目当ての『場所』へと
前方回転で受け身を執りながら転がり込む。


256:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 17:17:34
後は。
『この場所がこの時間に使われていない事を祈るのみ』
 ゆっくりと視界を上げた先。
 柱の無い開けた空間。
 フローリング材の上にワックス剤が塗装された滑らかな質感の床。
 花京院のその女性のように中性的な口唇に勝利の微笑が浮かぶ。
『賭けには、勝った!』
 そう心の中で快哉を叫んだ瞬間、正面と両脇に設置された体育館の出入り口残りの
4つが破壊音を伴ってほぼ同時に開く。
 その破壊された箇所からグラウンドを覗く事の出来る開けた空洞からの先から、
100体以上の武装燐子の大軍が多種雑多な足音を立てながら蠢き
ゆっくりと中に入ってきた。
 その耳まで裂けた口で、それぞれこれから始まる清廉なる存在の蹂躙への
悦楽の期待に、それぞれ下卑た笑みを零しながら。
 その、無数の存在の巨大なプレッシャーが塊となって花京院に差し迫ってくる。
 そのおぞましき人形の大軍に向かい、花京院は微塵も気圧される事もなく
その勇壮な視線を燐子達に返した。
「……お前達……?まさか……このボクを追い詰めたと想っているのか……?
逃げ惑い袋小路に閉じこめられたか弱き兎、だと……?」
 言葉の終わりと同時に花京院は敏捷な手捌きで左腕を真横に鋭く薙ぎ払い、
「ソレは違うッッ!!『お前達の方がこのボクに誘き寄せられたんだ!!』
我が最大流法(モード)が『最強の効果を発揮するこの場所になッッ!!』」
覇気に充ちた声で叫んだ。
「KYYYYYYYYYYY!!」
 その花京院の頭上から、一匹の猿のような小型の燐子がいつのまに忍び込んだのか
まるで網の目のように張り巡られた天井の鉄骨の上から飛び降り研ぎ澄まされた
ナイフを両手で彼の白く細い首筋に振り下ろしてきた。

257:マロン名無しさん
07/10/24 17:23:53
支援?

258:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 18:01:59



グァッッッッッギャンンンンッッ!!



 しかし。
 その白刃が花京院の白い首筋に突き立つ前に、
刃自体がバラバラになって砕け散りさらに
「GYYYYYYYYYYッッ!!」
ついでその燐子もナイフ同様に粉砕される。
 花京院は足下に薄白い火花を放ちながら転がる無数の機械部品を
冷静な瞳で見つめながら、
「フッ、愚かな。 『今のこのボクに』 攻撃をしかけるとは。
それとも、 『あまりにも疾過ぎて目に見えなかったのか?』 」
静かな声でそう告げた。
 巨大な包囲網を組んだ武装燐子達の、その中心部。
 花京院とその前方に位置する局部に白いプロテクターが嵌め込まれた
異星人のようなフォルムのスタンド、ハイエロファント・グリーン。
 その二人の周囲を微か、本当に微かだが、エメラルドの結晶原石のような
微かな燐光がチカチカと数秒毎に煌めいていた。
 そして。
 その光の正体が静かに花京院自身の口唇から語られる。
「 ”サークリング・エメラルド・スプラッシュ(C・E・S)”
結晶化させた幽波紋光(スタンドパワー)を精神の力で遠隔操作し、
己の周囲円環状に集束、高速廻転させる。ソレは鉄壁の防御陣。
ボクとハイエロファント・グリーンを攻撃しようとすればお前達自身が
傷つく道理。正に攻防一体の”結界”だ」
 そう花京院が己の能力を語り続ける間、そのエメラルドグリーンの
発光感覚が徐々に狭まってきた。

259:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 18:03:33
 更にそのスタンドの光の強さも輝度を加速度的に増大させていく。
「そして!コレは!これから刳り出す我が最大流法(モード)の
”準備段階”にしか過ぎないッ!」
 やがて、その発光間隔が限りなくゼロに等しくなり、
花京院の周囲360°全体が激しく輝くエメラルドグリーンのスパークの
洪水で満たされる。
 スタンド操作の概念は、モノを扱う熟練度、
つまり原始的な経験則のソレに酷似している。
 故にその本体の精神力と技術力次第でどんなスタンドでもその潜在能力を
無限にまで引き出す事が可能なのだ。
 その法則一点にかけて、生まれついてのスタンド能力者。
 いわばスタンド操作のエキスパートである花京院 典明の右に出る者はいない。
 輝く翡翠の結晶が放つ光が花京院の全身を満たしていき、
やがてその姿は煌めきによって神聖なエメラルドのシルエットと化す。
 その中心部分でスタンド、ハイエロファント・グリーンが周囲を廻る
夥しい数の結晶弾を爆発的威力を以てに全方位に向けて一斉総射する為に、
その前に構えた両の掌中で爆裂系能力発動の為のスタンドパワーを集束し始める。
 そして花京院は、その長年の経験と技術によって研ぎ澄まされた
一切の無駄のない動作で、まるで拝火教徒が儀式の時に用いる印のような
形で結ばれた指先の左手を右肩口、そして右手を左脇腹の位置に置き、
厳粛に流法の構えを執る。
 そして、その構えと同時に聖法を司る幽波紋(スタンド)
『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』は
その爆発的パワーの余剰エネルギーでゆっくりと宙に浮き始める。
「ッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
 その事態にようやく危機感を抱き始めたのか、或いはたった一つの存在が放つ
その巨大なプレッシャーに気圧されたのか、燐子の大軍の包囲網が徐々に後退し始める。
 しかしそれより速く花京院の声が空間に木霊した。

260:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 18:05:15
「気づいた時にはもう遅いッッ!!異界の ”狩人” の下僕共ッッ!!
己が欲望の為だけに罪無き人々を無惨に喰い散らかし!
後に残された者達を絶望の淵に叩き落としたその赦し難き数多の「罪」ッッ!!
己が「死」を以て今こそ全霊で償えッッ!!」
 まるで空間を揺るがすかのような反響で体育館全域に轟く花京院の断罪の叫び。
「くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!」
 花京院の叫びと同時にハイエロファント・グリーンの
平行に構えた両腕の掌中に集束したエメラルドのスタンドパワーが、
爆発的にエネルギーを円周上に放出する為うねるように凝縮し始める。
  そして、その足下が花京院の視線の位置と重なった時、
その両腕を鋭く高速で左右に押し広げた。 
 そして。
 閃光を伴い爆発的威力で放射状に弾けるエメラルドのスタンドパワーと共に
射出される結晶爆裂弾とほぼ同時に花京院の口唇から紡ぎ出される流法の深名。
 それは。
 哀別の言葉。
 生まれて初めて出来た、異世界の友に対する最後の餞。
 聖光寂寞。覇翔の浄裁。
 聖法の流法(モード)。
『エメラルド・エクスプロージョンッッッッ(E×E)!!!!』
流法者名-花京院 典明
破壊力-A(結晶廻転により無限に増大) スピード-A(結晶廻転により無限に増大)
射程距離-A(結晶廻転により無限に増大)持続力-A
精密動作性-A 成長性-A(結晶廻転により無限に増大)



 ヴァッッッッッギャアアアアアアアアアアアァァァァッッッッッ!!!!!
 



261:マロン名無しさん
07/10/24 18:06:26



262:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 18:07:47
 超高速回転運動により爆発的な威力となって爆裂射出された
莫大な数量のエメラルド光弾の嵐。
 そして、空間に満ち溢れるエメラルドグリーンの幽波紋光(スタンドパワー)の洪水。
 その中心部、荒れ狂う翡翠結晶弾の爆心源。
 強力な紅世の王、 ”狩人” フリアグネが評する処の流麗なる法皇の翡翠。
 花京院 典明が操る幽波紋(スタンド)『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』
 その必殺の流法(モード)。
 次々と、それこそ無限を想わせる破壊力と回転力で武装燐子の大軍に
音速掃射されるエメラルドの結晶爆裂散廻弾。
 精神の力によって次々に創り出される結晶の大きさはほぼ均等に揃っているが、
その翡翠の表面の精巧なカットが微細に違っているので爆裂廻転射出の際に
弾道に微妙な変化が起こり、ソレが結果として周囲の敵全てに微塵の隙もなく
弾丸の嵐が降り注ぐ。
『GAAAAGYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYッッッッッ!!!!!』
 その周囲で木霊する、100体を超える燐子達の、阿鼻叫喚の地獄絵図。
 その結晶のたった一つが当たっただけで、
その体積十倍以上の人形右上半身を削り飛ばす。
 その結晶のたった一部が掠っただけで、
腕が頑丈な内部のスチール骨格ごと千切れ飛ぶ。
 血の代わりに周囲に撒き散る白い炎の飛沫と流法の放つ輝きで
満たされたその空間は、その壮麗なる外環とは裏腹に、その内環は聖光の冥府。
 そして、いつまでも止むことなく、まるで『複式回転機関砲(リヴォルヴァー・カノン)』のように
間断なく射出される凄まじい数量の廻転翡翠魔煉弾。
 その直線軌道と、さらに頭上に張り巡らされた鉄骨とその両サイドに設置された
スチール製の白い格子に弾き返って「跳弾」と化した結晶弾に加えて後続射出された
ソレにも弾き返って跳弾が跳弾を呼び、反射弾幕の嵐に巻き込まれた
燐子の大軍はその身体のありとあらゆる部分をありとあらゆる角度から
蜂の巣にされ、次々に爆散、或いは、散滅する。

263:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 18:09:21
そんな煌めくエメラルドの暴風圏内の中でも、夥しい数の輝く翡翠の結晶弾は
その流法行使者である花京院とスタンド、ハイエロファント・グリーンにだけは
微塵も掠りもせず全てその脇を除けて通る。
 遙かな太古。
 幾千の矢の豪雨の中にその身を晒しても、掠り傷一つすら負わなかったという
軍神アレキサンダーのように。
 そこまで。
『弾き返る結晶跳弾の角度まで計算して花京院は流法を放ったのだ』
 防御と攻撃力上昇を兼ねての流法(モード)から最大流法(モード)へと
瞬時に移項する正にその名の如く流れる清流ように完璧な
『幽波紋連携技(スタンド・コンビーネーション)』
 全ては、スタンドの遠隔操作能力にかけて他の追随を赦さない
花京院 典明の極限の才能によるモノ。
 やがて、全ての燐子が聖光の冥府に完全に呑みこまれ、その無惨な残骸が
大量の白い火花と共に体育館全域に散乱し、更に夥しい数の結晶爆裂弾連続射出の
の結果として巨大な無数の弾痕である空洞が開け廃墟と化した体育館の中心部。
 その細身の身体を左斜めに傾け、せめてもの情けか
燐子達の断末魔の姿からその視線を背けた美男子の姿が、
流法(モード)の発動の余韻である後屈立ちの構えで
両手を両足を八の字に開いた体勢でそのエメラルドのシルエットから
ゆっくりと浮かびあがる。
 開いた無数の弾痕から流れてきた渇いた風が、
花京院のその豊かで嫋やかな質感を持つ淡い茶色の頭髪を静かに揺らした。
 その、無数の燐子達の死骸の中で。
 「彼」の使役する存在の躯の中で。
 花京院は静かに己の決意を心の中で「友」に告げる。
(フリアグネ……ボクは……君とは一緒に行けない……彼と共に……
DIOを倒さなければならないから……もう……そう決めたから……)
 脳裏に、かつて一時、戯れに想い描いた映像(ヴィジョン)が浮かぶ。

264:無冥 蹟怜 ◆ktuOoSP9Ds
07/10/24 18:10:41
 DIOの館の瀟洒なヴァルコニー。
 風に揺れるシルクのカーテン。
(だから……)
 麗らかな太陽の光と海から吹き抜ける緩やかな風とが絡み合った清浄な大気。
 その輝く太陽の下で。
 吹き抜ける海風の中で。
 彼、 ”狩人” フリアグネと、その従者 ”燐子” マリアンヌと共に
語らい合っている自分の姿が。
 その時の自分は、果たして、微笑っていたのだろうか?
 きっと、微笑っていたのだと想う。
 全ては、泡沫の夢。
 消え去る寸前の、存在の飛沫。
 今はもう。
 あまりにも遠くなってしまった、存在の幻想なのだから。
 花京院はその琥珀色の瞳を静かに閉じ、まるで哀悼を捧げるように
心の中の彼に呟いた。
(でも……君の気持ちは……嬉しかった……それだけは……嘘じゃない……)
 体育館全域を封絶の放つ白い光が満ち、渇いた風が、あらゆる方向から吹き抜け
花京院の髪を揺らし、その身体を撫で、制服の裾を靡かせる。
 まるで、運命の存在が彼を労るかのように。
 凍った存在の結晶を、そっと融かし出すかのように。
 その運命の交叉路の中心で。
 その輝く白銀の旋風(かぜ)の中で。
 花京院は。
「Au revoir(オ・ルヴォワール)……
悠麗なる紅世の白炎……
”狩人”……フリアグネ……」
 おそらくは、彼の故郷であろう国の言葉を使い、静かに別れの言葉を告げた。


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