07/09/07 19:50:56
これに尽きる!
「AがBに勝ち、BがCに勝ったから、AはCより強い」というような単純なものではないよ。
ラオウとカイオウが戦うとすれば「ラオウが琉拳を知っているか」がポイントになる。
ラオウがもし琉拳を知らなければ、ケンシロウ戦同様、一戦目はカイオウが勝利するだろう。
しかし、二戦目以降は何度戦ってもラオウが勝利するはず。
これが状況に応じて柔軟に変化する神拳と、一度見切られたら終わりの琉拳(聖拳や皇拳もだが)の違い。
だが、ラオウはカイオウやヒョウと共にジュウケイに学んでいたのだから琉拳を知らないはずがない。
よってラオウとカイオウが戦えばラオウの勝利に終わる。
余談だが、ケンシロウの強さは初期の時点で完成されているにもかかわらず、
その後何度も敗北し、ほぼ毎回苦戦をしている。
これはケンシロウが弱かったのではなく他の拳法に対してあまりにも無知だったから。
逆にサウザーやファルコ、カイオウは皆北斗神拳への対抗策を持っていたよね。
ケンシロウは強敵たちとの戦いを経て絶対的に強くなったのではなく、
個々の拳法(六聖拳、皇拳、琉拳)を相対的に見切ったというのが正しい。
最初から最強ではあるが無知ゆえに無敵ではなかったケンシロウが、実戦を経て学び無敵となる物語なのだ。