07/03/31 18:02:01
砂蜘蛛が地中に潜ったときにケンシロウがファルコを異常心配したのは
ファルコは視界に入っている攻撃以外対処できない未熟者だとケンシロウが
知っていたからだよ。ケンシロウもファルコじゃないまともに気配が読める
一流拳法家なら、砂蜘蛛が地中に潜っても心配などしない。
ファルコは真正面から視界から消えずに飛んでくるナイフはつかみとれる。
しかし一旦地中など視界から消えて殺気が読めなくなった状態から襲って
来る手裏剣攻撃や死角からの奇襲や攻撃は見切れない。
目立ちたがり拳法は、目立たぬ攻撃(殺気が読めない攻撃)は苦手なのだ。
忍棍は普通の手足とは違って、自分の視界には入らない想定外のところから
猛スピードで変幻自在に攻撃がくるのでファルコは成す術もなかったという事。
だからこそファルコは自信を失い「この国の拳法の源流は深い」「俺の力では通じぬ」
という弱音を吐く事になった。しかしこれは砂蜘蛛が強い事よりも、ファルコが
拳法家として未熟だった事のほうが大きい。しかしファルコは自分が一流だと信じて
疑わぬ頑固者なので、自分を蔑むのではなく「このファルコですら」という意味の言葉を使った。