07/06/25 01:02:02
レーダーを気遣う尾栗の声に、角松は冷静に応える。
騒然とするブリッジ。
突然すくむ足を奮い立たせ、尾栗がブリッジ後方を探る・・・
無言のままおもむろにレーザー照準器を取り出し、ハッチを開ける。
三式と127mmの炸裂音が腹にひびく。
止めようとする麻生を豪快に投げ飛ばしハッチを叩き閉める尾栗。
そのままデッキのへりに体を押し付け、大和のポインティング。狙いは46ミリ主砲3つ。
「さぁやれ!洋介!俺が目だ!」
暗闇のCICに緊張が走る。尾栗への角松の怒号にみらいが揺れる。
汗と涙ににじみながらも米倉、入力。呆けるしかない青梅。
水炊長と調理室は次の献立に忙殺、この世紀の一戦を無視決定。