07/09/25 08:08:42
・未成年がおので親を切りつける事件が相次いだ。
京都府警南署の巡査部長(45)が京田辺市の自宅で殺害されてから、25日で1週間。
就寝中の父をおので襲った凶行について、二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話した。
理由は「父の女性関係が嫌だったから」。捜査幹部は「彼女なりの論理なのか」と理解に苦しんでいる。
おのは、犯行の5日前に買い、自室に隠し持っていた。
犯行前には「返り血が目立たないよう」黒のワンピースに着替えていた。
この事件では、マンガ化・アニメ化されたゲームの影響が、インターネットの掲示板などで指摘
されている。主人公の少女が振り回すおのが象徴的に使われ、猟奇的なシーンを問題視する声も
ある。事件後、一部テレビ局で同作のアニメ放映が休止された。
二女は「ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)」と呼ばれる作中の主人公が身にまとっていた黒ずくめの衣装に
興味を持っていたことも判明。絵が得意で、マンガやアニメにも強く興味を抱いていたとみられている。
専門家らによると、長野の事件は、アニメなどの影響というよりは、「単に京都の事件に触発されたの
では」との声も上がるが、犯罪社会学が専門の間庭(まにわ)充幸・静岡大学名誉教授は「ゲームが
少年犯罪に与える影響は以前から指摘されてきた。京都や長野の事件にも影響を与えていたかも
しれないことは十分に考えられる」と指摘する。
その一方で、間庭教授は、「今の少年たちはインターネットのような素早い反応ばかりを求めて心の
余裕がなくなっている」と話す。対話が苦手で家族とのコミュニケーションさえも満足にとれず、親子
関係の崩壊につながるケースも増えているという。
こうした状況が続くと、日常生活の中でも「嫌いだから」といった短絡的な理由で「親をおので
切りつけるような猟奇的な犯罪が起きやすくなる」と話している。(一部略)
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