07/06/28 23:05:27 LfenGZD40
>>507
俺は、『BE FREE!』 の南の島編、およびその続きにある映画編ほど、「ドラマ作りを軽視している部分」 は
無いと思うよ。
キャラクターがもう完全に、「超越者ササニシキ」 と、その周りでただ 「低俗な欲望におぼれる愚者」 という
ペラペラの役割を演じているだけで、「江川の説教をただ絵解きで解説しているだけ」 になっている。
最近の作品と違って、それぞれのキャラクターはそれ以前から登場していたサブキャラクターである分、若
干最近の作品に比べると 「醜悪さ」 に偏っては居ないけれど、あそこでそれまでわずかに培われていたであ
ろう、「人間くさい個々のキャラの関係性」 を全て捨ててしまった。
捨てるのも、次のドラマに向けて捨てるのではなく、あの江川の (面白くもない) 説教のために、だしね。
で、俺はそのあたりからラストの流れを読んで、「ああ、この人はドラマ作りなんか本質的にどうでも良い人
なんだな」 と思ったのよ。
>>509 の人も言っているけれど、『日露』 にしても、序盤ののぼさんとのやりとりとかは、結構人間くさいやり
とりや描写も入れて描いている。で、やはりそういう部分は、本人が言う売れるテクニックとしての低俗で安直な
モノでも無い描写としてね好まれ評価されたりしている。
けど、そういうものを全部、説教を始めたとたん 「捨てて」 しまうんだよね。
絵解きの説教のために、ドラマ性を全て捨てているんだよ。
これは、本人がどこまで意識して、認識しているのかは分からないけどね。