07/06/28 22:30:51 LfenGZD40
>>495
基本的に江川は、打ち切りになった自作や、後半に人気が落ちることに関しては全て、「読者や編集者が馬鹿だから」
という内容のことを主張しているよ。日露に限らず、『ゴールデンボーイ』 に関しても方々で言っているし、特定作品に限
定しない、自分の捜索活動そのものに関しても、コミックスで 「誰れにも理解されない深遠なテーマを描きづける作家」
だと自称している。
だから、江川自身が、人気が落ちること、打ち切られることに関して 「自分の力量不足」 ではなく、「読者、編集者の
理解力の無さ」 と位置づけているというのは、それらの発言から推察されること。
それと、『BE FREE!』 に関しても 『ラストマン』 にしても、もちろん君の言うとおり、 「勧善懲悪のストーリー」 なんかでは
無い。
僕が書いていたのは、「勧善懲悪のストーリーではない (深遠で高尚なメッセージを込めたい)」 のに、何故か、「敵役
や社会背景の複雑な要素を廃し、ドラマ性を低くし」 、「主人公を敵視したり反対する立場のキャラクターを鞭で低俗で
ただひたすら薄っぺらで醜悪な存在 (現代で連載している漫画の今のエピソードでの家族の描き方は典型的) としての
み描き」 、「主人公やそれに近い代弁者的なキャラクはわかりやすいほど純粋無垢な完璧超人にする (大江錦太郎や、
東京大学物語の遙)」 というような、江川が批判している 「低俗で安直な勧善懲悪な物語」 で使われる図式を使っている、
という事。