07/02/18 14:42:59 FoQ6lYx30
>>49
ポーズに過ぎないっていうのは、そうかも知れない(俺は恥ずかしながら、
「東京大学物語」辺りまでは、本気だと思っていた)。最近の「SPA!」での
連載コラムなんかは、小林よしのり的市場狙いだろうけど、あのクオリティ
では単行本になっても売れないし、話題にもならないだろうな。
>>52
西原はまあ色々悶着を起こす人らしいけど、「つまらない漫画を描いていたら
読者はあっという間に離れていく」という意識を強迫観念的に持っているから、
好不調の波はあっても、漫画は必死で描いていると思う(その点、江川のような
無意味な傲慢さは無く、売れると許容範囲内でイバるが、売れなかったら大人しい)。
しかし、漫画界の流行の変化は激しいので、江川達也が自画自賛するように、
いかに画力があろうと「可愛い女の子キャラ」が描けようと、もう殆ど賞味期間切れ
なのではなかろうか。近年の作品は殆ど増刷されたり、漫画文庫に入ったりする水準
ではないから、新刊書店から江川作品が消える日も近いだろう。
そうすると、印税は激減するから(もうとっくにしていたかも知れない)、アシスタントを
切ったり、タレント文化人化したりっていう動きも、結局は単なる経済問題(豪邸維持?)
だったんじゃないかと思うよ。それは一向に構わないけど、だったら「GOLDEN BOY」みたいに
フリーターを称揚するようなというか、「富・名誉・快楽」は究極的には虚しく果敢ないもので、
人生の本当の価値は自身の活動能力を増し、より自由で、心に負い目が無い在り方にある、
(一言で言えば「十分に良く生きる」ということ)なんてお説教漫画には説得力が無いなあ。