07/05/16 00:50:52 unJFJFEH
353 :決意、新たに!!
扉絵、イタチ。後ろに鬼鮫の後姿。
ナルトとサスケ─。二人の想いが交錯する一点に、この男が立つ!!
いつものように賑やかな“蛇”小隊ですが・・・。
森の中を流れる川の上を歩いているサスケ一行。
水月「ねぇ、まだ歩くのかい・・・?」
香燐「うるせーな! いやならひとりで死ぬまで座ってろタコ」
水月「・・・・・」
「でもさ、相当強いんだろ、そのうちはイタチってのは」
「あの大蛇丸が手も足も出ないほどに・・・」
「勝算はあるわけ?」
香燐・重吾、無言。
サスケ「切り札はオレの中にある」
重吾「・・・切り札?」
香燐「それはいったい・・・?」
サスケ「・・・・・」
「オレの中には」
水月「よし、じゃあその話はそこらへんに座ってゆっくり聞こうよ!」
香燐「あ、こいつ、休憩取らせるために話を振ったな・・・」
サスケ「・・・・・」
岩に座る重吾・水月・香燐。その前に立つサスケ。
サスケ「お前たちには、蛇の頭になってもらいたい」
重吾「?」
水月「蛇の・・・頭?」
サスケ「オレの中には、五つの蛇の頭がある」
「あと三つ揃うことで、それは完全となる」
香燐「・・・何を言っているんだ、サスケ・・・?」
サスケ、目を閉じる。
重吾・水月・香燐、無言。
サスケ、目を開ける。写輪眼になっている。
木の葉の里。火影の居る建物。
火影の部屋。綱手とサクラが居る。
綱手「サクラ、ナルトを知らないか?」
サクラ「ナルトですか?」
綱手「うむ、自来也がナルトに伝えたいことがあると言っていたのでな」
サクラ「自来也様が・・・」
「分かりました、探してきます!」
綱手「頼んだぞ」