07/07/23 02:42:31 fDd+99wT
俺が言ってるのは贔屓じゃなくてフォロー、
意味は全く違うからそこを取り違えるなよ?
犬夜叉世界は権力者の子供なら腹違いの兄弟、妾腹の子供なんて当たり前にいる時代での話だ。
権力者なら”抱えてる女の数が甲斐性”なんて思われてた時代の話だよ。
権力を持つ者が外に女を作る事・その女に子供を産ませる事は裏切りでも何でもないし、
よって罪悪感も無いだろう。
弥勒の過去の女に怒る珊瑚を例に出しているが、一般人と権力者では考え方も、
それを培う教育も変わってくる、同じ視点では見れないよ。
実際殺生丸が犬夜叉を嫌っていたのは、犬夜叉が父親の不義で生まれた子供だからじゃない。
いずれ自らの力で超えると決めていた父親、敬愛していた父親が、犬夜叉とその母のせいで
死んでしまったからだ。
そしてそれに伴う人間嫌いが、半分人間の血が混じっている犬夜叉への憎悪を増していた。
財産の話だが、犬夜叉が父親からもらった物は鉄砕牙と、
天生牙として分離させた剣に秘められた『冥道残月波』と言う技のみ。
その他どれ程あるのかわからん財産は全て殺生丸が受け継いだはずだよ。
もちろん殺生丸が最も欲しがっていた物が鉄砕牙だから、
その他の物なんていくら貰ってもなんの価値なんて見いだせないだろうが、
なにをどう殺生丸と犬夜叉に振り分けるかは親父が決めること。
そして父親は、殺生丸に鉄砕牙や冥道残月波は必要なく、犬夜叉に必要だと判断したんだ。
殺生丸が好きなのは解る、俺も最近の殺生丸を見てるのは辛いしな。
だけどもうちょっと時代だとか、父親の心情や考えとか、
殺生丸にとって何が良いことなのかとか、そういったものを考えてみようや。
欲しい物を親父から与えられて「わーいわーい」じゃさ、
殺生丸が能無しのボンボンになっちゃうんじゃないかな?