07/02/20 10:52:01 MzAqhP/T
「う~ん…」
時計を見ると既に1:00。勉強に没頭していると時が過ぎるのは早い。
水でも飲もうかと1階に下りていくと、翠星石ちゃんが台所で何かやっていた。
「あのぉ~、おぬし何やってるでござるか?」
「きゃあッ!?」
背後の気配に全く気づいていなかったのか、
翠星石ちゃんはビクッと体を震わせ、バランスを崩し台から落ちた。
「………ホントに何やってるんですかぁ…?」
「あいたたたた…>>5!?」
可愛い翠星石ちゃんは体を起こして立ち上がった。何故か顔が真っ赤になっている。
「こっこっこんな時間に何をしてやがるですか!?」
「へぇ?勉強ですよぉ。君こそ何やってるブヒ。」
「す、翠星石は…。・・・お、お前なんぞに教えてやる義理はねーです!」
「ウヘ!?…というか…何怒ってるんですかぁ?」
「べ…別に怒ってなんかいねーですよ…」
うるわしの翠星石ちゃんは両手でスカートの裾を握ってうつむいた。
(*´Д`)ハァハァ可愛いと思い、ふと調理台を見ると、米櫃と人間サイズの不格好なおにぎりが並んでいた。
「や、そ、そ、それは…!」
「何ぶひ…?」
見れば見るほど不格好だが、この大きさのおにぎりを作るのは、
翠星石ちゃんにとっては楽ではなかっただろう。
「おぬしこれ…」
「み、見られちまったからにはしょうがねーです…。
意地汚いブタ人間は夜遅くまで勉強して腹を空かしてやがるでしょうから、
翠星石があくまで自分のために作ったおにぎりを恵んでやっても良いですよ…。」
「…えっと…」
「か、勘違いするんじゃねーです!本来お前のようなブタの口に翠星石の作った
ものが入るなど屈辱極まり無いことなのですが、翠星石は心が広いので今回だけ
は特別に許してやるのです!わかったらさっさと食いやがれです!」
「……ブヒ…」
「ほ、本当にデブ人間ときたら馬鹿で間抜けで意地汚い豚のようなのです。感謝
して翠星石の靴を舐めるですよ。」