07/03/25 20:46:40 3xP0AM6X
『数千年前のミイラに病原菌が潜伏してることがあるんですか』
『そうです、そして墓をあばいた学者が未知の病原菌に感染してしまう。
それがいわゆるミイラの呪いというヤツです』
「ジュム、どきやがれです今から翠星石がくんくんをみるのですから」
なんとなく歴史物の番組を見ていたジュムに例によって翠星石が無遠慮に声をかける。
が、すっかり慣れっこになったジュムはすぐにどいた。
翠星石はソファーに飛び乗るとリモコンを手にする。
「なあ」
「なんですか?翠星石はいそがしいのですぅ」
「お前、最後に風呂入ったのいつだ?」
「な~んど言ったらわかるですか?
ドールはお前たち人間みたいに自らの老廃物で汚れたりしないから風呂に入る必要はねーですぅ」
「そっか…」
「ちょっ…な、なにするですか!もうすぐくんくんが始まるですのに!」
「病原菌の巣窟め」
そう言ってジュムは翠星石に消毒用エタノールをかけ
翠星石をリビングから外へ放り出すと点火した
「ぎゃああああああっあづい゛でずぅ!!!」