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劇場版 ARIA The 序
リアルト橋で一人たそがれる藍華。そこへアリシアが通りかかる。
アリシア「あらあらどうしたの藍華ちゃん。合同練習の待ち合わせ時間はとっくに過ぎてるはずよ?」
藍華「……恥ずかしいんですよ…。灯里のセリフが…」
アリシア「藍華ちゃんは自分で決めたんでしょう? 灯里ちゃんと合同練習することを。
だったらきちんとツッコミ役としての仕事をしなきゃ」
藍華「アリシアさんはズルいですよ…!
灯里の発言はいつもあらあらうふふでスルーしてればいいんですから。
私だけが…私だけが恥ずかしい目にあって…」
アリシア「…ちょっと付き合ってくれるかしら?」
そう言って藍華の手を引くアリシア。連れてきたのはARIAカンパニー。そして隠されていたエレベーターでその地下施設へ。
藍華「…!! こ、ここは…ARIAの制作室…っ!?」
アリシア「もし灯里ちゃんのセリフの恥ずかしさが限界突破して放送コードを超えてしまった時、
ここは自動的に自爆してARIAは打ち切られるようになっているわ。放送倫理機構に目をつけられる前にね。
ここにいるスタッフ全員が、その覚悟を持って働いているの」
藍華「そんな…」
アリシア「灯里ちゃんの恥ずかしいセリフを禁止し、ARIAの打ち切りを防ぐ。それは藍華ちゃんにしかできないことなのよ」
藍華「そんな重大なこと、なんでよりによって私なんですか…」
アリシア「…理由は無いわ。それがツッコミキャラである藍華ちゃんの宿命だったってことかしら。
ただし、藍華ちゃんだけが戦っているわけじゃないわ。みんな、一緒よ」
藍華「……もう一度、禁止してみます…」