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新聞雑誌でアニメ・オタク特集が載ったら集まるスレ5 - 暇つぶし2ch203:メロン名無しさん
07/04/08 20:04:43 0
日本経済新聞 2007年4月8日(日)朝刊27面
アニメ番組なぜ増える?―アジアの大人市場を開拓(エコノ探偵団)

 「最近、テレビのアニメ番組が増えてますね」。近所の大学生の話に探偵、深津明日香が興味を示した。
「少子化で子どもの数は減っているのになぜかしら。調べてみるわ」
 まずアニメの放映数が多いテレビ東京に向かった。今年一月時点で毎週四十本と五年前に比べて十三本増えている。
「二〇〇二年に始まった学校の完全週休二日制に対応し、土曜日の午前中のアニメ放映枠を増やしました」と編成部の走尾奈美絵さん(34)。
今は朝七時から十一時まで三十分番組を八本流している。
 続いて日本テレビ放送網を訪ねた。編成部プロデューサーの中谷敏夫さん(38)は「最近は二十代や三十代も楽しめる深夜アニメに
力を入れています。人気漫画が原作の『デスノート』は深夜の平均を上回る四%前後の視聴率をとっています」と話してくれた。
 調べると、テレビ東京やTBSなども深夜帯でアニメを拡充していることが分かった。「視聴者層が大人にも広がっているのね」と明日香。
 アニメ専門誌『アニメージュ』によると、〇六年に全国でテレビ放映されたアニメの新作は三百二十九作品で、二〇〇〇年の二・二倍に増えた。
編集長の松下俊也さん(39)が解説してくれた。「深夜アニメが制作本数の増加に拍車をかけました。以前は一年間放映するアニメが
多かったのですが、深夜帯は三カ月から半年の放映が大半です。放映期間が短くなれば、作品数も増えます」
DVDの販売見込む
 「そもそも深夜アニメの多くはDVDを売るために放映しているのです」と松下さん。「サザエさん」など夕方までに放映される子ども・
ファミリー向け番組はテレビ局がアニメ制作会社に制作を依頼する。一般企業がスポンサー(広告主)になりCM収入が期待できるからだ。
一方、深夜アニメはDVD制作会社が自ら放送枠を買い取るケースも多い。
 「DVD制作会社の話も聞かなくちゃ」。明日香が大手のバンダイビジュアルを訪ねると、取締役の森本浩二さん(44)が説明してくれた。
「深夜はスポンサー料が安いうえ、視聴者の年齢層が高くDVDの販売が見込めます。テレビ放映はDVDの宣伝と位置付けています」。
同社がスポンサーになって放映されたあるロボットアニメはDVD販売が約二十二万本のヒット商品となった。
 同じくDVD制作のGDHは、独立UHF局や衛星放送の深夜帯にも番組を提供している。「民放キー局よりスポンサー料が安いのが魅力です。
熱心なアニメファンも多く、DVDの販売につながります」と社長の石川真一郎さん(40)。
 「DVD販売をあてこんだ制作会社が放送枠を買い取ってアニメを流しています」。報告を聞いた所長は首をひねった。
「制作数が増えればDVDの販売も鈍るだろう。DVDだけで制作費を回収できるのか」
 実際、日本映像ソフト協会の調べによると、〇六年の日本製アニメソフト(DVDとビデオ)出荷額は前年比二%減の九百五十億円と
伸び悩んでいる。途方に暮れた明日香に、何でもコンサルタントの垣根払太が助け舟を出した。「国内だけでなく、海外にも目を向けてごらんよ」
 ヒントを得た明日香はもう一度、GDHの石川さんに聞いた。「海外にも作品を販売しているのですね」。
「そうです。売り上げの約二割を占める海外販売を抜きにアニメは制作できません。中でも成長著しいアジア市場が有望です」と石川さん。


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