07/07/04 02:23:37 r0F56kzL
3000年前の大航海に思いはせ
「日本人とは何か」と突き詰めて考えていくと、「日本人はどこから来たのか」というルーツの問題に
突き当たる。現生人類(ホモ・サピエンス)が日本列島で生活を始めたのは数万年前のことだが、その
ころの祖先の特質がわれわれの体に受け継がれており、そのルーツがわかれば現代日本人への理
解はさらに深まる。第3章ルーツ編では文字資料がない先史時代の歴史解読に挑む。最初のテーマ
はポリネシア。日本人の末裔(まつえい)かもしれない人々が住む南太平洋の島々に、人類が分布し
た歴史の一端を探る。(堀江政嗣)
謎に挑む航海
トビウオが飛び交う水上に美しい虹がかかる。島影一つない南太平洋の広大な海原。京都大大学院
の片山一道教授はフィジーからトンガに向かう船の甲板で、「ラピタ人」に思いをはせた。3000年以上
前に同じ海域を帆船で渡ったと言われる人々だ。
30代前半から61歳の現在まで一貫してポリネシア研究に取り組んできた人類学者にとって、ポリネ
シア人の祖先であるラピタ人は重要な研究対象である。ポリネシア人は、骨の形状や土器などの文化
でアジアのモンゴロイドと類似している。ラピタ人のルーツが、中国南部や台湾など東アジアにあると考
えられる所以(ゆえん)でもある。
「ラピタ人のルーツには日本人の祖先である縄文人が関係している」
つづく
URLリンク(www.sankei.co.jp)