07/06/22 00:06:43 Bi7fl0Hp
>>790
ああ、なるほどな。
たしかに以前にも誰かが言ってたけど、歌舞伎を見てるような王道・お約束感はある。
前にグレンは『太閤記』が下敷きになってるって話を聞いたけど、それがほんとなら
これはいわゆるひとつの『英雄譚』なわけで、「現実だったらんなわきゃねー、凡人には
そんなことできるわきゃねー」ってことを最期には成し遂げちゃう主人公の
成長過程の痛快さ、ってのを楽しむ物語なんだと思う。
そういうのは昨今主流の、「主人公のリアルで等身大な心情を丁寧に描く」て作風とは
対極にあるものだろうし、そういうのを期待して見始めた視聴者が
「なんだこれ、期待はずれじゃん」と思っちゃうのはまあ仕方ない面はある、ってこと
なんだろうなー。
(ただまあ、そういう最近の作風は、かつてのベタな王道展開ばっかりだったアニメに
食傷して広まったものなんだろうし、それにさらに食傷したグレンが今再び「王道」を
やってるってのは、ループが一周したってことでもあるんだろうな)