07/11/12 04:11:17 9M0qLBDy
「彼女は涼宮ハルヒの異時間同位体」
ピクニックで山頂に来て早々長門にそう言われたが、
まあ見ればなるほどと言える訳だ。
なんせ高校入学した時や、
中学の校庭に謎の暗号を残していたハルヒとそっくりな奴がいたからな。
「えと…詳しくは禁則事項なんですけど、
あの子と今の涼宮さんの双方の表層的記憶は残らないんです。
だから多分問題ないと思います…」
詳しく説明して頂いてありがたいのですが、意味不明です。
まあとりあえず何も問題ないならそれで構いませんが。
「あーん」
「あーん」
2人でウィンナーを分け合って食べているが、
こうして見ると実にのどかな親子の光景だ。
ちょっと年が近すぎる気はするが。
「ねえジョン、あっちの方に行ってみない?」
そう言えばこっちのハルヒはあの夜しか会ってないからジョンになるわけか。
っていうか行く前に口の周り位拭いて行きなさい。
「何すんのよ、バカ!」
はいはい、無理な意地張らなくていいから素直に拭かれましょうね。
はっと見るといつもの方のハルヒも目の前に立っていた。
「……っ」
お前は自分で拭け…と言いながらも拭いてしまった俺を誰が責められよう。
「バカァアア!」
あのハルヒが2人がかりで責めるなんて反側すぎやしないか?
両手に花ならぬ両手にハルヒだ。
しかも揃いも揃って怒ってるように見える。
こいつの性格上本当は怒ってない事位分かるのだが。
さてと、行くぞお前ら。
「むぅ、行くわよ!」
「あんたが付いて来なさい!」
牽引力二倍で引っ張られていく俺。
途中古泉の前を通った時に、
「幸せな家庭を」
等と突っ込まれて奴をぶっ飛ばそうと決めたのは言うまでもない。