【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その66at ANICHARA2
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その66 - 暇つぶし2ch722:SS 勝手に書いた>>291の続きらしき物 1/2
07/10/31 20:43:24 HX5pWjlD
「キョン、前にアンタに教えたフラクラの意味間違ってたみたい」
ハルヒが突然そんなことを言いだしたのは、古泉も長門も朝比奈さんも用事があり団を欠席し、
たった二人で部室の暇を潰していたときのことだった。
「そうなのか?」
俺は特に興味もなかったが、あまりに暇なのでそう返事をしていた。
「ええ、リスナーの方からのツッコミのお葉書がこんなにも…」
そう言って数十枚はあろう葉書の束を取り出すハルヒ。
「…リスナーって何だ? いつからラジオ番組になった。そして、その葉書はどこから来た」
「あ、タイトルコール忘れてた」
ハルヒ俺のツッコミを無視して、いつのまにか用意していたラジカセのスイッチを入れる。

『ぱーぱー、ぱらぱ~マガーレ』
「SOS団ラジオ~ッ!」
今では絶滅危惧種に指定されて居るであろう、磁気テープから流れ出た、
チープな音楽に合わせて架空の番組名を告げるハルヒ。
おそらく、実際に電波に流れて放送されても視聴率は1桁だろう。

「みんな、こんにちわ。SOS団ラジオ、パーソナリティのハルヒよ。そして…」
「アシスタントのキョンだ、よろしくな」
ハルヒのラジオゴッコに付き合って挨拶をする。ようするに俺はこんな事をするぐらい暇だったのだ。
「前に紹介した『フラクラ』の意味が間違ってたみたいね」
「ちゃんと確認しないで適当な事を言うからだ」
「そうね…みんな、謝ってあげるから許しなさい」
「謝ってねえし」
「と、言うわけで『フラクラ』に関するお手紙を紹介します。まず1枚目、ラジオネーム『親友(自称)』さん」

先日のラジオを拝聴したところ、『フラクラ』の意味が間違っていたのでお手紙を出しました。
『自分から異性と仲良くなるチャンスをどんどんつぶしていく』というのは合っているのですが、
それは単にモテルという事ではありません。
実際には、『自分で仲良くなるきっかけを作っておきながら、そのきっかけを自ら潰すこと』です。
たとえば…中学の頃は週に2回は一緒に下校し一緒の塾に通い交友を深め。
塾へ行くときは自転車の後ろに乗せる程親密にしていた異性に、高校になった途端つれない態度を取る事などです。
そこの所どう思うね、キョン?

「以上、親友(自称)さんからのお葉書でした」
「どう思うと言われても…酷い奴だとしか思わないな」
しかし、妙に気になる葉書だ。ひょっとしたら知り合いの物だろうか?
「次のお葉書です。ラジオネームY.Nさん」



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