【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その66at ANICHARA2
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その66 - 暇つぶし2ch470:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/30 04:00:29 rPn5R5rK
いつもなら頬杖でもついて窓の外を眺めているハルヒが、今日は朝から組んだ上に顔を伏せている。
なんだ具合でも悪いのか?
「健康といえば健康、だからこそ気分が悪いといえば悪いのよ‥‥」
と、億劫そうに返事をする。なんだそりゃ、何かの謎かけか?
「女にはいろいろ事情があるってこと‥‥」
なるほど、それは‥‥ご苦労なこった。
「まったく、女に生まれたからってなんでこうしょっちゅうこんな思いをしなきゃいけないのよ。
 だいたい一年近くも辛い思いをして、最後に死ぬほど痛い目にあいつつ子供を産むのが、
 女だけの役目なんて不公平じゃない‥‥」
おまえでも将来は子供を産みたいと思ってるのか?
「さーね。自分の子供を持ってみたいって気持ちは分かるけど、
 そんな辛い思いまでして誰かの子供を産みたいって気持ちは、
 今のあたしにはわからないわ」
まぁ、恋愛対象が宇宙人だの未来人だの超能力者だのと言っているおまえには
縁のない話なんじゃないか。
「だって、普通の人じゃつまらないじゃない!」
まぁ、「奥様は魔女」なんて人気ドラマがあるくらいだから、そんな気持ちも
少しは分からなくもないけどな。
「あんたは男だからいいわよ、相手が魔女だってなんだって、子供を産むのは女なんだから」
誤解するな、俺の恋愛対象は魔女でも宇宙人でもない普通の人間の女性だ(一応)。
「同じことじゃない! バカ‥‥」
その日、ハルヒは体調不良を理由に放課後はすぐに帰宅した。
一応、部室を覗いてみようかと向かう途中、古泉とであった。
「すいません、今日は例のバイトがあるので、今日はSOS団の活動は休みます。
 涼宮さんにはそう伝えておいてください」
古泉はいつものにやけ顔にやや苦味を加えて。
ハルヒなら帰ったよ。ところでお前、今日のバイトは‥‥定例的なものだったりしないか?
「‥‥えぇ、まぁ。なにか涼宮さんと話したんですか?」
まあ、その‥‥子供を産むのが女だけなんて不公平だとさ。
お前もご苦労なこったな、男なのに女の事情に振り回されて。
「こればっかりはしょうがないことですから‥‥」
諦め交じりの笑みを浮かべながら言うと、それではと古泉は立ち去った。




多分、起承転結の起。
承転結は続きが思いつけば‥‥


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