07/10/10 15:08:42 PgRaAbqM
>>20
「失礼しまーす。ご連絡をいただいた高町ヴィヴィオの母、高町とテスタロッサ・
ハラオウンです。」
「お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ。」
「先生、いったいどうしたんですか?ヴィヴィオにいったい何が?」
「ヴィヴィオちゃんは今、お友達といっしょに保健室にいます。でも何かあったのは
ヴィヴィオちゃんの方じゃなくてお友達というか、クラスのライヴァル的位置にいた
子で…バニングスさんというんですが…。」
「バニングス…すごくなつかしい名前なの。」
「なのは…それってアリサと同じ…すごい偶然ね。」
「あのう…お二人とも聞いてます?」
「はい、はい、聞いてます。それでそのバニングスさんが、どうかされたんですか?」
「はい、なんでも一人のお友達の大切なものを巡って喧嘩になり、そうしたらヴィヴィオ
ちゃんに素手でリンカーコアを抜かれた上、魔力収集されてしまい、気を失って
しまったんです。」
「それって…なのは、古代ベルカの…。」
「うん…誰が教えたんだろうね?ていうか一人しか思い当たらないけど…。先生!」
「はい。」
「ヴィヴィオが、ご迷惑お掛けしました。でもその技は、衝撃だけは結構強烈ですけど、
肉体ダメージはほとんどないんです。抜かれただけならSLBも撃てますし、たとえ魔力
収集されても若い子なら、すぐに回復して1週間もすれば元通りですから。それに…
たぶん、その子とは、これからすごく仲良くなると思うんです。子供同士の争いですし、
私にも似たような経験ありますから。ね、フェイトちゃん?」
「ええ、その通りです。お話しするなら、最初にガツーンと決めないと絶対わかりあえ
ないって、私もそう思うんです。」
「………そ、それがお宅の、高町家の教育方針なんですか?」
「ええ(にっこり)。」
「そうです(にっこり)。」
「ちょっと考えてみてください!いきなり胸から手が生えて、目の前でコアを鷲づかみ
なんですよ!その子供の精神的ダメージを想像してみてください。」
「フェイトちゃん、ダメージあった?私は、びっくりしたけど全然大丈夫だったよ。」
「うん、それ位大丈夫だと思うんだ。むしろSLBの方が…なのは大好きってノ (//_//)」
「お二人の基準でものを考えないでください!(ていうか、人前でのろけるんじゃ…)」
「「スミマセン!!」」