07/11/10 16:01:43 HYOddSKp
2人が昼を食べ終わり、更に遊んだ頃には既に日が傾き始めていた。
「誠君、最後にアレ乗りませんか?」
言葉が指指して言ったものの先には観覧車があった。
「そうだな」
誠も同意して2人は観覧車へと向かう。
「夕日に照らされた町並みが奇麗ですね」
言葉の言葉に
「あぁ、奇麗だな」
誠が頷く。
「どうしたんですか?真剣な顔して」
言葉が尋ねると、誠は更に真剣な顔をして
「言葉…キスしたい…」
誠の言葉に言葉は驚きながら
「えっ?だ、ダメですよ。隣の人に見られます」
その言葉を聞き、誠は残念そうな顔をした。
「そうか…」
誠は溜め息混じりに言った。
「一番上に行った時なら、いいですよ」
2人が帰って来た頃は既に日は落ちていた。
「誠君、今日はありがとう」
言葉はお礼を言った。
「いや、こっちこそ付き合ってもらってありがとうな」
誠も礼を言っていた。
「でも、私達恋人同志なのにお礼を言うのは変ですね」
言葉が微笑みながら言った言葉に
「そうだな」
誠も納得していた。
本当に幸せな2人…
一度は誠を失いかけた言葉…
この幸せが永遠に続く事を願いつつ、2人は別れた。
そして、2人の物語はこれからも続いていく…
いつまでも…
いつまでも…