07/10/14 02:14:01 SCbWfTsj
どれくらい戦っていただろう。
二人とも息も絶え絶えだ。
とくかく俺たちは無我夢中だった。
「はぁ……はぁ……」
「……はぁ……腕を上げたわね、キョン……」
「……お前こそ…………だが、俺は負けない!」
そう、この勝負なんとしてでも勝たなければならん。
この勝負、男として負けるわけにはいかないのだ。
そう、反則技を使ってでもな。
俺は一瞬の隙をついた。
「……!」
こいつはコレに弱いのだ。
一気に攻める。
「うりゃあ!」
「……ふぁ……! あぁあああ!」
勝った!
「も、もう! なにすんのよ! いきなりキスするなんて……っ! 反則よ!」
「いいじゃねぇか。俺だってしたくなったんだよ」
「……バカ」
……まったく。付き合って随分経つのにキスされるだけで脱力して耳まで真っ赤になっちまうなんていつの時代の純情娘だよ。
「……こ、今度は負けないんだから!」
どうやら負けず嫌いのハルヒの闘争心に火を点けてしまったようで、それ以来HR前に1ラウンドが日課になってしまった。
しかし今のところ俺が圧勝だ。
ま、情けないことに反則技で勝利をおさめているわけだが、その俺の繰り出す反則技に対して文句は言うものの厳罰処分は無いのは一体どういうわけなんだろうね。
おっと、今日も試合が始まるぞ。
「キョン! たまには腕相撲じゃなくて指相撲にするわよ!」
おわり。
444:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 02:32:02 k9lTUahy
>>443
GJ
かの有名なスヌーピーさんもその方法で腕相撲に勝ったのだよ。
445:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 02:36:32 YbsnPvPe
GJ!
じゃあ俺はハルにゃんの腕をさわさわしながら腕相撲を
446:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 02:45:00 rfl99XU7
次はみくるか長門と尻相撲をヨロ
447:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 02:49:42 PDQ7Fh8Y
長門に勝てる奴はいないだろjk
448:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 03:22:27 s7zwpin/
>>428
すごい、GJです。
>>443
えっちなのは……俺だったようだぜw gj
449:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 04:23:06 Y1+MyFVi
>>433
84回とGが6文字余り
450:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 04:26:48 rfl99XU7
ハルにゃんが朝比奈さんとタマネギ切ってて2人して泣いてる場面にキョンが出くわし、
2人は喧嘩したのかと勘違いする電波がッ
451:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 05:31:14 G4CCEcDN
ハルヒが「あんたの一番大切なモノって何?」とキョンに突然問いかける。
そこでキョンはみくるの手鏡を借り、手鏡をハルヒに渡す。
「鏡見てみろ」と言われハルヒは困惑しながら鏡を見る。「今その鏡に写ってるモノが俺の一番大切なモノだ」
当然ハルヒ赤面。「あ、あたしの一番大切なモノも今鏡に写ってるモノよ!」と言ってキョンに鏡を向ける。
こんなバカップル電波を受信しちまったアッー!
452:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 07:56:52 o63OUAIl
>>428
GJ!古泉にもGJ!
>>443
ハルにゃんかわゆす(*´Д`)
453:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 08:04:25 GI9GdhE6
ハルにゃんおはようハルにゃん
休日なのにやることが無いよハルにゃん
454:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 08:10:03 7bQ4Iiv+
>>453
妄想してssか絵を描いてくれ
髪の毛を短くしてさっぱりしたキョン。
そんな新鮮なキョンに見入ってしまうハルヒ。
455:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 08:19:55 m8ZnGObt
>>451
それどっかで見たことあるな…
456:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 09:00:31 7bQ4Iiv+
準備運動もろくにせずにプールに飛び込んで足を釣ってしまうハルヒ
457:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 09:02:24 7w1uJ9+e
>>456
むしろ率先して準備運動を皆にやらせるほうではなかろうか。
458:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 09:07:02 u//7/u8G
ハルヒはその辺のことは完璧にやりそうだ。
鶴屋邸で和食を振舞われた日なんかは、箸の使い方なんて
めちゃくちゃうるさくて食事どころじゃなさそう。
「いい?こういうとき箸は先端2~3cmしか使っちゃダメよ!破ったら罰金!」
とか言い出して…
459:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 09:15:25 7bQ4Iiv+
ナベ奉行ハルヒ・・・
460:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 09:31:59 GsE1plJq
>>451
パーマン?
461:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 09:35:34 fG7RpI+g
>>457
「ふぇぇ、涼宮さん、自分でできますぅ」
「ダメよみくるちゃん、ストレッチは入念にやらないと!」
「ひょえ~~~~痛いですぅ~~~~~」
さて俺は止めるべきなのか?
「キョン!ニヤけてる暇あったらあんたもやる!」
はいはい。
462:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 10:35:38 7bQ4Iiv+
>>462
体が硬いキョン。近くにいる長門に声をかけ背中から押してもらって
二人楽しくストレッチをしているのを見て嫉妬してキョンを無理やりプールに
突き落とすハルにゃん。
463:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 11:09:12 FEQzYxgq
エンドレスサマーで飛び込み禁止のプールで飛び込んでなかったか?
464:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 11:41:47 fG7RpI+g
>>463
そういえばあったな、エンドレスエイトに
465:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 11:45:17 1n6gkKo3
飛び込んだ瞬間ビキニが外れて慌てるハルヒ。
キョンがしぶしぶ手ブラでカバーする
466:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 11:51:47 uw/qI6Bc
小学校時代は「本鮪のキョンちゃん」と呼ばれたほどの泳ぎの達人キョン
が、楽勝で長門に抜かれてそのプライドはズタボロに
467:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:11:57 uz+CCAJR
その気になればワープもどきが出来るスペックなのは承知しているから、今更だろう
468:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:21:06 72X/CKJe
さーて、>>471が近いぞ~
469:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:22:12 xBWav1pY
長門ならともかく、みくるに負けたら流石に凹みそう。
そーいやSOS団で人外スペックなのは長門だけだな。
470:ハルキョンss告知
07/10/14 12:23:10 7bQ4Iiv+
もうすぐ投下します
471:ハルキョンss1/2
07/10/14 12:24:14 7bQ4Iiv+
>>79
時間というものは以外に過ぎるのが早いもので、
色々あったが気がついたら俺は20歳になっていて、
今日はハルヒが20歳の誕生日を迎える。
結局俺達SOS団全員は朝比奈さんが一足先に進学した大学に学部は違えど
通うことになった。
実は俺だけ学力が足りなくてランクを落とそうとしたのだが、
主にハルヒ、そして長門、古泉のおかげでなんとか
皆と同じところに合格することが出来た。
今思い返すと我ながら頑張ったと思う。
進路変更に悩んでいたころ、
朝比奈さん(大)が急に俺を呼び出して
ハルヒと同じ大学に行かないと
力が段々弱まってきているとはいえ世界が崩壊してもおかしくないくらい
ハルヒの精神が荒れることになると言われたからな。
これは俺だけの秘密だ。長門あたりは把握してそうだがな。
現に俺はみんなと同じ大学に進学できて良かったと思う。
週末にはいつものメンバーが集い不思議探索というのは名ばかりで普通に遊んだり
楽しんだりしてるしな。
一つ違う点は俺とハルヒが世間一般で言う恋人の関係になっていることくらいかな。
卒業式のときにハルヒが壇上に上がり、
急に告白してきたことは忘れたくても忘れられないほど鮮明に覚えている。
あの時俺がなかなか返事を言わないから皆からへたれ呼ばわりされたっけな。
了承したらしたでクラスの皆はキスしろとか野次ってくるしな。
ハルヒの顔を見ていると昔のことが今も迫力のある映画を見ているように
はっきりと思い出されるな。
今日はハルヒの希望で俺とハルヒの二人っきりでハルヒの生まれた日を祝うことにした。
俺は前々から古泉の紹介のバイトで貯めたお金で今まで行ったことのないような料亭で
ご飯を食べたり、
あいつの元気さを表した赤いダイヤモンドのイヤリングを方耳だけプレゼントしたりした。
何で片方だけなのってハルヒが少しアヒル口で怒っていたけど
もう片方は俺の決心が固まったときに指輪と共に渡すつもりという意思を伝えたら
ハルヒは一瞬黙り込み顔を赤くしながらも笑顔で
「なるべく早くしなさいよ。あたしは気が短いんだからね」
と俺に人差し指を突き出しはっきりと言った。
ハルヒは大学に入ってからも順調に肉体的にも精神的にも成長し、
ミスユニバースが霞んでしまうほど綺麗になった。
こいつのおかげで俺は入学早々男子どもの殺気ある瞳に晒されたな。
それにしても懐かしいな・・・。
472:ハルキョンss2/2
07/10/14 12:25:27 7bQ4Iiv+
「どうしたのキョン?神妙な顔して・・・。も、もしかして今日は二人で過ごすの嫌だった
みんなで過ごしたかった?」
誕生日を満喫して隣で手を繋ぎながら歩いているハルヒの言葉ではっと気がつく。
いや、今年のハルヒの誕生日はお前がなんと言おうとも、俺と二人で過ごしてもらう
予定だったから全然嫌じゃなかったぞ。
それに俺達は今日物凄く楽しんだだろ。
お前もいつも以上に輝いていたしな。
ただ、お前の顔を見ていて昔のことを懐かしんでいただけだ。特に意味は無い。
「昔って言えば、キョンあのこと覚えてる?」
あのことって何だ?内容を言ってくれないとなんともいえないぞ。
「む~、解ると思ったのに。まぁ、いいわ。高校の時急にあたしがバーに連れてけ
って言ったのをキョンが必死に抵抗して止めさせたことよ。
『酔っ払いがお前に絡んでくるかもしれん。
なんだかんだ言ってお前は綺麗だからな。もしお前が絡まれて面倒なことになって
警察沙汰にでもなってみろ。俺たち、いや、お前はどうなる?
きっと後悔するぞ。
それに俺はお前が危険な目に少しでもあわせたくないから事前に回避できることは
回避するようにしているんだ。俺の言うことを理解してくれ』って言ってくれたのよ。
忘れたって言わせないわよ。あたしはこれで今まで解らなかった、ううん、
解ろうとしていなかったキョンの気持ちがはっきり判明したんだから。・・・好きだって。
あたしの気持ちを変えたこのセリフをあんたはちゃんと覚えているでしょう?」
・・・すまん。少し考えてみたが俺の記憶の中にはその出来事に関連した事象を
一つも拾えなかった。ってスマン。スマン。頼むからグーで殴るな。
あらかじめ言っとくがパーではたいてもダメだぞ。
ハルヒはまたもアヒル口で少し不機嫌ながらも俺への攻撃を止め、
俺の腕に抱きつきなおして俺に自分の体重をかけながら続けた。
「ふん!まぁいいわ。あんたが覚えているのは大して期待していなかったし。
でね、あんたはあたしが20歳になったらバーに連れて行ってあげるって最後に言ったのよ」
なるほどな。過去の俺はそんなこと言っていたのか。
そうと解ったら、ハルヒ、繁華街へ戻るか。
一軒寄り忘れたお店があることだしな。
腕に抱きついているハルヒの体を無理やり方向転換させ、ハルヒの返事を聞く前に
俺達は数年前にした約束を果たすため、町に戻った。
昔の俺なら自分とハルヒを守るためあらかじめ予防策を練って抵抗したりしただろう。
でも今は違う。いつどんなときだっていかなる状況であっても
ハルヒを最優先で守り大切にしていくと俺の中で誓ったんだ。
昔はハルヒに引っ張られたけど、今は自分から引っ張っていかないとな。
今のような幸せがずっと続くようにな。
おわり
473:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:28:23 72X/CKJe
>>471-472
GJ!
>>79は策士かw
474:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:32:24 WYAQv/uV
>>471-472
GJ!
実は俺も狙ってたりしてたんだが出遅れたか・・・
475:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:35:39 MaQrB/fU
俺も張ってたんだが、告知されてしまったんで投下できなかったorz
>>471-472
GJ! やっぱハルにゃんとキョンは手を繋ぐよなw
476:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:36:16 o63OUAIl
>>472
GJ!超ロングパスが通ったw
477:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 12:59:42 U1fSnH9S
まさか通るとはwGJ!
おまいさんらも投下するんだ!
478:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 13:01:02 71JcH+0u
すっかり忘れてたw
GJ!
479:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 13:18:54 uC+nCHqs
>>471-472
超ロングパスが通ると言いしれぬ感動を覚えるなぁ。スゲェ
GJ~
480:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 13:42:35 4HiB0K3K
壮絶な日本代表をみた
481:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 13:57:42 rfl99XU7
ハルヒは酒デビューがいきなりどぎつい種類のヤツだったら
482:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 14:05:15 uz+CCAJR
またもキョンと一緒に恥ずかしい事をしてしまいます
483:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 14:06:36 72X/CKJe
>>482
「愛してる」心から 強く思うほど伝わる
とか二人で泥酔して歌ってそうw
484:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 14:17:16 m8ZnGObt
>>471
GJ!
>>474、>>475
書いたのに投下されないSSは勿体無い!投下するんだ!
485:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 15:44:33 G1lJlKca
ハルヒを介抱するために、腎臓を鍛えるキョン。
486:ハルキョンSS ハルキョンズカクテル
07/10/14 15:58:07 MaQrB/fU
いつだったか、ハルヒがバーに行きたいと言っていたことがある。
その時、俺はさすがにアルコールは不味かろうということでそれを諦めさせた。
正直に言って、高二ではそんなところに出入りできるとも思わなかったしな。
だが俺もハルヒももう二十歳になった。法的にはアルコールを摂取しようとも
何の問題もない年齢である。ということで俺はハルヒをカクテルバーに
連れ出す算段を立てた。無論ハルヒには内緒でだ。
「ハルヒ、ちょっといいか?」
「なによ、今朝食作ってるんだけど? あんた美味しい朝食を作るのにどれほど
技術と手間がいると思ってんの」
エプロン姿のハルヒが包丁片手に振りかえった。やや眉が吊り上っているが本当に
怒っているわけではないことは明白だ。ネコがじゃれつくようなものだろう。
「今夜、カクテルバーに軽く飲みに行かないか?」
「カクテルバー? ……あんた、もしかしてあたしが前に言ってたことまだ
覚えてたの?」
キッチンからハルヒがエプロンで手を拭きながら出てくる。小さな呆れと
柔らかい笑みを浮かべながらそう言った。そう、こいつはもうこんな風に笑えるように
なったんだ。
「約束したからな。……もう少し驚いてくれるかと思ったんだが」
「驚いてるわよ。それに……嬉しい」
子供のように、無邪気に笑った。
―ああ、俺はきっとハルヒのこの笑顔に惚れちまったんだろうな。
「? どうしたのキョン、馬鹿見たいにほけーっとしちゃって」
「あ、いや。…で、予定とかないよな?」
「ないわよ。だっていっつもキョンと一緒にいるじゃない。
ほかの誰かと予定組んだことあたし今まであった? ないでしょ」
カラカラとハルヒは笑った。
「ああ、そうだな。スマン」
もしかすると俺は緊張してるのかもしれない。
「ふふ。でもカクテルバーかぁ、どんなのかしらね。楽しみだわ」
ハルヒの絶大なる好奇心がむくむくと湧き上がっているのが見て取れる。
こういうところは全然変わってないんだよな。
487:ハルキョンSS ハルキョンズカクテル
07/10/14 16:00:49 MaQrB/fU
カクテルバーといっても無論、行きつけの店だとかそんなものではない。
というかそもそもバーに入ったことすらなかったのである。
そこで古泉の御登場というわけだ。しばらくご無沙汰ではあったものの
ヤツは相変わらずのエセスマイル―といっても最初に会った頃よりは
まったく自然な笑み―を浮かべ俺との再会を祝した。
なぜわざわざ会う必要があったのか、などという無粋な質問は
無しにしていただきたい。
旧友との再会がどれだけ喜ばしいことであるかは、誰だって知っているだろうからな。
古泉は俺やハルヒとは別の大学に進学した。組織とやらは、
現在ハルヒのことを静観するのみとなり、介入することはまずありえない
とのことだ。実に賢明な判断である。
朝比奈さんはもといた世界に帰ってしまった。だか、以前に比べて規制は
緩くなったらしく暇を見てこの時代に来ることはできると言っていた。
それにそう遠くない未来、いや過去で俺は朝比奈さんに会うことになるのだろう。
以前にも増してグラマラスになった朝比奈さんに。
長門は小説家として頑張っているらしい。なんでも情報統合体による
トンデモSFパワーはほとんど使えなくなったそうだ。
著作を教えてくれと訊ねたら、「駄目」と一言だけ言い、
頑として教えてくれようとはしなかった。PNも分からないのでお手上げだった。
「お久しぶりです。仔細ないようで安心しました」
「どうにかな。ともかく久方ぶりの再開だ。どこか落ち着ける場所で話を…」
「それなら、予約を取っておきました。件のカクテルバーのをね」
「相変わらずそつがないな。まったくお見逸れするぜ」
どうやらそのバーとやらは、駅前から歩いていけるところにあるそうだ。
よって現在は徒歩で移動中である。
にしても男二人でカクテルバーってのはどうなんだ?
「おや、僕ではご不満ですか?」
「そういうセリフは、可愛らしい女の子やら美人なお姉さんにでも
言ってやれ。大層喜ばれることだろうよ」
「ふふ、そうするとしましょう。ところで涼宮さんとはどうです?」
「どうです、では分からんな」
そう答えると古泉はなにがおかしいのか噴き出した。
「いや、失礼しました。ですがあなたがあまりに変わっていないのでね」
「本格的に失礼なヤツだな。謝るついでにケンカを売ってるように聞こえるぜ」
「それで実際のところはどうなんです? なんでも同棲しておられると耳にしたのですが」
「ノーコメントだ」
「そうですか。それは残念」
残念ってのは顔に微笑を浮かべて口にする言葉じゃないぞ、古泉。
488:ハルキョンSS ハルキョンズカクテル
07/10/14 16:04:22 MaQrB/fU
たどり着いたそのカクテルバーとやらはオシャレさを感じさせながらも、
どこか落ち着ける内装だった。どうやら二十歳くらいの人間にはなかなかの
人気があるようで、若い客が店の席の大半を占めていた。
「ほう……」
「どうです、なかなか悪くない雰囲気でしょう? なんでも客が入り易く
またここに来たいと思わせる内装にしてあるそうです」
こういう店はカウンターに着いて、カクテルなり何なりを飲むものだと勝手に
思っていたが、どうやらテーブルで注文を取りつけ、飲むこともできるようだ。
このあと俺は古泉によるハルヒとの関係に対する探りを避けつつも
入念に計画について話し合った。
「それじゃ、行くわよっ!」
「ま、てハルヒ引っ張るな! 転ぶっての」
栄養剤のCMに出れば即座に売り上げが伸びるであろう快活さに満ち溢れた
笑顔に見惚れながら、とりあえずハルヒを落ち着かせる。
「ったく、大体ワンピース姿のいかにもお嬢様然とした格好で
走り回るんじゃありません!」
「ねえねえ、どんなとこなのよ? あたしのお眼鏡に適うところなんでしょうね!」
聞いちゃいねえし
「ほら、行くぞ」
引っ張られていた手を握り返すと、俺は歩きだした。
「あ、うん…」
自分から握るのは何とも思わなくとも、俺から握られると恥ずかしいのか
ハルヒは顔をやや赤くしてうなずいた。
まったく反則だ、そんな表情まともに見られる訳がない。
「へえ~、キョンにしちゃいい感じのお店見つけたじゃない!」
「できれば前半部を取り除いて言って貰いたかったんだがな」
実際ここを紹介してくれたのは古泉なわけだが。
テーブルに着くことを主張した俺だが、ハルヒの独裁政権下では
俺の発言などアト王に対するセキシュウサイの諌止に等しく、
結果としてカウンターに着くことになった。
「けっこういろんな種類があるのね。キョンはどれにするのよ?」
「ん、俺はサイドカーにしとく。ハルヒは?」
味、値段、アルコール成分ともに無難な線のカクテルにしておく。
「んん、スクリュードライバー……あ、でもモスコミュールも美味しそう
かもしんないわ」
「………待てハルヒ」
どちらもかなり『強い』カクテルである。こいつ、名前で選んでやがるな。
「お前はこのフローズン・マルガリータってのにしとけ」
「なんでよ?」
「なんでもだ」
首を傾げながらもハルヒは割合あっさりと俺の言うことを聞いた。
489:ハルキョンSS ハルキョンズカクテル
07/10/14 16:07:14 MaQrB/fU
「ん、美味しい…ジュースみたいよコレ! キョンも飲む?」
「いや、丁重にお断りする」
こいつは店中の男どもの視線に気付かんのだろうか。どいつもこいつも
俺に恨みがましい目を向けてやがる。そしてハルヒの笑顔に見惚れている。
「遠慮することないのよ? キョンの払いなんだから」
どうやら悪しき慣習はまだなくなってはいないらしい。まあもともと俺が
払うつもりだったのだが。
その後、ハルヒは自分のカクテルを飲み干し、さらにはハルヒより
遅れて出された俺のサイドカーを奪って口をつけたり、新しいカクテルを
注文したりとこのうえなく愉快そうに暴れまわった。
「飲み過ぎだっつうの! だから止めたろうが」
「うぅ~、だってジュースみたいに甘かったから大丈夫かなって…」
現在、俺はハルヒをおんぶして帰宅中である。……笑え
「ああいうのは後から効いて来るんだよ」
「わかったわよぅ…んん~」
なんだか満足げな声とともに俺の背にしがみついてくる。
コアラかお前は。ちなみにコアラの握力は一tほどもある。
そして少なくともそれくらいの力でしがみついていることは間違いのない事実
のようである。よって俺はハルヒを引き剥がそうとはしなかった。
いろいろな意味で無駄な行為だからな。
「ん。キョ~ン~~」
「のわっ!? 頬擦りするな!」
いきなり俺の首筋に頬擦りを仕掛けるハルヒ。
「いいじゃない減るわけじゃないんだからさぁ。…はむ」
「減るんだよ精神的に! ってこら、耳を噛むな耳を!」
酔っていた。ハルヒは今やそこらの酔っ払いと同じように
俺にセクハラ行為を働いていた。手に負えない人間がさらに
手に負えなくなってどうする…。
「あはぁ、キョン…んっ、あむ。れろ」
耳を甘噛みするに留まらず、耳に舌を這わせたり、首筋や頬に何度も
くちづけをしたりと、もはやどうともならない自然災害を前にした一農夫のような
心境で俺はこのハルヒの攻撃に耐え続けた。
490:ハルキョンSS ハルキョンズカクテル
07/10/14 16:09:16 MaQrB/fU
「ね、キョン……」
「…なんだ?」
急にトーンが落ちて静かになった声に、俺はハルヒが飲み過ぎで
気分を悪くしたのかと思った。しかし、そうではなかった。
「ありがとね…今日のこと」
「……ああ、どうやらたっぷり楽しんで貰えたみたいでなによりだ」
きゅっ、とハルヒがしがみつく力を増した。しかし、力強くではなく
ただ包み込むような、ハルヒの温かさが俺に流れ込んでくるような、
そんな感じだった。
「ね、キョン……」
「…なんだ?」
俺はただその温かさを感じていられれば良かった。それだけで俺はきっと
世界の果てまでだって行ける。もちろんハルヒと一緒に、であるが。
「……大好き」
「……ああ、俺もだ。ハルヒのこと、誰が離せって言っても絶対に
手放してやるつもりはない」
「うん…」
きっとハルヒも俺も今頃になってアルコールが効いてきたんじゃないだろうか。
だって、俺もハルヒもこんなにも真っ赤な顔をしてるんだから。
しばらくは「また飲みに行くわよっ、キョン!」と息巻いていたが、おそらく
騒ぎ疲れとアルコールによって数分後には俺に負ぶさったまま、くぅくぅと寝息を
立てていた。
「まったく、うちのお姫様は……」
苦笑しながら、だけど俺はやさしく笑っているのだろう。
思えば、俺は何年も前から酔っ払っていたのかもしれない。
涼宮ハルヒという、強烈なカクテルに。
491:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:17:43 MaQrB/fU
以上です。名前の横に番号みたいなのつけ忘れた…
なんか古泉のせいで無駄に話が長くなってしまったw。半分くらいの量で済むと思ってたのに
492:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:19:37 GI9GdhE6
これはジージェイと言わざるをえない
493:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:26:19 0VTNhxIY
>>471も>>486もGJ!!
そして>>84涙目www
494:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:27:55 7bQ4Iiv+
>>491
GJ!甘いのう
495:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:28:47 0VTNhxIY
上げちまったorz
俺も涙目(´Д`)
496:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:28:57 WftGrD9W
もう心置きなく死ねる。この二人は何があっても大丈夫だ。ずっと幸せだ。じゃあそろそろ逝ってくる
497:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:29:24 v+l3K2VI
>>490
最後クサいよキョンw
GJ!
498:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 16:36:23 kCHZPFFE
>>491
最後の一文に全俺が泣いた
499:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:03:40 WYAQv/uV
>>491
GJ!ハルヒ酔い過ぎw
まあ、せっかくなので俺も投下しようかな。
500:ハルキョンSS proof 1
07/10/14 17:06:25 WYAQv/uV
「キョン、明日アンタの誕生日ね。」
「あぁ、そういえばそうだな。」
そう、明日でようやく俺も二十歳になる。なんだかんだでもう20年、いろいろと自分で責
任を背負う年齢になっちまうわけだ。
「アンタ、約束覚えてる?」
はて、何の約束だろうか。
「・・・まぁ、アンタが覚えてるとは思ってなかったけど。」
「『キョン、バーに行きましょ!』」
・・・あ。
「思い出した?」
「あー・・・二十歳になれば連れて行ってやるとかいったな、そういえば。」
「そ。というわけで明日はバーに行くわよ!」
「酒はもう飲まないんじゃなかったのか?」
「過去は過去。今は今よ?」
・・・同じ返しを覚えてるとは。しょうがない、約束しちまったもんは守らないとな。
「わかったが、あんまり飲みすぎるなよ。」
介抱するのはどうせ俺なんだからな。
「それぐらいわかってるわよ。」
「そうかい。明日も一限目からだからな、早く寝るぞ。」
「そうね、おやすみ。」
「ああ、おやすみ。」
さて、こうして俺はハルヒを連れてバーに行くことになったんだが。
あぁ、酔っ払ったおっさんの酒の席で聞かされる身内ネタのトリビアぐらいどうでもいい
情報だが、俺とハルヒは一応恋人同士、になっている。
アイツの17回目の誕生日にいつものように振り回されて、気がついたら俺から告白してい
たというプレゼントは俺自身(ちゃんとしたプレゼントも渡したぞ)とかなんとも恥ずかし
い結果を期せずして迎えて以来、まぁなんだ、もう4年目になるのか。長いな。
だがしかし、だ。宇宙人、未来人、超能力者並みにいるかどうかわからんが俺たちの関係
を邪推する奇特な人に告げよう。俺たちにいわゆる男女の関係はない。もちろん俺だって
健全な男子だ。そういう欲求に駆られる事もあった。いい雰囲気になった時だってある。
だがそのいいタイミングでなぜか朝比奈さんや長門、ときたま古泉から電話がかかってく
るのはなんでだ。
数少ないチャンスが・・・
っと、口が滑りすぎたようだ。まぁ、今回はハルヒとバーに行ったときの話だ。
どんな一日だったか、今でも鮮明に覚えてる。あんなに忘れられない日はそうはないだろうさ。
501:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:07:37 ZHF+Rfdc
>>491
GJ!としかいいようがないな
>>499
よろしく
502:ハルキョンSS proof 2
07/10/14 17:08:23 WYAQv/uV
さて、今日は俺の誕生日だ。残念なことに金曜日なもので、今日も睡魔を促してくれるあ
りがたい教授様の講義を聞いて一日の大半が終わる。あぁ、これまたどうでもいい情報だ
が、相変わらず俺はハルヒの前に座を構えている。・・・恋人同士なんだから隣にすわっちゃ
いけないのかと聞いたら「こっちのが落ち着くのよ」なんていいやがった。おかげでいま
だアイツのシャーペン攻撃から逃れることは無い。まぁ、俺がムリにいえば隣に座っても
別に怒りはしないんだろうが、「甘えるのは二人だけのときで十分よ」の一言に俺が引き
下がったのは内緒だ。どっちが甘えるか、は想像にお任せするとしよう。
と、どうやら違うことばかり考えていたら今日の講義も終わったようだ。
「ハルヒ、どこか行きたい店とかあるのか?」
バーに行きたい、なんて言い出すぐらいだ。どこか行ってみたい店でもあるんだろう。
「ないわよ。どこか適当なとこ見つけたら入るわよ。」
なんだ、やけに熱心に行きたがってた割には無計画なんだな。
お前のことだからまたとんでもない計画でも立ててるかと思ったが。
「まぁ、たまにはいいじゃない。」
別にかまわんさ。何もない分には文句なんてないからな。
と、いうわけで俺たちはとある隠れ家的なショットバーにきている。
裏道をぶらついていたら何気なしに見つけてしまった。
「へぇ、良い感じのお店じゃない。」
確かに。適当に見つけた割には中に入ってみると予想以上にいいムードが漂う大人な感じ
のバーだった。
「あたしたちだけ、なんて貸切みたいでいい気分ね。」
他に客もいない。まだ夕方だしな。酒を飲むには少し早過ぎる時間だ。
まぁ、もうちょっとしたらすぐに他の客だって来るだろうし、それまでは貸切気分を味合
わせてもらおう。
「まずは、ジントニックあたりかしら?」
そうなのか?
「あっさりしてておいしいのよ。あとそうね、アンタはロングアイランドアイスティーあ
たりいっときなさい。」
「長ったらしい名前だな。まぁ何でもいいが。」
もう頼んでるし。しかしなんだな、
「・・・お前、飲んだことあるような口ぶりだな?」
禁酒誓ってたのはどこのどいつだったか。いやそれより、
「どうやら俺の言ったことは理解できてもらえてなかったのか。」
はぁー、と思いっきり溜息をつく。心配だから行くな、て言ってたのにな。
「うっ、あ・・・別に約束を破ったわけじゃないのよ?ちょっと自分で作ってみただけで・・・」
確かに懸念してたのはお前があられもない失態を俺以外の誰かに見せることがムカ、もと
い、酔っ払いに絡まれて面倒ごとを起こすのを嫌っただけだが。
「・・・なんだ、そこまでして酒が飲みたかったのか。」
「ち、ちがうわよっ!・・・・・・・・・・・・・・・ちょっとアンタに飲ませようとしてその前に味見を・・・」
最後の方がよく聞き取れなかったが・・・
「まぁ、いいさ。お前が無事なら。」
さて、どうやら頼んだものが来たようだ。
俺は随分と久しぶりの酒になるわけだが。
「へぇ、紅茶か。」
備え付けのレモンも加わって、アルコール入りちょっと甘めのレモンティーみたいで飲みやすい。
「うまいな、これ。」
「そ、そう?」
勧めたお前がなぜどもる。さては変なもん勧めたのか?
「そ、そんなことないわよ。」
やれやれ、大方自分で作ったときは不味かったんだろう。プロをなめるなってとこか。
「ま、魂胆が外れて残念だったな。」
とりあえず、今はおいしく酒を頂くとしよう。
503:ハルキョンSS proof 3
07/10/14 17:10:08 WYAQv/uV
その後もハルヒに勧められるまま飲んでいたんだが、もう結構な量いってるんじゃないか?
なに飲んだんだったかな・・・たしか、マルガリータいってブルームーン、チェリーブロッサ
ムだかに、今飲んでるXYZ・・・だったかな。チェリーブロッサムもうまかったが、少し甘っ
たるくて口直しにちょっと刺激強めのものをハルヒに選んでもらった。
よし、いつぞやみたいに記憶を失うほど飲んでない。まだ大丈夫だ。
しかし、飲みすぎるな、といった俺がこれじゃいかんな。ハルヒが勧めたものはどれも俺の
好みに合うもので、思ったよりうまくてついつい勧められるがままに飲んでしまった。
「ハルヒ、もうそろそろやめとけ。」
他の客も徐々にうまってきている。飲みすぎてまた失態をさらすわけにはいかない。
アイツはアイツで俺に勧めながらも結構な量を飲んでるし、特に最後のほうなんてなんでか
ペースアップしてるしな。
「うるさいわね。」
・・・なんでそんなに不機嫌なんだ。
「アンタ、まだ酔ってないでしょ。」
まぁまだ大丈夫だと思うが。
「せっかく酔わせようと強いお酒勧めたのに。これじゃ意味ないじゃない!」
「二人して酔うわけにもいかないだろ。というかお前、俺を酔わそうとしたのか。」
「・・・ふんっ。」
俺を酔わせようと、ね。昔なら俺の酔っ払った醜態をみて爆笑しようと考えることもあった
ろうが、流石に今はもうそっちはないだろう。仮にも恋人同士だし。
「お前なぁ、俺が酔えばお前も好きなだけ飲めるとでも思ってたのか?」
「・・・・・・アンタ、本気でいってる?」
なにがだ。
「・・・ハァ・・・」
なんだその心底がっかりした表情は。
「もういいわ。アンタはそういうやつだって分かってるし。」
だからなんなんだ一体。酒が飲みたかったんじゃなかったのか?
「ただ飲みたいだけなら自分で作るわよ。」
む、そういえばそうか。実際自分で作ったって言ってたしな。
「アンタと飲んで、アンタを酔わすことに意味があるんじゃない。」
・・・なんだ、おい。お前もしかして。
「ようやくわかった?」
「俺の酔っ払った醜態をみて笑うつもりか。」
痛い。ハルヒの視線が痛い。これまで見たことが無いぐらい睨んでる。
本能で動く動物なら確実に近づけないオーラだ。猫ぐらいなら殺せるんじゃないか?
どうやら俺のいったことは見事に大ハズレのようだ。
ハズレてうれしいんだが、この視線はきつい。
「・・・・・・あきれた・・・・・・」
と、睨み疲れたのかハルヒはものすごい溜息をついてまた違う酒を注文していた。
とめられる雰囲気じゃない・・・のは俺のせいか。
やれやれ、せめて俺ぐらいは酔わないように止めておくか。
504:ハルキョンSS proof 4
07/10/14 17:12:07 WYAQv/uV
若干気まずい雰囲気のまま、俺とハルヒは、正確にはハルヒだけだが、酒を飲んでいた。
この雰囲気をどうすることもできない俺を見かねたのか、ハルヒはゆっくりと、それこそ
一言一句言い聞かせるように、口を開いた。
「ねぇキョン」
なんだ。
「アタシがなんでバーに行こう、なんて誘ったかなんて考えたことある?」
いや。・・・まぁ禁酒を誓ってたからな、変だとは思ったが。
「アタシはね、別にお酒を飲みたかったわけじゃないのよ。」
・・・そうだな、それはさっきも言ってたな。
「アタシ達、付き合ってもう4年目よね。」
・・・あぁ。
「ずっと一緒にいたわよね。」
あぁ。
「アタシはね、このままでもいいかな、って思ってたの。キョンが居てくれれば、って。」
「アンタはやさしくて、そばに居てくれて、ずっとアタシを満たしてくれてた。」
「でもね、やっぱり不安だった。アンタがいつかアタシの前からいなくなるんじゃないかって。」
別れるつもりなんてさらさらないが。
「分かんないわよ。アンタ律儀なんだから、無理矢理迫られて『責任取れ』っていわれたら
行っちゃいそうじゃない。」
「だからね、証が欲しかったの。アンタはアタシのモノ。アタシはアンタのモノだっていう証が。」
「アタシは我侭なのよ。もっとキョンのそばに居たい。キョンにもっと愛されたい。
・・・でもムリに迫って嫌われたらどうしよう。ってね。」
普段の行動は・・・いや、それとこれは別問題か。大事な一線を越えるかどうか、だしな。
「だから、アンタから求めてくれれば万事解決じゃない?」
なんでそうなる。・・・いや、確かにそうか。一方通行じゃないことに意味があるんだ。
「でもアンタは一度も手を出してこなかった。もう4年よ?せっかくいいムードになっても、
有希やみくるちゃんから電話かかってきてハイおしまい―なんてホントにアンタ男なの?と
かも思ったわ。」
失礼だな、俺だって我慢してたんだが。
「だから、普通じゃムリなら、酔った勢いでどうにかなるかなって。」
そこで酒か。というか酔った勢いで、なんて不本意じゃないのか。
「そりゃ不本意に決まってるじゃない。でも、なりふり構ってられないわ。」
・・・そうか。すまん。
「別にアンタが謝ることじゃないわ。アタシの一人相撲だっただけよ。」
そこまで話すと、ハルヒは少し寂しそうな笑顔を作った。
初めて見た、あいつがわざわざ笑顔を「作る」なんてのは。
505:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:12:58 u+HgTSMz
④
506:ハルキョンSS proof 5(ラスト)
07/10/14 17:14:00 WYAQv/uV
ハルヒが意を決して告白してくれたんだ。俺もそれに応えなきゃならんだろ。
いや、別にこれから起こす行動は予定外でもなんでもないんだがな。
「・・・ハルヒ。」
「俺な、ひとつだけずっと気になってた言葉があるんだ。」
「なによ。」
「『一時の気の迷いで面倒ごとを背負い込むほどバカじゃない』」
「え・・・」
「覚えてるか、お前の言った言葉だ。」
「俺の曲解なのかもしれんが、つまるところ面倒ごとを全部背負い込む覚悟があれば、
お前も応えてくれるんじゃないかって思ってた。」
ハルヒを見る。じっと、一言も逃さないぐらい真剣な表情で聞いてくれている。
冗談で終わらすつもりなんてないからな、ちゃんと聞いとけよ。
「だから、ってわけでもないが、俺は一歩踏み出すことに戸惑ってたんだ。」
「いいムードだったときも、我慢してはいたがどこかホッとしてた部分もあった。まだ
このままでもいいのか、ってな。」
「あぁ、言っとくが邪魔が入らなかったら入らなかったで責任は取るつもりだったぞ。」
「けどまぁ先送りにしてたってことは、結局、一生かけて面倒ごとを背負い込む覚悟が
まだ俺にはなかったんだ。」
そこで俺は大きく深呼吸して、自分を落ち着かせた。
ここで噛んだりしたら、情けないにもほどがあるからな。
「今日な、俺の誕生日だろ?」
「・・・そうね。」
「二十歳になった、てことはいろいろ自分で責任を負わなきゃならんわけだ。」
「そうね。」
「まだ親に世話になってる身でなんだが、自分の行動の責任はとる。」
さて、一番大事な言葉だ。
「ハルヒ。お前が欲しい。」
さて、その後どうなったかって?あんまり話したくないんだが、ちょっとだけ話してみようか。
あのあとハルヒは「調子に乗るんじゃないわよ、エロキョン!」と怒鳴って自分の飲んで
いた酒を俺にぶちまけてカンカンに怒って出て行っちまった。呆然と立ち尽くす俺、哀れ
みの視線を送る他の客。そっと慰めてくれるバーテンダー。俺は最悪の誕生日を送ること
になった。
なんてのはうそぴょんで。
俺とハルヒはようやく結ばれることになった。まぁ、あまり詳しくは聞かないでくれると
ありがたい。口にするとそれだけ軽い扱いになっちまいそうだからな。
あれは俺とハルヒの大事な思い出だ。
なぁ、ハルヒ。あの時お前言ったよな。「証が欲しい。アンタはアタシのモノ。アタシは
アンタのモノだっていう証が。」って。
お前の左手の薬指に光る指輪は、その証になってるか?
【了】
507:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:16:13 XFGMffaF
みんなすごいなGJ
508:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:17:01 WYAQv/uV
とまぁこんな感じで。
ちなみにproofは英語圏で「アルコール度数」のことらしい。
せっかくなので普通の単語の意味の「証」で締めてみた。
509:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:36:56 m8ZnGObt
同じシチュなのに性格の違うSSが出来てて凄い感動した!
>>471,>>491,>>501そして>>79GJ!
510:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:38:46 m8ZnGObt
>>501じゃなくて>>508だった…orz
511:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 17:45:59 uw/qI6Bc
よもやバーひとつでこんなにいいSSが続々来るとは思わなかった、GJ!
ハルヒが酔ったらそのバーのバンドの演奏にケチつけて
「ちょっと貸しなさい!」
とギターを奪って演奏なんてしそう
512:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 18:02:59 MaQrB/fU
>>508
まさかそこまで行くとはw 恐るべき奴らだぜGJ
ちなみにバーSSの人は実際バーに行ったことあるのですかい?
513:471
07/10/14 18:08:39 7bQ4Iiv+
自分は言ったこと無いからバーで飲むシュチュが書けないから
バーに行くまでの過程を書いた。まさか自分のほかに2人もss書いていたとは
驚愕です。
514:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 18:12:47 Cj7g3mZS
ハルヒが好きだと叫びたい
515:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 18:19:50 G4CCEcDN
教室の中心でキョンを叫ぶ
516:508
07/10/14 18:23:05 WYAQv/uV
>>512
洋酒中心のショットバーには行ったことなかったりする。
焼酎派だしなぁ・・・
俺含め3人書いていたが、共通してるのはあまり酒について触れていないぐらいかw
あとはバラバラなのもすごいねぇ。少しぐらい被るかと思ったけど。
517:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 18:37:34 6PFIuTMd
夕飯食べる前なのにべろんべろんです。
どうしてくれるんだグッジョブ!
518:491
07/10/14 18:56:20 MaQrB/fU
なるほど…。確かにみんなお酒には触れてないw
まだアルコールはアレなんだけども、他の人はバーとか
行ったことがあるのかなーと思って軽く質問してみた次第です
519:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 19:25:23 fG7RpI+g
バーSSみんなGJだっぜ
ショットバーのカウンターでキョンにのろけるハルにゃんは萌えるな
ショットバーなら何度か行ったけどそういうシチュはとんと御無沙汰な大人より
520:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 19:58:15 T4/V6b9P
>>491>>508
最大限のGJを差し上げたい。
なんかコーヒー無糖のはずなのに甘いんだが…
521:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 20:05:03 1n6gkKo3
ちょっと欝っぽいの投下は中止!
内容を変える。
522:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 20:50:23 YbsnPvPe
すげえ事になってるぜ!
みんなでハルにゃんに酔いしれる!
>>521
もし投下するんだったら新たな名前欄ルールを作成の上で。
523:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 20:58:21 rGbTS2li
キョンは知らずにハルヒにスクリュードライバーを進めて欲しい
そして意味を知っているハルヒはドキドキしながらの飲むってのを妄想
*スクリュードライバー
アルコール度数のわりに飲み口が滑らかなので、「レディーキラー」と呼ばれる
ロマサガの女性に有効ってのもこれからみたい
524:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 21:06:07 bac5KjJO
ハルヒのコークスクリューブロー
こうかはばつぐんのようだ
谷口はしんでしまった><
525:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 21:13:59 6Oj2XFP3
どっかで小学生のハルヒの絵を見たんだけど、あれってのいぢ絵なの?
ランドセル背負ってて黄色い傘持ってるやつだ
526:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:03:54 FEQzYxgq
なんだか書き込みが少ないな。
527:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:11:08 j7IBF76z
>>525
あの元気いっぱいハルにゃんか。ジャンプしてる(?)やつだよな。のいぢさんだな。
なんだかんだ言ってのいぢ絵のハルにゃんは可愛いぜ
528:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:14:05 uw/qI6Bc
一年後ハルヒと行ったバーで飲んだ酒の味が忘れられず、
その店でバーテンダーとして働くキョンの姿が
529:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:35:52 o63OUAIl
バーSSGJ過ぎ。ハルにゃんかわいいよハルにゃん
530:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:37:48 ly5eBRAB
>>527
とりあえず、俺にも見せろ
531:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:45:27 uC+nCHqs
URLリンク(thumb2.imgup.org)
532:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:48:44 ItscvA4O
のいぢの絵は鼻見ればだいたい判るよな。
533:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:49:59 o63OUAIl
のいぢさん、挿絵にも気合い入れてください
534:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 22:51:23 ly5eBRAB
>>531
エンドレスに保存した
感謝
535:ハルキョンss
07/10/14 23:23:50 7bQ4Iiv+
>>472の続きです
ハルヒのふとした話で昔の約束を思い出し、
それを果たすために俺達はバーに行った。
ただ単純に少しお酒を飲んでお互いいい気分になろうと思っていたのだが、
そうは問屋は卸さなかった。
ハルヒは頭がいいが、時々学習能力あるのかなと疑いたくなるほどのポカを
するときがある。昔の教訓を今回も活かそうとはせず、
調子に乗って度の強いカクテルばかり飲んでいるから
すぐに酔いが回り、ぐでんぐでんの状態になってる。
マスターと他の客に暖かい目で見守られながらも
やたら俺に向かって愛の言葉を連呼するハルヒを何とか
いつも俺たちが寝る前に歌っている
俺の拙い子守唄を恥ずかしながら人前で駆使しつつ寝かしつけ、
今は俺の背中で幸せそうな顔をしてぐっすりお休み中だ。
全くいつまで経っても無茶するのは変わらないなハルヒ・・・。
一瞬ハルヒの体が震えるのを俺は見逃さなかった。寒いのだろうか?
こいつは無理して慣れないお洒落して薄着で色っぽい服で来たからな・・・。
丁度公園の前だったのでハルヒを一旦降ろし、
自分の着ていた上着を寝ているハルヒに羽織らせ再びおんぶをする。
寝ているのにハルヒの腕に少し力が入って俺から落ちないように
頑張っている感じがなんとも言えない。
普通なら起きるのにな・・・。
・・・俺ってこいつに信用されているんだな。
昔古泉が俺とハルヒは強い信頼で結ばれていると言ってたことをふっと思い出す。
あの時は疑問視し否定気味だったけど、
今ならお前の言葉をちゃんと理解し納得できるぜ。
今も昔も俺とハルヒは強い信頼、
そしてお互いを愛する気持ちで結ばれているぜ。
これから先の未来も変わらずにな。
END
536:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 23:52:52 G1lJlKca
GJ!
なんか今日は大人な感じだったなw
537:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/14 23:58:18 NGMnk3LX
なんというGJSSの佃煮。
今夜は良い夢が見られそうだ。
538:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 00:24:01 C4IhEo1Z
GJばかりだったぜ
ハルにゃんおやすみハルにゃん
539:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 00:37:34 PR85VGJG
気に入った。
URLリンク(fujimaki.air-nifty.com)
540:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 00:47:29 1OjQnfA4
>>539
確か佐々木→妹→ハルヒだよね?
541:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 01:27:08 /W9nKiv0
何かとても辛い事があってハルヒ、高校生の癖に飲んだくれる
→ハルヒ、一週間は部屋から出てこないと親御さんからのお便りがキョンに届く
→キョンがハルヒの部屋に入るとものすごい酒臭さと荒れた部屋
→急いでハルヒを病院へ連れて行くキョン
という電波を受信した。
542:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 01:28:36 gopONTDI
毒電波すぐるw
早くアンテナを修理するんだ!
543:SS? ハルキョン「わさびのたね」
07/10/15 01:38:01 rKGSO+oR
キョン(ぽりぽりぽりぽり)
ハルヒ「あっキョン! 何食べてるのよ!」
キョン「『わさびの種』だ。うまいぞ」
ハルヒ「わさびの種? へんな名前ねー。柿の種の親戚かなにかなの?」(ぽりぽり)
キョン(ネーミングセンスに関してはお前にだけは言われたくないだろうな……)
ハルヒ「!」
キョン「どうした?」
ハルヒ「な……なんでもない……わよ」
キョン「そうかい。まさかとは思うが、ツーンと来るこの感じが苦手なんじゃないだろうな?」(ぽりぽり)
ハルヒ「そ、そんなわけ……ないでしょ」
キョン「この感じがたまんねぇんだよなぁわさびは。これの良さがわからんヤツはお子様だよな、なぁハルヒ」
ハルヒ「……そ、そうね……」
キョン「何泣いてんだ、ハルヒ? お前やっぱわさびが苦手なん……」
ハルヒ「め……目にゴミが入っちゃったのよ! それだけなんだからぁあ!」
キョン「おいそんな怒るなよ」
ハルヒ「……ふん」
キョン「悪かったって。二十歳過ぎた大人でもわさび苦手な人はいるんだ。安心しろ」
ハルヒ「……でも、キョンは好きなんでしょ、わさび……」
キョン「まぁ好きか嫌いかって聞かれたら嫌いではないが……」
ハルヒ「……あたしのこと、お子様だって見下してるんでしょ?」
キョン「何言ってんだよ。そんなこと……」
ハルヒ「あたしワガママだし自分勝手だし人に迷惑かけてばっかりだし……」
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「こんなお子様なあたしじゃ、キョンに釣り合わないわよね……」
キョン「そんなことないぞ! 俺はお前のそんなところをひっくるめて好きなんだからな」
ハルヒ「……キョン」
キョン「わさびだってこれから克服していけばいいじゃないか。だからな、ハルヒ……」
ハルヒ「……ちょ……キョンなに……んん……っ……む……」
キョン「……ふはっ……どうだ? ツーンとしないだろ」
ハルヒ「…………バカ」
おわり。
544:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 01:53:00 KvieLuGp
ん? やけに甘いわさびだな。
GJ!
545:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 01:54:59 YCD8x0AF
約束の新イベントシーンが公開されたがこのハルにゃんに一番萌えた
URLリンク(japan.gamespot.com)
546:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 01:55:33 R8ss4jaM
なんだこれww
547:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 01:57:23 yiwJmIE8
>>545
たぶんこのスレの住民はそれが多数派だと思うぞwww
548:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 02:29:51 /W9nKiv0
罰ゲームでキョンに妹の水着を着せられるハルヒ
549:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 03:11:11 R8ss4jaM
こんな時間に誰もいないと思いますが…以前「無題」(普通になったハルヒ)を書いた者です。
なんとなく寝れないので書いてみたSSを投下します。二作品目+携帯からなので読みにくい点も多いと思いますがご容赦を
550:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 03:13:20 YCD8x0AF
おk
551:SS ハルキョン「指先と声」
07/10/15 03:13:43 R8ss4jaM
はあ…退屈ね…。
土曜の夜は憂鬱。日曜は基本的にSOS団の活動はないから。明日は何か予定いれてやろうかしら…。
何気なく見ていたテレビも面白くないし、今日もキョンと同じグループになれなか…って何考えてんのよわたしは!?
別にあんな奴なんかどうでもいいわよ!そう!ただ荷物持ちが居なくて大変だったってだけで…
はぁ…自分に言い訳しても空しいわね…。悔しいけどアイツのことは気になってる。今だって少し考えただけで顔が熱い。
なんであんな奴のこと…。顔だって性格だって古泉君の方がいいのに。あーもうイライラするわね!
やりきれない思いを胸に、私は近くにあった携帯を引き寄せて、アイツにメールを打った。
「暇?」
なんの飾り気の無い、最低限の言葉で気の無いふりを装ったメール。ただなんとなくアイツとの繋がりが欲しかった。
返事は一分程ですぐに返って来た。
「何だ?」
質問に質問で返してんじゃないわよ!暇かどうか聞いてんだから最低限答はよこしなさいよ!
と思ってはいたものの、なんだかいかにもキョンらしくて、メールを見て少し笑ってしまった。
「別に。ただなんとなく暇だったからメールしてみただけよ」
嘘じゃないわよね、本当に暇だったんだもの。
552:SS ハルキョン「指先と声」
07/10/15 03:15:41 R8ss4jaM
返信が来る間にキョンのことを考える。キョンは…めんどくさがりで、勉強は出来なくて、運動もそこそこで、私のやることにいちいちケチをつける。
だけど…きちんと私と向き合ってくれる。映画の時は本気で怒ってたし、ライブの時には褒めてくれた。
対等に私と向き合って、きちんと私を見てくれる。不器用だけど優しいところもある。みくるちゃんや有希にはもっと優しいけど。
まぁ、仕方ないのかな…私はいっつも無茶苦茶言ってるし、キョンには雑用を押し付けてばっかりだし…
少し不安になってきた。気がつけばメールの返信も遅い。何よ!団長のメールを無視しようっていうの!?携帯を睨みつけていると、着信音がなった。
びっくりするじゃない!何?電話?
怪訝に思いつつも、少し胸を踊らせて通話ボタンを押す。
「もしもし?」
「ハルヒか。突然かけてすまんな。」
「いいけど…一体何の用なわけ?」
「いや、用って程のことじゃないんだが…ただ暇つぶしにおまえがメールしてくることなんて珍しいからな。なんかあったのかなって思ってな」
何よ…ドキドキするじゃない…キョンが心配?私の為に?
「何にもないわよ!暇潰しにメールしたら悪いわけ?いい?私は団長よ?あんたたち団員は私を楽しませる義務があるの!」
私…なんでこんなこと言うんだろ…嬉しいのに…どうして素直にありがとうって言えないんだろう…
「………」
返事がない?呆れられちゃった?嘘?嫌よ!嫌!
「キョン…?」
「プ…」
?
「ははははははは。ハルヒ。何だ今の声?怒ったと思って不安だったのか?」
大笑いしてる…ムカつくわね!キョンのくせに!でも…よかった。嫌われてなかった。
「うるさいわね!用がないならもう切るわよ!」
これ以上は恥ずかしくて耐えられない…
「ハルヒ」
「何よっ!?」
「暇だったらメールでも電話でもしてこい。雑用係でも暇潰しくらいは楽に務まるんだぜ」
この…何よ!何よ!何よ!?こっちはメールも電話もドキドキしてたのに!
「バカキョン!!明日10時に駅前に来なさい!」
「はぁ!?」
「暇潰しくらいは楽に務まるんでしょ?私は明日暇なの!いいわね?遅れたら罰金だからね!」
「おいちょっとハル…」
キョンの反論を聞く前に電話を切った。残念ねキョン私は明日の準備で忙しいの。さあ、急いで服を選ばなきゃ!明日はキョンをたっくさん魅了してあげるんだから♪
おしまい。
553:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 03:17:53 R8ss4jaM
sage忘れた…
すみません…
554:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 05:20:49 xnhKzVqn
甘いのはいいけどここまでくるともうハルヒじゃない気がする。
555:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 07:29:12 oRjOaMlf
原作にハルヒ視点は無いからな
実はもっと甘い事考えてるかも知れんぞ
556:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 07:31:44 qV5Mvnyj
ハルにゃんデレツン説
557:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:36:25 MZrNQ4cR
ハルヒ視点だと8割はキョンについてですよ。
558:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:44:09 hqn7dJeI
>>552
GJ!ハルヒかわいいよ
559:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:45:57 8tozqrM2
○月○日
今日学校で一般人のくせに私に話し掛けるバカが居た。
前の席に座っているキョンという奴らしい。
何てマヌケなニックネーム。
△月△日
前の席に座っているマヌケ面のキョンから私の髪型について指摘された。
むしゃくしゃしたので髪を切ってみた。
さて、どんな反応するだろう?
×月×日
キョキョキョキョ―――ン!
560:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:52:01 53tiFHVm
>>559
何があったんだw
561:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:54:58 Q0GzisU7
このアニメ全部見たんだけど何がおもしろいのかが分からん。
562:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:56:19 LD+HbqKG
バイオハザードの「かゆ うま」どころじゃねえぞw
563:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 09:59:06 6MldJyE2
561>>前にも君と同じような人がいたけど、ここはハルヒアンチスレじゃないんだぜい。
アンチをするならスレ立てしてね☆
564:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 10:10:54 pKS4nfeY
最近始まった某ロボアニメの影響でおかっぱに眼鏡で登校のキョン
565:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 10:23:48 L9PEIH72
>>559
落ち着けwww
566:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 12:25:27 aNWOtNE1
>>531
このハルヒかわいすぎw
567:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 12:29:05 xkijOn2P
ハルヒ?ああ、キモオタが騒いでるあれかw
とか思ってて、つい最近どんな痛い内容なのかと思って見てみたら不覚にもハマっちまったじゃねぇか…。
みくるが一番可愛いと思ってたけど、何度か見てるうちにハルヒが一番可愛いことに気が付いた。
ハルヒの可愛さは異常。
568:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 12:30:11 qV5Mvnyj
>>567
ようこそ、抜け出せない世界へ。
ハルにゃんの黒髪の麗しさも異常
569:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 12:42:51 9dlack6h
お腹が痛くなってだるそうにしているハルヒのお腹にそっと手を当てて
「これが本当の手当てだ」とかくだらない洒落を言いながらさすってあげているキョン。
恥ずかしいが、気持ちいいので何も言わないハルヒ。
570:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 13:25:53 VTEjw2Di
はたしてさするのはお腹だけだろうか
571:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 13:33:20 /W9nKiv0
キョンにフラクラされる度に家で飲んでてお陰で肝臓ボロボロなハルヒ
572:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 13:45:43 GsegrGKW
>>567
いずれ橘が一番になる
573:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 14:05:35 Lql+K3Gc
>>572
新キャラの誰かだというのはわかったw
>>567
ハルヒにはまる辺り筋がいいなw
574:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 14:56:22 UMFw4Bq0
【売国】福田康夫売国内閣【売国】
犯罪国家虫国・姦国に媚び諂い、土下座外交を行う
日本人としての誇りが皆無の売国奴福田康夫。
とりあえずはこの売国奴を引きずりおろす事が
日本人としての当面の最重要課題である。
575:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 15:18:15 1QiST7KD
【地域/千葉】キョン死亡…南房総市
スレリンク(newsplus板)
キョンが死んだのでハルヒは俺が慰めてくるわ
576:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 15:55:08 yiwJmIE8
キョンが死んだら、世界の終わりですので
577:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 16:02:35 uc2j9BtU
キョンは死なんよ、何度でも蘇るさ!
578:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 16:04:15 9dlack6h
長門発案のドッキリで血糊を吐いてぐったりしているフリをするキョン。
それを見て泣きながら焦り慌てふためいてとりあえず気道確保し
人工呼吸を敢行しようとするハルヒ。
579:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 16:07:16 qV5Mvnyj
>>578
映画撮影の時にありそうな話だw
580:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 16:36:18 gopONTDI
ハルヒ「ま、マウスちゅーマウスで人口呼吸よっ!」
581:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 17:48:14 AQsQg4wU
>>577
いつだったかのSSを思い出した…
なんだっけか…?
582:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:16:24 A8lZWQ1q
>>575
千葉か・・・。
583:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:39:41 /W9nKiv0
キョンを除いた全員が発熱してしまい、何故かキョンの部屋で4人が所狭しと枕を並べている電波を受信した。
(ちなみに長門の風邪は演技だが)
そんな訳で4人分の看病を甲斐甲斐しくやるキョン。
一番熱が高そうになってた朝比奈さんが一際手厚い看護を受ける事となり、嫉妬して自分も重病の振りするハルにゃん
584:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:50:16 PZUbB0kQ
ハルヒ、ハヤテ、絶望先生。あとらき☆すた。
これらにハマったら二度と抜け出せないと思った方がよい作品だ。
俺の経験上な。
585:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:50:35 MZrNQ4cR
古泉もかよw
586:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:54:27 q2CRn3yI
古泉は長門とみくる連れて退散しそうだけどなw
587:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 18:57:16 UZeUQ6C9
>>584
瀬戸の花嫁
588:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 19:05:05 wijvC6yN
>>584
ハルヒ以外はまだ抜け出せる。
だがハルヒからは決して逃れられない。
俺の経験則によって知り得た法則だ。
589:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 19:06:30 PZUbB0kQ
>>588
谷口乙
590:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 19:25:41 uc2j9BtU
>>584
ハルヒは一時期かなりどうでもよくなってたんだがアニメのせいで
また再熱してしまった。
一応らきすたとハヤテはわりとあっさり抜け出せたな。
591:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 19:31:39 YCyBq6zr
10分レスがなければハルヒはキョンの胸
592:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 19:42:53 QGUZ3/EY
胸てw
593:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 19:53:59 9dlack6h
激しい静電気で文芸室の扉から手を離すことが出来なくなったハルヒ。
傍にいたキョンが必死にハルヒの腰に手を当てながら必死に手を引っ張って
抜こうとする。実はもう自力ではずせるけどいつまでもキョンとくっついていたいから
わざと手にありったけの力を入れてはずれないように自演するハルヒ。
594:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 20:03:55 Ql8diOK3
最後の「似合ってるぞ」を聞くと30分は惚けて行動不能に陥る
595:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 20:09:20 kSuGdKg2
>>584が俺の伝記を書いてる…
596:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 20:59:46 4J/k2k3D
やわらかハルヒの願いはひとつ
告られたい 告られたい
597:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:07:57 ZRas++YZ
サムデイインザレインのラストシーンを毎日聴いている俺は正常。
てかニコニコの頬を赤く染めたやつはマジで死ねる。
598:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:24:58 UZeUQ6C9
>>597
お前何してんのww
599:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:27:06 nb+cDPyB
投下する。ハルヒのモノローグかつご家族登場ということでおまいらの
想像を壊すかもしれんがご一読下さい
600:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:28:25 KvieLuGp
sageてね。
601:ハルヒの結婚前夜
07/10/15 21:30:23 nb+cDPyB
六月。私とアイツは、あの時から随分と内装の変わった地元の喫茶店で向き合っていた。
「私も扇いでよ」と私。「自分でやりな」とアイツが微笑む。あの頃よりも少し口調が柔らくなったかな。
北高を卒業してから五年――。大学を卒業した私達は式場とか何とかの準備に追われていた。ああ、そこに到る全過程は削除させて。悪いけど。
「それで?式場はどうすんの?いい加減決めないと、人を呼ぶにも呼べないじゃない!」
「そんなこと言ったってお前がここが良いとかあそこが良いとか言うから決まらないんじゃないのか」
「だ、だって一生で一度の晴れ舞台じゃない!あんたはどこでもいいって言うの?キョン、私はね、こういう大事な行事はこれでもかって言うくらいにやらないと気が済まないの!」
その台詞、耳にタコができるほど聞かされてきたよ、という顔。
「まあいいわ、式場は私が今週中に決めるから、アンタは招待状の下書きでもしといて。それから・・・・・・――――」
602:ハルヒの結婚前夜
07/10/15 21:33:18 nb+cDPyB
式の前夜。私は珍しく親父とお母さんと少しだけお酒を飲んでいた。
一時期、なんでこんな普通の家族なんだろ、と憂鬱だったこともあったっけ。でも近頃、それが一番ありがたいことなんだって少しだけど分かってきた。
「あなた、お酒はほどほどになさいよ。二日酔いでスピーチなんてみっともないわ。」
「ああ、もう、もうちょっとだけ・・・な?」
「ダメったらダメ。一生に一度の晴れ舞台なのよ?こういう大事な行事はねぇ・・・・・・」
似たような会話を前にも聞いた、いやしたような・・・
「お母さん。」
「何よぅ?」 私によく似た母が親父の首を絞めながら答える。
「あ、あの・・・私、その、今まで色々迷惑かけて・・・その、なんて言うか・・・」
親父の首から手を離し、椅子になおってキョトンとした眼で私を見ている。
「あ、ああり、ありがっ、と・・・・・・・」なんで上手く言えないんだろ。こんな言葉、言ったことないからかな・・・
「っ??!」目をキョロキョロさせながらチラッと前を見ると、お母さんが目をつり上げてむ~っと顔を近づけていた。それからバシンと両肩を掴んで、
「ハルヒ、仮にも明日嫁に行こうって娘が何ウジウジしてんの!あの人ならあんたをきっと幸せにしてくれるから!ほら胸張って!」
気づいたら頬に流れるものを感じた。
「お前も綺麗になったよな、ハルヒ。母さんの若い頃と瓜二つだ・・・」
「うくっ・・・バカ・・・バカ親父・・・ひくっ」
私達も・・・こんな夫婦になりたいな・・・キョン、明日から改めてよろしくね!!! fin
急展開&短くてすまぬ
603:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:36:20 UoWBtd3Q
>>599
名前欄にSSって入れろと、どれだけ言えば。
あと、マジでオリキャラ自重しろ。
自覚してるくせに投下する神経が理解できん。
604:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:37:27 PZUbB0kQ
>>602
いんじゃないかい?
俺は結婚申し込みまでのネタ考えてる最中だったから被ってるか心配だったけど。
E-mail欄にsage
605:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:38:46 tuWultDI
「アニメキャラ」個別板って板ルールすら守れない奴に
名前欄ルールなぞ徹底させようってのが土台無理。
ルールが守られない以上、黙って流して削除依頼。
606:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:41:20 1lF6k+d5
名前欄SSさえやってれば、荒れないんだから
せめてそれくらいは気をつけてくれよ・・・
せっかくの作品とムードがつまんない
自治ツッコミで台無しにされるのは耐えがたいよ。
607:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:41:45 1OjQnfA4
自治厨うぜえ
608:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:42:34 nRh0JXrI
>>606
それが狙いなんじゃネーノ?
609:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:44:22 +jqRY2mg
>>607
確かにウザいが自治中が沸くのを散々経験してきてるのにもかかわらず名前欄をきちんと実施していない作者も自覚すべきだと思う。
610:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:47:00 +jqRY2mg
>>598のIDの方がウザい件について。
611:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:47:34 KvieLuGp
何故誰も言わない。
ハルヒの一人称は「アタシ」だ。
612:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:50:12 1OjQnfA4
>>609
そうなんだよな。
613:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:53:08 jtisHEyN
SSと入れてなかった作者にはもちろん問題がある、
しかしそれを指摘する自治厨はもうちょっと言い方考えた方がいいと思うのだが。
614:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:54:49 MZrNQ4cR
1レス使って注意するだけでおk。
なぜそんな長引かせるのかな?
以下ハルにゃんかわいいよハルにゃん
615:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 21:59:02 iad4uHKI
はるにゃん可愛いよはるにゃん
616:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:10:49 p1qTq1id
まあ、今後に気をつけなさいよ!
617:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:11:13 zY2H7oyE
とりあえず俺は>>597に賛成だ
618:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:14:40 9dlack6h
気分転換に妄想
ミニスカートで足が寒くてぶるぶる文芸室で震えているハルにゃん
(ストーブは同じく寒そうにしていた長門に献上)に
そっと自分のブレザーをハルヒの足にかけてあげるキョン。
619:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:15:40 s4TO5aoN
>599
GJ!
620:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:16:41 4w4V3aub
1レス使って注意とsageの簡単なやり方を教えればOK
それから、そんなに強制したければ、推奨じゃなく強制にすること。
このスレへの初投稿者とかにとっては当たり前でも何でもないから。
621:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:23:12 C4IhEo1Z
SS非難するんなら自治厨も名前欄に何か入れろ。
自分が何もしない癖に人に物を言う権利はない。
そしてまず職人さんではなくテンプレを叩くべき。
あとどうぜルールを作るなら
「ハルみく」「ハル長」「ハル古」「鬱ネタ」「死亡ネタ」
に関する規定も作って欲しい。
622:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:23:49 zXpqKOqN
>>569
首や肩が凝った時に手を当てて温めてもらうと気持いいよね。
風邪を引いて体の節々が痛い時に脚や腕をマッサージして貰うともうたまりませんよ。
623:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:26:02 yiwJmIE8
>>621
そこまでやるとキリがない。
ある一定より先は、作者の意志に任せればいいじゃないか。
現実機能してるのは「SS」ぐらいのもんだろ?
サムデイインザレインか・・・
「一本あれば十分でしょ?」から先、BGMと相まって最高だね
624:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:28:58 uc2j9BtU
個人的にはサムデイ予告もかなり好きだな
625:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:29:01 YTt8twf1
だがどこからがオリキャラなのかがわかりづらい。どの程度までならモブって言える?
626:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:33:13 ozg04p+v
現在のハルヒスレ鉄のルール まとめ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
SSを投稿する
→名前欄に「SS」
ハルキョンネタを投稿する場合
→名前欄に「ハルキョン」
ハル古ネタを投稿する場合
→名前欄に「ハル古」
ハルヒ×俺ネタを投稿する場合
→名前欄に「ハル俺」
2代目まとめ管理人の話題
→名前欄に「○」
ヤンデレハルヒに関する話題
→名前欄に「ヤンデレ」
照れの表現、///を使う場合
→名前欄に「///」
オンリーイベント等、同人誌即売会の話題
→名前欄に「同人イベント」
3代目まとめWikiに関する話題
→名前欄に「3代目Wiki」
>>1テンプレに関する話題
→名前欄に「テンプレ関連」
最萌等、投票に関する話題
→名前欄に「投票」
小説新刊等、アニメではなく原作の話題
→名前欄に「原作」
ツガノガクの漫画の話題
→名前欄に「ツガノ」
自治に関する話題
→名前欄に「自治厨」
ハルキョン叩き
→名前欄に「急進派」
↑による喧嘩の仲裁
→名前欄に「穏健派」
長門は俺の嫁
→名前欄に「主流派」
画像貼り付け時は
→名前欄に「画像」
ハルヒは俺の嫁
→名前欄に「俺の嫁」
●<(ry
→名前欄に「●」
627:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:35:12 ozg04p+v
>>621
あと、オリキャラも追加すればいいわけね。
オリキャラに関する話題
→名前欄に「オリキャラ」
>>621はそこまで言う以上は、
しかるべきテンプレ案も提示してくれるんだよね?
628:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:38:10 ozg04p+v
>>625
アニキャラ板である以上、アニメに登場していなければ全部アウト
629:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:40:52 WB9DxrJj
またこんな状況を招いた>>599は少しは反省したのかね
630:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:40:56 qgPvFJLI
ここはスレの流れを変える魔法の言葉を唱えるしかないな。
ひゃ~~~い、喧嘩はだめですぅ~~~。
631:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:42:53 WB9DxrJj
そもそもこのスレに限った話じゃなくて、板ルールとローカルルール、
スレのルール(>>1あたり)を読んで理解してからカキコするのは2chの掟だろう。
それができないやつには半年ROMれ、と、言いたいわけだが。
632:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:46:24 HURKBS4s
やっぱりSSスレと分割するか、SSはWikiに投下して、このスレには名前欄にSSと明記した上でリンクだけ投下するのがまとめの手間も省けるしよいと思います。
SSアンチではないSS好きな自分の意見です。
633:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:49:13 T+HL3gGL
最低限、>>1テンプレの
「SS、あたしとキョンのカップリングネタは、名前欄に「SS」「ハルキョン」と書くことを推奨するわ! 」
は、
「SS、あたしとキョンのカップリングネタは、名前欄に「SS」「ハルキョン」と書くことが義務だからね! 」
にしたいと思うんだけど、良いかな?
634:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:49:18 MZrNQ4cR
だからさ1レス使って投下した人にテンプレ嫁なり半年ROMれなり言えばおkだろ。長引かせることでもない。
テンプレあっても読まないアホとかいんだからテンプレ談義不毛。
まー>>599はわざとだと思うけどなw
635:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:50:28 KyTfN/n6
自治まかせた。
とりあえず早めに決着つけてくれ
636:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:50:35 qgPvFJLI
↑^^
637:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:54:11 jtisHEyN
>>626
何っ!●持ち以外は古泉SSが書けないだと!
うん、書くつもりはないけど。
638:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:55:04 yiwJmIE8
そもそもなんでこんなに長引いてんだ?
1レスつければ済むことだろうに
639:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:56:02 rhGMzqtR
>>634
テンプレに明記してあって初めて「テンプレ嫁」ってレスが生きてくるんだろうが。
>>628
佐々木団など、小説の登場キャラはアニメ化が進めば可能性の度合いはともかく
アニメへの登場が見込めるのでセーフにしないか?
ただ、ハルヒの両親のような、小説でも全く実態が語られていないキャラについては
アウトでも仕方ないだろうな。
そのときこそ名前欄にオリキャラって断ればすむことだと思うが。
640:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:56:40 aTYNkpNe
ハルヒかわいいよハルヒ
641:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:57:49 qgPvFJLI
長門おくゆかしいよ長門
642:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:58:40 HURKBS4s
>>638
こうなるのがわかってて燃料投下した>>599が原因。
ま、いい加減毎回>>599みたいなアホがでるたびに自治厨が暴れるのも
うんざりなので、このさい>>1テンプレ見直すいい機会かもな。
643:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:58:51 TOQb+FAq
ならばここで鎖骨党の私めがハルにゃんの鎖骨がいかに素晴らしいかを皆に説いて
この悪しき流れを浄化するしかないか。
644:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 22:59:20 yiwJmIE8
>>643
頼んだ
645:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:00:08 9dlack6h
キョンに無理言って買って貰った焼き芋を頬張って口の中が火傷するハルにゃん。
火傷を痩せ我慢しておいしそうに食べるハルヒ。
ハルヒの微かな変化で口の中を火傷しているのに実は気がついているキョンであるが
ハルヒが必死に隠そうとしているのを知っているため何も言わず嬉しそうにハルヒを見つめているキョン
そんな二人の帰り道
646:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:00:41 HURKBS4s
ま、さっさと決着させてまた甘い流れにもどそうぜ。
そういうわけで職人さん、なんか流れが一気に変わるようなの準備してもらえると
SS好きとしてうれしいのでよろしくお願いします。
647:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:01:04 qgPvFJLI
>>642
^^:
648:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:01:06 C4IhEo1Z
>>627
それはつまり案を出せば全てに関して自治してくれるという事だよな?
自治厨がハルキョンやオリキャラ以外にも差別なく口を出すのなら提示してやるよ。
出さないんだったらその二つも含めてSSに関するルールは全て無効だな。
>>629=>>631
そのわりにテンプレに書いてない事を強制したりするのはアリなんですね
649:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:03:23 +7w9sx3H
>>645
SSのように作品の体をなしているのは
いいんだけど、妄想垂れ流しはレス主の
マスターベーションにつき合わされているようで
不愉快なのだが。
650:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:04:41 Fz92Gx8b
>648は何でそんなに必死なの?
651:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:04:51 iUXdAVZU
とにかくはっきりしてることは
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
652:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:05:27 qgPvFJLI
>>649
このスレでいまさら何を言ってるんだお前は、嫌なら見なければいいじゃない。
653:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:05:36 yiwJmIE8
/.:.:.:.:.:.;i.:.:.:.:.:.::;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.::,:,:,.:.:.:.:.:.;:;:;.:.:.:.:;:;::.:.:;:;:;::.:.:.:.::、;:.ヽ
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.:.:.:.:;:;:;l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:l;:;:;:.:.:.:./ |;:;:;:.:.:.:.;:/|;:;:.:.:.ト;:,:,.:.l ヽ;:;:;.:.:.|;:;.:.l
:.:.:.:;:;:;l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:|;:;:;:.:.:./ |,:,:,:.:.:.:;/ .l;:;:.:.:.l |;:;.:l/};:;:;:;:;.:.トr+-‐‐、
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.:.:.;:;:;/`>、:;:;:;:;:|;:/i l:::::illii;:::::リ // ' " l.|;:;:;:;:;!/f=‐'゙ /
:.:./ /,/lヽ;:;:;:;レト{ ヽっ::ノ:::{ ゝ ノ.|:;:;:;/ .| / いい?
:.;:.ヽ'. > >ヽ;:;:ヽ ヽ;;;;=''" _,,ィ /_=!:;:;/ .l / 優雅に、そして華麗にスルーしなさい
\;:;:,\へ! ヽ;:;.`、、 l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 / 〈_/i じゃないとあたしを語らせてあげない
ヽ;:;:;.,\ ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.// /:' )^''、 `ヾf゙〉 あたしが王様なんだから
ヽ;:;:,<¨ヽ、 ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ // ' // i `''、ー-' 王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪
):;:;:;.ヽ \ Y^ヽ  ̄'''ー--' イ / ノ ヽ
654:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:06:58 VbnMeDB6
毎回うぜいから、SS名前欄ルールはテンプレからは削除しよう。それでいちいちツッコんで荒れる元だし。
もう一年は経つし、他所のスレのように『暗黙の了解』で行こう。
知らない新参には「名前欄を入れた方が気遣いがあっていい」みたいに指摘していく方向で。
>>648
いちいち煽らない。
655:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:08:18 E1zm8iix
>>648
しょっぱなにあんたがテンプレ議論に誘導したんだから
まず言い出しっぺが案を出した上で、それで機能するかどうか考えるんだろう。
「案を出せば全てに関して自治してくれるという事だよな?」なんて、子供の屁理屈みたいな議論はやめてくれよ・・・
656:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:09:21 zY2H7oyE
変な流れになってるな
とりあえず団長が言ってる咲いて減のルールでいいジャマイカ
忘れた人にはさりげなく忠告すればいい
ともあれハルにゃんの可愛さは反則ということでFA
657:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:10:14 E1zm8iix
>>654
名前欄ルールがなくて荒れたから工夫されて出来たのが今のルールだし、投下する際に漏れないように気をつければいいだけだろうと思うが。
守られている限り、荒れてないのは過去ログ見ても明らかだし。
658:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:10:52 PZUbB0kQ
まあリボン付きカチューシャ頭に付けて落ち着けおめーら。
659:ハルキョンss告白前
07/10/15 23:12:26 9dlack6h
アホの谷口曰くあたしとキョンは昔から相思相愛で付き合って見たいなもんだ
と言っていた。
あの頃は自分の気持ちに気がついていなくて必死に否定してキョンの悪いところを
あら捜ししていたけど、今は違う。
ようやく自分の気持ちに整理が付いた。
あたしはキョンが好き・・・。
そう自覚してからキョンとの関係は気のせいかもしれないけど
少しお互いに距離を置く感じ・・・互いが互いを遠慮しあっているようだった。
あたしはキョンにどう思われているのだろう?
そう思うだけで胸がはちきれそうになるくらい苦しくなる。
誰にも悟られまいとしてあたしは自分の内なる感情を殺して
何時も通りの生活をするよう努力した。
でもいつまでも自分に嘘をつくのはあたしらしくないし実際とても苦しい。
キョンはあたしのこの苦しみに気がついているのだろうか?
今日キョンに放課後の教室で二人っきりで話したいことがあるといわれた。
あたしにとって吉報だったらいいな。
・・・ダメね。ホントあたしらしくないわ。
あたしが始めて信じてもいいと思った存在よ?
あたしの期待に答えてくれるだわ。
ありったけの勇気を振り絞ってあたしは教室の扉を開ける。
END
660:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:13:09 Fya2UFK4
名前欄ルール廃止論者は毎回荒れると出てくるが、さらに荒れている状態をもくろむ荒らしか粘着のレスとしか
思えない。何故せっかく平和になってきた今の状態を崩そうとするのか。要は、SS記入漏れという燃料が
無くとも、SSが投下される度に粘着することで合法的に(?)自治ツッコミする機会を増やしたいだけなんだろ?
661:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:13:15 qgPvFJLI
2ちゃんねるで行われてる議論って、六割方堂々巡りになってるよね。
残りの四割は「ケースバイケース」の一言で片付く事ばっかりだし。
662:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:14:34 h6ZQT5Zb
おまえらハルヒで一番萌えたのどこよ
俺はサムデイのアッカンベー
663:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:15:14 yiwJmIE8
>>662
同志
664:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:15:59 qgPvFJLI
サムデイはストーリー自体が反則的すぐる。
665:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:16:06 zY2H7oyE
>>662
あえて斜めに
退屈の「お昼ごはん食べにいきましょ」の笑顔
666:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:16:31 Fya2UFK4
荒れる度に自演で議論沸騰させる輩に未だに粘着されている以上、>>633の案採用して様子見でいいん
じゃないか?
義務化後にそれでも名前欄徹底されない時には、単なるスレのローカルルール違反ということがはっきり
するから、
>>○○○
>>1
って誰か1レスだけ付ければすむようになるし。
667:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:16:34 uc2j9BtU
普通はまずこんな事態にならないからなw
まあ、時間を置けば自然と元の流れに戻って行くさ。
668:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:16:58 VbnMeDB6
sage忘れて同じく、テンプレに絶対と入れようがそれは不可能だもんね。
まあぶっちゃけ自治はいいと思ってる。ようは自治レスや煽りレスに反応しなければいいだけなんだから。
>>662
サムデイは音楽もヤバイ。あの曲を聴くだけでなんか癒される
669:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:17:08 1OjQnfA4
また蒸し返す馬鹿が…もう来るなよ。
670:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:17:55 SN5wS7Gk
なぁ、堂々巡りな議論するよりも大事なことがあるだろう。
>>659GJだと。
671:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:18:35 PZUbB0kQ
>>662
キョンが起き上がった時に動揺するシーン。
バトンもWAWAWA忘れちゃいけねぇぜ。
672:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:18:56 TOQb+FAq
>>644
心得た
まずあの健康的なシルエットだ。
鎖骨というものは肉が付きすぎているとその形が見えないし
かといって痩せすぎていると骨が浮き出てそれもそれで見苦しいといったように、誠にデリケートな部位である訳だ。
その点で言えばハルにゃんの鎖骨は実に丁度良い肉付きであり、またその健康的なバストによって適度な張りを持っている。これはとても優れた鎖骨であると言える。
次に色艶。
ハルにゃんの肌が健康的で柔らかく肌理細かいことは既に賢明な諸兄にとっては周知の事実であろう。
さて、先ほど述べたようにハルにゃんの鎖骨は絶妙な張りを持っている。
これによって鎖骨の艶、肌触りは他の部位と比べるとまた違った味わいを持つようになる。
恐らくはさらに柔らかく、そしてさらにすべすべであるだろう。実に素晴らしい限りである。
まだまだ鎖骨について語るとなると沢山あるのだが、ここでは省略させて貰う。
このレスを見た諸君が少しでも鎖骨に興味を持つようなことがあれば、私としては恐悦至極である。
673:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:19:02 z4S6ARbF
退屈最高
674:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:20:14 K6wH02f4
599が入れ忘れを603に指摘された直後に
すいません、入れ忘れましたって一言レス付ければ
なにももめることはなかったと思うんですがw
675:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:20:41 MZrNQ4cR
実はハレ晴れのやれやれポーズみたいなのが結構ツボ
676:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:21:12 X4mc3r8Y
ハルにゃんの鎖骨が見れるのは退屈だけ!
チアハルにゃん可愛いすぐる
677:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:22:12 yiwJmIE8
>>672
まさかここまでやってくれるとは思わなかったwwGJ
>>675
あれも良いな・・・w
678:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:22:47 pxQIJOJk
>>662
野球大会ラストの長門の返球にグローブごとすっ飛ばされたときの反応。
きょとん顔らぶ。
679:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:23:09 ZCbpnOsC
>>652
イヤなら見なけりゃいいとか言う奴に限って
ヤンデレは見たくないとか、ハルキョン以外の
カップリングはイヤだとか、よーするに自分の
好み以外を全否定する奴ばっかりなんだよね。
イヤなら見なければいいって奴はこのスレでの
ヤンデレ話題否定するなよ。二度と。
680:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:24:34 VbnMeDB6
>>678
あの「あれ?」って顔いいよなw
681:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:25:08 TOQb+FAq
まぁ俺が言いたいのはワカメ酒より鎖骨酒っていう一言に尽きるね。
682:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:25:35 Fya2UFK4
>>679
ハァ?
ヤンデレはアンチと一緒だろが
アンチはアンチスレでやれよ,基地外好きの患者が迷惑かけるんじゃねーよ
683:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:27:01 WkRp24N1
>>623
あれってハルヒの傘じゃなくて職員室かどっかからとってきた傘だっけ?
てことは別に2本もって来ることもできたけど、キョンと相合傘するために
わざと一本持ってきたってことなのか・・
684:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:27:09 SN5wS7Gk
なぁ、堂々巡りな議論するよりも大事なことがあるだろう。
>>672GJだと。
685:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:28:54 VbnMeDB6
>>681
なんか想像するだにえろちっくだな。なんつーか艶やかというか、健全なエロス?みたいな
686:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:29:16 qj70DOR7
>>682
ヤンデレだって立派な愛情表現の一つだよ。
そこまで追い込まれるほどの愛。そんな愛が
好きだと言うことは決してアンチじゃない。
687:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:29:55 PZUbB0kQ
>>672
胸評論家鶴屋さんに続く鬼才あらわるwwww
688:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:30:05 UZeUQ6C9
>>662
はーやーくぅ!行きなさいよぉ!
689:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:31:48 qgPvFJLI
>>679
レッテル張りってこういう事言うんだな。
勝手な決めつけってのはよくないぜ?
これもスルーしてもらえばありがたい。
690:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:33:08 9dlack6h
>>672
みくるの乳は「もにゅん」
長門の乳は「スカッ」
ハルヒの乳は「むに」
と鶴屋さんは申しておりました。
691:690
07/10/15 23:34:09 9dlack6h
安価ミス
>>672じゃなくて>>687
692:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:35:19 MZrNQ4cR
ハルにゃんにヤンデレが似合うと思ってるハルにゃん好きなんかほんの一握りだろ…
>>672
お前は分かってる、ハルにゃんの鎖骨は国宝。
693:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:37:14 /3bChcv3
議論が堂々巡りするからこそ、その都度テンプレに反映していくことで、次からはテンプレへの誘導だけですませることが出来るようになるんだと思いますが。
694:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:38:55 vmvdOQWS
別に好きは人それぞれだからね。それに対して大声で「有り得ないから駄目」というのも大人気ない。
「俺は苦手だから」でいいのにね。
>>692
みんな鎖骨好きだなぁ。俺もなんか目覚めそうになってきたぞw
695:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:40:11 /3bChcv3
ハルキョンとSSだけが自治厨の標的にされてると
決めつけてるのがそもそも今回の展開で最初のレッテル張りなんですけどね。
696:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:43:15 h6ZQT5Zb
鎖骨も悪かないんだがポニテをした時に見えるうなじが良いな
697:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:43:28 1M9aEqpk
苦手な奴が多いのかはわからんがあきらかに
過剰反応する奴が多いからSSは名前ルール
作ったわけでそれはレッテルとは言えないよ。
ヤンデレは好きな奴が多い少ないとか、苦手な
奴が多いとか少ないじゃなくて、そもそも滅多に
SS投下されないし話題にもならないからルール
にすらする必要が発生しないだけのことだよ。
698:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:43:31 vmvdOQWS
ID変えて、口調も変えて。忙しいひとだなぁ。
699:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:44:20 pxQIJOJk
>>696
お前とはいい酒が飲めそうだ。
700:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:45:25 X4mc3r8Y
>>696
憂鬱ラストの「似合ってるぞ」で横向いてるやつか!
701:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:47:30 0pebpDhA
>>698
だからさわるんじゃねーよ。
>>621も顔真っ赤にしてないで外の空気吸ってこい。
プールから上がったときに鎖骨のくぼみにたまった水が、さらっと流れる様などを妄想してみる。
702:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:48:48 9dlack6h
だ、誰かハルにゃんが不機嫌なときに見せるアヒル口に萌える人はおらぬのかぁ。
703:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:49:21 qgPvFJLI
>>702
よう、相棒。
704:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:50:04 KvieLuGp
>>702
くじ引きの後のくじを見つめる顔かー!
705:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:50:23 +r96L+RY
>701
どうせ水を貯めるなら、胸の谷間がいいな。
プールの端にある金属製のハシゴって幅が狭いから両手でつかまりながら
のぼると、必然的に肩幅が狭められて、胸も「だっちゅ~の」状態で圧縮されるから
谷間に水はたまりやすいと思うんだ。
朝比奈先輩だと普通に貯まってしまいそうでありがたみが少ないだろうから、
ハルヒだからこその貴重なシーンになると思うわけで。
706:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:51:44 MZrNQ4cR
まぁハルにゃんなら退屈で見せたふしぎなおどりも萌えれる
707:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:52:07 tCaYacCx
> 鎖骨のくぼみにたまった水が、さらっと流れる
い い ね! さらにプールから上がってくるときに邪魔になってる髪を後ろにかき上げるようにしてる仕草とかたまらんな
708:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:53:30 vM7CJKu/
>>705
みくるのおっぱいはまさにビーチボールだがハルヒのおっぱいはほどよいサイズだよな。
ビーチボールではないとすると、ハルヒのおっぱいを、キョンはなんて表現するかな?
セパタクローの玉くらい?
709:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:54:16 9dlack6h
>>701
どうせ水に塗れるなら水泳で乱れた髪の毛を手で髪の毛の水を集めながら
整えている姿がいいな。
710:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:54:50 TOQb+FAq
>>701
流すなんてもったいない!
啜れ!口をつけてその甘露を飲み干せ!
711:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:55:01 5tA2l4tr
>>696
そうポニーテールとは、普段なかなか見ることができないうなじと、女性特有の細く綺麗な首全体を
拝むことができ、尚且つ、結んだ尻尾部分の躍動的な動きを楽しむことができる至高の髪型なのだ
712:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/15 23:56:48 Aj5ZhQ5x
/: :.::.:: : .:/イ´: :/´.. -― ̄`:.=ミ:_..
/:.: .::.::.::..:/: :.: : / ノ: : : : : : : : : `: .、‐ `ヽ、
i: .::.::.::.::.:/ .: .::.: :/ .イ:: :. : : : : : : :>.、 \-‐ヘ.
|.::.::.::.::.:/:: :l.::.: : |/::.::.::..:..: : ヽ:イ_ . :\´: ヽ:.ヽ:ヽ
!::!::.!::.::ハ::.|::.|: :.|::.::|::.:斗-‐´: : ::.::.::.. : : :ヽ::斗: :.l: :!
j::.|::.}::.::|::.:斗v:: :.!::.イ::.::.ト、::.:ト、: :ヽ:_::.::.:../ト :l:: : ト:|
ノ‐ |:/::.:/ イ|:. |::.::ハ::.::.l \:、\: \7'ァミl::.|:: :l }}
l::l::.:ヽム/ |::.::.::.::.::.ト:斗---`孑` ーイォ::小::./l/′
|::{::.::.::V77!::.::.::l:: ´l `,≧zzミ |ュリ }:./::.|
l:ハ:.}:.l/:.| |::.::.::.:ト、:.V/ト-':...} ´ イ::.: :|
| `j小:.| ト::.::.:..:ヽ-ミ` Vユツ ヽ ハ::j:リ
ヽ / |! リ_トヘ:l::.:...:.ヽ「 { _, .イ::.イ/
_ノ.. ..:..|:ト、::.::.:、\` ー-、 ´ '/:.|:/フ:>、
r‐<::`丶:..:ハト、_\::.:ヽ ̄` }┬‐.:: : :〃::/: : /、
/´ ̄` ミヽ:\ヽ:..:.「 >:}-- 、 ノ|:... : : l:::./: :./ ヽ
! \\:ヽ..:.Vーノ-- 、\7:..: : : :|::/: :/ !
. | ヽ:ヽ:〉ム二ニ、‐- 7|:..:. : :/::l: :// |
V ー 、 V / ` ‐{ノ:..:..:./::/ // |
| --- { ヽ..:./::/ /// |
髪型で好み変えるのはやめなさいよね
713:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/16 00:00:46 9dlack6h
>>711
ポニーテールだったら後ろからハルにゃんの
キョンのことなら聞き逃さない耳が拝めるな。
714:ハルキョン SS dance in 1/4
07/10/16 00:02:32 kdd4Ywj3
特にすることもない穏やかな放課後。しかしそんなものはいつも暴走機関車こと我らが団長に打ち破られてしまうのだ。
「みんなっ!これに参加するわよ!」
ハルヒが突き出したチラシには『ダンス』の文字が踊っていた。
「ダンスなんて出来ないぞ俺は」
「今から練習すればいいでしょ」
大会の開催日を見ると2週間後だった。
「2週間でどうしろと言うんだ」
「大丈夫よ。たいした大会でもないしあたし達なら楽勝よ!これを踏み台として世界に羽ばたくのが目標だから」
当然のように言うハルヒ。こいつの意味不明で根拠のない自信はどこから湧き出ているのだろうか。
「じゃあさっそくペアを作るわ。まず古泉君とみくるちゃん」
「ふぇ~!?」という声が聞こえるが異論は挟みにくい。
見た目は美男美女で朝比奈さんのドジも古泉ならフォローできそうだ。
などと出場する方向で考えてしまっているのは体がハルヒの無茶に慣れてしまっているからだろうか。
「で、もう一組があたしがあんたと組んであげる。他に男もいないしね」
嫌々俺を見るハルヒ。そこまでして組んでもらいたくないぞ。ん?まてよ。
「じゃあ長門はどうするんだ」
「有希?そうね…裏方でもやってもらいましょうか」
今の今まで忘れていたような口ぶりになんとなくイラついた。
「わかったよ参加しよう」
「当たり前でしょ。じゃあ早速、い…」
「ただし俺は長門と組みたいんだが」
「え…」
いくつかの声が重なった気がする。
「長門だけ仲間はずれなんてのはおかしいからな。おなじSOS団だろうが。ハルヒは映画のときみたいに監督をやればいいだろ?」
みんなの視線が俺に集中している。なんというか舞台にでも立っている気分だ。
「だいたいハルヒと俺が組んだらハルヒの無茶な動きに振り回されて失敗するのが目に見えてる」
「しかしそれでは…」
古泉が何か言おうとしたが「…もういい!わかったわよ」というハルヒの声に止められた。
「どうした、何怒鳴ってんだ?」
「…ふん!見てなさいよ。二組とも優勝させてみせるから」
両方優勝はないだろ。せめてSOS団でワンツーフィニッシュくらいにしといてもらいたい。
「ちょっとまってて」
とハルヒが出て行った。その隙を逃すまいとするかのように古泉が寄ってきた。
「なぜあんなことを?」
あんなことと言われてもな。一番みんなが楽しめると思ったんだが。
「具体的には?」
「長門にとっては未知のものだろうからな。いろいろやらせてやりたいのさ」
いざとなったら宇宙パワーでフォローも期待できるしな。
「ハルヒなら監督とか仕切るのが好きだろ?わざわざ参加しなくても俺たちを活躍させればそれで満足するだろ」
「あなたは…!」
バン!とドアが開く。
「あれ?どうしたの古泉くん」
「…いえ何でもありません」
古泉が何を言おうとしたのかわからない。それよりもハルヒが持ってきたもののほうが気になった。
「ふふ、これは本番用の衣装よ!」
なぜそっちから先に用意するのか理解に苦しむ。
「じゃじゃーん!」
どこから入手したのか、など疑問はつきないがどうも本物のようだった。
「わぁ~きれい…」
朝比奈さんは釘付けだ。
「ちょっとみくるちゃん立っててね」
上からあわせてみるハルヒ。あれを朝比奈さんが着たらと思うとはやる心を抑えられない。
「キョン古泉くんの分はあるんだけど有希のは待ってて。ちょっと遅れてるみたいなの」
ハルヒにしては珍しい。こういうとき一通り揃えてからくるやつだとおもっていたのだがな。
そんなこんなで練習が始まった。
715:ハルキョン SS dance in 2/4
07/10/16 00:03:45 kdd4Ywj3
リズムに乗ってくるくると
古泉という男を見くびっていたかもしれない。
あの朝比奈さんと組んで見事にリードし、かつ朝比奈さんの魅力を引き出している。
まあ朝比奈さんは魅力の塊なので普通にしていればすばらしいものになるのだが。
かくゆう俺はというと散々だった。
初めは長門が一切動いてくれなかったせいもあるが途中からはハルヒの「有希ならダンスくらい簡単でしょ」の一言でマスター級となった長門についていくのが精一杯で迷惑のかけっぱなしだった。
少しは運動でもしておくべきだったか。
「大丈夫。わたしがなんとかする」
長門は俺自身にブーストをかけて…なんてことはなく地道に一つ一つの動作を教えてくれた。
その間ハルヒは個人の成長度合いをみたり、練習場所の確保やら曲の選定やらで忙しく動いていた。
やっぱりあいつは総監督みたいなほうがうまく動けるな。
少し気になるのがいつもの無茶な暴走がないことだ。
ハルヒも大人になったという事かも知れないが俺のいないところでもしっかり出来ているのがなんとなく不安だった。
らしくないというかなんと言えばいいのか俺にもよくわからない。
長門の丁寧な指導もあって一週間後には俺もなんとか形になった。
「ふーん、キョンのくせに一応踊れてるじゃない」
「まあな、全部長門のおかげだけどな」
「…有希の?」
「ああ、長門が丁寧に教えてくれたからな。相手がお前だったら無理だったろうな」
やれ「なんで出来ないのよ!」とか「気合が足りないわ!」とか「バカキョン!」やらでまったく上達しなかったに違いない。
「…」
「まあ少し言いすぎかもしれないけどな」
「…ふん」
ハルヒはどこかへ行ってしまった。
まあいいさ練習練習。
「精が出ますね」
古泉か、こいつだって楽じゃないだろうに。
「まあそれでも楽しんでいますよ。涼宮さんのおかげです」
「何言ってんだ。俺にとっては長門のおかげで何とかなってるだけで楽しくなんてないぞ。ハルヒも面倒なことをさせるなよな」
「…その言い方はどうかと思いますよ。涼宮さんなりに楽しくなると思っての行動でしょうし」
「だから厄介なんだよ。お前はいいかもしれないけどな、俺や朝比奈さんはきついんだぞ」
「え?わたし楽しいですよ」
幸せという言葉そのもののように微笑む朝比奈さん。
「楽しいですか?こんなやったこともないようなこと」
「はい。やったことのないものだから楽しいんですよ」
ニコニコしてる朝比奈さん。そういう考え方もあるのか。
「ま、それでも俺は嫌ですよ。長門のおかげでなんとか形になってるだけです」
「…僕としてはあなたには涼宮さんの相手をして頂きたかったですがね」
「断る。なんで俺がそんなことせにゃならんのだ。あいつのわがままに付き合ってやってるだけでも感謝して欲しいくらいだ」
目に浮かぶよ。あいつに散々につき合わされ、まともな練習も出来ずになし崩し的に大会に臨む姿が。
もしそうなってたらいつかの野球みたいに長門に迷惑かけることになっただろうしな。
「でも…涼宮さん、すごく頑張ってますよ?わたし達のためにいろんなことして…」
「自業自得ですよ。むしろそういう裏方的な仕事をやってたほうがいいんです」
朝比奈さんは目を伏せ、古泉は心なしか鋭い視線で俺を見る。
二人ともハルヒに甘いからな。俺くらいは正しいことを言ってやらなきゃ。
「涼宮ハルヒ」
長門の呟きに振り返ると誰もいない。
「ハルヒがどうかしたのか?」
「…そこにいた」
もう一度見ても誰もいない。なんだか知らんが勝手に帰ってしまったらしい。
本当に好き勝手してるな。
長門が俺をじっと見ていた。