07/09/29 03:48:44 k2MVL9gK
「ダメじゃないのみくるちゃん!ちゃんと漫画も読んでおかないと」
ぽかり。
「いたっ」
「やめろバカ。なにが漫画だ。これのどこが涼宮ハルヒなんだ?何が面白いんだよ」
「なによ、止めないでよ。これもメディアミックスの一つなのっ!」
「誰の漫画だそれは。ちっとも面白くない。つまらん」
「何が気に入らないって言うのよ!」
本気で頭に来た。
古泉が俺の右手を止めているのを見て、俺は初めて自分が本を破ろうとしていることに気付く。
このクソ漫画。放せ古泉。こんなものは存在していてはいけないんだ。
しかし古泉は小さく首を振ると、無言で俺に一冊の本を手渡した。
つ『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』