【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その58at ANICHARA2
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その58 - 暇つぶし2ch233:ハルキョン SS かき氷 1/2
07/08/30 00:17:12 7Kpa6TsV
「へいお待ち!」
ハルヒが持ってきたのはちょいと古めのかき氷機(ペンギン型)だ。
懐かしいというか古きよき日本の夏というか。
「文句あるなら食べなくていいわよ」
「誰も文句なんて言ってないだろ」
そんなこんなでかき氷大会が始まった。主に俺が肉体労働する羽目になるのは、まあ仕方ないだろう。

ハルヒはバクバク食べてる。あいつは頭がキーンとなったりしないのだろうか。
「鍛え方が違うのよ」
脳が鍛えられるとは人間じゃないな。
それに比べ朝比奈さんといったら両手で頭を抱え縮こまってあうあう言ってる。可愛らしいことこの上ない。
「大丈夫ですか」と声をかけると涙目で俺を見上げてきた。未来にはかき氷はないのだろうか。まあこの人なら知っていても同じことをするのだろうけど。それにしてもなんというか保護欲をかきたてられるね。
「あ…」気づけば朝比奈さんの頭を撫でていた。痛いの痛いの飛んでいけ、と同じ理屈だ。
嫌がられるかと思ったが朝比奈さんは撫でられるままだった。
柔らかい髪の感触にぽーっとした朝比奈さんの表情。うむ、なんというかヤバイ。
「こら!あたしのみくるちゃんに手ぇ出すなバカキョン!」
ハルヒの怒声に慌てて手を離す。ある意味助かった。
ふと長門を見るとかき氷機が珍しいのかじっとかき氷機を見ている。
だがかき氷機がペンギン型なものだからまるでペンギンとにらめっこしているようだった。
その光景がほほえましくてついつい頬が緩む。
「長門、それ欲しいならやろうか?」
ハルヒの文句を言う声が飛んでくる。かき氷機くらい俺が買ってやるからおとなしくしててくれ。
長門が俺とペンギンを交互に見比べる。
その姿もまたほほえましい。
「ま、それが駄目ならオフシーズンは長門に預かっててもらおう。それならいいだろ、ハルヒ」
ハルヒはしぶしぶといった様子でOKした。
長門とペンギンの組み合わせはなかなか面白そうだ。

古泉が話しかけてきた。
「どうも閉鎖空間が発生したようです」
「なんだと?楽しくやってたじゃないか」
「あなたはそうでしょうが涼宮さんはそうでもないようですね」
ハルヒはやけ食いのようにかき氷を食べている。
「どうしろってんだ」
「わかりません。このまま放置すれば僕は出かけなければいけませんから出来ればなんとかして頂きたいですね」
なんでこうなるんだ。やれやれ。


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