07/08/29 23:57:18 WXVxT4Dv
HDDの埋もれファイル。甘くはないけどどうぞ。
日曜日の朝。
お母さんは早くからお弁当作り。唐揚げと卵焼き,大きなおむすび…お母さんのお弁当は
いつも「こんなに食べられるの?」ってくらい大きい。
でも,不思議といつもきれいに食べてしまう。…やっぱり美味しいから!
「ナツキ,お父さん起こしてきて!もう,いっつも遅いんだから…」
お母さんはそんな言いながら,どこか楽しげだ。のんびり屋さんのお父さんをいつも引っ張
り回しているようで,本当はお父さんに頼り切り。素直じゃないなあ,お母さん。
「お父さん!朝だよー!今日は不思議探索だから早く起きなさーい!」
私は寝ているお父さんの布団に飛び込む。お父さんは半分寝惚けながら,私を抱えて起き
あがる。
「やれやれ,もう朝か…ナツキ,もう4年生なんだからちょっとボディプレスはきついぞ。」
「へへー,お早う,お父さん。朝ご飯食べよ。」
「母さんと叔母さんに似ちまったなあ。朝比奈さんみたいにもっとこう…「お母さーん!お父さ
んがみくるちゃんの方が「違う!ちょっ,こら!」
朝ご飯の前にお母さんから締め上げられるお父さん。ちょっとかわいそうだったかな…