07/08/01 23:13:37 U5mTjz9R
『分裂』209ページあたりからの水面下
(喜緑さんの手をガシッと掴んだ瞬間、天蓋領域とコンタクトをとる九曜)
九曜「……二体目の―情報統合思念体型インターフェースと―接触……。
…………予定外の事態―しかし、皮膚による直接的接触に成功…………。
……天蓋領域―今なら、思念体との情報交換が、可能……。
…………相手へのメッセージの作成、送信を―早く…………」
天蓋領域『え、ちょ、こんな急に!? まずいわ、今、すごく重要な情報処理作業の
最中なのよ! 手を離すことはできないわ!
くーちゃん、悪いけどあたしの代わりに、友好のメッセージを伝えて!』
九「……それは、不可能―それだけの情報構成能力を、私は、有していない……。
…………何か単純な会話でもいい―天蓋領域、相手との意思相通を…………。
……でないと、私はただの―無礼者になって、しまう……」
天『え、えと、じゃあ……さっきからエアーマンが倒せなくて困ってるんですけど、
何かいい攻略法があったらギブミーアドバイスプリーズ!』
九「……ちょ―重要な情報処理作業って―もしかして―ファミコン……?」
天『だって、この竜巻が、(でよんでよんでよん←効果音)あーまた死んだー!』
喜緑「エアーマンはリーフシールドが弱点ですから、ウッドマンを先に倒してから
挑むといいと思いますわ?(にこ)」
天『え、そーなの? おっしゃあそれさえわかればラクショーってなもんよ!
ありがとね、綺麗なお嬢ちゃん! それとえーと、あなたのお父さんたちにも
よろしく! いつかちゃんと挨拶するから!(ぴこぴこ)』
九「……………………………………」
喜「(さて、と)―失礼ですがお客様、お放しいただけますか。このままでは、
ご注文の品をお届けすることができません」
九「……………………………………」
―数時間後―
天『おーい助けてよーくーちゃーん! ウッドマン強すぎー! 倒せないー!』
九(……駄目だ―こいつ―私がしっかりしないと……)