07/07/31 23:48:24 SWL8OdZ2
『分裂』141ページあたりの水面下
天蓋領域『あーもう、あのキョン君て子が羨ましいわー。何あれ? ナチュラルに
ハーレムルートじゃん。ずるくない? ね、くーちゃんもそう思わない?』
九曜「……その彼と―今まさに、接触した、ところ―無駄口は、よして……」
天『そうはいうけどさー。彼に比べて、あたしなんてもう何億年一人ぼっちなのやら。
だいたい広域帯情報意識って出会いがなさすぎだってのー。寂しいよー』
九「…………今言うことじゃ―ない―。緊急事態―涼宮ハルヒと―接触―。
さらに、情報統合思念体型インターフェースの、接近も―確認…………。
天『へぇ? あの子が私と対になる情報意識の作ったインターフェースなの。ふーん、
けっこう可愛いじゃないの――ちょっとくーちゃん』
九「…………何…………?」
天『あのインターフェースの後ろにいる、ナイスミドルなおじさまはどなた?』
九「……私には視認できない―しかし―おそらく、あのインターフェースを通じて
アクセス可能な情報体―すなわち、情報統合思念体本体と―思われる……」
天『うわ、マジ? やっぱそーなの!? すごい、めっちゃカッコいいじゃん!
あれ、その更に後ろに、ワイルドな感じのおにーさんと、子犬ちゃんっぽい癒し系
美少年までいるじゃない! あ、もしかして急進派とか穏健派とかいった人たち?
……やべぇ……よりどりみどりじゃないのよ……これなんてときメモGS?』
九「…………天蓋領域―鼻息、荒い…………」
天『やかましい。くーちゃん、涼宮ハルヒとキョン君は後回しよ。今は、あのインター
フェースにアクセスしなさい。そして彼女を介して、情報統合思念体に合コンの……
じゃない、友好の意思を伝えるのよ。協力して事を運べれば、鬼に金棒じゃない?』
九「…………下心がバレバレすぎる気が―するけど―やってみる…………」
~通信中~(みょいんみょいんみょいん)
天『(ぬふふふ、うまく情報交換できればこっちのものよ。あたしの女の魅力をもって、
キョン君など及びもつかない逆ハーレムを作ってやるんだもんね~♪)』
~通信完了~
九「……概念の共有に失敗―会話不能。思考プロセスも―不明……」
天『(´・ω・`)』