07/07/20 03:09:26 x6v4Q4Z3
「佐々木さんとケンカ」
きっかけは俺の何気ない質問だった。
「佐々木って男の好みとかあるのか?」
たしかこんな様な質問をしたはずだ。
すると佐々木はくっくっといつもの笑いを見せた後これまたいつもの長台詞をはいた。
「いいかい?キョン、君も健全な男子中学生なのだからそういったことに興味があるのはわからないではない。
けれどね、前にも言ったとおり僕にとっては恋愛なんて精神病に過ぎないんだ。内面を考慮に入れてさえそれなのだから
外見なんてそれ以前の問題さ、むしろほとんど問題にならないといっていいだろう。
まぁ僕だって人間だから余り不潔だったりするのはいやだし、今のところそんなものに出会ったことは無いけれどもしかしたら
生理的に受け付けない顔だってあるかもしれない。でもそんなものは僕にとってはどうでもいいことなのさ。
時折外見だけを人間の評価基準にする人を見かけるけど僕には信じられないね。
でもまぁそうだね、親交を深めるという点においてはキョン、君見たいタイプが理想かな」
なんともまぁ佐々木らしいお言葉だ。
しかも最後に結構恥ずかしい言葉を付けやがった。
「はぁ・・・・・・なんともお前らしいな」
やっぱりこの手の話題は佐々木にはだめか。
そう思ってこの話題を打ち切ろうとしたとき佐々木から追い討ちが入った。
「それで、君はどうなんだい?」
「あ?」
「好みの異性のタイプだよ、僕は答えたじゃないか、君みたいなタイプがいいって。君が答えないのはフェアじゃないよ」
「ぬ・・・・・・」