07/07/10 01:36:59 vepNYK3z
もいっちょ。
佐々木さん、文化祭であえて小説版の方で映画を作るの巻
佐々木
「キョン……。よく聞いてほしい。
君がこのビデオを見ている頃、僕は多分、この世にはいないと思う。これは、僕の親友への、最後の頼みだ。
君に渡した包みの中には、手編みのマフラーのほかに、涼宮さんの能力についての僕なりの推論を収めた品が入っている。
君が、僕や涼宮さんの対象になったわけを、僕の知る限り納めた。
もし、クリスマス手編み作戦が失敗したら、これを、機関か、統合思念体の人に届けてほしい。人外の機関が本当だと信じてくれたら、
君はこれ以上トラブルに巻き込まれることはないと思う。僕から、もうひとつのクリスマス・プレゼントというわけさ。
僕が自分で届けようと思ったんだけど……悲しいけど、僕も佐々木団の団長なんだ。やっぱり涼宮さんを、この手で討ち取ってやりたい。
そう思う。別に、高校に入ってからキョンを独占したことが憎いとか、なんで涼宮さんだけ名前で呼ぶんだよとか、そんなんじゃないんだ。
ただ、こんな僕を選んでくれた橘さんや九曜さんに、団長として、少しでも恩返ししたって……。わかってもらえるかな? キョン……。
キョン。僕のフラグはたぶん折れるだろうが……そのことで、涼宮さんや、とりわけ涼宮さんを恨んだりしないでほしい。
彼女だって、僕と同じで、どうしても譲れないものを、勝ち取ろうとしているだけなんだ。これは僕の、最後の頼みだ……。
もし、運良く生き延びて、この騒動が終わったらさ。必ず、一緒の塾に通おう。また二人で月夜の下を歩こう。約束だよ。
じゃあね、キョン。元気で暮らしてね。涼宮さんによろしく。くっくっ」
(自主制作映画「ポケットの中のフラグ」じょうえいちう)
橘「佐々木さーん、これ死んじゃうじゃないでずがー(号泣)」
佐々木「いや、ちょっと待って。小説版では……」
キョン「佐々木ー(号泣)」
佐々木「ちょっと! キョンまで!」
九曜「--安らかに--眠れ」
佐々木「九曜さんまで!」
藤原「俺の出番は……」
佐々木「ポンジーはカツかハザウェイ、好きな方を選んで」
藤原「ちょっ!」
(エンディングテーマ「ポケットの中にはフラグがひとつ~♪ ポケットをたたくとフラグが折れる~♪ 以下略」)
小説版のネタバレ
実は生きてるんですよ、小説版だと。