【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part14【変な女】at ANICHARA2
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part14【変な女】 - 暇つぶし2ch750:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 06:22:19 fWIjiaJY
定期あげ

751:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 07:46:59 /BfI1XX9
聡明だけど薄幸そう
そしてあのことば使い
なにげに大正時代の香りがするよ



752:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:49:57 8CJqPNfS
「やぁキョン。」
突然俺は後ろから声をかけられた。
なんだ佐々木か。
「この前はずいぶんと迷惑をかけてしまったね。
本当に申し訳なく思っているよ。」
確かにあれは大変だったな。迷惑もこうむったが、それは佐々木のせいではないさ。
「そういってもらうとこちらも気が楽になるよ。
どうだいキョン?もしも時間が有るのなら、一緒に歩かないかい?」
お前の方からそんなことを言い出すなんて珍しいな。
悪戯を考えた子供のような顔をしてそんなことを訊いてくる。
分かった。一緒に歩かせてもらおう。
時間?勿論十分に有るさ。
「そうかい……くく……相変わらずだね君は。」
馬鹿にされている気がそこはかとなくするが……
高校生にだって休息は健全な学生生活を謳歌するためにも必要なのさ。
「その辺りが変わっていないといっているんだよ。キョン?」
まぁ良いだろう?細かい事は気にせず。
それとも、誘ったのは俺をからかうためか?
「そんなことはないさ。ただたまには一緒にお茶でも飲んでみようともってね。
さっき歩かないかと言ったがね、この先においしいコーヒーを出す店が新しく出来たんだ。
そこに君を誘ってみようと思ったんだよ。」
なるほどな。それは一度飲んでみたいものだな。
佐々木は行ってみたのか?
「残念ながらまだそのお店のコーヒーを味わう事はできていないんだ。
なかなか敷居の高い感じのお店でね。白状しよう。
一人で入るのは少し気後れがしてしまってね。
それで君をこうやって誘ってみているのだよ。」
少し恥ずかしそうに、そう言って佐々木は笑った。
そういうわけなら、
何か裏があるんじゃないかと思う必要がなくなって心置きなく飲む事が出来るよ。
「では行こうか」
そういって俺達は歩き始めた。


753:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:51:12 8CJqPNfS
そのまま15分ほど俺達はそれぞれの学校の話をしながら、
歩き続けた。
ちょうど信号が赤になったので横断歩道の前で俺達は立ち止まっていた。
この道路は最近まで2車線しかなかったのだが、
最近になって4車線になった道路で結構交通量がある。
そんなことを考えながら、
さっきから俺のほうを向いて話している佐々木の方を向いた。
その時俺はあることに気がついた。
俺達のほんの少し先を走っている黒のセダンのドライバーが舟を漕いでいる事に―
そう思ったとき、そのドライバーがハンドル操作を誤ったのだろう。
そのセダンは俺達の方へと突っ込んできた。
「佐々木―!!」
俺はとっさに佐々木を突き飛ばした。
だが、その反動で俺は逆に動けなくなってしまい、
次の瞬間俺の視界は迫るセダンでいっぱいになった―


754:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:52:32 8CJqPNfS
初め私には何が起こったのか分からなかった。
いつもの様に彼に話していたら突然彼に突き飛ばされてしまった。
そして、突き飛ばされ倒れてしまった後、
ドン!!ガン!!と言う音に前を向くと、
黒い乗用車が近くの店の壁面にフロントをぶつけて止まっていた。
だが、そんなことよりも、私を突き飛ばした彼がありえないほど遠くにいた。
なぜ彼はあんなところに突然いるのだろうか?
私は目の前で起こった事が分からず、
ただ呆然としてしまっていた。
(そうだ……彼のところに行かなきゃ)
ようやく少し理解が追いついてきてそう思い彼へと近づいていった。
遠くで見ていると気がつかなかったが、
近づいていってみると、
彼の下に血だまりが広がっているのが分かった。
私はその非現実的な光景にどこか呆然と彼の元へ歩いていった。
「おい!キョン!!大丈夫か!!??」
ようやく彼の元へたどり着きそうになった時に、
視界の端から二人の少年が駆け出してきた。
「キョン!キョン!!聞こえるか!!!聞こえたらこの手を握れ!!!!」
少年の一人が彼の名前を叫びながら、
手を握っている。
「くそ!!駄目だ出血が多すぎる!!!脈も弱い。国木田!周囲の安全確保を頼む。」
そう言った後少年の一人は私の方を指差して119番に連絡をするように言った。
(119番……何番に連絡すれば良いんだ……!!)
とっさの事にどうしようもなく思考が空回りする。
そうしている間にも、私に指示を与えた少年はベルトを使い、
腕の出血を抑えたあと、気道を確保して、内臓に損傷がないか触診をしたり、
適切な処置を取っている。
ようやく私が119番通報をしようとしたとき、
もう救急車やパトカーのサイレンが聞こえ始めていた。
どうやら誰かが通報をしてくれたらしい―

755:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:53:59 8CJqPNfS
3時間後私は病院の待合室にいた。
彼の手術はまだ行われている。
彼の両親や彼を助けてくれた彼の友人らしい人も一緒にいる。
「佐々木さん……きっとキョンは大丈夫だよ。」
助けてくれた少年の一人が私に声をかけてきた。
どこかで見た事がある気がする。
「あ、ひょっとして覚えてないかな?国木田だよ。」
そうだ。国木田くんだ。
中学の頃彼と一緒のクラスだった時に同じクラスだった。
「久方ぶりだね……」
私は精神的に参ってしまっていたのでそれしか言う事が出来なかった。
私はそんなことよりも、彼の事が気になって仕方がなかった。
そんな私の事を分かってくれたのか、
国木田君は何も言わずに一度私に微笑むと、
もう一人の友達のところへと歩いていった。
その少年もどうやら彼のことをすごく心配しているようだった。

756:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:55:23 8CJqPNfS
8時間後ようやく手術中のランプが消えた。
どうやら手術が終わったらしい。
医者が出てきて一命をとりとめたことを私達に伝えると、
空気が緩むのが分かった。
しかし医者によると予断を許さない状態らしい。
一命は取り留めたものの脳に後遺症が残ったり、
このまま目覚めない可能性もあるそうだ。
私はベッドに横になっている彼の姿を見て、
そういった医者の事を思い出していた。
私の何ができるだろうか……?
実際事故の現場にいても全く何もできなかった私に。
私には世界を変える力があるらしい。
今まで私はそんなものは入らないと思っていた。
しかし、今私は彼が助かるならどんな事でも受け入れるつもりでいた。
(どうか……どうか……彼を助けてください……!!)
そう祈ったとき、
私は自分自身の閉鎖空間の中にいた。
私自身は来た事がなかったが、
話には何度も聞いていたので動揺する事はなかった。
そして何よりもそこには彼がいた。
しかし、地面に倒れて動かないでいる。
恐怖に駆られながら私は彼の元に駆け寄り彼をゆすった。
「ん……」
そういって彼は目を覚ました。
どうやらただ単に眠っていてらしい。
(良かった……)
そう思って彼に話しかけた。
「佐々木か……どうしたんだ……ここは……閉鎖空間か……?」
そう彼は言った
「分からない。気がついたらここに僕はいた」
私は彼を助けて欲しいと思ったらここに居た。
詳しくその事を話すと、彼はあっけらかんとこういった。
「じゃあ、ここを出たらもう助かってるのかもな。」
私は彼のそのあっけらかんとした口調に思わず呆然としてしまった。
くっくく……
思わずそんな笑いがのどの置くから出てきてしまう。
全く彼らしい。
「ありがとな佐々木。わざわざ俺のために力を使ってくれて。」
『彼以外になんて使うつもりはない』
とでもいえたらこの気持ちは解決したのかもしれないが、
先ほどの彼の言葉に影響されてか、
私は意地っ張りな自分を出してしまった。
「保健室のお返しだよ。僕と君はこれで貸し借り無しだ。」
「保健室……?」
彼はしばらく悩んでいたようだが、
ややあって、とにかくありがとうといった。
彼は覚えていないのかもしれないな。
少し残念だが仕方ない。
そしてこの夢の空間ももう終わりのようだ。
この空間での事は彼はきっと覚えていないだろう。
なんとなくそんな気がした―

757:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:56:24 8CJqPNfS
私は病院の廊下で目を覚ました。
彼は一般の病室に移ったようだ。
何とか面会も出来そうだ。
私は彼の面会に行く事にした。
彼は病室のベットの上で眠っている。
なんとなく彼はすぐ目を覚ます気がした。
彼に肩に手をかけようとしたその時、
病室の扉が勢いよく開かれた―


758:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:57:49 8CJqPNfS
「キョン―!!」
涼宮さんたちだった。
どうやらようやく連絡が行ったらしい。
全く間が悪いな……少しそう思ったが、私は後を涼宮さんたちに任せて出て行こうと思った。
彼が目覚めたときにいるのは、
廊下で眠っている二人の少年でも、
私でもなく彼女達だと思ったから。
最後に彼女達に「もうすぐ目覚めると思うよ。」
とだけは言って戸に手をかけた。
「どういう意味よ!?」
涼宮さんたちが聞いてきたが、私にもそういう感覚がすると言うだけで、
具体的な理由はないのだから説明のしようもない。
ちょうどその時彼が目を覚ます気配がした。
大慌てで戸をあけて出ようとする。
長門さんに手をつかまれた。
「大規模な情報フレアが観測された。
その発信源は貴方。貴方は彼を治すように情報を改変した。
私は貴方に感謝している」
彼女はそういって私の方を見た。
彼女が手を離してくれないから、彼が目を覚ましてしまった。
「キョン!!何度心配をかけるつもり!?罰として……罰として……」
「佐々木……怪我はないか?」
彼は涼宮さんの話すのを差し置いて、第一声でそういった。
自分の怪我じゃなく私なんかの怪我を聞いてきたのだ。
本当に嬉しさで涙が出そうになってきた。
(もう……ばか……そんなのだから……もう……)
長門さんが手を離してくれたので、
大丈夫とだけ伝えて、部屋を出た。
目から落ちる涙を隠すために―
(ありがとう……心配してくれて。大好きだよ。キョン。君の役に立てたのかな?)

759:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:59:45 8CJqPNfS
以上です。名作達の後に申し訳ありませんでした。
本当はもう少し続く予定だったのですが、途中で力尽きてしまいました。
すみません。

760:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 11:25:20 sOO1hydX
URLリンク(www10.atwiki.jp)

こんなん作ってみたけどどお?

761:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 11:38:44 iKFibDuk
>>759
感動した…
GJ!

>>760
今の保管庫よりはいいと思うな
更新率も今よりは良くなりそう

762:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 12:23:24 d3HDj2AJ
>>759
いい仕事してますねぇ

763:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 12:46:12 ZZVy6IiU
>>760
いいと思う
小ネタは載せない感じ?

764:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 12:52:06 tqPDEnGi
>>759
あなたは神ですか?
GJ!

765:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:18:25 CE3O7a4Z
なぜ『佐々木14スレ』は豊作なのか?

【仮説】
佐々木‘14’スレ
 ↓
佐々木‘十四’スレ
 ↓
‘十’に横線を足して‘キ’
 ↓
佐々木‘キ四’スレ
 ↓
佐々木‘キョン’スレ

…そうゆうことだ。

766:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:20:43 CE3O7a4Z
>>765



767:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:22:27 PcfFMH47
>>759
前後にもうちっと話が欲しかったかな。
そうじゃないと、佐々木が切なすぎるぜ・・・!

768:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:24:31 CE3O7a4Z
なぜ佐々木は豊乳でないのか?

【仮説】
佐々木
 ↓
SASAKI

S 凄く小さくて
A 赤ちゃんみたいな胸だけど
S さりげなく
A 当てても
K キョンには気付かれないから
I いっぱいギュゥって出来ちゃうんだ

…ごめんね

769:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:56:52 +DjTYtzI
>>759
凄くよかったです。

770:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 15:07:55 gA+3Nw3Z
どらまん。 - 「ゲゲゲの鬼太郎」次回予告で最近猫娘が積極的にアプローチしているのに鬼太郎が華麗にスルーしている件
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

………、最近の商用作品の男主人公は親しい女の子のアプローチをスルーせねばならないッ!!
とかいう決まりごとでもあるのかねえ…
いや鬼太郎はなんだ、いままで親しい人を失ってきたり妖怪同士のタブーだとかそんなものを考慮して
『敢えて』スルーしているのだろうけれど、キョンは無意識スルーだからねぇ…一番やりづらいんだよ


ハルヒ「ねんがんの キョンをてにいれたわよ!」

  そう かんけいないね
ニア殺してでも うばいとる
  ゆずってくれ たのむ!!



771:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 17:46:39 iKFibDuk
>>765
なるほど

>>768
なるほど
萌えるw

772:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 18:48:37 Oofk+LY9
今日は人がいないなぁ。

ここで何故佐々木がここまで人気があるかを勝手に考察。

1.男相手に男言葉、女相手に女言葉。
このわかりやすいまでに「相手に合わせてキャラを変える」という彼女の
習慣が、日ごろ「ああなんで俺は素の自分でいられないのか」と悩む
青少年のハートをがっちりときゃっち。

2.知性
古泉も知性だけなら負けはせぬ。長門もハルヒもそれは同じ。
だけれども、前者は男子、後者二人はいわば規格外。
もっともいやみったらしくないのは佐々木であると。

3.むくわれぬ恋
原作では確定されていないとて、このスレでは佐々木の恋心は周知の事実。
そしてハルヒがいる以上、けしてその恋はむくわれぬ。
その切ない境遇は万人の心を捕らえてはなさぬ。

つくづく思うことは、ハルヒや長門に関しては人は「憧れ」を抱き、
佐々木に関しては人は「シンパシー」を抱く。
ある意味もっとも「普通」のキャラ、そんな佐々木に幸あれよ。

チラ裏で失礼しました。


773:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:04:09 UMSHRD2y
>>770
な なにをする きさまらー!

774:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:07:28 8cxPsIVT
あーでも確かに俺片思い好きだわ

775:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:14:36 rZCBlfeL
非常に感動的なSSが続いて、なんかキョンがフラクラに見えなくなってきた。
これはいけません。
てなわけで俗悪「その他」を気にせずスレ消費。てりゃ。

佐々木さん台風は苦手の巻

佐々木「ねえキョン。今度の週末、台風直撃の時に、両親がそろって不在なんだ。
     柄にもなく心細くてね。非常に申し訳ないんだが、不測の事態に備えて、
     我が家に来てくれないだろうか」
キョン「いいぜ。ウチなら親父がいるし。なにより妹がはしゃぎまわって煩くてかなわないんだ」
佐々木「ああ、助かるよキョン」


橘「佐々木さん、妙にウキウキしてますね。何かいいことありましたか?」
佐々木「ううん。何でもないよ♪」
九曜「--その、本は、……料理本--」
佐々木「いや、週末は台風で家に閉じ込められそうだから、ちょっと手料理でも練習してみようかと思って♪」
橘「さすがなのです佐々木さん」

キョン「おーい佐々木、来たぞー。開けてくれ」
佐々木「や、やあキョン。待ってたよ、すまないね。もう雨も本降りのようだ。
     シャワーでも浴びてゆっくりしてくれたまえ。ご足労いただいた分、
     ちょっと豪華な料理でも献上してさしあげるよ♪」
キョン「いやー男手は多い方がいいと思ってな。国木田と、あとウチのクラスの谷口もつれてきたんだ」
谷口「HAHAHA始めまして」
国木田「……キョン、君絶対選択を誤ったと思うよ」
佐々木「……………………」


橘「佐々木さーん! なんで閉鎖空間で風速80キロの大嵐が吹き荒れてるんですかー」

776:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:20:24 /BfI1XX9
>>772 シンパシーを抱く を パンジーを抱く と誤読したおれに幸あれ


777:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:24:15 tqPDEnGi
>>775
最近のSSによるキョンに対しての高評価が一気に元通りになったぜw

778:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:26:15 8cxPsIVT
>>775
佐々木「中継の橘さん、どうぞー」

779:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:35:25 EeYyoEUf
チビモン

   ⊂_⊂_ヽ                       
   (( ・∀・)<ハルヒって何?
   (( ⊃ ⊃ 
 ⊂(__)_)



ウパモン


   (\/ ̄\/)
  ( ( ´ ∀ ` ) ) <たぶんこういう話の漫画だよ↓
   (/\_/\)    


世界は300X年、世の中はマッチョであふれかえっていた、しかしマッチョはプロテインを求めて殺しあった。
そんなマッチョたちの暴走を阻止するためにオーキド博士に作られた、サイボーグマッチョ009その名も「ハルヒ」

780:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:36:36 6mJ/eAnk
いやバカ二人も空気嫁よとw
お前らは早く帰れオーラ浴びながら食う飯は美味くないだろ、いやいやまじで

781:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:43:37 l7zG5qHU
>>770
あんま関係なくて悪いんだけど選択肢の隣にあるニアってなんなのかな?
他のスレでも時々見るんだけど、矢印?

782:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:50:54 ZZVy6IiU
>>781
FFとかの指の形したカーソルあるだろ、あれだよ

ニア←のほかには

rア←こんなのもあるでよ

783:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:52:36 ltEukIMP
>>781
正解かどうかわからんけど、
人差し指で指してる右手に俺は見えるのでそれかなと思っている

784:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:53:35 oVCMudly
>>775
キョンは相変わらず佐々木のことがわかってないww
WAWAWAはアホだけど国木田はよく分かっていらっしゃるw

785:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:54:58 ltEukIMP
やっぱ指なのか

それはそうと、数日振りにきたら、神SSがたくさん来てるな
(・∀・)カンドウシタ!!

786:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:07:21 SUPl+lYv

   僕のことが 好きになる スキにな~る~
   ……ダメかな?
      , -‐- 、.       ,. ‐-ー- 、
     ,'. /  ト、 ヽ      ノ /    ヽ
.    i. ((从ソ 从〉    ノハハハハハ !
    l. (|┳ ┳i!l      !|─ ─ ,iリ)!
.    ハNiヘ.''' ヮ''ノハ!.∩   ’ 、 - ,ノル´ ……?
     ⊂)"ー'゙.!ニア∪    〈}゙|†'|´{'>  俺は別に お前を嫌いじゃないが
      /ュュュュゝ          i´T `i
      〈__八_,〉        〈_,八__〉

787:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:13:02 WrIHlSRn
風速80「キロ」ってヤバスギだろ

788:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:14:24 oVCMudly
>>786
キョンに意味が伝わってないw
佐々木かわいいよ佐々木

789:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:32:22 UMSHRD2y
>>787
マジレスすると、
「風速80キロ=秒速約22メートル」

ギリギリ台風とは呼べないなww



790:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:45:14 9MwpKZRa
でも「嫌いじゃない」だけで割りとご満悦な佐々木さん。

791:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:00:00 GSrgp85/
235 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/19(木) 19:39:36 ID:XQ9Vmk0o
驚愕だったら二日くらい前から紗羅とかで流れてる
内容飛び飛びだけど

はっきり言ってつまんなかった

236 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/19(木) 19:41:47 ID:XQ9Vmk0o
途中で送信しちゃったぜ

つまんないから新刊として出せないのかなあとか、勘ぐりたくなる
取り敢えず佐々木が思いっきり黒くて橘は悲惨に可愛かった

792:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:02:59 ZZVy6IiU
>>790
佐々木「キョンのいいとこ、ひとつめーっけ!」

793:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:06:37 iKFibDuk
>>791
橘は可愛いって言ってるとこが釣りくせえw

>>792
なんというアホの子…w

794:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:08:14 zVfEWy69
>>775
佐々木「お茶です」(茶葉の缶を置く)
谷口「ああ、こりゃオイシイ さすが高級茶葉だ!」
国木田「やっぱり僕らは帰ったほうがいいんじゃないかな」

795:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:15:13 ZZVy6IiU
>>775
佐々木「まぁ、せっかく来たんだしお茶漬けでもどうです?」
国木田「……せっかくだけど(ry」
谷口「いただきます!」
国木田「た、谷口…(駄目だこいつ……早くなんとかしないと)」

796:760
07/07/19 21:28:13 L1Umlfer
ただいまwiki保管庫の更新をしているのものですが、SSがあまりにも多すぎて苦労しております。
ということで、今までの奴で先にこれだけはさっさと保守しておけ!ってなSSがあったらそれを優先的に保管しようと思っております。
というわけで、お気に入りSSのタイトルを教えてくれ。

あと、part10-12のログがあったらうpしてもらえるとうれしい。

797:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:32:33 Y0TYe5i8
>>795
佐々木は京都人だったのかw

798:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:35:55 fWIjiaJY
定期あげ

799:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:51:45 y1snbnGC
>>789
亀マジレスすると「風速」は毎秒単位なのでそれは間違い
純粋に「大気の流れが毎秒80000メートル移動する」と言う事になる

800:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:55:40 5HDY2bvu
>>799
きょこたんが吹っ飛んで行く……。

801:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:03:01 ZZVy6IiU
>>796
URLリンク(www.vipper.net)

part12 989までしかないが。。。

802:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:08:21 KlkTnxx3
太陽系を軽く脱出するな

803:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:10:01 HWLIIt4y
>800
地球脱出速度の約7倍。
宇宙のお星様に…

804:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:14:11 5HDY2bvu
見えるかい? あれが「きょこ座」だよ……。

805:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:16:37 VoFcRQVo
>>796
せっかくだから他の人のためにもDAT詰め合わせをうp
Part1~13まで

URLリンク(www.uploda.net)

806:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:29:31 o6yXNld1
Wikiにdut置くとこ作るのもいいかも?

807:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:33:32 ZZVy6IiU
10~12見っけた
URLリンク(www.vipper.net)

808:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:37:17 ZZVy6IiU
リロードしてなかった・・・orz

>>805
乙です

809:760
07/07/19 22:57:44 sOO1hydX
>>801
>>805
>>807
サンクス!

810:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:58:00 VqfSYTVb
今は過去ログ作業中?
調子に乗ってまたSS書いてきたのですが
投下しても大丈夫ですか?

811:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:59:38 ZZVy6IiU
>>810
おk

812:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:00:27 UMSHRD2y
>>799
やはり秒速80キロだったか。これは失礼。

>>804
‥‥あの人はね‥‥星になったのよ。

813:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:01:21 VqfSYTVb
それでは失礼して
最近は切ない系が多いので
熱いものを書いてみました

↓↓↓

814:1
07/07/19 23:02:23 VqfSYTVb
 春の柔らかな日差しも終わり、暖かさが暑さに変わり始めた初夏の週末、俺たちSOS
団は例によって不思議探索へと繰り出していた。以前は二人か三人のチームに分かれてい
たが、春頃に起きたハルヒの気まぐれによりくじ引き制度は廃止され、五人全員で固まっ
て行動している。

 ハルヒは一人ずんずん進んでは、路地裏を覗いたりゴミ箱をひっくり返したりそこらへ
んの隙間に棒を突っ込んだりしている。あいも変わらず元気な奴だ。朝比奈さんは時々ハ
ルヒにいじられながらも献身的についていき、愛くるしい笑顔を振りまいている。ああ、
見ているだけで疲れが吹き飛ぶようだ。長門は着かず離れずぼんやりとついてきているが、
時折書店を見つけては意味深な視線を送ってくる。本はこの前買ったでしょ、またにしな
さい。で、あとは、ああ、古泉ね。なんかそこらへんにいるよ。どうでもいいけど。

「さすがにその扱いは傷つくのですが……」
 うるさい。さっき一人で逆ナンされやがって。お前は全国のもてない男の敵だ。
「逆ナンの一つや二つ、あなたに比べれば可愛いものだと思いますが」
 俺のどこに比較される要素があるってんだ。確かにナイフで刺されるような修羅場は経
験済みだがな、あれはまた別の話だろ。
「ええ、それはまったく別の話です」
「キョン! 古泉くん! 何してんの、次行くわよ!」
 声のしたほうを仰ぎ見ると、ハルヒははるか遠くで腕を振り回して叫んでいる。
いつの間にそんな所まで行ったんだよ。やれやれ、古泉曰く落ち着いたとは言ってもそ
の行動力は衰えることを知らないな。

 そんなことを思いつつ、急かされるままに早足で足を進めていると、通りの向こうに知
った後姿を発見した。あまり見慣れない私服姿だが、あの髪型には見覚えがある。そもそ
もあいつの後姿を俺が見間違えるはずがない。中学からの友人の、
「佐々木、だよな……?」
 だが、それでも俺は一瞬それが佐々木かどうかわからなかった。格好云々の話じゃない。
その挙動が普段の佐々木からかけ離れたものだったからだ。
 佐々木はあたりをきょろきょろと見回しながら、ふらふらと歩を進めていた。それは誰
かを探しているというよりも、逆に誰かから逃げているようだ。心なしか顔も青ざめてい
る。それほど長い付き合いではないが、佐々木のあんな様子を俺は見たことが無かった。
「おい、佐々木」
「きゃあ!」
 思わず近づきながら声をかけると、佐々木は悲鳴をあげて二三歩飛びすさった。その顔
にはおびえの色が濃く浮かび、体は縮こまり震えている。目にはうっすら涙が溜まってす
らいる。普段からは想像もできない、俺の知らない佐々木がそこにいた。
「しっかりしろ。俺だ」
 落ち着かせるため、できるだけ優しい声を出すよう心掛ける。
「キョ、キョン……。キミ、か……」
「お、おい! 佐々木!」
 俺のことを認識したとたん、佐々木は力が抜けたようにその場にへたり込んでしまった。
慌ててそばに駆け寄り顔を覗き込むと、遠目で見たよりもはるかにその顔色は悪く、全身
も初夏には不釣合いなほどの汗をかいている。
「いやすまない。キミの顔を見たら安心して、腰が抜けてしまったようだ。くっくっ、み
っともないところを見せてしまったね」
 いつもの笑い方にもまるで力が無い。無理をして笑っているのがばればれだ。
「どうしました? 具合でも悪いのですか?」
 異常に気が付いたのか、古泉が駆け足で近づいてくる。その後ろにはハルヒ達もいる。
その姿を見て俺は安心感を覚えると同時に、これはただ事では済まないだろうと予感した。

815:2
07/07/19 23:03:31 VqfSYTVb
「ストーカーに狙われてる!?」
 場所を移した喫茶店で佐々木の口から語られた真相は、しかし俺の予想を大きく上回っ
ていた。同席しているハルヒ達もあまりのことに絶句している。
「ああ、ここ二週間ほどずっとなんだ。はじめは朝下駄箱に手紙が入れてあるだけだった
のだけど、そのうち家のほうにも手紙や電話がかかってくるようになって……。最近では
付け回されている気配があるんだ」
 ミルクティーを飲んで落ち着いたのか、佐々木の顔色はだいぶ良くなっている。それで
もまだ本調子ではないのは、その疲れた表情からうかがい知れる。

「だったら、何で一人歩きなんかしてるんだよ。余計危ないじゃないか」
「……家にいるとね、電話が鳴り止まないんだよ。線を抜こうかとも考えたんだけど、そ
したら今度は直接来るんじゃないかって思えて……」
 言いつつ佐々木はうつむいた。こうしてみると、以前より少しやつれたように見える。
何よりいつもとは比べ物にならないその様子から、佐々木がどれだけ疲弊しきっているの
かが解る。
「それに、それにね。外に出たら……もしかしたらキョンに会えるんじゃないかって、そ
う思って……。くっくっ、まったくどうかしているよね? この広い街中で僕とキミが出
会う確立なんて、」
「けどこうして会えたな」
 佐々木の言葉に割り込む。
それ以上自虐の言葉を言わせないために。
「もう大丈夫だ」
 できるだけ力を込めて、できるだけ優しさを込めて言った。
少しでもこいつの傷を包み込むために。

「あ―」
 そして佐々木は泣いた。あの佐々木が。人前で涙どころか、感情を出すことさえよしと
しない佐々木が大粒の涙をこぼしながら、俺にしがみついて泣いた。
 ぎりっ。自分の奥歯が軋むのが解る。硬く握り締めた拳は爪が食い込み、痛みの電気信
号に脳へ送ってくる。
だが、そんなものはどうだっていい。俺ならいくら傷ついたってかまわねえよ。だがな、
こいつを傷つけることだけは許さねえ。それだけは絶対に許せねえ。
 拳をほどいて、いまだ泣きじゃくる友人の頭を撫でた。小さく震えるそれは、か弱い女
の子の頭だった。

「許せないわね……」
 今まで黙っていたハルヒが口を開いた。その声には強い怒りが込められ、その眼光は鋭
く尖っていく。いつもの烈火のような怒りではなく、静かな、しかし凄まじい怒りだ。
「たった今、そのクソストーカーをSOS団の敵と認定したわ。これより私達の持ちうる
全戦力をもってこれを排除する、文句無いわね」
 団員一人一人の顔を見ながら、力強く宣言した。
 古泉が頷く。その目には常に無い剣呑な光が宿っている。
 朝比奈さんが頷く。その拳の震えはいつものおびえとは違うものだ。
 長門が頷く。このときばかりはきっと俺じゃなくてもこいつの気持ちが解るだろう。
 俺が頷く。ああ、是非も無えよ。佐々木を泣かすような奴はたとえ大統領だろうとぶち
のめしてやる。

816:3
07/07/19 23:04:58 VqfSYTVb
 それから俺達は作戦を練るためさらに場所を移すことにした。
 やってきたのは我らがSOS団本部こと文芸部室。ここなら佐々木の泣き顔を人前にさ
らすこともないし、不審者が侵入したらすぐにわかる。なにより作戦は本部で練るものな
のだとハルヒは力説していた。
「はいどうぞ」
 朝比奈さんが入れた紅茶の香りが部屋を満たす。柔らかな香りに包まれて、興奮してい
た心も平静を取り戻してきた。
 気概がそがれる気もするが、今は佐々木を落ち着けることが最優先だ。何より、ちょっ
とやそっとのことでは今の俺達の怒りは収まらない。
「キョン、その……さっきはすまない。情けないところを見せて……」
 まだ力はないが、さっきよりはずいぶんとマシな声で佐々木がおずおずと言ってきた。
 流石は朝比奈さんの紅茶だ。喫茶店のものとは威力が違う。
「さっき……なんのことだ? 小泉、お前心当たりあるか?」
「いえ、何のことでしょう。特に思い当たりませんね」
 古泉と一緒にすっとぼけてみる。
 ここら辺の察しのよさは頼りになる。
「……ありがとう」
 そんな俺達の様子を見て佐々木は静かに笑った。
 これもさっきとは違う、本当の笑顔だ。

「うん。どうやらだいぶ回復してきたみたいね。それじゃ、そろそろ作戦会議を始めよう
かしら。佐々木さんには少し質問したいんだけど、大丈夫?」
 ハルヒが気遣わしげに聞いてくる。今まで静かにしていたのも、こいつなりに気を遣っ
てのことなのだろう。
「ええ、大丈夫。始めて」
「それじゃ、まずいきなりなんだけど、佐々木さんはストーカーについて心当たりある?」
「……いいえ、ないわ」
 ストーカーという単語に一瞬身を強張らせたが、すぐに持ち直ししっかりと受け答える。
「本当に? 例えば、付き合っていた相手とか、告白されて振った相手とかは?」
 佐々木の様子を見て、大丈夫そうと踏んだのだろう。ハルヒが質問を重ねる。
「今まで誰かと付き合ったことはないし……。高校に入って告白されたことは何度かある
けど、全部その場で断ってきたし、最近はそういうのもなかったわ。今の高校には親しい
異性もいないし……」
 佐々木はちらちらと俺を伺いながら答えた。やはりまだ不安が残るのだろうか。
 安心しろ。ハルヒも古泉も長門も朝比奈さんも信頼できる。俺が保証するよ。
「……。まあ、そんな感じで」
「……。ええ、そんな感じね」
 佐々木とハルヒはため息をついて締めくくった。
 くそ、交際関係からはホシの特定はできないか。


817:4
07/07/19 23:06:24 VqfSYTVb
「うーん。以前振った相手が付きまとうにしては、タイムラグがあるわね」
「そうとも限りませんよ。病気の潜伏期間のように、水面下に溜め込んだコンプレックス
が今になって現れたのかもしれません」
 確かに古泉の言うことにも一理あるが、それだと相手を特定することなんて不可能じゃ
ないか。それこそ高校に限らず、今までに出会った男全部が対象になってしまう。
「どころか、もしかしたら佐々木さんが出会っていると認識していない場合もあります。
道端ですれ違っただけで一目惚れし、妄想に取り付かれてストーキングに及ぶというケー
スもありますから」
「つまり、ホシの素性を挙げて直接叩くってのは無理ってことか。となると……」
 そういいながらも次の言葉が続かず、沈黙する。
 他の皆も同様で、いい作戦が思い浮かばないようだ。
 いや、逆か。いい作戦はあるんだ。単純で最も効果的な、誰もがまず思いつく作戦が。
けれどそれは、
「僕が囮になろう」
「!」
 佐々木はさも名案だろう、というようにこちらを見返しながら言った。
「僕が囮になる。これが今打てる手の中で最も簡単で効率的だと思うよ」
「いや、けどそれは……」
 そんなことさせるわけにはいかない。
 お前さっきまであんなに震えてたじゃないか。
「気遣いありがとう。けど僕の問題を解決するのに僕だけ何もしないというわけにもいか
ないだろう。確かに、確かにとても怖いけれど、でも」
 佐々木は俺の目を見た。その目の中には、恐怖や不安の色が浮かんでいるが、その奥に
不思議な光が見える。俺を引き込む、あの佐々木の目の光だ。
「守ってくれるんだろう?」

 俺は何と答えていいか解らず、思わずハルヒのほうを向きそうになった。
 けれど寸でのところで踏みとどまる。
 佐々木は俺に聞いているんだ。
 だったら、俺が答えなければならない。
 そして俺が答えるなら、その答えは決まっている。

「もちろんだ」


 その後の会議によって、流石に夜間の囮作戦は危険すぎるということになり、作戦決行
日は翌日の日曜に回され、佐々木は万が一に備え、今晩は長門の家に泊まることになった。
 ハルヒは二人だけでは心配だから自分も泊まると言い張り、強引に長門の部屋に上がり
こんでいる。心配しなくても、長門のそばにいれば地球上のどこよりも安全だよ。
「本当にすまない。何から何まで世話になって」
「気にするな。困ったときはお互い様だろ。それに中学時代に受けた俺の恩はまだまだこ
んなもんじゃ返し足りねえよ」
 それだけ言うと申し訳なさそうにしていた佐々木の顔も幾分か晴れたようだ。
「それじゃあな。今日は疲れたろうから早く寝ろよ。ハルヒがうるさいかもしれんが」
「大丈夫さ。今の家に比べたらこっちのほうが何倍も安心できる。久々に落ち着いて眠れ
そうだよ。それに―」
 佐々木は俺のほうを向くと、いつもとは違う女の子のような笑顔で言った。
「今日はいい夢が見れそうだ」

818:5
07/07/19 23:07:44 VqfSYTVb
 翌日、作戦決行日。俺はいつも以上に早起きし、朝食のパンを多めに腹に詰め込んだ。
一晩経ったが、気合は充分。ストーカーに対する怒りは欠片も収まっちゃいない。それ
は長門の部屋に集合した全員ともに言えることだった。

「それじゃあ、昨日の作戦通り行くわよ。これからキョンと佐々木さんは二人して町に繰
り出す。ただストーカーがこっちを見失ってる可能性もあるから、一旦佐々木さんの家ま
で行くこと、いい?」
 佐々木と俺が一緒に行動することは昨日俺が提案したものだ。その時はただ佐々木を一
人にするのが不安だっただけなのだが、ストーカーを吊り上げるにはいい餌になるだろう。
「私達は昨日の喫茶店とかで顔を見られてる可能性があるから、念のためかなり距離をと
って追跡するわ。だから何かあってもすぐには駆けつけれないかもしれない。少しでも不
審なことを感じたらすぐに連絡するのよ」
「了解だ。それにもしものときは一応俺も男だ。ちっとは気合を見せてやるよ」
「よし、いい心がけね。それとキョン、ちょっと」

 ハルヒが俺の襟をつかんで隅っこに引っ張って行く。こら、伸びるだろうが。
 何事かといぶかしんでいると、何やらもごもごと口を動かしたあと、上目遣いにこちら
を睨みつけてきた。
「ほんとはこんな塩を送るような真似したくないんだけど。あんたバカだから、解ってな
さそうだし、言っとくわ。今回のこの任務、」
「デートじゃないってんだろ。そんなことわかって―」
「デートしなさい」
「は?」
 ハルヒの予想外の言葉に、俺は間抜けな声を上げてしまった。
「昨日に比べたら、そりゃ元気には見えるけど、佐々木さんはまだ無理してるわ。昨日あ
んたが帰ったあとのしょげっぷりなんかひどかったんだから。周りに注意を怠るのは忘れ
ちゃダメだけど、それはこっちでできるだけバックアップするから、あんたはできるだけ
佐々木さんを楽しませることに集中しなさい」
 ハルヒは不機嫌そうにそれだけ言うとすぐに背中を向けてしまった。
「……ああ、わかった。任せとけ」
 そうだよな。ストーカーをぶちのめすのは当然のことだが、それ以上に佐々木に元気に
なってもらわなくちゃいけないよな。
「言っとくけど、今回だけよ。こんな特例は」
「おう。わかってるって」
「……あんたは絶対解ってないわ」


819:6
07/07/19 23:08:58 VqfSYTVb
 ハルヒのため息を背に受け、俺と佐々木は出撃した。途中佐々木の家に寄って佐々木が
余所行きの服に着替えると準備は万端だ。ハルヒたちに報告を入れて町へと足を進める。
 ウィンドウショッピングをしたり喫茶店に入ったりしながら、ハルヒから助言を受けた
俺はひたすら話題を振りまくり、とにかく喋り通した。恋愛経験のない俺にできることな
んざ口を動かすことぐらいのものだからな。
 SOS団の今までの活動と俺が被ってきた被害のこと。国木田の変わらない飄々ぶりの
こと。新しくできた谷口というアホな友人のこと。アホな谷口が起こしたアホなこと。ア
ホだと思っていた谷口が予想を超えて本当にアホだったということ。
 はじめはどこか硬かった佐々木の笑顔も会話が重なるにつれ、自然なものへと変わって
いった。佐々木の笑顔の糧になれたのなら、谷口も本望だろう。
「くっくっくっ、なるほどね。どうやらキョンは涼宮さんたち以外にもよい友人に恵まれ
ているみたいだね」
「いや、よい友人ではないな、あいつは。強いて言えば悪友の類だろ」
「それにしたって羨ましいよ。僕は高校に入ってまともな友人一人作れなかったんだから」
 佐々木の声のトーンが変わった。
 思わず立ち止まり顔を覗き込むと、微笑を返された。
 俺の見たい笑顔はそんな寂しいものじゃない。

「……橘とか、いるじゃねえか」
「確かに橘さんはいい人だよ。けど、僕の友人かと聞かれたら疑問が残る。結局のところ
彼女たちは僕の能力とやらに用があって近づいてきたのだから」
「それは……」
 否定の言葉が続かなかった。
 断言できなかったわけじゃない。
 言っても届かない気がしたからだ。
 目の前にいるはずの佐々木がどこか遠くにいるように感じた。

「それとも疑問に思わなかったのかい? どうして僕が今回のことを彼女たちに相談しな
かったのか」
 もちろん、思わなかったわけではない。
 佐々木の話を聞きながら、すぐにその考えには思い至っていた。
 橘は古泉の機関とタメを張るだけの組織の一員だ。ストーカーの一人や二人、何の問題
もなく処理して見せるだろう。
 けれど佐々木は橘に相談しなかった。助けを求めなかった。
「前にも話したと思うけど、僕はね、常に理性的でありたいと思っているんだ。昨日の喫
茶店で見せたように人前で泣いたりおびえたりすることは、僕にとっては醜態以外の何物
でもないんだよ。確かに橘さんはいい人だよ。けど、醜態をさらせるほどに心を開くこと
はできない。彼女達には悪いけどね、くっくっくっ」
 佐々木は喉を震わせて笑った。
 俺が聞きたいのはそんな哀しい声じゃない。


820:7
07/07/19 23:10:29 VqfSYTVb
「俺にも……か?」
「え?」
「俺に相談しなかったのも、同じ理由なのか?」
 声が震えているのが解る。
 俺にとって佐々木は大切な友人だと思っていた。
 けれど、もしかしたら佐々木にとって俺はただの元クラスメイトなのかもしれない。そ
んな思いが恐怖となって俺の心に忍び込んでくる。

「違う!」
 佐々木は珍しく声を荒げて否定した。
「違う、そうじゃない。キミには、キミになら僕は全てを委ねてもかまわないと思ってい
る。キミは僕が心を許しているたった一人の親友だ。でも……」
 佐々木は苦しそうに、傷口から血を絞り出すように続けた。
「でも、キミのそばには涼宮さんがいる。僕は彼女には、彼女にだけは弱みを見せたくな
い。それだけはどうしても我慢できないんだ」
「……わかんねえよ」
 言いながら、頭の中ではうっすらと理解できていた。
 こいつは人に頼るのが苦手なんだ。
 俺と違って何でも一人でこなしてきたから、誰かに頼ったことがない。
 だから頼り方が解らないんだ。
 何でも知ってるくせに、こんな簡単なことも知らないんだ。
「!! キョ、キョン!?」
 気が付いたら俺は佐々木を抱きしめていた。
 器用なくせに不器用なこの友人が、急に愛おしく思えた。
「バカだなぁ、お前は」
 苦笑して耳元で呟く。
 佐々木の顔はこちらからは見えないけれど、不思議とどんな表情なのか解る気がした。
「まさかキミにバカと言われる日が来るとはね。くっくっ、けど反論はできないな。ああ、
確かに僕はバカだった」
「今遠まわしに俺のこと馬鹿にしなかったか?」
「くっくっくっ、さあどうだろうね」
 離れてみるとそこにはいつもの笑みを浮かべた佐々木がいた。
 俺が見たかったのはその笑顔だ。俺が聞きたかったのはその笑い声だ。
 俺は久しぶりに見るその笑顔にしばしの間見とれてしまった。
 だから、背後から近づくそいつに気付くことができなかった。


821:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:11:35 iKFibDuk
支援

822:8
07/07/19 23:11:51 VqfSYTVb
「彼女から離れろ」
 後ろからかけられた声に、心臓が縮み上がった。
 慌てて後ろを振り返る。至近距離といってもいいほどの近さで一人の男が立っていた。
 普通の男だった。脂ぎったデブでもなく、やせ細った眼鏡でもなく、街中にいれば誰に
も気付かれないような普通のどこにでもいる男だ。
 ただその瞳だけは、まるで掃除前のプールの水のように濁り虚ろな視線を向けている。
 佐々木は俺の後ろに回り、シャツの裾を握り締めている。
 その反応から確信した。こいつだ。
 こいつがストーカーだ。
 こいつが佐々木を泣かしたんだ。
 こいつが佐々木を追い詰めたんだ。
 こいつが佐々木を傷つけやがったんだ。

 腹の底からぐらぐらと怒りが湧き上がってくる。その怒りを隠すことなく、そのまま男
の空虚な目を真正面から睨みつける。
「彼女から離れろ。嫌がっているじゃないか」
 しかし俺の視線などお構い無しに男は、話しかけてくる。
 気持ちの悪い声だ。目も虚ろなら声も虚ろだ。まるで感情が読み取れない。
「嫌がらせてるのはどっちだよ」
「僕は彼女の恋人だ。彼女に手を出すな」
 まるで会話が通じない。初期の長門だってもう少し意思疎通できたぞ。
「良かった。やっぱり悪い虫がついていたんだね。最近電話してくれないから心配してた
んだ。でも大丈夫、すぐに追い払ってあげるから」
「!!」
 男は俺じゃなく佐々木に話しかけた。虚ろな目のまま口元だけ吊り上げ笑うさまは生理
的な恐怖心を引き起こす。
 俺は両手を広げて佐々木を庇う。この男の濁った言葉が、この男の淀んだ視線が佐々木
に届かないように。
 男は一瞬顔を歪めたが、すぐに元に戻しそのまま懐に手を入れた。その動きがあまりに
自然だったので、一瞬名刺でも出すのかと思ってしまった。
 果たして男の手には小ぶりのナイフが握られていた。
 はん。朝倉のに比べたらずいぶん可愛い凶器だな。

823:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:12:14 ZZVy6IiU
支援

824:9
07/07/19 23:13:10 VqfSYTVb
「キョ、キョン!」
 背後で佐々木が声を上げる。なんだ佐々木、お前はナイフに慣れていないのか。俺は慣
れてるぞ、一回刺されたこともあるしな。
「こんなときにふざけている場合か! 早く逃げよう!」
「いいや、こいつはここでぶちのめす」
 すでにポケットの中の携帯は短縮ダイヤルを発信している。すぐにでも援軍が駆けつけ
てくる。こいつをぶっ倒すのにこれ以上の機会はない。
 それにな佐々木。俺の堪忍袋の尾はとっくの昔にぶっちぎれてんだよ。
「何が、おかしい?」
 ここに来て男が初めて表情らしい表情を見せた。怪訝そうに俺の顔を覗き込んでいる。
 俺は笑っていた。自然と口元が歪んでくる。
「いやなに、昨日のうちに佐々木に会えて良かったと思ってな。今まで信じてなかったけ
ど、案外あるのかも知れねえな、運命ってやつは!」
 言い終える前に男の腹に蹴りを打ち込む。
 不意をつかれた男は二三歩後ずさり、しりもちをつく。
 こちらを睨み返す目には危険な光がともっている。だがそんなもの、ハルヒの目の光に
比べれば灯台の前の蝋燭みたいなもんだ。
 周囲が騒がしくなってきた。ようやく事態に気付いたようだ。
 これで安心だ。万一俺に何かあっても、佐々木は守られる。

「佐々木、よく聞け」
 男の殺意を全身で受け止めながら、俺は佐々木に話しかけた。
「橘はお前の友達だ」
「え……?」
 佐々木の閉鎖空間の中。俺に向かってその素晴らしさを説明する橘は、自分の神を誇る
宗教家なんかじゃなかった。自慢の友人を紹介するただの女の子だった。
「それから忘れてやるなよ。国木田だってお前の友達だろ。いつも飄々として、第三者気
取ってる奴だけど、あいつだって頼りになるんだ」
 男がゆっくりと立ち上がる。目をナイフのようにぎらつかせ、こちらに歩み寄ってくる。
 男を見据えながらも俺は背後の佐々木に語りかける。
「それとな、佐々木。お前が何でハルヒに弱みを見せたくないのか知らないが、これだけ
は言っておく。あいつは、お前の言う醜態なんかこれっぽちも気にしやしないぞ!」
 もう目の前に男が迫ってきている。
 それでも俺は佐々木に語りかける。
「どっかの団長さんが言ってたぜ。今はもう果報は寝て待ての時代じゃないんだと。穴掘
ってでも見つけなきゃいけないんだってよ」
 俺がSOS団に入って学んだこと。ハルヒたちに教えられたこと。
 それを今、俺から佐々木に伝える。

「待ってるだけじゃダメなんだよ! 助けて欲しいならそう言えよ! つらかったら泣き
つけよ! 勝手に遠慮して距離作るな、友達だろうが!!!!」



825:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:16:12 5HDY2bvu
支援

826:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:16:37 ZZVy6IiU
しえ~ん

827:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:17:13 iKFibDuk
私怨

828:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:18:46 8DbMaRLk
shien

829:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:20:55 oVCMudly
ここまで俺の支援

830:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:21:41 8DbMaRLk
もいっちょ

831:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:22:54 +DjTYtzI
しえん

832:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:23:22 ZZVy6IiU
支援

833:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:24:33 5HDY2bvu
紫炎

834:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:24:42 /an0SlbK
しえーん

835:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:25:04 ywxfGvGI
支援~

836:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:25:04 +DjTYtzI
どさくさにまぎれて佐々木は俺の嫁と言ってみる。

837:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:25:23 iKFibDuk
ふんっ、紫煙しておいてやる

838:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:27:33 LPpQJ5a8
>>836
それはないと言う名の支援

839:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:28:29 5HDY2bvu
詩宴

840:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:30:02 ywxfGvGI
>>836
あえて勇気を出して言おう
佐々木は、このスレ住人みんなの嫁であるとッ!っていう支援

841:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:32:10 +DjTYtzI
>>838,840
いやだからおいらの嫁だと何回言えば…
ところで>>824で終わりなんじゃないの?

842:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:32:25 VoFcRQVo
>>840
なんというストーカー発言wwwww

843:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:32:37 iKFibDuk
佐々木はきょこたんの嫁と言ってみる
支援

844:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:34:51 5HDY2bvu
>>841
理想を抱いて溺死しろ。

至閻

845:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:35:17 KIb7VXQ5
dkmj
じゃなかったwktk
支援するぜ

846:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:35:18 qR8TygCn
待ておまいら

  佐  々  木  は  キ  ョ  ン  の  嫁

847:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:35:28 oVCMudly
くっく、もし>>824で終わりなら僕らは実に滑稽だね…

848:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:36:57 5HDY2bvu
>>846
むしろキョンは佐々木の姑。

>>847
理想は、見果ててはならない。

支援

849:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:37:29 ZZVy6IiU
しえ~ん

850:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:44:15 zHDlnz7R
キョンが佐々木の嫁と考えてる俺は異端か?

851:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:45:11 LPpQJ5a8
   ___    クルッ…  
  / || ̄ ̄|| <⌒ヽ ))  ?
  |  ||__|| <  丿   
  | ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/ 
  |    | ( ./     /

852:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:46:05 8DbMaRLk
終わり?

853:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:46:57 5HDY2bvu
下手するとこのまま1000まで支援

854:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:47:21 ItC3dK6C
終わりか?終わりなのか?

855:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:47:58 iKFibDuk
>>850
ちょっとわからないでもない
ただフラクラな嫁を持って佐々木は大変だなw

856:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:50:58 5HDY2bvu
停電か?

857:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:58:36 iKFibDuk
>>824
とりあえずGJと言っておくよ

858:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:59:06 foJd24X9
支援・・のついでに。休みが近づき子猫の24時間体制が少し緩和されてきたので
再開させて頂きます。続きは今書いてるので明日か明後日に投下させてもらおうと思います。
保管スレにも乗ってなかったので今まで投下した分をまとめたものをあげたので
一度よんだ方もいらっしゃるかもしれませんがよかったら>>813の投下待ちの暇つぶしに読んでみてください。
最近こなかったんですがすごく上手なSSが多くてびっくり…。
自分も負けないように頑張ります。

URLリンク(www.uploda.net)

パスはsasaki

題名の語呂が悪かったので思い切って変えてみました。即出な上にたいした内容ではないのですが
>>813の投下を待ってる間の時間つぶしにでも持ってくれれば幸いです。

859:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:06:38 7ehALVeS
>>858
おぉ!ずっと待ってたよ!

860:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:07:27 LaAzTnQp
>>858
おお!わざわざ㌧
最初のほうは読んだことなかったのでありがたい
とりあえずガンガレ~

佐々木かわいいよ佐々木

861:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:12:10 GF3Rs2hy
やたら伸びてると思ったら支援ばっかでワロタww

佐々木とキョンはドラえもんのジャイアンとのび太の関係に似てるなぁ

862:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:24:48 USeJUU+m
支援しようと思ったら、
ものすごい数になってきたので止めました。

>>858
見に行ってみます。

863:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:56:47 b2qNlFr9
>>861
佐々木「やぁ、キョン。面白そうな物持ってるね。ちょっと貸してよ」
キョン「あっ、まだ俺が……」
佐々木「うん?キョンの癖に生意気だね」
キョン「……」

864:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:58:18 Q1o13TNB
キョン「助けてナガえもん~!」

865:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:58:37 yXOMLPC2
某所のスク水佐々木がまた性的なことに

866:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:05:40 LaAzTnQp
>>863>>864
佐々キョンの相性の良さは異常w
佐々木がキョンにおお心の友よとか言うわけだな

867:10
07/07/20 01:08:30 TdSb95QA
 言い切った瞬間、右の頬に衝撃が走る。
 男の拳が目の前を横切る。
 左フックか。ナイフばかりに気を取られていた。
 顎には入らなかったようだが、バランスを崩す。
 男の気持ち悪い笑顔が目に入る。
 鈍い光を放って、ナイフが踊る。
「キョン!!」
 佐々木の悲鳴が聞こえる。
 俺のわき腹にナイフが突き刺さ――らない。
 さらさらと、俺に当たる端から砂のように崩れ、風に飛ばされていく。
「情報連結解除」
 男の後ろには駆けつけた長門の姿があった。

「っらあ!」
驚愕に目を見開く男の顔面に右の拳を叩き込む。
「ぐあっ!」
 男はのけぞりたたらを踏む。いい位置だ、そのまま動くなよ。
「うおりゃああああああああ!!!!」
 怒号と共に全力疾走してきたハルヒが渾身のドロップキックを放つ。
 高さ、角度ともに完璧に男の横顔を捕らえ、道の向こう側にまで吹き飛ばす。
 二転三転し男はゴミ箱に突っ込み、少しの間ぴくぴくと痙攣していたが、やがてそのま
ま動かなくなった。
「…………」
 唖然として固まる周囲をよそに、ハルヒは
「例え天下の公僕が見逃しても、私たちSOS団の目の黒いうちは、佐々木さんには指一
本触れさせないわ! さあ、この念書にサインして、金輪際佐々木さんの半径4000キロメ
ートル以内に近づかないことを誓いなさい!」
 などと勝ち口上を挙げ、動かない男の腕を引っ張り、無理やり拇印を取ろうとしている。
 まったく、その傍若無人な暴れっぷりは味方にしている分には心強いな。

「……確かに彼女は僕の弱みなんか一片も気にしないだろうね」
 後ろで佐々木が呟くのが聞こえた。


「それではよろしくお願いします」
 男はその後駆けつけた警察官(の格好をした田丸兄弟)に引き取られ連行されていった。
 小さくなっていくパトカーを眺めながら俺は古泉に尋ねた。
「あいつ、あれからどうするんだ? 警察に引き渡すのか?」
「いいえ。ストーカー犯罪に対する警察の腰の重さは定評がありますからね。内々で処理
させていただきます」
「具体的には、どうすんだよ」
「そうですね、橘さんの組織にのしでも付けて送ろうかと思っていますが」
「そりゃいい。少なくとももう二度と佐々木には近づけないだろうぜ」
 しかし、だったらもう一発くらい殴っとくんだったな。
「やれやれ、物騒なことを口にするね。キミは一年見ない間にずいぶんやさぐれてしまっ
たようだ」
 佐々木が苦笑しながら近づいてきた。
 さっきまで朝比奈さんに介抱されていたのが効いたのだろう、その顔は以前のように生
気を取り戻している。あの人の癒しパワーはある種最強だからな。


868:11
07/07/20 01:10:11 TdSb95QA
「まあ、この一年猛獣のもとで鍛えられたからな」
「誰のことよ、誰の」
 佐々木の後ろからハルヒがじとっと睨んでくる。
 ああ、これに比べたらあの男の視線なんてほんと大したことないな。
「気軽に言ってくれるけどね。つい先ほどまで僕は生きた心地がしなかったよ。僕のこと
でキミがあれほどまで怒ってくれるのはとても嬉しいよ。けどもう少し危険を省みてくれ、
後生だ」
 そういって佐々木はまっすぐに俺の目を見据えてきた。
 ああ、すまなかったな。心配かけちまった。次からは自重するよ。
「解ってくれたならそれでいい」
 満足げに頷くと、佐々木は少し距離を置き俺たち全員に向き直り、頭を下げた。
「今回は本当にお世話になりました。心の底からお礼申し上げます。本当に、ありがとう
ございました」
 佐々木が顔を上げる。そこにはここ二日どころか俺が知る限りでも見たことがないほど
の飛び切り上等な笑顔があった。
 皆がその笑顔に、安堵の息をつく。
 これで事件は無事解決、と思われた……のだが。
「ただしこれはこれ、それはそれ。今回の恩は必ず返させていただきますので、例の件に
関しては今後も遠慮なく挑まさせてもらいますから」
 佐々木はにっこりと笑顔を浮かべ、宣言する。
 さっきまでの笑顔とは異なり、妙な圧力が押し寄せてくる。
「どうぞ。この程度のことでやいやい言うほどSOS団の懐は小さくありませんから。そ
れよりそちらこそ、あんなこと今後も許されるとは思わないでね」
 その笑顔を真っ向から迎え撃つハルヒ。
 気が付けば長門も朝比奈さんも、妙な威圧感を放っている。
「うふふふふ」
「くっくっくっ」
 笑顔と笑顔が交差する中で、途方に暮れる俺と古泉。
 
事件は無事に終わったが、もしかしてもっととんでもないことが始まっているんじゃな
いだろうか。


869:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:10:18 gtjUkYyN
キター!支援支援

870:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:11:36 TdSb95QA
すみません!
連投規制くらって時間置こうとしたら
妹にパソ占領されました

これで完結です
お騒がせしました

871:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:12:46 TdSb95QA
おわび)つ「アナザーエンド」

鈍い光を放って、ナイフが踊る。
そして次の瞬間、
「「「私のキョンになにすんじゃあああ!!!」」」
 怒号がハミングして、
男の背中にハルヒのドロップキックが突き刺さる。
 男の顔面に佐々木の後ろ回し蹴りが決まる。
 男のみぞおちに長門の肘鉄がめり込む。
 男の顎を朝比奈さんの掌底が貫く。
「がはあっ!」
 四方からの攻撃に、ダメージを受け流すことも出来ず、男はその場に崩れ落ちた。
 しかし四人からの攻撃は止まない。
 女子供でも絶大な攻撃力を誇ると言われる踵での踏みつけ攻撃を執拗に繰り返す。
 あまりの迫力に身動きが取れずにいると、古泉が俺の肩に手を置いた。
「あなたが将来どのような道を進まれるかは存じませんが、これだけは言っておきます。くれ
ぐれも喧嘩だけはなさらないように」
 普段なら軽く聞き流す古泉の言葉も、今回ばかりは真摯に受け止めることにした。


872:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:15:21 KEtKhwt9
>>870
キター!
起きてて良かったGJでした!萌えました。

873:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:23:29 b2qNlFr9
乙なんだぜ
キョンは苦労しそうだな

アナザーエンドにもワラタwwww

874:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:24:49 LaAzTnQp
>>871
GJ!
神様ズ強いよ神様ズw

875:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:35:50 2r8yaE9m
乙です、アナザーエンドがかなりツボりましたw

876:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:37:56 bedowhXR
>>870
熱い熱いよ、燃えたし萌えたよ!
やればできるじゃねーかキョン!
ホントに今スレは豊作だな、超GJ!!

877:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:50:48 bD76kVpr
佐々木「ダヅィヴァナザン!! ヘェヘェ!!ナズェミデルンディス!! ダディャーナザァーン!!」

878:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:26:43 tzAhN0lN
>>871
GJ

879:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:09:26 x6v4Q4Z3
「佐々木さんとケンカ」

きっかけは俺の何気ない質問だった。

「佐々木って男の好みとかあるのか?」

たしかこんな様な質問をしたはずだ。
すると佐々木はくっくっといつもの笑いを見せた後これまたいつもの長台詞をはいた。

「いいかい?キョン、君も健全な男子中学生なのだからそういったことに興味があるのはわからないではない。
 けれどね、前にも言ったとおり僕にとっては恋愛なんて精神病に過ぎないんだ。内面を考慮に入れてさえそれなのだから
 外見なんてそれ以前の問題さ、むしろほとんど問題にならないといっていいだろう。
 まぁ僕だって人間だから余り不潔だったりするのはいやだし、今のところそんなものに出会ったことは無いけれどもしかしたら
 生理的に受け付けない顔だってあるかもしれない。でもそんなものは僕にとってはどうでもいいことなのさ。
 時折外見だけを人間の評価基準にする人を見かけるけど僕には信じられないね。
 でもまぁそうだね、親交を深めるという点においてはキョン、君見たいタイプが理想かな」

なんともまぁ佐々木らしいお言葉だ。
しかも最後に結構恥ずかしい言葉を付けやがった。

「はぁ・・・・・・なんともお前らしいな」

やっぱりこの手の話題は佐々木にはだめか。
そう思ってこの話題を打ち切ろうとしたとき佐々木から追い討ちが入った。

「それで、君はどうなんだい?」

「あ?」

「好みの異性のタイプだよ、僕は答えたじゃないか、君みたいなタイプがいいって。君が答えないのはフェアじゃないよ」

「ぬ・・・・・・」

880:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:10:27 x6v4Q4Z3
なんだかだまされてる気がする。
あの長台詞で、散々恋愛を否定した上にこいつが言ったのは友人の好みだ。
しかしここで俺が友人の好みを言おうとしてもこいつのことだから口車で俺に恋愛的異性の好みを言わせて来るだろう。
くそ、やっぱりこいつに口では勝てないのか?
ここまで考えた後で俺はちょっとしたいたずらを思いついた。
そういえばこいつはさっき恥ずかしいことを言ってくれたな・・・・・・。

「そうだな・・・・・・まず髪はショートのほうがいいな」

「ほう」

俺の言葉を聞くと佐々木は自分の髪を触った。

「それでだな、知識量は多いほうがいいな。話してて楽しいのがいい」

「ふ、ふむ・・・・・・」

「体系は細身で、多少ボーイッシュな感じのほうがいいかもな。」

「・・・・・・・」

佐々木の顔がだんだん赤みを帯びてくるのがわかる。

「そうだな、後は・・・・・・気兼ねなく話せる奴がいいな、恋人だからって変に意識しなくてすむようなのがいい」

「キョ、キョン・・・・・・それって、それって・・・・・・」

881:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:11:30 x6v4Q4Z3
佐々木の顔は既に真っ赤だ。
なんだ、こういう顔も出来るんじゃないか。

「それって・・・・・・僕の」

「ああ、佐々木の特徴を言っただけだからな」

「僕のこ・・・・・・へ?」

普段の佐々木では絶対に見せないような顔になった。
大成功。ひごろやられっぱなしなぶん言いようの無いカタルシスを感じる。

「はっはっは!どうだ佐々木!面白かったか?」

「・・・・・・・」

「佐々木?」

「キョン・・・・・・君って奴は・・・・・・君って奴は」

佐々木が下を向いてぶつぶつ言っている。
良くは聞き取れないが俺に一本取られたのがそんなに悔しいか。
ん?でもさっき挙げた特徴って・・・・・・。

「本当の好みでも8割くらいこのまんまだな」
具体的に言うと髪形とか。

「君って奴は!・・・・・・へ?」

俺のこの発言を聞いた佐々木はさっきと同じに見えても少しベクトルの違う驚き顔をした。
おお、こんな顔も出来るのか。
今まででも真っ赤だった顔がさらに真っ赤になっている。

「っ・・・・・もう知らない!」

そういって佐々木は教室から出て行ってしまった。
しまった、結構怒らせてしまったようだ。


帰りになっても佐々木は怒っていたようだが、結局二人乗りで塾に行った。
顔はまだ赤かった。

882:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:21:55 Jg6dRnv4
こんな夜中でも来てみるもんだな
おかげで良い夢が見れそうだ。>>879GJ!

883:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:29:46 2r8yaE9m
>>879
GJ

884:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:54:18 l+9ROJWI
エ、エロス
URLリンク(johtb.sakura.ne.jp)

885:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:57:24 Fgwqxhns
久々に来たら何だこの豊作ぶりはwww

>>858はもう消えちゃったんだね…

886:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 05:02:27 bedowhXR
>>885
たぶん>>760の保管庫に全文あると思われ

887:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 11:32:06 a5lr8v6l
昨日が激しすぎていつも以上に
過疎ってる気がするな…。

888:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:12:28 yB4uIUYk
wikiの保管庫、なんかやたら機能が充実してる。
すごいわ。お疲れさまです。
DATもずいぶんはいったし、昨日のSSも収録されてるし。
あとなんか人気投票までできてるw
すげえ。

889:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:14:55 DmwhfrZ5
正直人気投票は蛇足だろ

890:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:17:08 pNPSHdxv
ああそういうのはちょっとな

891:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:43:45 7ehALVeS
人気投票とか不等号は荒れる原因になる事が多いからなぁ
まぁ、試験運転だからな
何はともあれ中の人乙です

892:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 13:29:19 YWtK6oOh
前スレくらいからの新参者なんだが
佐々木スレってスゴイな…
特にpart14なんて良作SS大収穫祭じゃないか
住人になっちまいそうだ…

893:北高在学
07/07/20 14:08:28 Ks6MPxdL
いま高校が夏休み前で半どんなんだでここが過疎ってると
てな訳で五分佐々木


894:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 14:10:26 9pTWxIr1
>>893
ぷぅ~

895:北高在学
07/07/20 14:12:03 Ks6MPxdL
く、ならば団長を連れていかしてもらうぜ

896:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 14:25:32 LaAzTnQp
>>892
もう住人になればいいよw

佐々木かぁいいよ佐々木

897:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 15:28:49 YWtK6oOh
このスレの流れと設定的にはありえないんだろうが
佐々木とキョンが結婚してるとこから始まるSSってないのか?


898:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 15:56:26 7ehALVeS
>>897
長編ではなかったが短いのならあったような気がしないでもない

899:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 15:59:05 TdSb95QA
なければ書けばいいじゃない

900:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:05:31 KBUxfa9V
人生ササキ  川'ー'示 ノ

上手く出来無いな

901:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:07:55 4ijisjbt
「あなたが神か」

902:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:09:04 KBUxfa9V
目の部分をもうちょい大きく出来無いかなあと思うんだ
迷惑だったらごめん

903:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:23:04 KBUxfa9V
次¬_¬示ι 「つまる所、現実とはかように確固たる法則によって支えられているということさ」

次¬_¬示ι「人生ササキ」

進化したかも。ジト目気味だけど(・∀・)
先人さん有り難う。

904:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:45:40 a5lr8v6l
そろそろ次スレの季節ですね。
明日か明後日ぐらい?

905:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 20:42:02 LaAzTnQp
今日中にいけそう
佐々木かわいいよ佐々木

906:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 20:48:42 4xHsFNyo
略してささかわ

907:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 20:52:01 SDhEklBR
定期あげ

908:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:01:09 HQj9Ha1f
今日は神の降臨が無いようなので俺の駄作でもおkかな。

909:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:03:09 53ZKbwWS
ちょい聞きたいがプリンで投下されてた佐々キョンSSの行方が知りたい
なんか佐々木さんと男が抱き合ってるとこを目撃したキョンが悶々としてるやつ
あれ未完なんだろか?

910:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:04:37 GF3Rs2hy
>>908
wktk~

>>909
未完だね

911:908
07/07/20 21:05:09 HQj9Ha1f

──やはり、来るのではなかった。
そもそもが俺に楽しい時間など望むべくも無かったのだ。
今日は土曜。健全に生活をされている普通人の皆さんなら優雅なる休日を満喫するはずの日。
幸運なことに、年中無休が信条ではないかと誤解しそうな我らがSOS団も本日は休業。
よって本来ならば俺も優雅なる休日組に回り、布団と熱い抱擁を交わしながら惰眠を貪るはずだった。
しかし、現実ってのは意外と厳しい。
とある事情により、俺の明るい未来計画は既に破綻していた。
何故かって?それはだな、

「くくくくく、ふーはっはっははははは!!
 これこそ茶番だ。滅多に見れない、音感ゼロじゃないか、はっはっ。」
こうやって普段無愛想なくせに嫌なところを付いてきて馬鹿笑いをかます未来人と。
「笑っちゃダメですよぉ……ぷぷっ。」
相変わらず俺の神経を逆撫でする能力は天下一品らしい超能力者と。
「──あなたの─音程は──とても、独特ね──。」
地球人類とのコミュニケーション能力が未実装としか思えないTFEI。
よりにもよってこいつらと、カラオケなんぞに来る羽目になり、あまつさえ今しがた俺のミラクルボイスを披露したからだ。
ギャラリーの反応はご覧の通り。
いつぞやの喫茶店では、こいつらとの会合に妹に委任状を持たせて参加させるべきだったかと悩んだものだが、訂正しよう。
こいつらへの代理にはシャミセンで十分だ。妹ですら惜しい。
俺の暗い気分をさらに増長させるように、目の前のモニターが無機質な音と光を映し出す。

『曲目 bird cage  あなたの採点結果は40点です!』

忌々しい、ああ忌々しい、忌々しい。
作られし機械の分際で人間様の声に点数を付けるなどとは神をも恐れぬ暴虐。
まあ神といっても、俺の知っている神はその存在そのものが暴虐だが。
今頃ハカセ君なる小学生の勉強でもみている頃だろうか?

散々な結果にふてくされながら隣の佐々木にマイクを渡す。
そんな俺の顔が可笑しかったのか、佐々木が少し話しかけてきた。
「いやいや、なかなか知る機会のなかった君の音楽の成績について考察を深めさせてもらった。
 しかしこの曲は僕も知っているのだが、アーティストの声が君によく似ていたように思う。
 なかなかいいチョイスだったと思うよ?。」
「そのいいチョイスの結果があれか?」
未だに笑いが収まらないと言った感じの2人+顔色を変えない一人の方を向きながら言う。
お前ら、いつまで笑ってるんだ(一人除く)。
「くっくっ、拗ねるなよ。ある音をどう感じるかはその人次第さ。
 例えば鈴虫の音など、僕たちには心地よく聞こえるが、外国の人には雑音にしか聞こえないとも聞く。
 そんなに気にすることもあるまい。」
もっともらしく慰めているように聞こえるがな、佐々木。
……目が笑っているぞ。
「おや、そうかい?しまったな。これでも隠しているつもりだったのだが。」
もう隠す気もなくなったのか、おかしくて仕方が無い、といったような表情になる。
対して、俺の表情は苦虫を噛み潰したようになっているだろう。
……もういい、お前の番だ、歌えよ。
「そうさせてもらうことにしよう。僕の歌が君にとって雑音でなければいいが。」
そう言うのもそこそこに、イントロが流れる。
曲名は『First Good Bye』か。聞かない曲だな。
まあいい、友人の歌声をおとなしく拝聴することにしよう。

♪もっと解り合えたなら
 今仲良くしてる あの娘が 私で
 いつも 帰り道 Paradice
 アイスを舐めながら 人生無駄遣い


912:908
07/07/20 21:07:12 HQj9Ha1f

さすが佐々木だ、何でもそつなくこなしやがるな。
雑音どころか、不覚にも少し聞き入ってしまった。
「ふふ、どうですか?佐々木さんの歌は?」
いつの間にか橘が隣に寄ってきていた。
歌を邪魔しないよう、小声で会話する。
「ああ、上手いな。俺とは比べ物にならん。」
「ええ、本当にお上手です。さすが佐々木さん。
 ですが、私が聞きたいのはのはそういう感想ではないんです。」
どういうことだ。
あいにく俺には音感の持ち合わせが無いので、専門的な分析はしかねるぞ。
「そんなことさっきからわかってま……睨まないで下さいよぅ、すいません。
 それよりですね、私が言いたいのは、この曲の歌詞についてですよ。」
歌詞?
ちょうどモニターに映っているので確認する。

♪何も見てないフリで背中見てた
 暗くなって走り出す
 I miss you Baby
 知った恋はジェラシーの悔しさだけ
 置いて 逃げていったけど
 もう Good Bye,Bye! First Love

「おお……。」
思わず感嘆する。
「感じ取れましたか?」
もちろんだ、お前も気付いていたか。
「ああ、悔しさの『悔』と言う字は『梅』に似ているな。」
「誰がそんなところの感想を言えと言ったんですかぁ!!もうっ!!」
憤懣やる方ない、といったような声で橘が言う。
そう言われても困るのだが。
本当に似ていないか?『悔』と『梅』。
「はぁ…もういいです。
 苦労しますねぇ…佐々木さん。」
待て。
何故あいつが苦労を背負い込むことになる。
俺は人畜無害が信条の一般人だぞ。
その熱意をもった主張にも、最早橘は溜息をつくのみだった。
納得がいかない。

そうこうしているうちに佐々木の歌はつつがなく終了。
「やあ、どうだったかね。
 自分の歌、というのは自らでは評価しにくいものでね。客観的な評価が欲しい。」
あれだけ上手いなら俺の感想なんて要らないと思うんだがね。
そうだな、まあ。
「……生憎と雑音には聞こえなかったな。」
「くっくっ、それは何よりだ。さあ、次の人は誰だい?」


913:908
07/07/20 21:08:34 HQj9Ha1f

そんな感じでしばらく時間が経過した。
それぞれがそれぞれ、好きな曲を歌っていく中で、恐るべき事実が発覚する。
音楽の神の寵愛を受けていないのは俺だけだったらしく、皆一様に上手いのだ。
これではまるでちょっとした晒し者ではないか。
「くっくっ、ご機嫌斜めだね。
 しかしだよ、キョン。今のこの状況は、とても喜ばしいものだとは思わないか?」
どういうことだ。
俺が晒し者になっているのに喜ばしいとは、お前との友情もここまでか?
「そういうことではないよ。考えても見たまえ。
 いつぞやの喫茶店では、僕らの間には常に険悪な雰囲気が終始漂っていた。
 それが今、僕らは誰一人欠席することなく仲良くこんなところに来ている。
 その事実に、思いを致すとね。」
呉越同舟状態は今も変わっていないぞ。
あの時から状況は何も変化していないのだからな。
だいたい、このカラオケはお前が有無を言わさず俺を来させたように記憶しているが。
「それは言わぬが花、というものだよ。
 だが、僕らがあの喫茶店のままの状態なら、それでも君は今日ここには来なかっただろう。
 それだけでも、格段に進歩していると僕は思うよ。君はどうだい?」
佐々木が視線を合わせてくる。
なんとなく耐え切れなくなって、目を周りに逸らす。
そうすると当然、あいつらが目に入る。
橘、藤原、九曜。
こいつらは敵なのか否か、そもそも各人の目的すらも分かっていない。
SOS団の立場からすると、こいつらはいい影響を与えるとは思えない。
だが、今は。
少なくともカラオケに来ているだけの今は。
「……まあ、悪くは無いんじゃないか。」
思わずそんなことを呟いちまったが。
言った瞬間、後悔した。
何故ならば、
「いやいや、そう言って貰うと、僕も予定を組んだ甲斐があるというものだ。」
こうやってニヤニヤしている奴が目の前にいるからだ。
「妄言だ、失言だ、忘れろ!!」
俺の必死の訴えにも耳を貸さない。
ちょうど曲が終わったところらしく、佐々木はマイクに手を伸ばす。
「さて、次は僕の番だからね……と、おやおや。」

♪~♪~♪♪

聞き覚えのあり過ぎるイントロに脱力する。
……佐々木、お前って奴は。
「くっくっ、すまない、どうやら入力を間違えたらしい。
 どうだろう、せっかくだし、君が歌ってくれないだろうか。
 サポートは僕に任せてくれればいい。」
そういいながら、佐々木は新たにもう一つマイクを握る。
何が間違えた、だ。こいつめ。
こんな間違え方があるか。明らかにこれが狙いだっただろう。
やれやれ。
まあ、あれだ。
入れてしまった以上、歌うしかないだろうよ。
だからだな、その。
佐々木が両手に持っているマイクのうち、一本を受け取った理由は。
キャンセルボタンを押すのがめんどくさい、そう、それだけだ。
決して、今日、ほんの少しぐらいは楽しかったかもしれない、と思ったせいではない。断じて。

♪日常を壊すなよ 俺は普通に怠ける
 冒険とかいいから もうどうでもいいから
♪I believe you

914:908
07/07/20 21:09:41 HQj9Ha1f
以上です。
何スレか前に書いたCDネタの続き。
前の時点ではまったく書く予定は無かったけど、頂いたレスに
「カラオケ編マダー?」とか「bird cageとかFirst Good Byeとかやるんですね?」とあり、
インスピレーションを得たので作成。生涯2作目なので荒いのはご勘弁。
実は佐々木に『First Good Bye』と『倦怠ライフ・リターンズ』のコーラスを歌わせたかっただけという真実。



915:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:15:01 LaAzTnQp
GJ!
なんというキョンフィルターw
こういうほのぼのしたの好き

916:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:24:29 GF3Rs2hy
原作でも佐々木団とこんな風に平和に過ごしてほしいな

917:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:28:09 7ehALVeS
カラオケ編待ってたんだよ~
乙ですた

918:908
07/07/20 22:20:33 HQj9Ha1f
おまけ NG集(ボツネタ)

NG 1

「はっはっは。歌の採点40点とはな、傑作だ。」
この野郎。本当におかしそうに笑ってやがる。
やはりシャミセンに来させてネコミミモードでも歌わせれば良かった。
「ほう、では次はキミが歌ってみたまえ。」
佐々木がそんな提案をする。それには俺も同意だ。
「過去の現地民に指図されるのは気に食わんが、まあいいだろう。
 僕をそこの間抜け面と同じだと思うなよ?」

♪~♪♪
何処かできいたような曲調に首を傾げながらも、スタート。
「みッみッみらk」
ガチャ。
『お飲み物お持ちいたしましたー。』
このタイミングでか。
「ああ、どうも。そこに置いていってください。」
自信満々の藤原の歌声は無様にも侵入者によって妨害の憂き目に合っていた。
…まあ、何だ、気を落とすな。

NG 2

おっと、次は九曜の番だ。
あいつに歌という概念があるのか、まずそれを聞きたいところだがな。

「─曖昧─3cm─そりゃぷにっt」
プツッ
いささかの躊躇いも無く停止ボタンを押す。
「──何故─?」
「禁則事項だ。」
「──そう。────残念。」

NG 3

それは、カラオケルームに入るときのこと。
ふと目に付いたものに俺は疑問を持った。
「橘、その手のタンバリン、まさか持参か?」
橘はさも当然のように、
「ええ、佐々木さんの歌をしっかりとサポートするためですよ!任せてくださいね!」
自信満々にそう言った。
何と言うか、コメントが見つからない。
「……いや、折角だがそれは遠慮しよう。」
佐々木の言葉が、全てを物語っていた。

NG 4

「歌は、上手さじゃない。──ハート──。」
「……ますます気分が沈む慰めありがとよ。」

「しかし君はCDを出すときどうしていたんだい?」
「……聞きたいか?ほんっとーに聞きたいか?」
「いや、いい。……顔が恐いぞ、キョン。」
む、いかんいかん。あのときの悪夢の特訓を思い出してしまった。
リテイク、リテイク、リテイクの嵐だったんでな。あれは朝倉に次ぐ俺のトラウマだ。



919:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 22:43:14 GF3Rs2hy
ワロタww

920:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 22:59:59 PsYsIxdA
便乗ネタでごめんなさい

九曜「とびっきり──タフな─妄想ね」
橘「もう止める隙すらありゃしない♪」
藤原「FEVER☆」

佐々木「キョン、どこへ行く。僕を一人にする気かい!?」
キョン「放せ!放してくれ!ここにこれ以上留まるのは命に関わる!」

921:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:03:58 97IkwzFM
First Good Byeを佐々木のピアノ弾き語りで聞きたい

922:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:05:20 mOrpWU+r
ずーっと佐々木スレを見てきたが、今回も2週間程度で次スレに向かう運びと
なりそうですな。
この回転の速さは、やはりSSの投下数によるものが多いんだろうなぁ。

923:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:08:40 USeJUU+m
>>897
保管庫の8-493がそうだよ。
確か。

924:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:24:44 97IkwzFM
保管庫のSSみるとすぐ泣いてしまうぜ

925:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:25:28 boYT8MoV
保管庫が微妙に更新されてるのは俺の気のせいか?

926:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:27:49 USeJUU+m
>>925
本当だ。
少しだけ更新されている。
前まで10-54までだったはずだけどな。

927:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:56:21 SDhEklBR
定期あげ

928:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:09:26 LcUmX/rV
>>923
thx
読んできた。なかなかに甘かった
でもやっぱハルヒがいて報われぬ想いってのが
佐々木の醍醐味なのかな?

929:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:09:44 qJ4xrxb9
>>760
いい仕事してますね、お疲れさま。
見やすいつくりで満足してます。
あと、人気投票削ってくれてありがとう。
チキンな俺はSS書けなくなっちゃうよw

930:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:50:38 5t5zDzkT
自転車二人乗りしてたときは佐々木は何を考えてたんだろうな

931:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:57:37 lHzhRHI4
キョンと一緒に自転車に乗ったまま街中走るなんて頭がフットーしそうだよおっっ

じゃなかったっけ

932:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 01:02:55 qEwCzJ72
ああ、佐々木をぎゅーってしたい
いや、むしろされたい

933:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 01:03:48 Ab4fbrP7
>>930
キョンの背中……ハァハァ
キョンの匂ひ……クンカクンカ
あ~キョンキョンキョンキョンキョンキョンキョン!!
(*´Д`)ハァハァ/lァ/ヽァl\ァl\ァ


934:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 01:13:44 rM9n2x9/
『プラン』

夕食後、風呂にのんびり使った後冷たいお茶を飲みつつだらけていると俺の携帯が着メロを流した。
充電器から引っこ抜いて発信を見る、一月ほど前に再開した中学時代からの親友、佐々木だった。

「よぉ、佐々木。どうした?」

「君とお話ししたくてね、時間いいかな?」

「ああ、いいぜ」

中学時代佐々木も俺も携帯を持っていなかったのでお互い番号を知らなかった。
この間の再開のときに番号を交換したのだが、俺は一つ失念していた。
佐々木は俺の人生で出会った中で恐らく最も話し好きなやつだったのだ。
番号を交換して以降、ほとんど毎日といっていいくらいこの時間に佐々木は電話をかけてくる。
そして小一時間ほど会話した後眠りにつくのがここ最近の日課になっていた。
そんなに着信の多いわけではない俺の携帯の履歴はほとんどが佐々木の名前で埋まっている。
今も佐々木の話を聞きながらあいづちを入れている。
これが話しのつまらない奴なら適当に切り上げるのだが困ったことに佐々木の話は面白い。
だからついつい長電話になってしまうのだ。
・・・・・・そういえば何時もかけてくるのは佐々木のほうだよな。
俺は一つ疑問を抱いた。
適当に話しのタイミングを計ってその疑問を口に出す。

「なぁ、佐々木。ここんとこほとんど毎日電話してるが料金は大丈夫なのか?」

「え・・・・・・迷惑だったかい?」

「いや、お前の話は楽しいからいいが、かけてくるのは何時もお前からだろう」

「くっくっ、それなら心配要らないよ、きちんと計算してるからね。でもそのせいで時間制限つきなのは悲しいけどね」

さすがというか佐々木に抜かりは無かった。
って毎日これだけ話してもまだねたが尽きないというのかこいつは。
一体佐々木の頭の中にはどれだけボキャブラリーが詰まってるんだが。
っても時間制限か、たしかに何時も話の途中でも佐々木は話を切り上げてたな。
いいところで話が終わって俺もちょっぴり残念だと思うことがたびたびあった気がする。
あれ、なんかこういうの無かったっけ。

「そうだ、佐々木。アレ入らないか?」

「くっくっ、いくら僕でも超能力者じゃないんだからそれじゃわからないよ。アレってなんだい?」

「えーと、ほらアレだよ。携帯のプラン・・・・・あーなんてったっけ?」

「・・・・・・すまない、ちょっと解らないな。」

935:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 01:14:53 rM9n2x9/
「あ、そうだ。思い出した。あれだよ。LOVE定額!」

「え?」

どこぞのメーカーがやっている定額制。
恋人同士なら通話がどうにかなるとかいうプランがあったはずだ。

「まぁ恋人じゃないけどさ、どうせ俺も長時間電話する奴なんてお前くらいだし」

「あ、ああ」

「せっかく男と女なんだから利用しようぜ?」

「え、え?えっと・・・・・・」

なんだか佐々木の言葉の歯切れが微妙に悪くなっている。
なにか不満でもあるのか?

「あ、でも佐々木が嫌って言うなら別に」

「い、いや。そんなことは無いよ!?うん、いい考えだ!さすがはキョンだね」

おいおいどうした佐々木、いきなり声が一オクターブ上がっているぞ。

「んじゃ、今度の日曜に二人で手続きしにいこうぜ」

「こ、今度の日曜・・・・・・」

「ん?都合悪いか?」

「い、いや大丈夫だよキョン。二人で・・・・・・その、LOVE定額の手続きに行こうじゃないか」

「よし、じゃ今度な」

「うん、えっと・・・・・・あ、もうこんな時間じゃないか。じゃあキョン。僕はこれでお休みさせてもらうよ」

「おう、お休み」

「うん、お休み」


挨拶をすると電話は切れた。
俺のほうも通話を切り携帯を充電器に戻す。
さて、俺も寝るかね。
ってあれ、いつもより20分くらい早かったな。
佐々木の計算ミスか?






定額制の内容とかまったく調べずに書いたので突っ込み無用。

936:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 01:32:03 lHzhRHI4
これはいい定額

937:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 01:59:29 mMpHoG1X
LOVE定額の次はファミリー割引だな。

938:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 02:02:30 oE4sppIW
時期的に考えるとちょっと昔な
実は男同士でも問題なく組めると言うLOVE定額 アッー!

939:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 02:06:29 6xb97Ol4
キョン「ごめん、俺ソフトバンクじゃないんだ・・・」

940:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 02:13:53 VNfMTJEv
キョン「作戦成功。しっかり舞い上がったな。さーてどう落とすかな」

941:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 02:23:49 Ab4fbrP7
>>938
それ言っちゃうと別にペアである必要もないんだけどなwwww

942:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 02:25:27 rM9n2x9/
うん、名前だけしか知らずに書くもんじゃないな。
っていうかもうやってないのか。

943:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 03:17:37 0EyPmVec
最近このスレでキョンのフラグクラッシュがなくてむしろ違和感を覚える

944:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 03:24:08 UQbBFqxI
同名別種のものと思えば問題ない

945:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 03:44:28 tZtitb0n
なければ自分で作ればいいじゃない!

946:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 07:25:06 zDu+mfMM
何をだ?

947:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 07:34:29 lHzhRHI4
フラクラSSじゃないのか

948:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 09:30:36 8hu+VDxi
今更ながらカラオケネタ見て、なんか思いついたので投下します。
原曲は喜緑さんのキャラソン


fixed mind 佐々木Ver

胸の気持ち 隠してる 日常はいつか終わり
記憶にだけ 残っていれば良い 結末が

相応しいと 思ったよ だからあの日
別れ告げた 選択だった 不器用な自分

必要ならば 呼んでかまわない
呼ばれるの 期待してしまう
何だろう こんな 気持ち

違う未来では 君と寄り添って 歩けたのかもね
考えたけどダメだよ

君のいない日々 何か足りないよ
恋愛なんて 気の迷いなのに

胸が痛むのは何故
今君に会いたいのは何故


949:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 10:45:25 qJ4xrxb9
ポンジー「現地人どもめ、さすがにこの時間にはいないと見える…食らえ、30分佐々木ッ!!」

950:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 10:48:48 bFGuUlX3
ポンジーは阻止

951:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 11:03:46 ADVoTNeF
橘「ふふっ…、花畑未来人の失敗の
不意をついていまこそ30分佐々木
なのです!」

952:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 11:18:40 lSeQTWuT
>>951
●>阻止しますよ

953:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 11:21:29 WWpoAzk7
阻止してツインテ引っ張る

954:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 12:54:16 2Pr9X7XO
30分―佐々木―



それは―何―?

955:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 12:57:28 vP5F+v/S
健康の為、昆布は摂取・・・じゃなくて阻止

956:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 15:00:26 r2CO5vQh
キョン「ぬるぽ」

957:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 15:20:12 iv/G8NOE
>>956
ガッと言って欲しい、そういうわけかい?ならば、僕もガッと言うことに吝かではない。
くっくっ、君もなかなか面白いことをしてくれるね。


958:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 16:53:02 j0tgKN59
来たるべきアニメ第アニメ第三期のEDは「ハレ晴レユカイ裏SOS団Ver」だったら京アニを神認定する
でも一人足りんね(´・ω・`)

959:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 17:41:46 HDrYAYvh
佐々木団にキョンを入れたらいい
ただ実際本人は踊るのを拒否しそうだけどw

960:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 19:02:43 5t5zDzkT
>>760の保管庫今までのスレも見れていいな
次スレでは今の保管庫か>>760の保管庫のどっちを使うんだ?

961:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:04:33 fn/r9QAj
二つ入れれば問題なしでしょ

962:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:05:05 kK+rnI3P
両方いっとこうぜ

963:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:08:43 70ioX/KW
相互補完、良い言葉だと思わないかい?

964:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:19:46 HDrYAYvh
保管庫は二つも要らない希ガス

965:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:25:16 VNfMTJEv
リスクヘッジのために複数存在すべき、
って嫁が言ってる。

966:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:26:24 fn/r9QAj
どちらかに完全に保管されてるならね・・・

967:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:34:45 Kuc1uL0y
現時点では両方の保管庫でPart1-14までを保管できるという関係。

968:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 20:53:10 oui9cjEz
>>958
佐々木が筆頭だとなんだか喫茶店で集まって延々と変な話してるイメージがあって踊ってるところが想像できんw

969:YUKI
07/07/21 20:56:31 moV8CAf+
はじめまして。
仲間になってもいいですか??

970:YUKI
07/07/21 20:59:51 moV8CAf+
ここハルヒのですよね?
驚愕が楽しみです!!

971:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:03:47 fn/r9QAj
さて、痛コテが>>970取ってしまった訳だが・・・

972:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:14:17 AURIE4TD
>>975でおk

973:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:21:04 +MXGNbp8
あ~、やっと追いついた
それにしてもGJの嵐だ、皆さんGJ!
今スレは豊作なんてレベルじゃないなww

974:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:42:49 m8rJH3Ph
>>佐々木、キョン、パンジーが超嫌そうな顔で踊ってる姿が想像できるwww

975:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:49:05 MopXIXB+
というわけで立ててきます。

976:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:50:56 MopXIXB+
連レスゴメ、
結局保管庫はどうすればいい?

977:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:54:22 fn/r9QAj
二つ入れればいいと思うが立てる人の判断で良いかと

978:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 21:54:53 RD5F/bEY
>>976
両方でいいじゃない

979:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:01:20 A9ot6s6Y
新スレ、14のままだぜ…

980:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:04:53 MopXIXB+
>>979
まちがえてEnter押した俺のバカァァァorz

981:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:05:37 Kuc1uL0y
スレ立て直す?

982:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:12:42 LiFsrp4S
>>980
ちょっとケツの穴かせ。

983:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:13:51 bt6QXFTh
>>2が意味不明だw

984:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:15:54 qPjqz41C
自治厨・・・じゃないな、
何あれ?

985:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:24:44 AURIE4TD
前スレのURLは変えてんのに13て

まぁ立っちゃったものはどうしようも無い、どうする?

986:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:26:23 fn/r9QAj
立った以上使い切ろうぜ

987:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:32:54 MopXIXB+
>>985
半角にした所でEnter間違えて押したって話orz

>>982
アッ-!!

988:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:33:40 qPjqz41C
スレリンク(anichara2板)
とりあえず使い切る方向でいいのかな?
次のスレ建て時にまた間違えそうだが・・・

989:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:33:55 AURIE4TD
半角エンターで立っちゃうとかどんなブラウザだよ

990:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:39:47 A9ot6s6Y
>>984
気にしてはいかんざき

お、俺はちがうからな!

991:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:42:32 RQe+3rq2
さて埋めますか

992:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:45:54 qPjqz41C
>>992なら次スレはポンジー祭り

993:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:52:41 RQe+3rq2
長門「>>992の言葉を無効化。並びに有機情報連結の解除を申請する」

994:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:52:56 EnzBN7nE
>>994なら次スレは支援1行レスが1/3を占める

995:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:53:19 AURIE4TD
>>995ならそれを阻止

996:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:53:47 fn/r9QAj
>>997なら次スレはキョコたん祭り

997:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:54:44 qPjqz41C
>>1000なら次のssは佐々キョン結婚式

998:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:55:14 HDrYAYvh
>>1000なら次スレは佐々木イラスト祭

999:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:55:23 Fh8YmDCN
>>999なら次スレはキョン攻め佐々木受け祭り

1000:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 22:55:26 VNfMTJEv
>>1000なら驚愕の発売日が次スレ進行中に発表される。
正直そろそろ待ちきれないんだぜ。

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