【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part14【変な女】at ANICHARA2【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part14【変な女】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト700:14 07/07/18 23:05:24 yhJWEOkn 俺はその場にアホみたいに突っ立っていた。 完全に思考停止。 気がつけば、元の世界に戻ることなんてどうでもよくなるくらいに。 「あたしさ。」 ハルヒが重たそうに口を開いた。 「最初はあんたをSOS団に誘おうと思っていたのよ。あの英語の時間に思いついたときに。」 顔をあさっての方向へ向けながらハルヒの独白が始まった。 「で、それからあんたを連れ出してやろうと思った瞬間に、佐々木さんがこっちを見ているのに気がついたの。 なんていうか、こう、あたしまで切なくなるような目で。だから、結局わたしはあんたを誘わなかったのよ。」 そんなこと初耳だよ。 この世界では。 「あんたは馬鹿みたいに鈍感だから気づいていないかもしれないけどね。」 お前にだけは言われたくないよ。 「後で佐々木さんに謝っといて。悪かったって。」 「自分で言えよ。」 「うるさいわね。わたしの言うことにはちゃんと従いなさい、キョン。」 この世界へ来てハルヒにはじめて名前を呼ばれた。 結局のところ、俺は長門に助けを求めるような気分にとてもなれず、そのまま部室を出た。 佐々木はどこへ行ったんだろう。 そのまま家へ帰ったのだろうか。 気がつけば、そんなことばかりを考えていた。 「あの、キョンくん、でいいのかな。」 廊下を一人歩く俺を甘い声が呼び止めた。 「朝比奈さん。」 メイド服の上級生は肩で息をしている。 走って俺を追いかけてきてくれたみたいだ。 「あの、その、あの佐々木さんって女の子とはちゃんと仲直りしてくださいね。え、と、なんていうか、その…」 「わかっていますよ。俺もあいつとこのままなんていやですし。」 それは偽らざる俺の本心だ。 「はい。」 そうやって微笑みかける俺に応えるように、朝比奈さんも微笑んでくれた。 「あ!え、え~と。あのわたしが未来人っていうのは、その…」 あぁ、あなたにとってはそっちが本題ですよね。 「あぁ、それですか。それはですね…」 「それは?」 「禁則事項です。」 そう言って、俺は人差し指を口に当てた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch