07/07/21 17:12:08 Ovra2WCc
4 Last(予定)
-ヒュン-
-ザクッ-
教室内に響く二つの効果音。
それはナイフの音でも3人が殺される音でもない。
それは私の行為によるものだった。
怒りという感情も彼女から教わった。
それで行動するのも。
私は攻性情報により構成した閃剣で三人を殺そうとする生徒を
横薙ぎで一閃。
生徒の体はまっ二つに割れ、当たりには臓物と血が放出された。
生徒達は何が起こっているか分からないようだった。
おかげで悲鳴もなく、生徒達は次々と閃剣のもとに沈んでいった。
そして最後。
私を最初に殴った男。
その男は失禁していた。 感情表現が希薄な私でさえ情けない男だと思った。
その男の体もすぐさま二つに分解され辺りに血が飛び散る。
戦闘終了。
3人の内2人は恐怖におびえた顔をしていた。
もちろんこの行為に対する恐怖ではない。
私は情報統合思念体に許可なく一般人以上の力を使った。
「長門・・・・お前・・・・」
彼は絞り出すように声を漏らした。
恐らくは自分達の無力さのせいで私を殺してしまった、と思っているのだろう。
古泉一樹も同じ顔をしていた。
涼宮ハルヒは状況が読み込めないようだった。
「・・・・そう。じきに私は分解さr」
言い切る前にそれは来た。
指先からそれはゆっくりと始まり、パズルを削げ落すように私の体が散っていく。
「長門!」
「涼宮ハルヒの件は貴方に託す。貴方が今後、「監視」を継続して。
彼女を不幸にする事は生態系に異常を及ぼす。不幸にしたら許さない」
私は遠回しな言い方をしたが、彼には伝わったようだった。
パキーンという音が響き、私は完全に分解された。
<end>