07/07/30 01:15:38 cLLh8m8I
実に和む光景だ。せっせとお茶の用意をするメイド姿の朝比奈さん。その姿を可愛い妹を見るかのような目で見ているハルヒ。
たまにはキテレツ体験をするのもいいかもしれないが、やっぱり何も変わらない穏やかな日常が一番だな。
その日の放課後は何事も無く、ただ平和に時間が流れた。そして活動終了の合図こと、長門が本を閉じる音で本日の活動は終了した。
そして、中睦まじく坂道を下る五人組。いつもなら先頭をハルヒと朝比奈さんがペアを組んで歩き、その少し後ろを長門が
二ノ宮金次郎像のように本を読み耽りながら随伴しているのだが、今日は違っていた。なんと長門が本を読みながら歩いていないのだ。
それどころか、長門はハルヒと朝比奈さんの間に挟まれ三人仲良く並んで歩いている。実にいい光景だ。
きっとハルヒと長門は、さっきの件を乗り越えさらなる結束を固めたに違いない。雨降って地固まると言う奴だ。
それぞれが四方に散らばる駅前。皆との別れ際に俺はこっそり長門に話し掛けた。
「良かったな、長門」
長門はゆっくりこちらを振り向き、
「……そう」
とだけ言い残し、夕闇に後ろ姿を消した。
end(?)
170:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 02:02:07 vtX5IPIj
ちょwwwwハルヒ怖杉ワロタwwwww
続きあるなら是非書いてくれw
171:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 02:15:19 xFd2S7JZ
ひゃ~い自重汁w
>>170
end?ってことはまだあるかもしれんな
172:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 08:29:37 QvA+jafN
>>169
とりあえず乙
173:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 09:02:21 6o5yfcyV
>>169
続き気になるなー
174:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:34:06 8WpYsfqU
「長門さーん」
私は毎日、彼女を迎えに行く。
「おはよ。涼子ちゃん。」
彼女は長門さん。同じマンションに住んでいる友達。彼女は昔から本が好きで暇さえあれば本を読んでいる。
「もう、遅刻しちゃうわよ!また、遅くまで本を読んでいたのでしょう?」
「うん。ごめん」
まだ、眠たそうな顔をしている。ちゃんと朝ごはん食べてきたのかな?
学校に着くとキョン君がいた。私が密かに恋心を抱いている人
「おはよう!キョン君。」
「おぉ、朝倉か…おはよう。朝から元気がいいな。あと、長門もおはよう。」
彼も長門さんと同じように寝不足のようだ。
「キョン君も寝不足?ちゃんと寝ないと駄目よ。」
「わかってるって。」
そう言いながらキョン君は大きなあくびをした。
教室に入るとキョン君は思いつめたように、私の元へやって来た。
「朝倉、数学の宿題やってあるか?」どうやらキョン君は宿題を忘れたらしい。
「やってあるけど。結構難しかったわよ。私なんか2時間も掛かちゃったわ。」嘘、本当は30分。
「マジかよ………た、頼む!見せてくれ!あとで何か奢るから、頼む!」
「わかったわよ。じゃあ駅前のカフェのビッグパフェで手を打ってあげるわ」
175:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:40:09 8WpYsfqU
「くっ……高いんだよな、あそこのパフェ…」
「あれ?キョン君、食べたことあるの?」あそこのパフェは今、女の子に大人気なんだけど男の人も食べるのかな?
「あ、いや、妹に頼まれてな。一緒に食べに行ったんだ。わかった。駅前のパフェだな。今度の土曜日でいいか?10時に現地で。」
「うん。別にいいけど…」
「じゃあ、見せてもらうぞ。」 そう言って彼は私のノートを見て自分のノートに写している。
土曜日かぁ。
あっ、これってデートなのかな?そうそう、長門さんとは違うクラス。長門さん、ちゃんとクラスに馴染めてるかなぁ………
数学の時間が終わると彼が来た。
「いやー、サンキューな朝倉。おかげで助かったよ。」
「別に構わないけど約束、忘れないでね。」
「わ、わかってるって。」
あーあー、早く土曜日にならないかな。
放課後、私とキョン君は文芸室に行く。元々、長門さんが一人だったんだけど私の提案でキョン君と一緒に入部することにしたんだ。
でも私は今日は委員長の仕事。キョンは先に行っちゃった。
私も早く終わらせて行かないと。
「遅くなっちゃってごめん!」
私は勢いよくドアを開いた。
「!!おぉ、あ、朝倉。遅かったな。」
176:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:42:49 8WpYsfqU
?どうしたのかな、キョン君の様子が少しおかしい気がするけど……
「じ、じゃあな長門。あ、えーと朝倉、俺は用事があるから帰るわ。じゃあな。」
キョン君はそう言って、そそくさと帰ってしまった。
「キョン君、どうしたのかな?長門さん知らない?」
「えっと、ごめん。知らない。」
ふと見ると長門さんの様子もおかしい気が………ううん。ううん。それなわけないよね。
「ふうん…そうだ長門さん、小説の方は進んでいるの?」
私達、文芸部員の活動は主に小説、短歌、俳句を各コンクールに応募すること。
長門さんは前々から小説を書いているらしい。
「うん。順調に進んでる。」
「ねぇ、読ませてよー。」
「恥ずかしいよ…。」
「少しだけ、お願い長門さん。」
「う…じゃあ少しだけ。」
すごくいい物語だった。内容は恋愛もの。気の強い女の子が恋をする話。好きな人の前だと素直になれなくて……結局は恋が実のらないシリアスな話。
「すごいじゃない!これだったら受賞できるわよ!」
「ありがとう。涼子ちゃん。」
177:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:44:45 8WpYsfqU
「そうだ、長門さんに相談があるんだけど…」
「何?わたしでよかったら。」
「あのね、土曜日にキョン君と一緒に駅前の店でパフェを食べに行くんだ。」
「!…そうなんだ。」
「その後に、えっと・・・キョン君ね、その…告白しようと思うの!私ね、前からキョン君の事が好きだったの!あのさ、長門さんはどう思う?」
「り、涼子ちゃんなら大丈夫だよ…自信を持って、がんばってね。」
「本当!?ありがとう長門さん!私、頑張るね!早く土曜日にならないかなー」
長門さんも応援してくれてる。
でも…どうして長門さんは浮かない顔をしていたのだろう?
そして土曜日。
私はいつもより綺麗にお化粧して服も可愛いやつを着てきた。
「悪ぃ、朝倉。待ったか?」
キョン君は遅刻してきた。
「もう!女の子を待たせるなんて!」
「スマン!さ、さぁ早く行こうぜ。」
「仕方ないわね…」
店に着くと既に沢山の人が居た。周りを見るとほぼ、カップル。
カップルにも人気があったんだ、私とキョン君も、あんなふうになれるのなか?
ビッグパフェは期待どうりに私を満足させてくれた。しかも2000円と安かった。まぁ、キョン君の奢りだけど。
178:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:46:43 8WpYsfqU
「それにしても朝倉もよく食うな。太ったりしないのか?」
「大丈夫よ!私は太らない体質なの。」
そのあとは私の希望で映画館や買い物に行った。キョン君は渋々、一緒に行ってくれた。
「ありがとう。キョン君。今日は楽しかったわ。」
「そりゃあ、よかったな。じゃあ俺は帰るよ。」
「ま、待って!」
告白するなら今しかない!
「なんだ?朝倉。」
「あの、キョン君……私、キョン君の事が好きなの!だから、私と付き合ってください!」
「あ、朝倉…その、スマン。」
キョン君は頭を下げて私に謝った。
「……そう。そうよね。ゴメンねキョン君、時間取らせちゃって。私、帰るね。バイバイ」
私は精一杯の笑顔でキョン君に別れを告げて帰った。
そして一晩中泣いた。
次の日、私は気分転換に町に出かけた。電車で一時間かかる少し遠い町に。
でも、そこで見てしまった。キョン君と長門さんが手を繋ぎながら歩いている所を。
「どうして?」
長門さんは私には見せたことの無い笑顔でキョン君と歩いている。これじゃ、まるでカップルみたい……
月曜日の放課後、私は早めに文芸室に行った。思ったとうり長門さんが居た。
179:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:49:01 8WpYsfqU
「あ、涼子ちゃん…あの、私、涼子ちゃんに……
私は長門さんの言葉を無視して問いつめた。
「長門さん…聞きたい事があるのだけれど…。」
「え、あ、」
「昨日、何してたの?」
「き、昨日は家で…「嘘!私、見たんだからね!長門さんとキョン君が一緒に歩いている所を!」
「あ……」
長門はうつ向いてボソボソ何かを呟いている。
「あ、あのね…ご、ゴメンね涼子ちゃん。私、キョン君と付き合っているの。」
やっぱり、そうだったの…ふうん。
「へー、長門さん、キョン君と付き合っているのにあの時【がんばって】言ったんだ。」
「それは…」
うつ向く長門さん。そうだ!フフフ。
――サクッ
ポタポタと床に流れる真紅の血。彼女のお腹に刺さっているのはナイフ。
そう。私は彼女を刺しちゃった。
ゴメンね。長門さん。貴方が余りにも憎らしくて。
180:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:50:59 8WpYsfqU
その時、部室のドアが開いた。
キョン君だった。
「!あさくら?な、何やってんだ!?」
ゴメンねキョン君。好きな人、奪っちゃって。
でもね………
―ザクっ
「、、朝倉?」
そのまま倒れちゃった。何が起きたかわからない様子。
冷たくなった長門さんと少し温かいキョン君。一緒に並べてあげる。
ウフフ。綺麗。
あの世でお幸せに。
そうして私はドアを閉めた。
二人を残して。
完
181:朝倉涼子の病み
07/07/30 16:58:56 8WpYsfqU
>>180はミス投下。
すいませんでした。
その時、部室のドアが開いた。
キョン君だった。
「!あさくら?な、何やってんだ!?」
ゴメンねキョン君。好きな人、奪っちゃって。
でもね………
―ザクっ
「、、朝倉?」
そのまま倒れちゃった。何が起きたかわからない様子。
私ね、キョン君のこと好きだったの。
でもキョンは長門さんのことを………
だからね、長門さん殺しちゃった。これで私を見てくれるよね?
私を見てキョン君。
キョン君。
冷たくなった長門さんを蹴り飛ばし、私はキョンの胸の中に顔をうずめた。少し温かいキョン君。
そして虚ろな目で私を見てくれる。大きな手で私を抱きしめてくれる。
幸せな気分。
もう少しこのままで………
完
182:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 16:59:15 XagYPO2W
>>180
乙
しかし・・・・・・・・・・・・いじめSSを書かないか?
183:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 17:03:48 QvA+jafN
>>182
まあまあ
>>181
乙
184:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 18:12:17 8WpYsfqU
「古泉君、やっぱり貴方いらないわ!出てって!」
僕は驚きました。
「何故ですか?」
「うるさいわねー、さよなら!」
部室の外に追い出されてしまいました。
何故?
その謎は家に帰ってからわかりました。僕は今、2chにハマり毎日見ているのですが、あるスレを発見してしまいました。
【美少年】古泉の秘密【SOS団】
内容は僕を中傷するものでした。
ホモ・ショタ萌え、スカ好き、覗き、いじめ
もちろん全て嘘です。(ホモはあっている)
目を背けたくなるような言葉が散乱してました。
しかも合成写真がうpされていて、全てが真実に思えてしまいます。
多分、凉宮さんはこれを見て……
?、このHNは…
KYON:950 07/30(月) 18:05 t4gxiasC
古泉はホモ。マジキモイ。
今日、襲われそうになった。最悪。詩ね。
YUKI:951 07/30(月) 18:06 gaTpMKaD
私が癒してあげる。
HARUHI:952 07/30(月)18:07 a24vh268
大丈夫よ。退団させたわ!。
MIKURU:953 07/30(月)18:08 3Jna9dtg
古泉君って本当に最低ですね。
古「……………」
完
185:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 18:16:14 mBuBiFXr
>>184
お、乙・・・・
186:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/30 19:41:03 QvA+jafN
>>184
乙………です
187:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/31 00:35:03 Hv4E13+d
>>184
管理人のSSを彷彿とさせたが、やっぱり古泉はこうなる運命なんだなwww
とにかく乙w
188:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/31 09:41:45 luJH8SNe
>>184
乙
しかしハルヒ 長門の書き込みに激怒しないのかな
189:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/31 17:15:11 stfSC8Y/
スレ立った当初からいる俺はやはりクマーさんのSSが好きなんだよな・・・
190:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/01 10:43:19 FECm9tpP
>>189
俺もだ。やっぱクマー氏の作品が好きだな。
191:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/01 21:01:10 01xQk3Ux
ハルヒ、いじめたいな。
蹴ったり、殴ったり。
あとは、水かけたり、制服をボロボロにしたい。
192:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/01 22:20:13 qjZ1oqcp
キョン妹いじめってないんですか?
193:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/01 22:21:54 LFGk2ALx
誰かキョンの妹いじめ書ける人いませんか~~??
194:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/02 00:47:17 2ZTzGNUS
キョンの妹「ハルにゃんハルにゃん!キョン君はいるかい?」
ハルヒ「もうあたしが食べちゃったでしょ」
キョンの妹「いも~ん」
キョンの妹「!?///」
195:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/02 01:47:31 VjYxMR6s
>>192-193
なにこれ
196:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/02 08:26:01 tHy+TQNQ
?
197:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/02 11:11:41 BCXIef61
ロリは好きだがキョン妹はどうしても好きになれない。
198:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/02 12:47:11 Edcchiy5
>>197同意。
199:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/02 23:17:25 t/mP0Xjf
好きな子を抱きしめようとしたら
拒否されて、払いのけられたけど、
それでも無理矢理抱きしめようとして
それを繰り返してたら
ジャッキーチェンのカンフー映画みたいになったことがあります(´・ω・`)
200:短編SS お姫様だっこ
07/08/03 08:15:08 Q7hNDf/8
俺はいつもの様に部室へと入っていった。
「キョン!命令よ。私をお姫様だっこしなさいよ!」
なんだこのアホ女は?このキョン様に命令してんじゃねーよ!
と思ったが俺は我慢する事にしたのであった。
「わかったよ…」
俺はハルヒをよいしょとお姫様だっこした。クソ重いんだよ。
「ぽいっ」
あまりにもハルヒが重かったので俺はハルヒを窓から投げ捨てた。
~終~
201:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/03 08:20:03 nalfrdKl
>>200
ワロた
乙