07/06/04 00:42:22 3C0Jqp9o
流れをぶった切るが、かがみとみゆきのケンカというか、言い争いについて考えてみた。
長さについては目をつぶって欲しいorz
「ねえ、みゆき。みゆきは……こなたのお母さんが死んじゃってたこと、知ってた？」
「いいえ。ですが家族の話で、おじ様のことしか話さないのは疑問に思っていました」
「……そうだよね、普通は気がつく。なのに私は、こなたに母親の事を話させてしまった」
「それは……」
「最低だよね。こなたは気丈に振舞ってるのに、勝手に同情して『可哀想』だなんて思っちゃった」
「かわい、そう」
「会うたびに小さな同情をしてしまう私には、こなたの友達でいる資格なんてない。そうでしょ？」
「……ふざけないでください。あなたは、ずるいです」
「ずるい？」
「古傷に触れてしまった事を罪だと思うのなら、責任を取るべきでしょう。友達であり続けることで」
「だから無理なのよ！ 私じゃ、あいつの過去を消してやれない。気にしてしまって、思い出させる」
「それがどうしたのですか。あなたは他の誰よりもずっと、こなたさんを支えている。そう見えます」
「違う。だって私は……」
「こなたさんのこと、お嫌いですか？」
「そ、そんなわけないじゃない！ でも。私なんかが……」
「こなたさんは悲しい記憶の中ではなく、今を生きようとしています。一緒に、隣で笑う人になりませんか？」
「……みゆきは、自分がこなたの立場だったとしても、私を許せるの？」
「そうですね、相手がこれだけ真剣に考えてくれると知ったら、もっと好きになると思います」
「…………」
「………」
「はあ。みゆきに言葉で勝つなんて、やっぱり出来ないわね」
「私の力ではないですよ。あなたの、こなたさんを好きだという想いの勝利です。それと―」
「実は、ある人からも同じ相談を受けていました。友達に気遣わせるような事を喋ってしまった……と」