07/05/16 02:56:36 fJdKJxWT
二人は手を繋いでいた……
その姿を見た時、自分の心がチクチクと痛んだ……
涼宮さんは少し慌てた様に手を離そうとしていたけど、キョンは手を離さなかった。
「佐々木、まぁ、アレだ……俺とハルヒは……わ、わかるよな?」
キョンは顔を赤らめながら、繋いだ手を見せた。わたしの心はまたチクチクと痛んだ……
わたしはちゃんと笑えていたんだろうか……
「くっくっ、勿論だよキョン。キミもやっと自分の気持に素直になった訳だね。
それとも、親友としてはもう少し凝っ言い回しをお望みかな?」
「勘弁してくれ……結構いっぱいいっぱいなんだぜ。なぁ、ハルヒ?」
「えっ、そ、そうね。そんなの古泉君だけで十分よ……思い出しただけで……もぅ!」
そう言いながら、涼宮さんは顔を真っ赤にしながら、キョンと繋いだ手に力を込めていた。