07/05/06 03:12:36 FL9efRct
風流を狙いすぎて、オチがよくわからんなくなった。というわけで補足っさ。
作中で詠まれた歌の原型は
“君ならで、誰にか見せむ、梅の花、色をも香をも、知る人ぞ知る”
古今和歌集に掲載されている三十六歌仙の一人、紀友則の歌です。
梅の花を折って人に贈ったときに添えた歌であるとされており、
“この花の良さ(を知らせる)が分かるのは君だけだよ”
という意味のようです。
単純な恋歌というわけでもないらしく、おそらく同性の友人に送った歌であろうとされてい
ますし、いろいろな解釈の幅がある歌といえるでしょう。
まぁこのお話での解釈は秘めさせて頂くとして、佐々木がどのような返歌を望んでいたのか、
想像していただけるのもまたおつなものかと。