07/04/09 23:35:04 RERBtoXM
「キョンくん電話だよ~」
風呂の扉が遠慮なしに開かれる。
妹よ、いい加減恥じらいくらいは覚えてくれないか。
湯船に浸かっているからまだよかったものの、まったく。
それ以前に、なんでどいつもこいつも俺が風呂に入っているときに限って電話がかかってくるんだか。
「はい、キョンくん。」
あぁ、サンキュー。で、用が終わったのなら早く出て行ってくれないかな、妹よ。男の肉体の神秘を知るにはまだ君は早い。
「は~い。」
あまりにも幼すぎるわが妹の将来に不安になりながら、電話に耳を当てた。
あ、いけね。誰からかかってきたか聞くのを忘れた。
古泉あたりだったら問答無用で切って、風呂から上がるまで待たせよう。
「もしもし。」
「やぁ、キョン。こんばんは。」
この声は―