07/06/12 21:25:55 oMtIMHFs
想像してみよう。
たとえば、九曜が俺の家にお泊りに来た場合。
夜九時、○曜ロードショーでホラー系の映画をやっていたとする。
特にすることもないんで、二人でそれを鑑賞。
九曜が怖がって「キャー」とか言って、俺に抱きついてくるのとか、そりゃ期待したさ。
でも彼女は、いつも通りの無表情で、じーっと画面を見続けているだけ。
やっぱり宇宙人にとっては、地球のホラー映画なんか怖くもなんともないのかな?
やがて映画も終わり、それぞれの部屋に引き上げていくわけだ。
ひとりでベッドにもぐりこんで、まどろみかけていると、コンコンとノックの音が。
扉を開けると、パジャマ姿で枕を抱いた九曜が立っていて。
九曜「―今日―いっしょに寝て―いい……?」
もしかして。
俺「……さっきの映画、怖かったのか?」
九曜「――――(こくっ)」
小さく頷いて、上目遣いに俺を見る九曜。
さすがに俺も、怖がっている女の子を一人で寝かせるほど極悪じゃない。
彼女をどうぞと自分の部屋に入れてあげて(略
いや……なんでもない。
ただの妄言だ。忘れてくれ。