07/04/09 20:35:36 TnALAw7G
電車にて
「向かいの席に座っているのは佐々木さんと一緒にいた方ではありませんか?」
「そのようだな。周防九曜とかいう宇宙人だ」
「窓の外になにかあるのでしょうか。ずっと凝視していますが」
「わからん。案外目を開けたまま寝てたりしてるのかもな」
「仮にも彼女は何らかの任務を背負っています。そんな不用心なことはしないでしょう」
「冗談だよ。しかし……まばたきすらしないぜ」
「あ、鼻からなにやら風船状のものが出てきましたね。膨らんだり萎んだりしています」
「破裂した。うわ、立ち上がってこっちに向かってくるぞ」
「―瞳のきれいな……あなた―次は―もっと早く…………起こしてね」
「降りていきましたね」
「寝過ごしたのか……」