07/05/19 14:47:37 Qxf7zAX3
俺はJUMの従兄弟という関係。歳は俺が三つくらい上だ。
JUMはローゼンメイデン三体を所有している事を一、二週間前に聞いていた。
俺はJUMより前からローゼンメイデンを知っていたから生きた人形と聞いてもそんなに驚きはしなかった。
ある日そんなJUMから電話がきた。
「悪いけど、人形一体預かってくれるか?」
「別にいいけど‥どれを?」
すると、受話器の向こうのJUMはなんだか申し訳なさそうに続けてあるドールの名前を出した。
「緑の奴…。す‥、翠星石…なんだけど」
JUMは何度か翠星石について相談してきた。
毎日罵られてはこき使われたり、JUMが反論すれば真紅や蒼星石についたり。雛苺も虐めているらしい。
ストレスで不眠症にもなったと言っていた。それに都合が良いときは顔を赤らめていたりと気持ち悪い気持ち悪いとずっと相談してきたのだった。可哀想に。
…そうだ、考えがある。
「わかった、預かってやる。…いや、そうだ!俺が翠星石を引き取るよ」
「え!?い、いいのか!?」
まあ任せろ。
俺は受話器を置き、早速翠星石を引き取りに行った。