【ひぐらし】園崎魅音専用スレッド5【きおつけ】 at ANICHARA2
【ひぐらし】園崎魅音専用スレッド5【きおつけ】 - 暇つぶし2ch90:71
07/03/19 00:13:50 53r5W5q/
……はぁ……。
圭一はもう何度目になるか分からない溜息を付いた。
あれから詩音を問い詰めてみたが、全く心当たりがないようで、逆に恐ろしい形相で色々と問い詰められてしまった。
それ以来やたらと俺と魅音が二人でいるのを邪魔してくる。……余計な事を言ったか、くそ。
今回詩音は関係ないみたいだが、ヤツは要注意だ。普段魅音でからかって遊んでいるくせに。魅音もからかわれて遊ばれてるくせに。
喧嘩ばかりしているようでも双子だからか、姉妹揃って……実はシスコンなんだよなぁ……。
「はぁ~……!」
一際大きな溜息が出た。堂々巡りを繰り返す思考。
だが詩音以外で思い当たるヤツはいない。まさか男……ってこたぁ、ない……よな!?
「圭一君どうしたの?元気ないね」
「……あー……まぁ……」
レナは曖昧に答える圭一の表情を見て、口を開く。
「うーん。……すっごく楽しみにして、冷蔵庫に大事に取って時期を見ていたデザートが、気付いたら誰かに食べられてたって顔してるよ?」
いつもの事ながら、表情から随分と的確に心を読んでくる。なんて複雑かつ、分かりやすい顔をしてるんだ、俺は。
「……はぁ……まぁ、間違ってねえか……くそ、誰なんだよ~……!!」
「うん、ごちそうさま☆」
「へ」
ぽかんと口を開けた圭一に、レナが不思議そうに首を傾げた。
「どうしたのかな、かな?」
「レ、レナ、お前今なんて……ッ!?」
……まさか。まさか!?
「はぅ~~レナ、何か言ったかな?かな?知らない、知~らな~い☆」
あははは、と楽しそうに笑いながらレナはそのまま走って逃げてしまう。圭一はただ、呆然とその背を見送った。
……灯台下暗し。
梨花が、そっと魂の抜けかけた圭一の頭に、魂を押し込むように撫でる。
「みー。かわいそ、かわいそなのです」
「……はっ、梨花ちゃん……っ」
我に返って慰められている事にほろりとしそうになるが、次の一言で、そんな気持ちはあっさりと引っ込んだ。
「魅ぃはへたくそでとてもかぁいいのです。寄り合いの後は、ボクがお持ち帰りなのですよ、くすくすくす!」
ガガーーーーーーーーーーーーーーーーーンン!!!!
「ま、まさか、まさかまさか梨花ちゃんもかぁああああッ!?」
圭一はここに来て初めて、敵の多さを知った。
梨花はいつもと違う表情で、口元を歪めて、ニヤリと嗤う。
「くすくすくす、圭一。……負け犬は犬小屋へ帰れ」

dead end.



……梨花のは勿論ブラフなのですよ、あぅあぅあぅ。


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