07/03/19 00:10:07 53r5W5q/
あわ~百合なのに多数のGJサンクスです!
>>74 ID変わっちゃったけど改めてGJ!素敵絵wktkして待ってますv大好きですよもう…!
魅音総受けフラグ立ちまくりのその後談もあったり。
迷ったけど純愛なからけ読まずに投下しておやすミオーン。
軽いキスの後、……どうしても魅音が苦手がって進めなかった、ディープキスを挑戦して。
「……ぅ、ん、んん……」
うわ、……な、なんか、めちゃくちゃ上手くなってる……ッ。
「お前、……はぁ、はぁ、……な、なんか上手くなってないか……!?」
圭一の言葉に、魅音が顔を赤らめる。言うかどうしようかを躊躇った後。ぽつりと呟いた。
「…………そ、そりゃ……練習したもん……」
ガーーーーーーーーーーーーーン!!!
圭一は雷に打たれたように硬直して、微動だにしない。
「……け、圭ちゃん?な、何、どうしたの?おじさん、……なんか変な事言った?!」
ハッと我に返ると、圭一はもの凄い形相で、魅音の肩を掴んで揺する。
「れ、練習!?練習ってなんだ!?」
あああれか、定番のさくらんぼのヘタとかだよな、な!?人間相手などと、恐ろしい想像は口にしたくない。
「あわあわわ、ちょ、だ、だって…………圭ちゃん、ヘタだヘタだっていうじゃん!…………………それに」
うっかり余計な事まで言いそうになって、魅音は口を噤んだ。
「そ、それにって、なんだよ、おい!」
「…………ぅー」
魅音は小さく唸り、それきり黙り込んでしまう。
「魅音ッ!!」
何だよ、俺よりそいつがいいとか言うのか!?
「……そ、そういうのしたいって顔してるし、……私だって、…………圭ちゃんに…………よ、喜んで欲しかったし」
ずぎゅーーーん。
「………く……っ!」
相変わらず全くの無自覚のまま、魅音は激しく可愛い事を言われ。圭一は悶えながら、考える。
ズレてる。やっぱりこいつ、どこかが致命的にズレてる……!喜んでって欲しいって……そもそも方向性が全くの見当ハズレで大暴投&大暴走だろうが!
それでも……ただ、俺の為にってのは間違いないんだから、俺はこの憤りをどこにぶつければ……!?
くそ、くそぉおおお!誰だよ、俺の魅音に色々教えたヤツは!!やっぱり詩音か、詩音だな!?
普段オヤジくさい事を言いはするが、実は魅音はかなりの奥手で純情なのだ。
そんなのは付き合う前から、一人の女の子として好きになった頃から分かっていた。俺だって経験なんてないけど、恥かしがりやの魅音程、ヘタレてもいない。
年頃の男相応に興味はあるし何より、こんな可愛い彼女がいたら、積極的にならない方が男としてどうかしてるってもんだぜ!
内心かなり穏やかでない圭一は、深呼吸して、なんとか平静を保とうとする。
「……俺の言い方が悪かったのは、謝る。……だからッお前なら、ヘタでも何でも嬉しいんだから!そういう事は今度から俺としろ、馬鹿!!」
……だからこそ、俺が手取り足取り、じっくりたっぷりと教えたかったのに……!!
「ぇ、ぁ……ふぇ…………ぅ、ぅん……」
圭一の内心など知らず、魅音は真っ赤になって、小さく頷いた。
程なくして、魅音はそれを心底後悔する事になるが、それはまた別の話。