07/03/19 02:37:00 fvn45spd
文才ないですが便乗させてもらいますよ…。
「じゃあバイバーイ!お勉強頑張ってね!」
レナが沙都子と梨花ちゃんを追いかけて教室の外へと消えていく。
うぅ…俺もみんなと遊びたいぜ。なんか腹立つから、明日沙都子を泣くまでからかってやろう、そうしよう。
教室にはいつものとおり俺と魅音だけ。シャーペンの音だけしかない教室の空気が少し重い。
あの大騒動から約一年が経ち、俺も受験生として本格的に勉強しなくちゃならなくなってきた。
自分は勉強が出来る人間だと思っていたが、本腰を入れてとりかからないと、志望校は難しいかもしれない。
魅音もこうしてマジメに勉強してるんだから、俺も見習わなくちゃあな。
…。
「この問題、解けたか?」
空気に耐えられなくなって魅音に話しかけてみる。マジメに勉強をしていた魅音には少し悪い気もした。
「もちろんだよ!おじさんはこう見えてもやるときゃあすごいんだよ!どうだい!少しは見直したかい、圭ちゃん?」
最近の魅音はよく勉強している。
一緒に勉強しているが、全く俺に質問しなくなってきたので少し寂しい気がするくらいだ。
「おぉ!」
「これなら私も圭ちゃんと同じ大学入れそうでしょ?」
自身満々の面持ちで魅音が自らのノートを差し出す。
そこに書かれた普段からは予想する事が出来ない、かわいい字がすごくイイ。
…いかんいかん今は勉強中だ。魅音の解答を真剣に眺めることにする。