07/01/31 02:38:24 rLJijJhK
お昼です。「笑っちゃっていいとも」と「思い切れテレビ」をザッピングしながらご飯を食べる。
そんな行儀もへったくれもないのが我が家の食事。
でも会話はあまりありません。
なくても別に居心地悪いとも思わないんです、我が家の場合。
むしろ会話でうるさかったりしたら、それはきっと偽者の姉二人なんじゃないでしょうか。
有希姉が3杯目をおかわりする頃、どこからともなく聴こえてきた歌声。
「答えはいつも私の胸に……」
……お隣のハルヒさんですね、この高音が響き渡る歌声は。
やっぱり上手い。
途中から別の歌声が聴こえてきました。
……レイ姉、箸が止まってます。
やっぱり気になりますか? でも箸くわえながら口元だけニヤリとさせるのは止めてくださいね。
で、更に一際甲高いこの声は翠星石さん?
個人的にいずれは「ちゃん」付けしたいのは私だけの秘密。
歌が終わっちゃいました。
もう少し聴いていたかったかも。
「涼宮ハルヒの歌声には、彼女の持つ特異性とは関係なく、人を惹き付けるものがある」
そうなんですか? じゃあ、有希姉も惹かれるものがあるんですか?
「わからない。ただ、一般的な他の音楽と比べても、私個人が不快と感じる部分は一切ない」
要は好きなんじゃないですか。
うちの姉も大概素直じゃないですね。
「クーデレね」
急に何を言ってるんですかレイ姉。明らかに覚えたての言葉を使いたかったって感じですよ。
「まだ『デレ』と呼ばれる部分は発生していない。そもそも『クーデレ』という概念の定義が……」
はいはーい、二人ともその辺にしてご飯片付けましょう。