07/10/07 18:19:18 vOOrh3OX
51:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:19:37 QVCPUnYG
■
そして、ついにこなたは崩れ落ちるように倒れた。
限界を超えて酷使した足は痙攣し、息は驚くほど荒い。そんな身体に反して、心は驚くほど静かだった。
諦め、といった方が早いかもしれない。
―私、ここで死ぬんだ。
話に聞いていた走馬灯は流れなかった。
ただ薄暗い空を見つめながら、ガッシャンガッシャンと鎧が近づいてくる音を聞いていた。
そして、甲冑はとうとうこなたに追いついた。
お願いだから、苦しくないように殺して。そう言おうとしたが、荒い呼吸の音しか出なかった。
甲冑はこなたを覗き込むように膝を着き、告げた。
「水、飲める?」
こなたは思った。怪談のオチってこんな感じだっけ?
52:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:19:55 pjmAq3Na
53:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:20:22 1PfBJ4tc
54:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:22:17 QVCPUnYG
アルフォンスは水の入ったボトルを差し出しながら、少女を観察していた。
こちらを警戒しているものの、やっと落ち着いてくれたようだ。
「……殺さないの」
「殺さないよ、僕はこんなゲームなんかに乗ってない」
呼吸が落ち着いてくるのを待って、少女の口元にボトルを持っていく。
少しの逡巡の後に少女は水を含み、咳き込んだ。
「まずはうがいをして、食道が開いて飲みやすくなるから」
もう一度ボトルを持っていくと、今度はうがいをしてから水を飲んだ。
アルフォンスは、ひとまず安心した。
とりあえず暴れて逃げようとはしないので、少しは信用してくれたと思っていいだろう。
後はある程度は隠れられる場所に移動して、話し合おう。
ふと、アルフォンスは少女が虚ろな瞳でこちらを見ていることに気がついた。
「……何かな?」
「本当に、殺さない?」
「うん、何にもしないよ」
「本当に」
「うん」
「……ひっく、うぁ、うぁぁぁぁぁぁぁん」
「わっ!」
突然泣き出した少女に、アルフォンスは戸惑った。
泣き出した理由が分からないし、泣いた女の子をうまくなだめる方法などアルフォンスはよく知らない。
しかし、この状況はあまりよろしくない。
現在地は走り回ったせいでよく分からないが道路の真ん中で、見つけてくれと言わんばかりの場所である。しかも、泣き声という音源つきだ。
焦るアルフォンスを尻目に、少女が泣き止む気配はない。
アルフォンスが混乱した頭でオロオロとしていると、呆れたような声をかけられた。
「おいおい、お前さんいつからロイのやつと同類になった?」
どこかで聞いたような声だと、アルフォンスは思った。
弾かれたように振り返り、アルフォンスは自分の正気を疑った。
「いやまだロイの方がマシか?少なくともここまで泣かせはしないしな」
「ギャー!お化けー!」
「何言ってんだお前?」
声と同様に呆れたような、それでいてどことなく嬉しそうな表情でマーズ・ヒューズ中佐はそこにいた。
すぐ後でぺこりと頭を下げるハチマキをした少女もいたが、驚いているアルフォンスの目には入っていなかった。
55:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:23:24 nnn+dvwg
56:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:23:38 pjmAq3Na
57:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:23:48 1PfBJ4tc
58:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:24:17 QVCPUnYG
■
腰を据えて話し合うには見晴らしが良すぎて危険だったし、こなたを休ませたかったため四人はF―4の東側の橋の下へ移動した。
こなたは歩くほどの体力も残っていなかったので、アルフォンスが抱きかかえて運んだ。
軽い自己紹介とスバルの簡単な時空世界のガイダンスを聞き、アルフォンスは再会してから疑問に思っていたことをヒューズに尋ねた。
その答えは、予想外のものだった。
「はぁ?俺が死んだはず?」
積み重ねられたテトラポットの上に座り、マーズ・ヒューズは疑問の声を上げた。
自分が死んだはずだと聞かされれば、当然とも言える。
アルフォンスだって訳がわからない。死んだはずの人物が、目の前でピンピンとしているのだ。
死んだということにして実は生きていました、という事情かとも思ったがヒューズの口調からそんな気配は微塵も無い。
しかもヒューズにゲームに呼ばれる直前の日時を聞いたところ、それはアルフォンスにとってはもはや過去の時間だった。
「どういうこった、これは?」
「一つだけ、心当たりがあります」
「……なんだ」
「……完璧な、人体練成」
アルフォンスの言葉に、ヒューズは深く溜息をついた。
なるほど、確かに死んだはずの人間が歩き回っていることの説明にはなる。
しかし、ヒューズには死んだときの記憶は無い。死者を蘇生させた時に何か細工をしたのか、それともアルフォンスの記憶が違っているのか。
そこで、ヒューズはスバルのことを思い出した。彼女は自分たちとは別の、おそらく技術的には先を行っている世界の出身だ。
「スバルちゃん、君のところの技術で人間一人を完璧にコピーすることはできるか?」
「え、え~と、私も詳しいことは知らないんですけど」
「有るか無いかだけでいい。詳細なんてどうせ分からん」
「……完璧ってわけじゃないですけど、人の複製を作って記憶を植え付ける技術なら有ります」
スバルの答えに、ヒューズは頭を抱えた。
自分が既に死亡していて、しかも今の自分が複製かもしれない可能性が現実味を帯びてきたのだ。
それだけではない。あのロージェノムという男の持つ技術が想像以上だということなのだ。
ひょっとしたら、このゲームは何回も繰り返されたものかもしれない。正直あまり考えたいことではなかった。
59:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:24:40 pjmAq3Na
60:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:25:20 nnn+dvwg
61:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:25:55 5yO1kyYF
62:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:26:16 QVCPUnYG
「パラレルワールド説ってのはどうかな?」
今まで黙っていたこなたが、口を開いた。
三人の視線が集中し、こなたは居心地が悪そうに頬を掻く。
「あ、それならあたしも知ってます」
「手短に頼む」
あれ、説明バトンタッチした?
スバルが言い出しっぺをみると、こなたはどうぞどうぞといった感じで手を差し出している。
自分の発言を後悔しながら、スバルは軽く内容をまとめて話し出した。
「……簡単に言っちゃえば『もしも』の世界ってやつです」
指をぴッと立て、説明する。
例えば一つの世界で、その世界を揺るがすほどの事件が起きたとする。
そこで『もしも』、世界を揺るがすほどの事件が起きなかったらどうなったのか。
事件が起きた世界の場合と、事件が起きなかった世界の場合と二つの可能性が出てくる。
そういった大きいことに限らず、遅刻した遅刻しなかった、指を鳴らしたときにうまく鳴った鳴らなかった、そんな感じに世界は常に分岐している。
だいぶ大味ではあったが、そんな説明だった。
「つまり、アル君はヒューズさんがこのゲームに呼ばれなかった場合の世界から呼ばれたんじゃないかってことです」
「……つまり俺が呼ばれた呼ばれてない辺りで世界が分岐したかもしれないってことか」
「いやまあ全部推論なんだけどね。これだ、ていう証拠はないんだし」
最後にこなたが話を締める。確かに、あくまで可能性の話で確証は無いに等しい。結局は情報が足りないということだ。
とりあえず、ヒューズの精神を大なり小なり揺さぶった話はここまでとなった。
63:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:27:39 1PfBJ4tc
64:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:28:06 QVCPUnYG
■
「とりあえず、こなたちゃんが回復するまでここで待機だな」
「あの、私のことならお気にならさずに……」
「少なくとも走れるぐらいには休んどけ、いざって時に走れないんじゃ危ないしな」
互いの知り合いなどの情報交換の後にそんな会話があり、四人はしばらく橋の下に留まることになった。
テトラポットで入り組んでいるため居心地は多少悪そうであったが、アルフォンスの錬金術ですぐに改善された。
スバルとヒューズが交代で見張り番を担当し、こなたは思い切って眠らせることになった。
アルフォンスは見張りをさせると逆に目立つので、こなたの近くで座っている。
「……いや、やっぱり眠るのは無理があると思う」
「横になるだけでいいよ。こんな状況じゃ仕方ないし」
独り言のつもりだったこなたの言葉にに、アルフォンスが答えた。
アルフォンスは暇だったので、眠るまでの間の話し相手になろうと思ったのだ。
「……そういえば、初めて会ったときとは感じが違うね」
「あ~あれは、そのごめん」
アルフォンスは初め何のことかと思ったが、それが撃たれたときのことだと思い出した。
「別に責めてるわけじゃないよ。まあ甲冑着て歩き回ってるなんて不審者だし」
「……違うんだ。私さ、銃を撃ってみるまで本当に、ただのお遊びだと思ってたんだ」
こなたの目に、また涙がにじんで来た。
引き金の重さが、銃を撃った反動がまだ手の中に残っているようだった。
「アル君じゃなかったらさ、私、人殺しになってたかな?」
甲冑だけのアルフォンスだったからこそ、こなたは人殺しにならずにすんだ。
もしアルフォンスじゃなかったら、こなたは人を撃ち殺してたかもしれない。
「私さ、怖いよ。アル君を撃っちゃったよ。殺し合いなんかしたことないよ。ただの女子高生だよ」
段々と、こなたの語気が荒くなってきた。
一歩間違っていれば人殺しになっていたという忘れていた事実を、こなたは痛烈に思い出していた。
怖い、怖い、生きたい。人殺しなんかしたくない、殺されたくなんかない。
また、こなたの心は壊れ始めた。思考がまとまらない、身体が震えて止まらない。
65:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:29:56 QVCPUnYG
「やだよ、死にたくないよ、生きたいよ、かがみとつかさとゆーちゃんと会いたいよ」
「僕も、兄さんと早く会いたい」
アルの静かな言葉と、頭に置かれた手がこなたを止めた。
こなたはアルの顔を見たが、兜でしかないアルの表情はこなたには読み取れなかった。
「一緒に探そう。僕も生きたいし、怖いし、兄さんに会いたい」
自分だけが、怖いわけじゃない。死にたくないわけじゃない。
こなたはそんな当たり前のことを、やっと思い出したのだ。
「今はちょっと休んで、それからみんなを探しに行こう」
「……うん」
一人じゃないということは、思った以上にこなたを落ち着けた。
不安はある、恐怖もある、けれども今度はこなたの心を壊すまでにはいかなかった。
こなたは目を閉じ、横になった。頭に置かれた手がひんやりとして気持ちよかった。
そして、隅っこでアルフォンスとこなたの分の支給品を確認しているヒューズはずいぶんと居心地が悪かった。
途中でこなたの様子がおかしくなったが、アルフォンスのおかげで手荒なことにならずホッとしたりもしたが。
まあ、若いってことはいいことで。そう思うことにした。
―まだ話し合わなけりゃならんことは沢山あるんだがな。
首輪のこと、螺旋王のこと、個人的には一番気になる自分の死亡した状況、ざっと考えただけでもこれだけはある。
焦ってもしょうがない。そのことはヒューズも承知しているが、どうしても焦ってしまう。
―俺も、少し落ち着くか。
タバコが欲しいとは思ったが、残念なことに支給品の中にタバコは見つからなかった。
66:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:29:56 1PfBJ4tc
67:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:30:19 5yO1kyYF
68:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 18:31:43 nnn+dvwg
69:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:31:57 QVCPUnYG
【F-4/東側の橋の下/一日目/黎明】
【チーム:前線局員とデスクワーク軍人改め、引率の軍人と子供たち】
[共通思考]1:殺し合いには乗らない。互いの仲間や殺し合いをしたくない者と合流、彼等を守る。
2:首輪の解析・解除が可能な者を探す
3:主催者の打倒・ゲームからの脱出
※首輪から、会話が盗聴されている可能性に気づきました。
※盗撮に関してはあくまで推測の域なので、確定ではありません。
※螺旋王には少なからず仲間・部下がいると考えています。
【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:健康
[装備]:リボルバー・ナックル(左手)@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ6/6)
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム不明(本人確認済み)、予備カートリッジ数12発
[思考]:
基本:殺し合いには乗らない。仲間や殺し合いをしたくない者を守る。ヒューズ、アル、こなたと行動。
1:あれ、あたし空気?
2:こなたが回復してから行動
3: 共通思考1と2の達成の為、人が集まりそうな駅を目指す
【マース・ヒューズ@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:S&W M38(弾数5/5)
[道具]:支給品一式、ロイの発火布の手袋@鋼の錬金術師、S&W M38の予備弾数20発
エンフィールドNO.2(弾数5/6)、アルとこなたの不明支給品2~5個
[思考]:
基本:殺し合いには乗らない。スバル、アル、こなたと行動。
1:首輪に関する考察を続ける
2:こなたが回復してから行動
3:共通思考1と2の達成の為、人が集まりそうな駅を目指す
70:美少女と甲冑、他 ◆1sC7CjNPu2
07/10/07 18:32:59 QVCPUnYG
【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:デイパッグと支給品一式
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。スバル、アル、こなたと行動。
1:兄を探す
2:こなたの友人を探す
3:共通思考1と2の達成の為、人が集まりそうな駅を目指す
【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:右頬に銃創、疲労大、精神は安定はしてないが安静
[装備]:デイパックのストラップ
[道具]:なし
[思考]
基本:死にたくない。柊かがみ、柊つかさ、小早川ゆたかに会いたい。
スバル、ヒューズ、アルと行動。
1:今は休んで体力を回復
2:怖いのは私だけじゃない
※支給品は次の書き手の方にお任せします。(タバコの類はありません)
※こなたの体力が回復するには最低2時間ほど必要です。
※それぞれの作品からの参加者の情報を共有しました。
71:そして夜が明ける ◆lbhhgwAtQE
07/10/07 20:44:58 +SVQQv2w
灯台で拡声器を用いてきたミリアを引っ張り、東屋に連れ込んでからどれくらい時間が経ったのだろうか。
ミリアを東屋に連れ込んだ張本人である少年、金田一一はひどく疲れていた。
―深夜、東屋、男女二人きり、そして疲労。
このフレーズから何かやましいことを想像した諸兄もいるかもしれないが、勿論そのような事態にはなっていない。
というより、実は奥手の一とあっけらかんとしたミリアでは、そのような事態が起る筈もなかった。
……では何故、一は疲労しているのか。
それは、体ではなく口を動かし続けていたことに原因があった。
「……とまぁ、そんな感じで京谷の奴は尻尾巻いて逃げ出したんだ」
「へ~~、そんなにすぐに消えた本の謎を暴いちゃうなんてすっご~~い!!」
「あ、ありがとう。……で、そろそろ―」
「ねぇねぇ! 他にも何か君が出遭った事件はないの!? ユキヤシャやジェイソンみたいな怪物が出てくる怖い話!」
―つまりは、そういうことであった。
東屋で自己紹介をした際に、つい祖父の金田一耕助という探偵であり、自分が今までにいくつかの事件に出くわしたことを話してしまった事が運の尽き。
好奇心旺盛なミリアは、一からひたすらにそれらの事件について尋ねてきたのだ。
「ねぇ、もっと事件の話聞かせてよ!」
「う~ん、そうだなぁ、それじゃ次は俺がオッサンと喫茶店に行った時の……って、そうじゃなくって!!」
ミリアの口車に乗せられて数時間。
話をしつづけた一はようやく、ミリアの催促を断った。
「俺ばっかりこんなに話しててもしょうがないしさ、そろそろ君のことも教えてくれないか?」
「私のこと?」
「あぁ。まだ名前くらいしか聞いてないしさ。色々知っておいた方が、今後役に立つと思うし」
「言われてみるとそうだね! ……こほん。改めましてこんばんは。私はミリア・ハーヴェントと申すものであります!」
「いや、だから名前はさっき聞いてからさ――」
一はやや呆れながらも、ミリアの話を聞き続ける。
しかし、それは一の頭をさらに悩ますこととなり……
「―えーっとね、その時は確かアイザックと一緒にメジャーリーガーの格好をしてマフィアの頭をカッキーンってしてね! それで……」
「ちょ、ちょっと待った! 少し待ってくれないか?」
止まることを知らないミリアの話を一は無理矢理止める。
「一つずつ確認していいか? えっと……君はまずアメリカ人なんだよな?」
「うん、そうなるねー」
「えっと……日本に来たことは?」
「ないよ~。でも一度行ってみたいと思ってるよ! ニンジャとかサムライに会ってみたいしね!」
72:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:45:06 LtDQm2Ls
73:そして夜が明ける ◆lbhhgwAtQE
07/10/07 20:46:17 +SVQQv2w
その言葉を聞いて一は改めて頭を抱える。
見た感じから百も承知であったが、これでミリアは日本語圏に住む人間ではことが発覚した。
そうなると、一の中には一つの疑問が思い浮かぶ。
……何故、自分は目の前の米国人の言葉が聞き取れるのだろう、と。
自慢ではないが、一は自分があまり英語の成績のよくない高校生だと自覚している。
今までに何度か事件などで外国の人間と会話したこともあるが、彼らは大抵が日本語に精通した人物であり、会話に苦労することは無かった。
だからこそ、日本語を流暢に喋れないであろうミリアと自分が普通に会話出来てる現状に疑問を抱かざるを得なかった。
「……ちなみにミリアさん、俺の言葉分かりますよね?」
「今更何言ってるの~? 当たり前じゃない」
「そ、そうっすよね……あ、アハハ」
考えられる可能性は二つ。
一つはミリアが実は日本語に精通していることを隠しているということ。
だが、この可能性はすぐに却下できるだろう。
何故なら、意思疎通が出来ない振りをしてを何かを企むのならともかく、こうやって普通に会話している以上、隠す理由など何も無いはずだからだ。
すると、残る可能性はただ一つ。
主催者のロージェノムとやらが何らかの手段を使って、それらの言語の障壁を取り払ったという可能性に限られてくるだろう。
ロージェノムからしても、最初のあの場所での自身によるルールの説明は、殺し合いを円滑に進めてもらう為に皆に聞いてほしいところのはず。
そのような場合に、参加者の中で自分やミリアのように言語形態がバラバラであると問題がある。
ならば、どうするか?
答えは簡単で、「そのバラバラの言語形態を一つにしてやる手段」を用いればいいのだ。
その技術がルール解説後、現在に至るまで用いられているのだとすれば自分とミリアがこうして普通に会話できているのも納得がいく。
……しかし、そのような技術は、一の知る限り日本どころか世界各地何処を探しても確立されていないはず。
思えば、自分の首にも取り付けられた首輪爆弾もかなりの性能を持っているように思える。
ならば、ロージェノムは一体その技術をどこで手に入れたのか?
一の疑問はそこに集結するわけだが、今はそれを考えていても何も始まらない。
彼はもう一つの疑問をミリアにぶつけた。
「えっとミリアさん、もう一つ聞きたいんですけど……泥棒をやっていたってのは……」
「本当だよ。アイザックと一緒に色んなものを盗んだんだよ。チョコレートとか美術館のドアとか!」
どうやら、目の前の女性。
ただのアメリカ人ではなく、前科のあるアメリカ人のようだった。
しかも、少し風変わりな格好で風変わりなものを盗んでゆくというスタイルの。
一は、咄嗟に自分が何度か出会った事のある怪盗を思い出してしまう。
「だけど泥棒は犯罪っすよ。そんなこと繰り返してたら……」
「その辺は心配無用よ! 罪滅ぼしだってきちんとしてるんだから!」
「罪滅ぼし……?」
「そう! 富豪の遺産相続を巡って家族がどろどろした人間関係になる前にその遺産をまるごと頂いたり! 私達、イブちゃんのために頑張ったんだから!」
呆気に取られあいた口も開かなくなってしまう。
しかし、それを効きとして喋るミリアの目からは悪意など全く感じられない。
高遠のような冷酷さも、怪盗紳士のような不敵さも全く無い。
そこにあるのは、楽しそうな感情のみ。
一は、そんな彼女を見ているうちに、殺し合いに乗っていないならばひとまずは保留しておいていいか、と考えるようになる。
今は泥棒を捕まえるよりも先に殺し合いを止めるほうが優先すべきだろうから。
74:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:46:33 LtDQm2Ls
75:そして夜が明ける ◆lbhhgwAtQE
07/10/07 20:48:44 +SVQQv2w
◇
互いに自己紹介が終ったところで、次は二人の知人の確認に入る。
「俺はあの最初に螺旋王が話をしてた場所で、剣持のオッサンと明智さんと一緒だったけど……ミリアさんは誰か知り合いいますか? そのアイザックさんって人の他に」
「うん。アイザックのほかにはね、ジャグジーっていう子とチェス君がここには来てるみたいなの。ほら、ここにも書いてるでしょ?」
ミリアはそう言って、デイパックから名簿を取り出すと一に見せる。
確認すると、確かにそこには「ジャグジー・スプロット」「チェスワフ・メイエル」の両名の名前が載っていたのだが……
「へ~。名簿なんて入ってたのか、このカバン」
「え? 今まで確認してなかったの?」
「ま、まぁ、色々あったっすから。ミリアさんをここまで引っ張ったり話をさせられたりで……へぇ、こんなに参加者がいたん…………!?」
そこで一は気付いた。
自分や剣持、明智と並んで書かれていたその名前に。
「高遠遙一……!! こいつもいたのか」
「知り合い?」
「えぇ。……知り合いって言えば知り合いだけど……出来れば来てほしくなかった知り合いです」
高遠遙一。自称、犯罪芸術家。
北海道の死骨ヶ原ホテルでの連続殺人を皮切りに、誘拐事件にかこつけた殺人を示唆したり、推理作家の遺産相続ゲームに潜伏したり……一からすれば、いわば宿敵ともいえる存在であった。
「へぇ~。そんなに危険な人なんだ」
「ここでも何か変な事考えてなければいいんだけど……」
恐らく彼がこの地に来て何もしない、ということはないはず。
きっと彼のことであるから、この殺し合いが正当化されている状況下でどのようにして芸術的な殺人を行うか、企てていることだろう。
ならば、一はそれを止めるまでだ。
(高遠……俺は必ずアンタの芸術とやらを阻止してみせるよ。そして、この殺し合い自体も止めてみせる!)
それが、名探偵と呼ばれた祖父を持つ者としての、そして幾度と無く高遠の関わる殺人事件に出くわしてきた自分自身の使命なのだ―彼はそう感じていた。
そして、その為にも今後は同じ意志を持つ仲間と合流すべきであろう。
そう。例えば、自分と同じく高遠を追っている剣持や明智といった知人ならば、きっと協力してくれるはずだ。
ミリアが楽しそうに話す「アイザック」という人物も、ミリア同様に根っからのワルでないだろうから恐らくは……。
76:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:48:48 nnn+dvwg
77:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:50:37 072dRx+x
78:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:50:47 rnslsuN/
79:そして夜が明ける ◆lbhhgwAtQE
07/10/07 20:51:01 +SVQQv2w
「そんなわけでミリアさん、ひとまずは、そのアイザックさんやオッサン達を探して―って、何してるんすか!!」
決意を固め、ミリアを向き直った時、一は思わず驚いた。
何故なら、目の前でミリアは一のデイパックをひっくり返していたのだから。
「何って、決まってるでしょ? 道具のチェックよチェック! 装備のチェックは登山の基本だよ!」
「いや、これは登山じゃないし…………」
「地図にコンパス、鉛筆に水と食料、ランタン、名簿……う~ん、ここらへんはみんな一緒だねぇ」
一の言葉を無視するようにミリアは彼の荷物を並べて確認する。
彼女の言葉を信じるなら、どうやらこの地を行動するに当たっての基本的な装備は全員のデイパックに収められているようだった。
そして、彼は、そんな基本的な装備の横にやや離れておいてあったいくつかの道具を目にする。
「あれ? こっちのって……」
「そっちのは私の荷物には入ってなかった奴だよ。きっとランダムに入れられてるんだね! 私のスピーカーみたいに」
言われてみれば、ミリアが持っていた拡声器は自分のカバンには入っていないようだ。
その代わりに彼の荷物に紛れていたのは…………
「……わ、腕章?」
「腕章だね」
白地に何かのアルファベットの『F』をシンボルにしたような紋章が描かれた腕章。
一の荷物にはどうやら、そのようなものが入っていたようだった。
「こんなん何の役に立つっつうんだよ、まったく……」
「うーん……あ! もしかしてこれをつけてると、どこかのお店で優待サービスを受けられるとか!」
「まさかそんなわけが……って、なんかもうつけてるし」
気付けば彼女は既に腕章を自分の腕につけていた。
その顔は妙に嬉しげだ。
「あれ? もしかしてハジメ君、これ欲しかった? いらなそうだから貰ったんだけど」
「い、いや、いいです。どうぞどうぞ」
「ありがとー! それじゃ、代わりにこれあげるね!」
そう言って手渡されたのは、ずっしりと重みのある金属製の篭手。
それは指先まで覆うタイプのようで、手首のあたりに歯車状の大きなリングがついているのが特徴的であった。
「なんかね、これリボルバーナックルっていうみたいなんだけどね、弾を使って攻撃出来るんだって」
「弾って……ってことは銃か何かか?」
「う~ん、私にはよく分からなかったや。でも、これさえあれば熱いお皿や鍋も簡単に掴めるよ! 便利だね!」
―と、深夜番組の通信販売のようなノリでその篭手をミリアは薦めてくる。
一は篭手を使うような武術など使えるはずも無かったが、折角の好意なのでそれを黙って受け取ることにした。
もしかしたら、本当に何かも役に立つかもしれない、ということで。
むしろ一が気になったのは、自分に配られたもう一つの道具。
それは、先ほどまでの腕章や篭手と違い、自分でも扱えるかもしれない武器だったのだ。
80:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:51:43 nnn+dvwg
81:そして夜が明ける ◆lbhhgwAtQE
07/10/07 20:52:27 +SVQQv2w
「大砲……いや、バズーカか?」
「みたいだねぇ」
説明書を読めば、見た目通り、それは携行用の大砲だということだ。弾薬も3発分付属してある。
「ねぇ、試しに一発撃ってみようよ!」
「だ、ダメダメ!! ためし撃ちなんてしたら、また大きな音が出ちまうよ! それに弾が3発じゃ勿体ない気がするしなぁ」
「ぶー、ハジメ君のケチ~」
「そんな顔しないで下さいよ……。俺が悪者みたいじゃないっすか」
「だって実際ケチじゃな~い」
頬を膨らますミリアに一は困惑してしまう。
……だが、それと同時に彼は一応、護身の為の武器が手に入ったことに安堵もしていた。
出来れば使いたくないが、もし殺し合いに乗った参加者が襲ってきたら……もし、高遠が何かの凶行に至ろうとしたら……。
一がそんなことを考えていると―
「それじゃ、そろそろ出発しよっか!」
「って、え? あ、ちょ、ちょっと!!」
気付けばミリアは荷物をまとめて東屋を出ようとしていた。
一は急いで荷物をデイパックに詰め込み、大砲を片手にするとその後を追う。
「出発って……どうする気っすか?」
「勿論、アイザックやジャグジーにチェス君、それにケンモチさんやアケチさんを探すんだよ。ハジメ君もそう言ってたじゃない」
「ま、まぁ、そうですけど……」
「それじゃ、そういうわけでしゅっぱーつ!!」
「―って、ちょっと待った待った!!」
有り余った元気を振りまきながら歩みを進めるミリアを、一は呼び止める。
「出発って言っても、まだどこに向かうかとか決めてないじゃないっすか」
「大丈夫大丈夫、もう決めてあるから! まずは映画館に行こ!」
「映画……館? どうしてそんなところに?」
「だって、映画館ならきっと楽しい映画をやってるだろうし、楽しい映画をやってるなら人も集まるでしょ? で、その集まってきた中にアイザックもきっといるはずってわけ! どう? 完璧な作戦でしょ!」
そんな突拍子も無い理屈に金田一は再び唖然としながらも、一考する。
確かに映画館などという娯楽施設ならば、殺し合いに乗った人間よりも自分達と同じような、殺し合いに乗っていない人物の方が集まりやすいかもしれない。
それに、人を探す意味でも映画館方面に向かい、市街の中心に近づいたほうがいいだろう。
「分かりました。それじゃ行きましょっか」
「うんうん。それじゃ、改めてしゅっぱーつ!」
こうして少年と少女は明るくなりつつある空の下を歩き出した。
彼らはこの舞台にて、主人公として物語を動かしてゆくのか? それとも脇役として物語を裏で支えてゆくのか?
彼らがこれから行く先で出会うのは、心許せる同士か、それとも殺し合いに乗った襲撃者か?
その結果、彼らに待ち受ける運命は、悲劇か、それとも喜劇か?
更にその先に待つのは、生か死か。
これは彼らの物語が終わるまで分からずじまいだが、一つだけ確かなことがある。
それは、あと数刻でロージェノムによる放送が始まるという事だ。
82:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:52:41 072dRx+x
83:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:53:47 072dRx+x
84:そして夜が明ける ◆lbhhgwAtQE
07/10/07 20:54:41 +SVQQv2w
【D-2/路上/1日目-早朝】
【金田一一@金田一少年の事件簿】
[状態]:健康
[装備]:ドーラの大砲@天空の城ラピュタ、リボルバー・ナックル(右手)@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ6/6)
[道具]:デイバッグ、支給品一式、大砲の弾3発、予備カートリッジ数12発
[思考]
基本:ジッチャンの名と自身の誇りにかけて殺し合いを止める。
1:ミリアと行動。まずは映画館方面へ
2:剣持や明智、アイザック達を探す
3:他にも意志を同じにする参加者がいないか探す
4:高遠が芸術犯罪を行おうとしているのなら阻止する
【ミリア・ハーヴェント@BACCANO バッカーノ!】
[状態]:健康。
[装備]:拡声器、珠洲城遥の腕章@舞-HiME
[道具]:デイバッグ、支給品一式
[思考]
基本:アイザック達を探す
1:金田一と行動。映画館へGO!
2:剣持や明智たちも探す
3:金田一からもっと事件の話を聞きたい。
※少なくとも「悲恋湖伝説」「雪夜叉伝説」「瞬間消失の謎」については把握済み
※両名の不明支給品は全て出きりました。
85:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 20:55:06 ylC/TAUz
86:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 22:17:09 ylC/TAUz
87:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 23:53:11 LjjjgLa0
ではテンプレ議論いきますか
【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。主催者の手によってか何らかの細工が施されており、明らかに容量オーバーな物でも入るようになっている。四●元ディパック。
「地図」 → MAPと、禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。【舞台】に挙げられているのと同じ物。
「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「水と食料」 → 通常の成人男性で二日分。肝心の食料の内容は…書き手さんによってのお楽しみ。SS間で多少のブレが出ても構わないかと。
「名簿」→全ての参加キャラの名前のみが羅列されている。ちなみにアイウエオ順で掲載。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1~3個入っている。内容はランダム。
【禁止エリアについて】
放送から1時間後、3時間後、5時間に1エリアずつ禁止エリアとなる。
禁止エリアはゲーム終了まで解除されない。
【放送について】
0:00、6:00、12:00、18:00
以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。
基本的にはスピーカーからの音声で伝達を行う。
ここからか?
88:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 23:55:45 3P02lJsy
全部見直しか
それもいい方法かな
89:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/07 23:59:49 CfKxvKfH
削除議論板でいわれてたけどさー
うーんと?
こまかいところ?
細かいところってどこ?
90:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:00:30 hethq4m3
議論したいならしたらばでどうぞ。
したらばが嫌ならこちらでどうぞ。
スレリンク(anichara板)l50
どちらにせよこのスレでの雑談は止めてください。SS投下の妨げになります。
それを覆したいなら適切な場所で、適切な方法を取ってください。
以後この話題はスルーで。リアクションの必要は一切有りません。
91:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:06:34 7rtLANVd
/\
/ || .\
/. .|| \_, ..__
,/ ,.个、r'´~:::::\:::::::´゛`'i、
/ /,.i'||::::\::::::::::::::\::::::::::: 'i,
/ / l、.||:::::::"\;;_;ィ' 'i;\:::::: 'i,,r"´~,,ir-、,
/___/___ i、_||t;r'"´_\__'i、_\,.r´`,r´ } ]
\ \ ヾ||,i / ゞ,イ゜ .r゜ } ] したらば掲示板では専ブラを使い
\ \ . ||{ゝ‐- <,...r‐=F,/"~`゛'-、__.ノ_ .ノ 我々の議論は一切無視するようだ
\,. -‐ ''\゙´||iゝ∠..ノ^ゝ.,,/i'"´~~゛'‐ 'i,_, li、.,_
/'\ ':;|レ''i, t . / >ィ‐"´~‐- 'iO ,ノ}‐-``'i, ならば我々は
/ \ ,,.:;||;;;;;i, -/‐: ゞ'´~` 'i_,.ィ'゜;;;;;;;;`i. 'l, 独自で企画を立ち上げようではないか
,i \;;;;;;||;;;;;;;×___ノ`'´`i i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`i 'l,
/ ::::::: ,;;;;;;;;\||;/;;;;;;ミ≧≦彡"ノ人 ノノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;´ ノ
,/ ::::::::.;;;;;;;;;;;;;;;||;;;;;;;;,r'´/ ヽノ|.;;;<`-ィ'´r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `l
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./ .::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;゙||;/ ./ 'i i.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l
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i ,....,〕'~゙i;;;;;;;;;゙||`‐、 .i_'l,.';;;;;;;.i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l
l ,.ィ' i l\;;;;;||;;;;;;;\___,ィ'´;;.i ;;;;;;.i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,l
ゝ、., ,:i i. 'i. i,,.. `i゙||;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.i ;;;;.i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
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92:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:08:33 zv232SVW
>>90
削除議論板でいわれてましたが、
ここが適切な場所ですよ?
このスレの自治はこのスレで決めます。
正当な権利ですので
93:そんなことより
07/10/08 00:13:05 vgb1iNwE
テンプレにこれ↓を入れるべきではなかろうか
-------------------------------------------------------------------------------------
2chのAA・ムスカAAは、Windows+IE、フォント「MS Pゴシック 中(12ポイント)」(IE標準)の状態で、 最適表示になります(ズレのないAAが見られます)。
※右のAAのズレない環境が標準です。 | | __ | ,、-.-.,.、 | _,、-‐‐-、 |
|r;;;;;ノヾ| /:::/>、 |〔::::□□〕| 〕===〔 |
|ヒ‐=r=;'|〔::::w从vソ| |;w;从;vソ |{リ >= r=´{ |
| ヽ Д/ |ミ;;;0' ゚ヮ゚ノ | ヘ ゚ο゚ノ' |( ж }|
IE5.5と6では『ギリシャ語[αγωなど]』と『キリル言語[ёДЖなど]』のフォントが各々異なり、主にモナー系のAAがズレます。(大抵のムスカAAは問題なし。)
Windows2000・XPの場合。
インターネットオプションから、フォントを各々「MS Pゴシック」に変更するとズレが直ります。
Windows95・98・98SE・Meの場合。
MS PゴシックをIE5.5/6で日本語以外にも使えるようにするパッチの案内に従い、 対応フォントのインストールと設定をするとズレが直ります(但し、自己責任)。
MS Pゴシックがない環境の場合 モナーフォント・IPAモナーフォント
Macの方は マック(Mac)でアスキーアート(動物・植物アスキーアート図鑑)を参照してください。
MS Pゴシック・モナーフォント・IPAモナーフォントのいずれかがインストールされていれば多分きちんと表示されます。
AAを貼るとずれる コピペの際の注意 (モナー系アスキーアートの描き方。)
------------------------------------------------------------------------------------
94:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:16:29 bu8SqceT
まあ、ようするにしたらばと手を組む理由が何も無いということだな
細かいこととはいうが、重要なことまで全部決めるし
めちゃくちゃやりすぎたよ
>>93
ワロスww
95:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:19:12 n1Ko8MIz
839 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:08:46 ID:FbPXcbuf
つーか、隔離所兼避難所のスレを2ちゃんに立てておくべきかもな。
「感想雑談議論スレ」とかにして。
で、文句は全部そこで、ソレ以外は全部スレ違い、ってことにでもして。
ソコでなんか一人芝居続けても、週一ぐらいで「貴方の要求には根拠がありませんね。終了」って書いときゃ終わりだし。
まーこのまま放置でも削除されるとおもうけどね。あの日本語通じなさっぷりは心象最悪。削除人も人間ですよ?
840 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:09:43 ID:o//y2abk
つうか削除議論板とか言ってるけどさあ。
アニロワ民が全員削除議論板見てるわけねえだろ常識的に考えて。
あれだけ反したらばを主張しておきながら、議論するのに他のスレを見るのは当たり前という態度。
頭は大丈夫ですか?
あ、議論したいんじゃなくて自分が主張した嘘を後付で誤魔化そうとしているだけか、サーセンw
まあそもそもGのレス自体、俺らみたいな自分の愉悦のために遊びたい人間以外は見てないけどな。
なんかいってるっすよしたらば
96:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:29:38 UDWGlI0R
常識的に考えて、「このスレはしたらばのスレとも当スレとも関係ありません」と
コピペして回ればいいだけじゃんw
このスレで決まっても無いことを勝手にやるなよwwww
てか、アニロワ民ってwwwwwwwwwwwww
97:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:33:47 vgb1iNwE
/ , \
/ / l アニロワ民 ヽ
,r' / ヾ,、 ゙,
. / イ/ ` ` 、 }
{ i | ゙ 、,,`' 、 , j
レ'、, | ,:r'"''‐ `'゙、 ,、‐‐、 l 我等の自治に反対するものは
ゝ」、 、 , ,、‐''゙゙、゙'、-―t'''/ / l |
,ゝ‐、_,',. ' ,O 〉 V .( ゙, j i 全て削除対象ということだ
',.ヽソ. '、,,、 -'" / / j
'‐レ゙ .,r' ノ
l` ` 、 i'" ゙ヽ、,/
. ゙、 ,,、 -‐'" ノ ヽァ、
゙、'´ .. ,r゙ ノ ヾ^゙ヽ、
. ゙, ./ ,、r' / \
!、 / ,、r'" / /`'ー-
`'''"入 ̄ ,、r ''" ,、/ /
く .Y'" .,、r'"/ /
/" ` 、', ,、r''" /_____/
,、 - ''"´ ̄ ̄`゙i zz,,,/ \
,、 '" ,、 ''" | / \
98:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:35:08 ljTwP/8d
なんでみんな蒸すかなん?w
99:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 00:36:56 7rtLANVd
なんとなく
バトロワっていうとみんなムスカってる
100:なら俺も
07/10/08 00:55:08 P/qkSkO0
/ / ゙i, ヽ
j ,ィ/ | |
lィ' ,ィ/j/ | iリ
| /l / '"` | j
リ! /,ノ _,、-''''` /リ __________
| _.._ l/ ,.--;==ミ 、 ___,.ノ /{.○-゙‐rV /
ヽ,/`ヽヽト、 ´ {,.○-`‐‐ 、,.-ト| ,ノ< ハッハッハ! 見ろ!
∧ ̄ ゙i, `ヽ,r'´ ノ. ゙、--‐''´| \ 人がゴミのようだ!
| | ̄ ゙i ヽ、 __,,、-'" ,-、,:‐、〉 /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\\/. | \\\ i
\_'i ___\\\|
ヽ `ー─''''"´\\\
ヽ j\\\".;":;"." :
".;":;"." :".;":;". \ / \\\".;":;"." :
.;".;: .;" \ ______ /´ \\\ ".;":;"." :
: ゴ オ ォ ォ …… ! !".;" \\\ ;": ..;.;".;":
;" .;".;": _.;.;_".;": \\\ ド カ ァ ン !
.;".;": ..;.;".; ζ /_.;_/| .;".;", _ \\\ .;".;.;".;":.
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;| ΓΓ | |;":从へ_/| . \\\"_.;__..:
从へ从へへ从 ; ζ | Γ从 | |;:.. |从Γ | | 从へ从∠___/| :
( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γζ.;".. .;. \ |ΓΓΓ| | |
( ⌒ ⌒ ⌒ ); | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | | ( 从へ ;: |从ΓΓ| | |
Σ( ⌒( ⌒ ) ζ ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)_.;:.;|Γ从Γ| | ( | |
( (( ( ⌒ )) ) 从 Σ( ⌒( 从へ从) ∠___/| (( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| | );:; .;".;": ..;.;";":
(( ⌒ ( ( ) )⌒ );:; .;".;": ..;.;";":|从ΓΓ| | );:; .;".;": ..
101:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:01:00 EWQxqQ3f
馬鹿やってないでwww
まあ、とりあえずおしつけられちまったルール、これを改造する形で討議していかない?
で、早速だけど
スレリンク(anichara板:87番)
>ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
この一文、いらない
102:ルール改正案1
07/10/08 01:04:24 40g6Ux6U
【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
>ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
反論:いらない
スレリンク(anichara板:101番)
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。主催者の手によってか何らかの細工が施されており、明らかに容量オーバーな物でも入るようになっている。四●元ディパック。
「地図」 → MAPと、禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。【舞台】に挙げられているのと同じ物。
「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「水と食料」 → 通常の成人男性で二日分。肝心の食料の内容は…書き手さんによってのお楽しみ。SS間で多少のブレが出ても構わないかと。
「名簿」→全ての参加キャラの名前のみが羅列されている。ちなみにアイウエオ順で掲載。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1~3個入っている。内容はランダム。
【禁止エリアについて】
放送から1時間後、3時間後、5時間に1エリアずつ禁止エリアとなる。
禁止エリアはゲーム終了まで解除されない。
【放送について】
0:00、6:00、12:00、18:00
以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。
基本的にはスピーカーからの音声で伝達を行う。
議事録みたいに記録していこうか、
103:最悪板のGウオッチグループで動き
07/10/08 01:06:24 hkSsypzB
842 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:41:19 ID:FbPXcbuf
つかいつの間にかアニロワ民全員が敵になってるよGw
馬鹿Gそれ本音www建前はお前自称アニロワ民だろwwww自分で外部の人間語ってるんじゃねえよwwwww
そしてそんな一人芝居は削除に全く関与しません、って事、アレだけ削除板で暴れておきながら読み取れなかったのかよw
さすが無脊椎動物wwwもはや知能と言うレベルですらないwwwww
843 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:44:56 ID:VJsAcd77
>>839
2ch上の避難所は企画中に立てたスレをそのまま利用する形ですでに存在してるっぽいが
844 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:46:34 ID:o//y2abk
>>841
1.「自分に反論する者は全て一つの勢力の者だけのはずだ」という
ゴキブリルールの下、ここはアニロワ支部に認定された。
2.削除人へのアピールの一環。要するにここの意見がしたらばの意見だとでっちあげたい。
1か2かそれとも両方か、お好きな方をどうぞ。
議論板では第三者にさえ散々うざがられてたし、
削除人が2ch最悪板の「名無し」を知らないとは思えないけどな。
104:最悪板のGウオッチグループで動き
07/10/08 01:07:47 AAIXw9/r
842 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:41:19 ID:FbPXcbuf
つかいつの間にかアニロワ民全員が敵になってるよGw
馬鹿Gそれ本音www建前はお前自称アニロワ民だろwwww自分で外部の人間語ってるんじゃねえよwwwww
そしてそんな一人芝居は削除に全く関与しません、って事、アレだけ削除板で暴れておきながら読み取れなかったのかよw
さすが無脊椎動物wwwもはや知能と言うレベルですらないwwwww
843 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:44:56 ID:VJsAcd77
>>839
2ch上の避難所は企画中に立てたスレをそのまま利用する形ですでに存在してるっぽいが
844 名前:最低人類0号 投稿日:2007/10/08(月) 00:46:34 ID:o//y2abk
>>841
1.「自分に反論する者は全て一つの勢力の者だけのはずだ」という
ゴキブリルールの下、ここはアニロワ支部に認定された。
2.削除人へのアピールの一環。要するにここの意見がしたらばの意見だとでっちあげたい。
1か2かそれとも両方か、お好きな方をどうぞ。
議論板では第三者にさえ散々うざがられてたし、
削除人が2ch最悪板の「名無し」を知らないとは思えないけどな。
105:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:09:14 7rtLANVd
>馬鹿Gそれ本音www建前はお前自称アニロワ民だろwwww自分で外部の人間語ってるんじゃねえよwwwww
>そしてそんな一人芝居は削除に全く関与しません、って事、アレだけ削除板で暴れておきながら読み取れなかったのかよw
アニロワ民なんて言葉誰が使うんだwww
106:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:11:27 vgb1iNwE
さすがしたらばのアニロワ民さまは日本語の使い方が上手でつね(藁)
107:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:19:45 ahRg+1t8
137 名前:施工士@削除屋 ★ 投稿日:2007/10/07(日) 20:27:29 ID:???0
えー内輪喧嘩なら余所でやってくれませんかねぇ。。
削除依頼した側:依頼を出したら削除判断が出るまでおとなしく待ちましょう 異論に対する反論は「簡潔に」
削除依頼に異論がある側:削除依頼に対する異論を「簡潔に」表明して削除判断が出るまでおとなしく(ry
書き込んでる人以外の目も気にしましょう。。
件のスレッドに関係のない人にとってはどっちもどっち。。
結局は内輪喧嘩だと削除人は断じている。しかもどっちもどっちって言われている。
正直俺もそう思う。削除人が出てくるような話では無い
まあ、ここで話あえばいいんだよ
108:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:20:44 vgb1iNwE
相手側が来れば、な
来ないんじゃ仕方ないよな
109:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:28:56 ii3yw4EW
あいつら絶対来ないんじゃね?
2chの「荒らし」がいやで逃げ出したようなチキンがwww
110:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:30:48 7rtLANVd
それだったら欠席裁判でも知らない
111:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:31:32 aNdKotO6
削除議論みて興味もってきてみたんだが、これテンプレ変えようとしている人は何がしたいの?
まさか投票やらなにやら全部最初からやりたいのか?
乱立にはなるがそれなら別スレではじめた方が早い様な気がするんだが……。
112:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:32:18 vgb1iNwE
来いとは言ってるし、ここの自治の話だからな
113:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:33:39 vgb1iNwE
>>111
さあ・・・まあ、どこまで許容できるかって所もあるよね
相手次第かな?
114:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:36:35 GjuSMhGC
スレリンク(anichara板)l50
このスレが開いてるぜ
わざわざここで諍いを起こさんでも、別のスレ再利用すればいいじゃない
115:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:37:35 ii3yw4EW
もうそこは別と判断したほうがよさげ
116:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:37:46 xgaafbBG
>>111
マジメな人っぽいので言っておくと、>>1に
・投下作品についての感想、雑談、議論その他モロモロは以下のしたらばにて行ってください。
がある以上テンプレを変えたいならしたらばに来るのが当たり前。でもここで暴れている人はしたらばに決して来ない。
スレの運営形態がどうであろうと問題ないのは削除議論スレで述べられた通りだね。
そして>>103>>104の通り、同一人物が複数IDを使っている可能性が高い。
要するに一人~少数の荒らしが暴れているだけの可能性が高い、ということ。
本当に楽しみたくてここの運営の仕方に文句があるなら違うスレを立てればいいんだからね。
スルーしてくれると助かります。
117:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:38:10 ppKMCyfQ
あいつぜってーこねーよw
削除議論スレでフルボッコにされて敗走したんだからよw
118:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:39:32 ppKMCyfQ
>>117
同意、俺たちが何しようが2chのスレなんだから自由だよな
アニロワ民はそれを妨げるほど偉いんですね
119:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:40:46 7rtLANVd
,..-‐-- 、、
,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;,
/:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ヤi、
i::::::::::::;:"~ ̄ ::i||li
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|:::i´` `‐-‐"^{" `リ"゙ / __ `` ー- 、
ヾ;Y ,.,li`~~iノ , ィ/ ゝヽ ̄ヽ ー- '
`i、 ・=-_、, .:/ _ / { {ヽ、_ ヽ' ノ_,.〉
/ヽ '' :/_ -ァー- 、_ ... -‐ ';;;;;;;;;;;;;ヽヽ、 `>、..ノ=┘
_ ノ ` ‐-、、ノ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ `ー '!
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/;;;;/;;//〉' , ヽ、>\;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ' ´
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┌‐──┐
│ ムスカ. |
├──‐─┴────────────
│異議あり!フルボッコにして敗走なんていつ誰がしたのかね?
120:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:41:34 aNdKotO6
>>116
了解しました。
少なくともこのスレタイとそこからの流れ見るとずっと荒らしが憑いててこりゃ避難もやむなしかと思います。
以後スルーします、というか企画自体にはそれほど興味ないので退散します。
ご迷惑おかけしますた。
121:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:41:43 GjuSMhGC
>>115
いや、最後のレスが先月だから誰も見てないっぽいぞ。
「これは、まったくしたらばとは関係ない」とも書いてるし、
別のロワ始めるなら丁度良いんじゃないか。
122:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:42:35 HhSo0bri
まあ誰も敗走などしてない
123:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:44:06 j85SixkC
オレは中立だが、>1にリンクがあるからコピペしたって文句を言われる筋合いは無い
ここで雑談している人たちの言ってる事は正論だね
124:120
07/10/08 01:45:14 aNdKotO6
× 企画自体
○ 運営自体
125:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:45:27 WhW4GL72
>>120
実際は、まだ企画の話し合いが続いているのにも関わらず強行したというのが真相かな
だからそこの埋め合わせですよ。
向こうは向こうでいろいろ話しているようですけど、こちらにもこちらでいろいろあるわけです
ですので、そこを埋め合わせしながら再構成もしくはリスタートですかな
126:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:48:22 j85SixkC
↑の言うとおり、これからどんどん積極的に話し合いましょう
>>123
まったくだよな~
アイツラ低脳なゴキブ無脊椎生物リだからここでその意見に
反対する事もできねーんだよ
根拠もねーのに自作自演とか言い出すし
まぁ無視するほど俺たち多数派の意見は有利になるからいいんだけどなw
127:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:48:38 PHXMM9nv
既に投稿されているSSもあるからな
128:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:49:56 GjuSMhGC
だから>>114のスレを再利用したら?
まだ9レスだけだから大丈夫だと思うぞ。
別居すれば、わざわざしたらばと張り合う必要もあるまいに。
129:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:52:11 7rtLANVd
まあ、このスレが終ったら臨時で再利用してもいいかな
130:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:54:51 GjuSMhGC
いや、わざわざ終わるまで待つ必要ないだろ。
これまでのレスを見る限り、早い内に別のロワを始めたいみたいだし。
131:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:55:55 ii3yw4EW
そこは、
乱立スレだから落とした方がいいかもしれない
あくまで各板にバトロワは一つだけでいい。迷惑がかかる
132:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 01:57:47 iYVDOC6t
そういえばキャプテンってどうしてるんだ?
追い出されたっきりだったはずだが
133:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:00:49 GjuSMhGC
>>131
じゃあしたらばで企画してるロワと、
君ら?がやりたい新企画ロワを、
このスレの中だけでやるのか。 ややこしくないか?
134:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:01:27 xgaafbBG
>>128>>133
言った通り、テンプレを変えたいなら現テンプレに乗っ取ってやるのが当たり前。
現テンプレを無視して議論しても当然承認されない以上、したらばに来れない連中はその時点でどんな奴らか知れる。
万一ここのしたらばが敵対者を全て排除しているという不健全極まりない形を取っているなら、
あなたの言うとおり違うスレを使えばいい。そこがいやなら違う板に違うスレを立てればいい。
もしこれが真実ならしたらばのやり方を嫌った人達がたくさん移ってくるはず。でも彼らはしない。
その時点で何が本当の目的なのか、彼らがAAやコピペを平気で行っている時点であなたなら分かるはず。
ここで雑談を開始したり、引き伸ばそうとしたりする人物はほとんど荒らしと見なしてくれると助かる。
要するにスルーしてほしい、ということです。
135:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:02:44 CH7j7ZLf
そいつもどっかでスレ作ってたような…
136:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:11:35 UDWGlI0R
>>134
そのテンプレがおかしいといっているのがわからない?
日本の憲法をアメリカの進駐軍が決めて憲法変える際はアメリカに行って憲法作り直せとかかれてたら
アメリカに行って憲法改正発議ださないといけないのか?
それじゃアメリカのいいなりでしょう?
2ch側にだって主権あるんだよ。それが受け入れられないなら革命っていう方法だってある
主権ってもんがない、訳のわからないテンプレには従えない、そういうこと
137:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:13:20 h3/GNpL9
>>136
だから別のスレでやるように提案してるんじゃないの?
138:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:22:48 m+/AKa0Q
なんていうかな、名称合戦なんだよねこれ
したらばサイト側は2chで行われるアニメキャラ・バトルロワイアルの企画の名称だけほしい
それ以外の一切の運営は2chからはシャットアウトしたいようだ
こちら側は、2chで行われるアニメキャラ・バトルロワイアルの運営権は2chが持つべきだと
この差かな
アニメキャラ・バトルロワイアル2という企画名は一つしかないからそれの奪い合い
139:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:29:39 ir/kEPt/
>>138
>>114のスレもその名を冠しているんだから、
ここで暴れてないでそっち使えばいいじゃん
140:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:36:26 nqgXYn4Z
あれは重複スレだから原則放置対象
落ちなければ再利用でいいんじゃないか?
141:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:39:42 R7DURg1j
むこうの出方次第・・・かな
142:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:42:17 7rtLANVd
,..-‐-- 、、
,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;,、
/:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ヤi、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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゙、 l / ノ ゴーハンがムースカ君♪
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143:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:46:16 ii3yw4EW
今二時だよw
144:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:47:16 CH7j7ZLf
w
145:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:56:41 ir/kEPt/
>>140
そこが落ちるのを望むなら重複で削除依頼して新スレ立てればいいし、
再利用するのならさっさとすればいいのに・・・。
なんでそこまでして居座って喧嘩したいんだか
こんなんだから削除議論で迷惑かけるわけだ、俺も退散しよ
146:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 02:58:52 2RHJAKds
削除依頼は別の方がしてらっしゃる
147:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 03:20:36 De4D2RCN
あまり乱立はしないでください
148:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 16:47:24 p1+Rl+sr
とっととテンプレ改正議論しろよ
149:闇夜のMary Had a Little Lamb ◆hNG3vL8qjA
07/10/08 17:32:09 ale/OvmM
「ん~ふふっふっふっふっふ~ん、ふっふっふ~ん、ふっふっふ~ん……」
B-6にある学校の職員室の椅子の座りながら、ロイド・アスプルンドは童歌を口ずさむ。
職員室は綺麗に整ってはいるが、夜にも関わらず真っ暗だ。唯一の灯りは、彼の支給品である携帯電話の液晶画面のみ。
(うんうん……見れば見るほど面白いねぇこの支給品。ただの携帯電話かと思いきや幾重にも趣向がこらしてある)
ロイドに与えられた支給品、携帯電話には様々な機能があった。
その一つが参加者全員の写真である。80個もある人物データは彼の脳髄を刺激させた。
とても本名とは思えない名前がのっていることや、名前に並び……何もかもが矛盾だらけだったからだ。
(この名前の並び方、イレブンの言語で使われている『50音順』がベースなのかな。
だとしても……変だ。この携帯電話の文字、参加者全員は読めないんじゃないの?
僕はスザクくんとも普通に話せるし、イレブン言語も少々かじってる。でもそれは例外。
ブリタニア人が皆イレブンの言葉を話せるわけじゃないのになぁー。
しかし僕に支給されたあの本の文字は、読めなかったし……そうゆうことなんだろうね。
それに名前の順番も気になる。
この『スバル・ナカジマ』って子、髪の色は変わってるけど名前から判断すればどうみてもイレブンだ。
でも『ナ』ではなく『ス』でのってるんだよねー。なんで姓名がひっくりかえってるんだろ?
この『素晴らしきヒィッツカラルド』ってのが『ヒ』じゃなくて同じく『ス』なのを考えれば、
この子の名前が通称名、もしくは『スバル』が苗字で『ナカジマ』が名前……ああそうか、『同じ』とは限らないか)
ロイドはこの世界に招かれてからのことを振り返る。
螺旋王ロージェノムにあっけなく殺されたランスロットのような機体に変身する男。
紙使いのアニタ、得体の知れぬ力を秘めていた相羽シンヤ。
自分の生きていた世界では想像はしても、決して現実には出来ないような力を彼らは持っていた。
あれほどの技術を彼はこれまで噂でも聞いたことはなかったし、概念すら知らなかった。
彼はまだこの世界に言語の垣根が存在していないことを知らなかったが、
ここまで自分が流暢に日本語がわかる違和感に、薄々は感じていた。つまり―
150:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:32:57 pC5RKRK5
151:闇夜のMary Had a Little Lamb ◆hNG3vL8qjA
07/10/08 17:34:43 ale/OvmM
(自分の『常識』の範疇で考えるのは危険かもねぇ……他の誰かに会ったら何か情報が聞けるかもしれないし。
相羽君たちが戻ってきたら色々と聞いてみよう。んーやっぱり『電話番号』くらいは教えておけばよかったかなぁ)
ロイドは携帯電話の電話帳をチェックする。
そこにはこの町の地図に書かれた特定の施設の電話番号が登録されていた。
これを使えばそれらの施設内のどこかにある電話に繋がるのだが、
彼は名簿の存在のほうが気になっていたので、アニタたちの話す機会を逃してしまっていたのだ。
(電話しても誰もいなかったら意味ないし……学校は大体調べちゃったから、ちょっと暇なんだけどねぇ)
今から数時間前、アニタ・キングと別れた後、ロイドはすぐに学校の内部を調査した。
「王立螺旋北高校」と表札に書かれていたこの施設は一階建てで教室も指で数える程しかなく、時間はかからなかった。
内装もいたって普通の作りで、どこにでもある学校の机と椅子が並べられているだけ。
この時のロイドはあまりにも何の変哲もないこの事実に落胆して、速やかに携帯電話の調査に移項したのだった。
ただ、あの時は気にもとめなかったが、一つだけ奇妙なことがあった。
それはどの教室の黒板にも……大量の落書きがなされていたのことだ。
その量は黒板を埋め尽くすほどの数で、書かれていた文字は『7年空気ヨマコ先生!』や
『原作では出ないのに主役ってどうよ!?』など意味のわからないものばかり。
誰かのイタズラにしては手が込んでいることから、ロイドは消すことをしなかったのだが。
(やっぱり後回しにはせず、今やっとこうか)
電話帳から名簿に切り替え、更にボタンを操作し……ロイドは携帯をある画面に変更させた。
それは『現在位置座標』という名の機能。ロイドはその中から、自分の項目をクリックする。
表れたのは無機質なスペースと『パスワードを入力してください』というメッセージ。
これを看破しなければ、先に進めないというわけだ。
ロイドは一度は断念したパスワード解析を暇な時間を利用して解析してやろうと考えたのだった。
(僕の生年月日、血液型、出身、プライベート、交友関係、好きな言葉……さっきは思いつくままやってみたけどダメ。
これはイレブンの言語しか入力出来ないみたいだからスペルミスもチェックしたけどやっぱり全部アウトだった。
んー……これを支給した螺旋王の気持ちになって考えてみようかなぁ? 支給した僕は軍人であり学者。
この現在位置座標を使いこなせば間違いなく僕にとって有利になる。パスワード解析も得意だから無駄にはならない。
ただし奇襲、撤退がいつでも思いのままなんだよね。誰にも会わずに一人勝ちする事だって可能だよね。銃はあるんだし。
ということは、パスワードは誰もが知りえるものであり、かつ誰かに接触しなければわからない情報かな?
それならば僕の独走は防げるだろうし。ま、さ、か、『支給品』ってことはないよね……ってあらぁー!? )
152:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:35:12 pC5RKRK5
153:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:37:28 C8PBpsE+
154:闇夜のMary Had a Little Lamb ◆hNG3vL8qjA
07/10/08 17:37:33 ale/OvmM
『ラセーン』という効果音と共に表れるロック解除のメッセージ。携帯電話のモニターが目まぐるしく情報を出す。
そこには確かにロイドの現在位置と周辺地図が表示されていた。
そう、現在位置座標開示のパスワードはまさに支給品の正確な名前を入力することであり、
即ちロイドのパスワードは『携帯電話』だったのだ。
(なるほど……情報が欲しければ誰かに接触するしかない、か。
今回はたまたま『携帯電話』だったからよかったけど、場合によっちゃ当事者も知らない支給品もあるかもしれない。
でもパスワードが用意されているという事は……80人全員に聞いて回れば全部解読できるということかな?
うーん、主催者側が用意した道具なんだから、みんなの顔を覚えたらこいつを分解して技術を知る。
あわよくば首輪分解の為の資料に使えないか考えていたんだけど、いい抑止力になってるねぇ……んん!? )
ロイドは勢いよく立ち上がり、職員室から飛び出す。
そしてそのまま数メートル先にある一つ教室の扉を勢いよく開け、そのまま黒板に書かれている文字をなめ回すように見る。
そしてある一つのワンフレーズを見つけると、左右の口端を吊り上げた。
(ざぁーんねぇーんでした! この黒板の文字、やっぱり重要なメッセージだったんだね……螺旋王直々の。
『携帯電話をスペース内に向かって打ち込めってさー!』……この落書きの、ワンフレーズ。
まさか携帯電話という文字の事をだったとはねぇ~。
ということは他にも何か手がかりになるヒントがこの中に隠されてるかもしれないんだなぁ。
でも黒板はこれ一つじゃないし、黒板一つあたりに書かれている落書きの量の半端じゃない。骨が折れそうだ。
あーなるほどぉ、これは参加者に直接会ったほうが手っ取り早いぞっていうメッセージでもあるのか。
そうだよね。持ち主である僕のパスワードのヒントなんて書いても損はないもんねぇ。
ま、相羽くんがここに来るまで僕は動けないんだし、しばらくは重要な『パーツ』探しでもしてみようか。
この携帯電話にも、まだまだ他の機能が隠されてるかもしれないしね……のってきたぁ~! )
「ん~ふふっふぅ、ふっふっふぅ~ん、ふっふっふぅ~ん、ふっふっふぅ~ん♪
ん~ふふっふぅ、ふっふっふぅ~ん、ふっふっふぅ~んふふぅ~ん、そぉれ! ん~ふふっふぅ……」
学校内に上機嫌な1人の男の鼻歌が流れる。
彼の研究者としての暴走は、しばらくは止みそうにない。
たとえ、もう少しで放送が流れる時間であることを思い出したとしても。
155:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:39:49 C8PBpsE+
156:闇夜のMary Had a Little Lamb ◆hNG3vL8qjA
07/10/08 17:40:32 ale/OvmM
【B-6・学校のとある教室内/一日目/早朝】
【ロイド・アスプルンド@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:健康
[装備]:ニードルガン(残弾10/10)@コードギアス 反逆のルルーシュ
[道具]:支給品一式、携帯電話
[思考]
1:シンヤが戻ってくるまで校舎内を探索。
2:携帯電話と黒板に書かれた落書きをもっと詳しく調べてみる。
3:シンヤが持ってくる首輪を分解してみる。
4:スザクとの合流。
【携帯電話】
①全参加者の画像データ閲覧可能。
②地図にのっている特定の場所への電話番号が記録されている(どの施設の番号が登録されているのかは不明)。
全参加者の現在位置表示システム搭載。ただしパスワード解除必須。現在判明したのはロイドの位置のみ。
パスワードは参加者に最初に支給されていたランダムアイテムの『正式名称』。複数回答の可能性あり?
それ以外の機能に関しては詳細不明。
【教室の黒板】
全ての教室にこれでもかというくらい落書きでびっしり埋め尽くされている。
そのほとんどが意味不明な文章ばかりで、役に立たない情報が書かれている。
ただし、人によっては重要な情報、ヒントが書かれている可能性はある。
157: ◆hNG3vL8qjA
07/10/08 17:42:01 ale/OvmM
投下完了しました。
たくさんの支援ありがとうございました。
158:派閥争いって怖くね? ◆/eRp96XsK.
07/10/08 17:50:16 C8PBpsE+
―それは不幸な出会いだった、というべきなのだろう。
自らの行使した破壊の力によってバラバラに引き裂かれ、千切れ飛んだ『ソレ』を見下ろしつつスカーはそう思った。
このような場所で、このような瞬間に出会わなければ、『ソレ』はもっと違う未来を迎えることが出来ただろう。
……いや、しかし矢張り同じ結果に終わっていたのかもしれない。なにしろ眼前で無残な姿を晒す『ソレ』は、
国家錬金術師をはじめとしたアメストリス人程ではないにしろ、スカーの―いやスカー”達”の宿敵と言っても過言ではない存在なのだ。
(……考えても詮無きこと、か)
まとまらぬ思考を振り払うかのように、スカーは頭を振るう。
そして、眼前の『ソレ』に頭を垂れ、「すまなかった」と一言呟き、身を翻した。
確かに『ソレ』をはじめとしたモノたちは宿敵だ。だが、国家錬金術師達のように憎しみと憎悪の対象にしている訳ではない。
だからこそ、スカーは『ソレ』に謝罪し、哀悼の意を述べた。
(兎も角、今は体力の回復を第一に考えるとしよう。そして、その間に……)
千切れ飛んだ『ソレ』の目は、ただ月明かりを反射するだけの瞳は、静かにスカーの背を映していた。
■
159:派閥争いって怖くね? ◆/eRp96XsK.
07/10/08 17:52:10 C8PBpsE+
時は僅かに遡る。
スカーは自らが破壊した倉庫の残骸の中に紛れて体を休め、受けた傷へ適当な処置を施すべく自身のデイパックを開いていた。
最初にこの会場の地図やコンパスを取り出し、次いで参加者名簿、水や簡易食料を取り出していく。
(このような小さいデイパックにどうやればここまで物を収納する事が出来るのか……。
周囲の建物と同じく、己れが知らぬ……いや、アメストリスでは到底有り得ぬ様な技術を使用している、ということか)
やがてスカーはデイパックから一まとめにになったメモ用紙を取り出す。
そしてそれと同時に、そこに書いてある基本支給品の目録の存在に気付いた。
「チ、せめて包帯だけでもあればと思ったが……矢張りそう上手くはいかんか」
そこに書かれていた品物は、全て既に足元に広げてしまっている。
傷の処置を行う為に治療道具が欲しかったところだが、無いのであれば仕方が無い。
ならば、とスカーは唇を湿らす程度に水に口を付けた後、再びデイパックを漁り始める。
参加者達にランダムに配られる別途支給品、その中に治療用の道具、そして戦闘用の武器が含まれている可能性を考慮してのことだ。
しかし、スカーはデイパックの中に入っているであろう武器に期待を寄せてはいなかった。
あの黒の男のような強者が闊歩するこの殺し合いの地では、初めて手に取るような武器よりも、
この破壊をもたらす右の腕と、鍛え上げられた己が体の方が、遥かに信頼に値する。
が、今自分が一体どのような武器を所持しているのかは把握しておいた方がよいだろう。
自らが窮地に陥ったとき、それが活路を切り開く為の標となる可能性もあるのだから。
ほどなくスカーは、デイパックの中から底の浅いダンボールとそれに詰められた果物を取り出す事に成功した。
(……ブドウ、か?)
ダンボールの中に詰められていた果物、それは薄緑の果皮を持つ、白ブドウと思しき物だった。
思しき、とわざわざ付けたのには理由がある。
このブドウの果実は、ひとつの例外も無く全ての果皮に時計のようなものが張り付いていたのだ。
少なくとも、スカーはこのように面妖なブドウを見たことは無いし、聞いたことも無い。
さてどうしたものか、と考えているとダンボールからひらりと紙切れが落ちた。
それを摘み上げ、そこに書かれていた文字を読む。
『時の都アドニス特産・時計仕掛けのブドウ。
最高の収穫時をコンマ一秒も逃す事無く収穫した一品。
この至高の逸品を食す際には一分一秒の間の鮮度落ちにも気を使うように』
…………何なのだろうか、この妙に時間に口うるさい説明書と思しきものは。
これを書いた人物の前で遅刻したらどうなるのやら。いきなり手に持った得物で首を刎ね飛ばすような真似でもしてくるのかもしれない。
それは兎も角、少なくともこれは食しても何の問題も無いらしい。
ならば、とダンボールの中からひとふさ取り出し、実を一つ摘み、口の中に放り込む。
奥歯で実を挟み潰すと、ぷちゅ、という音が聞こえてきそうな心地良い感触ともに、口の中に爽やかな酸味が広がる。
そして、その酸味が口の中を占拠したその時、その酸味の中でほのかな甘みが自己主張を開始した。
甘みはすぐさま勢力を広げ、酸味を飲み込もうとする。しかし酸味も負けじと押し返す。
そのままそれらは混ざり合い、スカーの口内を何ともいえぬ甘酸っぱい味覚で満たしてくれる。
それに少し気を良くしたスカーは、ブドウの実を二度、三度と口へ放り込む。
そしてそれらを咀嚼するうち、妙な事に気付いた。
(このブドウは確かに美味い。だが、何というか……まるで、個性が欠落しているかのようだ)
当然ながら、スカーは美食だのグルメだのという趣味を持ち合わせてはいない。味覚はせいぜい人並みだ。
にもかかわらず、このブドウに対してそのような違和感を抱いた。
舌に自信のある人間ならば、一口目でそれとはまた別の、しかしより確かな違和感を覚えるやも知れない。
……が、いずれにせよこれは美味で、特に体に害となるものは含まれていない、というのは確かな事だろう。
再びもきゅもきゅとブドウを食べつつ、更にデイパックを漁っていく事にする。
160:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:53:18 pC5RKRK5
161:派閥争いって怖くね? ◆/eRp96XsK.
07/10/08 17:54:30 C8PBpsE+
そして、次にスカーが引き当てたものは手紙を出す際に使われるものと思われる茶封筒だった。
中には何かがぎっしりと詰まっているらしく、封筒は大きく膨れていた。
少々訝しみながら封を切り、中身を確認する。
その瞬間、スカーの脳髄を雷光が駆け抜けた。
スカーが封筒から取り出したもの、それは写真だった。何十枚もの写真が一括りにされ、封筒の中に入っていたのだ。
そしてそれらの写真の被写体、それは―――猫、だった。
最初の写真には、寄りかかるようにして玩具の銃を持ち、どこかへ狙いをつけているように見える猫が。
次の写真には、大き目のカップの中に入り、顔だけを覗かせてカメラの方向を向いている子猫が。
その次の写真には、隣に座る猫に顎の下を舐められ、なんとも気持ちよさそうに顔を緩める猫が。
更にその次の写真には、背中にひよこを乗せ、重そうにふらふらしている子猫が。
次の写真にも、その次の写真にも、その次の次の写真にも、なんとも愛らしい猫の姿が映し出されていた。
スカーの手は、それらの写真を確認していくうちに、はっきりそうと分かるほど震え始めた。
この殺し合いの場で支給されたもののうち二つがブドウと猫の写真などと言う全く戦闘に役立たないものでは、
怒りで身を震わすのも無理はない……というか、当然だろう。
んが、スカーの震えはそれが原因ではない。ならば見事にハズレを引き当て殺し合いに恐れをなしたか、と思うかもしれないがそれも違う。
事実、周囲を見回し周囲に人の気配が無い事を確認し、再び写真へと目を落としたスカーの表情は、そう…………。
――……和んでいた。
多くの者はそれを向けられただけで身を竦ませる程の鋭い眼光を発する目は優しく細められ、
彼がどこまでも厳格で頑な人間であるという事を伝えている横一文字に結ばれた口は見事に緩み、
イシュヴァールに生まれ、今日まで過酷な運命を背負ってきていたその浅黒い肌にはほんのりと赤みがさしている。
そしてスカーはそのような表情で、「…………にゃんこ……」等と呟き写真を眺めている。
そう、彼は、スカーは、
大の猫好きだったのだッ!!!
162:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:55:24 pC5RKRK5
163: ◆hNG3vL8qjA
07/10/08 17:55:57 ale/OvmM
164:派閥争いって怖くね? ◆/eRp96XsK.
07/10/08 17:56:12 C8PBpsE+
その後数分間、スカーはもきゅもきゅとブドウを食べつつとてもとても幸せそうな表情で猫の写真を眺めていた。
が、ブドウをひとふさ食べ終えたところでハッと正気に戻り、自分の今為すべき事を思い出す。
(いかん、己れとした事が……。兎も角、この猫達の写真は一旦後回しにしよう。
まずは残りの支給品を確かめねば。…………それが済めば、またゆっくり眺めることが出来るからな)
やっぱり正気に戻ってなかったかもしれない。
その思考は兎も角、スカーは再び自らのデイパックを漁る。
最早デイパックの中には最後の支給品しか残っていなかったので、すぐに引っ張り出す事に成功した。
―さて、ここで皆さんに質問をしたいと思う。
猫は数千年の昔から人々にペットとして飼われ、愛され続けてきた。では、そんな猫にライバルがいるとすれば、そのライバルとは?
そう、犬である。犬は猫と同じく古より人と共に歩んできた、人々のパートナーとも言うべき存在と言えるだろう。
両者は遥か古代より人と共にあった。故に両者の、そして両者のうちどちらかの派閥に所属する人々の確執は筆舌尽くし難いものがある。
どれ程両者の関係が壮絶で泥臭いものであるか伝えるために、とある二人の兄弟の話を例に出してみよう。
彼らは物心ついた時より盗み、壊し、殺し、故に周囲から人非人よ鬼畜よと蔑まれながら生きてきた。
故に、彼ら兄弟の結束は固く、彼らの絆は何者にも断ち切ることが出来ぬものだった。
が、ある時兄(猫派)が弟(犬派)に黙って、こっそりと鎧の中に雨に打たれていた子猫を隠したのだ。
その時の会話が以下のものである。
『鎧の中にネコなんか入れんなよな兄者』
『だってかわいそうじゃあないか』
『だいたい俺はイヌ派なんだよ!! ネコなんざペッ!!!』
『きっ……貴様私を比類なきネコ派と知っての暴言か!!』
『はっ!! ネコは自己チューで嫌いだね!!』
『なにを!! 他人に尻尾を振ってヘイコラしている畜生のどこがいいか!!
貴様のようなふぬけた奴にニャンコの愛らしさなど一生理解できんわ!!』
『言ったなこのクソ兄者!!』
嗚呼、なんという事であろうか!
何よりも固く、そして美しい筈だった兄弟の絆は、犬猫の派閥争いの前に無残にも引き裂かれてしまったのである!!
……と、このように犬派猫派の争いは非常に苛烈なものなのである。
で、あるが故に。
「あ゛」
スカーが最後に取り出した支給品が犬のぬいぐるみで、
猫派全開のスカーが殆ど条件反射で『ソレ』に対し全力全開天上天下一撃必殺のパゥワーを込めて右腕の破壊の力を行使したとしても、
誰も彼を責める事は出来ないだろう。
―そして、話は冒頭へと繋がるのであった。
165:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 17:56:40 pC5RKRK5
166:派閥争いって怖くね? ◆/eRp96XsK.
07/10/08 17:58:18 C8PBpsE+
【B-1/海岸沿いの倉庫/1日目-早朝】
【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】
[状態]:左脇腹と右脇腹、右手の親指を除いた四本それぞれ損傷中。中程度の疲労。 にゃんこ……(*´Д`)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、猫の写真@アニロワ2ndオリジナル×50、時計仕掛けのブドウ@王ドロボウJING×9(ダンボール入り)
[思考]
基本:参加者全員の皆殺し、元の世界に戻って国家錬金術師の殲滅
1:皆殺し
2:猫の写真を眺めつつ回復に努め、回復したら中央へ向かう
[備考]:スカーの近くにはバラバラになった犬のぬいぐるみ@サイボーグクロちゃん が放置されています。
【猫の写真@アニロワ2ndオリジナル】
愛くるしい猫達の写真。本当にただそれだけ。
しかし、ある意味最強の支給品と言えない事もない。
【時計仕掛けのブドウ@王ドロボウJING】
時の都アドニス編(アニメ3~4話・原作1~2巻)に登場。時の都の主マスターギアによって時間のくびきにかけられたブドウ。
実際の味の程は不明だが、このブドウ達が時間に支配されながらもこっそりと育んでいた『渾身のひとふさ』は王ドロボウをも唸らせる逸品。
【犬のぬいぐるみ@サイボーグクロちゃん】
ミーくんが変装のために使用する、どこか間の抜けた感じのする犬のぬいぐるみ。
元々はミーくんが初恋の相手である、とある捨て犬に告白する為に使われたもの。ちなみに初恋の結果は結果は悲しい失恋でした。
167:紙視点――そして紙は舞い落ちた ◆LXe12sNRSs
07/10/08 19:46:11 hO+1h27i
そして、私は舞い落ちた。
痛みはなかった。一瞬で終わる殺傷に、痛みの有無はない。
そもそも、私には痛みという概念がない。
切り裂かれようと傷を作ることはなく、血を流すこともない。
痛み、死、両方に伴う苦しみ、それら人間にとってマイナスとなる概念が、私には存在しない。
今さらだ。私は、そういうものなのだ。
私という存在に、死はない。
それでも死に近しい概念を探すというのなら……消滅、或いは忘却。
これらは言葉による関連性から考えられるとおり、同じようでまったく違う。
苦しみという概念の有無もそうだが、生を終えるのと、存在自体が無くなるのと、他者に忘れ去られるのとでは、何から何まで違いすぎるのだ。
どれが他者、世界によってベストで、私に相応しいかは分からない。
答えなど知りはしない。誰も。知りたいとも思わない。知ろうとも思わない。知ったところで、どうにもならない。
私という存在は、主役ではない。かといって、脇役というわけでもない。しかしながら、観客でもない。
あえて言うなら、舞台上の小道具。それが、私という存在に最も合致する。
人が生み出し、人が使い、或いは使われないかもしれない。
私という存在は、その程度のものでしかない。
―しかし、私はただこの一時だけ、そのルールに抗ってみようと思う。
私という存在、その限界を一跨ぎして、感性を持った傍観者として振舞う。
私の願いは、ただそれだけだった。そしてそれは、この世界の摂理に反するものでもあった。
だからといって、誰かから文句を言われるものでもない。
この程度の事象、世界の推移にはまったく支障なく、誰の行く末に影響を与えることもない。
私にできるのは、見て、感じて、想うだけだ。
干渉は愚か、他者や世界はその事実すら知り得はしない。
……唯一、『彼女』なら、もしくは彼女と同種の人間なら―いや、やはり不可能だろう。
私はただの傍観者だ。口伝者になる術は持ち合わせておらず、資格もない。
それが私という存在である―
168:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:47:58 uZ7LsgGy
169:紙視点――そして紙は舞い落ちた ◆LXe12sNRSs
07/10/08 19:49:08 hO+1h27i
私という存在は、彼女という存在の終わりを見た。
誰に看取られることもなく、誰に干渉することもない、そんな終わり方だった。
彼女という存在の周りには、私という存在、その同類とも呼べる存在が散乱し、その身に彼女の内容物を纏っている。
概念的なものを問い詰めれば、彼らは存在と称すには至らないほど矮小なものであり、私もまた同じく。だが、あえて『彼ら』と呼ぼう。
彼らが纏っているのは、鮮烈な赤。人間の体内に循環しているという、血によるものだった。
彼女は何を思い、彼らを血に染めたのか。私には分からない。私は彼らと同じ存在であり、彼女ほど崇高な存在ではない。
ただ、今の私は彼らの一歩先に立つ傍観者だ。ならば知識を得て、考察するほどのことも許されよう。
彼女はきっと、彼らを血に染めるつもりなどなかった。不可抗力だった。不可抗力といえば、彼女の死自体もそうであると考えられた。
私は知っている。彼女の最後の表情を。苦痛に歪む顔を。生に執着する瞳を。無念に沈む肌の艶を。
全てが不可抗力であると言えた。彼女は死を受け入れたくなどなかったのだ。私はそう考える。
だとしたら、受け入れたくないという彼女の意志を無視し、強引に死を押し付けた存在はなんなのか。
それも私は知っている。彼女に死を与えたのは、未だ私と彼女の前に悠然と聳える、彼に違いない。
彼―と度々用いるのも、傍観者を徹する上で不備が生じる。ここは率直に、『剣』と称そう。
あの剣が、彼女に死を与えた。そして彼女がその死を拒絶できなかったのは、剣という存在が、彼女という存在を打ち負かしたからだ。
剣と人間の優劣の差など、私にはわからない。そもそも、私は彼女という存在と剣という存在、双方について詳しくはない。
私が知っているのは、こうして広がっている結果だけだ。
風が全てを切り裂き、彼女に死を与え、私が残されたという、結果。
知ったところでどうすることもできないのは、前述のとおり。
この結果が意味を成すには、この場に彼女と同等の資格を持つ存在が訪れる必要がある。
故に、私は待った。時間という概念すら、私にとっては人間のそれと大きく違うが……どちらの概念で捉えても、そう長くは待たなかったと思う。
一人の男がやってきた。私という存在と、彼女、そして剣を見つけた。
もっとも男にとっての私は、存在と呼べるものですらない。私を極めて根本的な概念でしか捉えていないはずだ。
そういう意味では、剣も所詮は剣という存在でしかない。今、男の瞳に映っているのは、死を迎えた彼女の遺体のみだろう。
光か、それとも音か、もしくは単なる偶然か。男がこの場に訪れた経緯は、定かではない。
ただ、男にとってこの場の惨状は予想だにしないものだったらしく、頭をボリボリと掻きつつ顔を歪めていた。
この表情は、おそらく『怒り』というものだろう。男は、彼女を見て怒りを覚えている。
彼女の何が、男をこれほどまでに怒らせているというのか―いや、男の怒りの矛先が、何も彼女であるとは限らない。
おそらく、男は彼女の死に、彼女に死を与えた存在に対して、怒っているのだ。
男は彼女に黙祷らしきものを捧げると、改めて周囲を見渡した。私もまた改めて、この場の状況を観察してみようと思う。
部屋。民家。散乱する血と、私と同種の存在。聳える剣。死を迎えた彼女。訪れた男。私に把握できたのは、この程度だ。
観察を終えると、男はまた頭をボリボリと掻き出した。誰にでもなく言葉を吐くが、私に聞く耳はない。
さすがの私も、耳まで得ようとは思わなかった。傍観者に必要なものは、既に得ている。
その後の男の挙動だが、数秒どうするか考えた仕草をした後、私と彼女の前から一端姿を消した。
何もせずに去るのかと思いきや、姿を消したのはほんの数瞬。無数の白い布を抱えてくると、それを彼女の上に被せていった。
おそらく、血を気にしたのだろう。男にとって、もしくはこの世界の置かれている環境にとって、血は色々と厄介な概念らしい。
臭いか、色か、まぁそんなところだろう。男は、彼女の遺体から丁寧に血を拭っていく。
そして、彼女は綺麗になった。剣につけられた無数の傷跡が消えることはないだろうが、血塗れのまま取り残されるよりは幾分かマシなはずだ。
170:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:49:38 8mKaTi55
194 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 00:07:38 ID:wFuNGgLA0
アッーーー!!!
名無しに変えるの忘れてたorz
195 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 00:09:07 ID:g8XCLHe60
乙
某弓兵の台詞が出た時点でああ、士郎死んだなと思った訳ですがココで引きとは
まるでなつきが強キャラみたいな誤解をされつつあるのがw
196 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 00:48:49 ID:hWn/16qQO
投下乙
何もかも螺旋なのに吹いた
しかしなかなかいいフラグが立ったなあ
197 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 00:57:40 ID:g8XCLHe60
乙
これは面白い、螺旋的なアイテムといえばやっぱりコアドリルかね。エアでもいけるかなw
明智の煙草がその頃には吸い尽くされている予感
198 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 00:58:09 ID:/9ZobTJY0
投下乙。
こういう頭脳系のキャラは見てて格好いいな。
独り言が伏線とか流石。
199 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 01:00:44 ID:uKjC8jho0
乙です。
やけに独り言を……と思ったら伏線だったとは。
イヤミっぷりもきいてきて明智節が増してきたw
200 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 01:03:31 ID:YFQ/Jxm.0
乙ー。
流石螺旋王だ、螺旋だらけでもなんともないぜ!
>螺旋に類する物
ジンのコートの出番ですね! ……え、駄目?
201 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 01:10:36 ID:GRQgqFNYC
明鏡止水ワロタw
202 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 01:26:15 ID:xRL98k62O
乙です。開封、未開封を問わないとはなんとも良心的。
良い伏線の仕込ませ方でGJでした。
203 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 08:48:18 ID:H1yxARvI0
今回は色んな施設があるから、どう活かすかも書き手の腕の見せ所か
171:紙視点――そして紙は舞い落ちた ◆LXe12sNRSs
07/10/08 19:50:10 hO+1h27i
男は一息入れると、彼女の下から離れ、剣に歩み寄った。顎に手をあて、数秒睨み合う。
何を思ったかは分からない。男はおもむろに剣を掴み取ると、それを肩に下げていたデイパックに入れた。
剣という存在は、突き詰めていけばただの物だ。男に抗う術はなかった。それは、私も同様ではあるが。
そして男は再び彼女に歩み寄り、しゃがむ。また何かしら言葉を発すると、一瞬拝むような仕草をして、彼女を抱え立ち上がった。
どうやら、彼女と剣を連れてこのまま退室するらしい。それが男の選択だった。
誰に文句を言われる行動でもない。が、このままでは私が困る。このままでは、私だけがこの場に取り残され、傍観者としての勤めを果たせなくなってしまう。
……勤め、などと言うのはおこがましかったかもしれない。これは、言うなら私の趣味、道楽だ。
私という存在に、果たして趣味や道楽といった概念が意味あるものなのか……そんなものは思慮の範囲外なので、捨て置く。
訴えかけることもできず、自己の存在をアピールすることもできず、私は傍観者としての終焉を迎えようとしていた。
だが、奇跡は起きた。男が部屋の出口に向かう寸前で、直下の私に気づいたのだ。
男は彼女を一端床に下ろし、私を粗忽に摘み上げる。扱いに文句を言うつもりはないし、不満もない。
ただ一言注文を述べるとするならば、私も連れて行って欲しい。もちろん、語りかけることはできないが。
すると私の喋らざる願いが通じたのか、男は私を懐にしまうと、再び彼女を抱え上げ、今度こそその場を退室した。
傍観者としての私の任は、もう少しだけ続く。
ひとまずは、舞台を移すとしよう。
◇ ◇ ◇
172:紙視点――そして紙は舞い落ちた ◆LXe12sNRSs
07/10/08 19:51:32 hO+1h27i
(休み話)
優秀な螺旋遺伝子を持った生命体を選出するための殺し合い。
それとはまた別の世界、別の次元、別の話として、『魔界の王を決める戦い』に没頭する二人組がいた。
窪塚泳太とハイド。人間と魔物の子供による二人組は、此度の実験にはまるで関係のない部外者だ。
しかしどういった不幸か、彼らは直接的ではないにしろ、螺旋王の実験によって窮地に立たされていた。
ガッシュや清麿のように拉致され、魔界の王を決める戦いの舞台から一時的に下ろされたわけでもない。
強いて言うならば、舞台に参加するための入場券を、螺旋王に奪われた。その程度の被害。
その程度が、泳太とハイドにとっては死活問題だった。
なにせ、その入場券というのは他ならぬハイドの魔本であり、魔界の王を決める戦いは、この本がなければ成り立たない。
この戦いにとって魔本は武器であり、生命線だ。
普段は術を発動するための起動キーとして機能するが、これが燃やされると、即座に敗戦が決定してしまう。
本を失うこと、イコール魔界への強制送還。これは、魔界の王を決める戦いにおける抗いようのないルールだった。
泳太とハイドの二人とて、このルールは理解している。理解しているからこそ、現状のピンチに苦しんでいるのだ。
泳太は、いつの間にかハイドの魔本をなくしていた。
どこかに置き忘れたり、落としたのではない。殺し合いをするためのアイテムとして螺旋王に奪われたのだ。
もちろん、泳太がそんな事実を知るはずもない。だからこそ、今もこうして本を探して街を彷徨い歩いていた。
隣で早く見つけろ、早く見つけろと騒ぐハイドを疎ましく思いながら、泳太は見つかることのない本を探し続けた。
一日、一日、また一日と、不毛であるとも知らずに、懸命に捜索を続けた。
そして、不幸は起きた。
いつものように本を探して街を歩いていたある日、突如として、ハイドの姿が透けてきたのだ。
この瞬間、泳太は悟った。ああ、どこかでハイドの本が燃えているのだと。
ハイドが騒ぐ。オレの身体が、オレの本が、と。騒いだところで、泳太にはどうすることもできない。
本の行方は分からぬまま、ハイドは敗者として魔界に送還されていく。
ただ、無念だけが残った。他の魔物との戦いによって本を燃やされたならともかく、こんな形でハイドと別れることになるとは。
悔しさを噛み締めながら、泳太とハイドは別れを惜しみ、堪えきれずに泣いた。
こうして、一組の魔物とそのパートナーが、人知れず魔界の王を決める戦いから脱落した。
下手人は、強いて言うなら螺旋王、もしくは紙使いの少女、もしくはあの剣なのだろうが、その事実を知る者は一人として存在しない。
(休み話 終わり)
◇ ◇ ◇
173:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:51:46 8mKaTi55
204 : ◆AZWNjKqIBQ:2007/10/07(日) 09:20:18 ID:LXYK.f.Y0
MAPです。
URLリンク(blogimg.goo.ne.jp)
205 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 09:27:01 ID:TxL5/EBQ0
MAP乙です
206 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 12:47:29 ID:1/Cawkfc0
地図お疲れ様です。
まだまだ人がいっぱいだなぁ
207 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 15:10:16 ID:sAby.aBA0
そういや静留が予約されて思い出したんだが
静留の着ている服って船で調達した服だよね
状態表に書いておいた方がいいんじゃ
208 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 18:37:19 ID:..iJoVac0
投下乙でした
とりあえずこなたは収まったか……少し不安も残るが
ここで出たパラレルワールド説も今後いいフラグになるような気がする
あとスバルの思考欄見て吹いたww
確かに今回目立ってないわな
209 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 18:37:34 ID:bGLfKjWg0
空気カワイソス
とりあえずこなたが落ち着いたみたいで一安心か…
210 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 18:51:44 ID:Pb/sGuLw0
みんな「らしく」描かれたいいSSでした。
同作品キャラの合流は死亡フラグ?
211 :早まるなそれは孔明のワ:早まるなそれは孔明のワ
早まるなそれは孔明のワ
212 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 19:22:16 ID:8or09s.U0
スバルの思考欄吹いたwwwとにかくGJ
…あれ?アルの基本思考間違ってね?一緒に行動する相手にアルって入ってるんだが
213 : ◆1sC7CjNPu2:2007/10/07(日) 20:01:12 ID:Ovx2FAoE0
>>208
実はパラレルワールド説書いてからグレンラガンの多次元宇宙の話見ました。
>>209
スバルを絡ませる話が思いつきませんでして……スバルが好きな人、すいません。
>>210
「らしく」ってのは嬉しいです。
>>212
毎度お馴染みのミスっす、Wikiで修正しますOTZ
あと以下もWikiで修正します
※アルの参戦時期はヒューズ死亡後のいずれか
※こなたの参戦時期は原作終了後
※アルは錬金術を使用したため疲労小
174:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:52:31 uZ7LsgGy
175:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:52:54 I0Q9QduD
176:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:53:03 8mKaTi55
214 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 20:32:05 ID:hWn/16qQO
投下乙
早々に同作品キャラ合流か…
しかし、スバル空気w
ひとつ指摘。
スバルは機動六課制服なんで、ハチマキはしてないはず。まあ大したことじゃあないが
215 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 20:58:16 ID:Ovx2FAoE0
投下乙
しかし映画館までの道は遠いぞミリアw
でも途中でアイザックと普通に合流しそうだな
216 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 21:00:12 ID:UX8Pbwec0
投下乙
ミリアは本当に和むなぁ。アイザック共々いい清涼剤になりそうだ。
217 : ◆lbhhgwAtQE:2007/10/07(日) 21:00:47 ID:U46wQ9SQ0
投下完了しました。
指摘点がありましたらドゾー
あと、投下完了報告って、予約スレとこっちの両方でするべき? それともどっちか片方でおk?
>>213
投下乙!
こなたはひとまず落ち着いたかぁ……。
スバルが何気にパラレルワールド理論を説明したりして頭良さそうに見えて困るw
218 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 21:06:06 ID:hWn/16qQO
投下乙
ミリアに引っ張られっぱなしの一、いいコンビになりそうです
219 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 21:07:57 ID:7p2mZLa6C
スバルは一応座学の成績は優秀だし頭は悪くないんだ、要領が悪いだけで
220 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 21:12:08 ID:UX8Pbwec0
>>217
投下完了報告はどちらでもいいかと思います。
むしろ投下開始報告を両方に、せめてageで片方に宣言したほうが個人的にはありがたく……。
221 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 21:50:11 ID:GMCnwCxc0
◆n5a5sXxJlE氏投下乙。
ワカメの食料品が缶詰だったりするから、まっいか。
地図の件はいいとは思う。
そろそろ名簿をよましてあげてもいいとは思うんだ。
ねねねしか知り合いいないけど。
222 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 21:58:56 ID:WUnDkXa6C
平和にも程があるw
177:紙視点――そして紙は舞い落ちた ◆LXe12sNRSs
07/10/08 19:53:14 hO+1h27i
白い建物、白い壁、そして、暗い通路を歩いていた。
悪臭の蔓延する我が家から場を移し、男が私と彼女を連れ込んだのは、清潔な印象を漂わせる大きな建物だった。
おそらく、病院というものだろう。人間のための医療機関と記憶している。
だが、医者は愚か一切の人気もない。例え医者がいようとも、既に死を迎えた彼女を癒すことはできないだろうが。
男と彼女と私、三者しか存在しないかのような静謐な場。薄暗い廊下を越えて、さらに奥へと移動する。
霊安室。辿り着いた部屋には、そう書かれたプレートがかけられていた。
死者を安置する部屋……ということだろうか。男は、この部屋に彼女の遺体を預けるつもりらしい。
白のようでいて実は灰色な、簡素なパイプベッドへと、彼女の遺体を寝かす。
その表情は、いつの間にか穏やかなものになっていた。
男は懐から私を取り出すと、一瞥してから神妙な顔つきになる。何を思っているのだろうか。
私に微細な表情から人の感情を読み取る能力はなく、男の本意は分からなかった。
男は私を彼女の遺体の上に乗せると、荷物を置いたまま霊安室を退室する。
ふと、彼女の遺体の横にもう一つ、別の遺体が安置されていることに気づいた。
若干黒いのは……こげている、のだろうか。辛うじて少年と判別することができる。
彼もまた、彼女とは違った方法で、死を迎えたのだろう。おそらくは、彼女同様あの男に連れられて。
ということは、あの男は葬儀屋かなにかだろうか。髭面や格好からはイメージできないが、職業など見た目で判断しきれるものでもない。
正体不定の怪しい輩ではあるが、男は彼女から血を拭い、黙祷を捧げ、ここまで運んでくれた。
私としては、あまりに悪い印象は感じていない。
そして、数分。男はやや険しい表情で、再び私と彼女の下へ戻ってきた。
すると物言わぬ彼女に一言二言言葉を発しながら、自分の荷物を探り出す。
取り出したのは、数冊の本だった。
全部で9冊、文庫サイズであるそれから一冊を手に取ると、男は彼女の前で音読し始めた。
なんと言っているかは、聞く耳持たぬ私には理解できない。死者へ送る経でも唱えているのだろうか。
本は小さいながらも数百ページはあるかと思われたが、男は1分もしない内にそれを閉じ、彼女の遺体の上に置いた。
結局何がしたかったのだろうか。私には分からないが、男は満足気だ。
そして男は自身の荷物を再度肩に下げ、また霊安室から出て行ってしまった。
数秒、数分待つが、帰ってくる気配はない。……私と彼女は、今度こそ取り残されてしまったのだ。
178:名無しさん@お腹いっぱい。
07/10/08 19:54:14 8mKaTi55
223 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 22:14:24 ID:UX8Pbwec0
こいつらマジで何の為に来たんだw
◆n5a5sXxJlE氏、食料は大丈夫でしょう。ミーくんは口がないけどクロは普通の食事も食べれるし。
地図も多分問題ない……と思う。
224 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 22:31:03 ID:bGLfKjWg0
俺の中でスカーの株価が世界恐慌で大暴落、ってカンジだ
ハガレンはまだ途中までしか見てないんだがこんなキャラだったのか、スカー!w
225 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 22:36:31 ID:PkACQ7oI0
投稿スレ鯖堕ちしてね?
226 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 22:40:26 ID:UX8Pbwec0
投下乙です。
スカー猫好きだったんかw
時計じかけブドウ旨いのに……スカーの野郎……。
>>225
2ちゃん全体が落ちてる
227 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 22:48:50 ID:GRQgqFNYC
これはアルと写真を奪い合うしかないなw
228 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 23:28:03 ID:wpRYp2Jc0
なにこの巻末おまけ漫画のスカーww
229 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 23:30:33 ID:S6T96Ffw0
>◆n5a5sXxJlE氏
ひとまず投下乙です。
地図に関してはちょっと気になるかな? と思いました。
・今までに他のSSで、ループの記載に関する記述が無い。天才系キャラも多数居るのに、誰一人気付かなかった、というのは?
・わざわざループの記述を、敢えて分かり難い形でMAPに書き加える意図が不明。
食料に関しては僕個人では判断付きかねます。
が、ガソリンとか使いようによっては色々と活用できるので、本来なら支給品扱いにするのがベストだろうな、とも思います。
もっと言えば、登場話での荷物確認で指摘されなかったのも若干不自然かも。
ツチダマ行き?
230 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 23:33:30 ID:S6T96Ffw0
あと、文中の句読点抜けが多いことや、改行が殆ど無かったりするのは直すべきだと思いますよ。
推敲は幾らしてもし過ぎる事はありませんし、そのための予約期間でもある訳ですから。
231 :名無しセカンド:2007/10/07(日) 23:56:14 ID:j5yxkFMY0
◆n5a5sXxJlE氏投下乙
ちょいと問題があるようですが、そこら辺は教訓にして次回に生かしてください。
◆/eRp96XsK.氏投下乙
スカーがwww